ようこそ蝶の世界へ
【キタテハ】 11月7日 神戸市北区 木津 夏にも見られるのだが秋になると急に数を増す。 羽化する個体は秋の深まりとともに羽の色も朱色に染まり 羽の縁のギザギザも深くなっていく。 まさに柿が熟していくのと合わせているようだ。 |
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【ツマグロヒョウモン】 10月22日 神戸市北区 北町 陽だまりの中をゆっくりと飛んで、産卵場所を探していたツマ グロヒョウモンのメスがやがて枯れ草の中へお腹を折り曲げて 卵を産んだ。が、すぐ近くには食草のスミレはなかった。 枯葉に産まれた卵から孵った幼虫は食草探しから始めることになる。 |
【ホシミスジ】 11月6日 神戸市北区 泉台 6月と8月に見られる蝶で本来なら今頃は幼虫で冬越しの 準備に取り掛かっているところ。 今年の異常な暖かさのせいかどんどん成長して羽化したようだ。 長く蝶をやっているがこの時期ホシミスジを見るのは初めて! |
【ウラナミシジミ】 10月22日 神戸市北区 秋になると急に数を見るようになる。 元来南方系の蝶、毎年分布を広げるように北上を繰り返す。 |
【ウラギンシジミ】 10月22日 神戸市北区 どういうわけか夏のメスの写真はなかなか撮れないけど 秋になると割合撮りやすくなるようだ。 オスの羽は白い部分が赤色なので見分けやすい |
【ツマグロヒョウモン】 9月13日 神戸市北区日の峰 夏の間、目にすることが少なかったツマグロヒョウモンが このところぐっと数を増してきた。 そろそろ夏眠していた他のヒョウモン達も起きてくるころだろう。 |
【ヒメアカタテハ】 9月14日 神戸市北区日の峰 秋になると数を増してくる。よく似たアカタテハが男性的 なのに比べ、姫の名がつく通り女性的な感じ。 |
【モンキアゲハ】 9月1日 神戸市北区藍那 厳しい残暑の昼下がり、暑さをものともせずハナトラノオで吸蜜。 森の中へ消えていく時は白い紋だけが浮かんでいるように見える。 この時期多く見られるのは黒色大型アゲハが多い |
【アゲハチョウ】 9月4日 神戸市西区神出町 畑に植えられたトウワタに次々とアゲハが吸蜜にやってくる。 そばには大きなキンカンが植わっていて幼虫もたくさん見られた。 ここは蝶の楽園だ |
【ヒメキマダラセセリ】 8月20日 兵庫県篠山市篭の坊 飛び方はすばやくカメラを構えて撮ろうという時に飛び立たれると 眼で追うのも難し、くいつも見失ってしまう。 それにこの手のセセリは良く似た種が多くて同定に迷う。 特に雌はことさらよく似ていて後で図鑑と首っ引きで確認することになる |
【スジボソヤマキ】 8月23日 長野県上村しらびそ高原 飛んでいるときは大きな黄色がよく目立つのだが いったん花に止まると黄色の羽に緑の葉が 溶け込んで所在がわからなくなる |
【ヒメウラナミジャノメ】 8月20日 兵庫県篠山市篭の坊 ちょっとした草むらに普通に見られる蝶だが 地味な色彩のためか蛾のようにも見える。 良く見ると翅の裏の目玉模様と波状の地色もなかなかなのだが |
【ミヤマカラスアゲハ】 8月20日 兵庫県篠山市篭の坊 崖から走路に水が染み出したところへミヤマカラスアゲハが 吸水に来ていた。近づくとふわりと飛び上がりくるりと一回りして 元のところへ舞い戻る。何度かそんなことを繰り返してやっと カメラに収まった。 |
【イチモンジチョウ】 8月6日 兵庫県日高町神鍋渓谷 よく似たものにアサマイチモンジがあるが これはただのイチモンジチョウ。 幼虫が食べる草も一緒で棲んでる環境もほぼ同じ。 お互いにどうやって伴侶を見分けているのだろう? |
