ばんば建築研究室
長野県の建築設計事務所
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 ■ 安全性
  
   「快適な空間」の条件として最初に考えなければならない事柄は
安全な空間です。    
   地盤;   建物を支える土台が一番大事であるとよく言われますが、それを支持する地盤はさらに大事です。
          その土地の地盤の強度(地耐力)を調査して知る必要があります。
   地盤調査; 1.その敷地の周囲の状況の把握、最寄の建物の地質調査のデータの収集等による推測。
           2.測定機械による調査  
 ボーリング調査   表面波探査法   スウェーデン式サウンディング法 等々
                          (費用が多少かかります、建築主と相談の上、又は必要性が認められる土地の場合は必ず実施しています。)
  
   構造計算; 構造(鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造・組積造・・・)に関係なく、計算に基づいて基準以上に安全側に常に考える事が重要であります。
           安全を期して第三者と確認し合うことが大事と考え、信頼をおいている構造設計事務所にアドバイスを求めながら進めています。
           建築基準法で定められている安全性の数値がありますが、それは最低基準の値です。
           うちの事務所ではそれ以上の提唱する数値を確保していますが、建築主の求める安全性の感覚を大事に相談しながら決定し
           安心を抱けるようにしています。
  
   設計監理; 設計仕様でより安全側に配慮しても、完成する建物に反映されていなければ意味がなくなります。
           施工時における、構造強度確保と言う観点に立つ仕様・基準書に基づいた監理、製品のチェック確認作業は安全性確保の上で
           非常に大切な作業となります。 特に建築主の立場に立った監理が重要です。

 ■ 従って、
安全性とはしっかりとした計算、経験に基づいてどの程度安全側に考えるかと言う事であり、構造の種類によるものではないのです。
   勿論、耐火構造の鉄筋コンクリート造等の構造はその意味で安全側に位置しますが、同じ構造であれば、その工法ではなく安全性の数値をどの程度に
   するかが問題になります。
   在来工法・ツーバイフォー工法・・・・どちらだから強いという事はないのです。 どちらかと言うと、同じ強度ならどちらが長持ちするかと言う事を考えるべ
   きなのです。
   うちの事務所では木造構造においては今のところ日本(東南アジア気候)の風土で長持ちする可能性のある在来工法を進めています。
   筋違い金物(2倍金物)の内外全面使用・3階建て用のホールダウン金物の積極使用・引っ張り金物等を経済的な面を考慮しながら積極的に使用し、
   更にツーバイフォーの面構造の利点も加味し構造用合板も併用し、この
風土に適したより安全な木造建物を追い求めています。
■ 既存建築の耐震診断を行い建築耐力判定を元に補強を施す事も可能です。      その他相談にお答えいたします。お気軽に →e-mail 
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