【ゴマダラチョウ】 8月6日 兵庫県生野町 昆虫少年だった頃から憧れのチョウ。 色合いは地味だが梢高くを滑空している姿がかっこよくて 何とか網に収めたいと思っていた。 これは偶然すぐ近くに下りてきて湿った笹の落ち葉で口吻を伸ばした。 |
【コムラサキ】 7月17日 兵庫県大河内町砥ノ峰 羽化したばかりのオスが高原のススキでちょっと休憩。 飛んでいる時は紫色が見えたのだが写真には写せなかった。 コムラサキの羽の紫色は物理的な光の干渉による発色で 鱗粉そのものに色がついているわけではないので 見る角度によって褐色に見える。 |
【コキマダラセセリ】 7月17日 兵庫県大河内町砥ノ峰 アザミの花の上で交尾をするコキマダラセセリ。 花の上で結ばれたのだろうか? |
【ヒメシジミ】 7月15日 岐阜県荘川村 左の写真はヒメシジミの交尾。メスは新鮮だがオスは羽が破れている。 オスの翅の表はブルー、メスは褐色(円内) |
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【モンキチョウ】 7月15日 岐阜県荘川村 アザミが咲く道路脇の草付きにたくさんのモンキチョウ。 メスが吸蜜にしているところへオスがやってきて仲良く食事。 |
【ウラゴマダラシジミ】 7月15日 岐阜県荘川村 ダム湖に注ぐ小さな渓流沿いの林道を歩き始めてすぐ出迎えてくれた。 羽化したてのようで新鮮な個体。少し翅を広げてハイポーズ。 |
【ミズイロオナガシジミ】 6月30日 兵庫県関宮町杉が沢 高原に広がるカシワの疎林の下草に 羽化したてのミズイロオナガシジミが止まっていた この蝶は別段珍しいものではなく泉台でもけっこう見る。 でもクヌギやコナラの高い梢にいるので目につきにくいかも。 |
【オオチャバネセセリ】 6月30日 庫県朝来町土肥 このてのセセリはいつもジェット戦闘機のように翅を 広げて止まっている。 飛んでいる時もすばやくてその姿を眼で追うのも難しい。 体つきは蛾に近いかも。 |
【ツバメシジミ】 6月20日 神戸市北区山田町東下 羽化したての雄が梅雨の晴れ間に嬉々として飛び回る。 翅表のブルーと後翅のオレンジのワンポイントが美しい |
【キマダラルリツバメ】 6月21日 兵庫県小野市 尾状突起は4本、翅の表は褐色地に瑠璃色が広がる、 裏はベージュ地に黒線、さらに黒線の中に細く銀が入ってなかなか渋い。 幼虫はハリブトシリアゲアリに育ててもらうという変わった生態を持つ |
【ウラナミジャノメ】 6月12日 兵庫県加古川市 日照りのよい草原を低く飛び回る。 2段下、右のヒメヒカゲと同じ環境に生息するがより大型。 大きな目玉模様が印象的 |
【クロヒカゲ】 6月11日 岡山県東粟倉村 蝶の影がなく退屈していたところ、茂みからいきなり飛び出して 電柱にとまった。クロヒカゲモドキと同定していたが クロヒカゲですと指摘を頂いた。 |
【ホシミスジ】 6月8日 神戸市北区泉台 庭の花壇のレンガに止まって日光浴。 すぐ横にコデマリが植えてあるので産卵に訪れたのだろう。 |
【ゴイシシジミ】 6月11日 兵庫県作用町日名倉山 林の下に生えた笹の葉裏のアブラムシの群れの中に 卵を産みつけたメスが、笹の葉上でちょっと一休み。 やがて生まれた幼虫はアブラムシを食べて育つ。 |
【クロアゲハ】 5月10日 神戸市北区淡河 春もたけなわになってくると大型のアゲハ類が 花の蜜を求め飛び交うようになる アゲハはツツジが大好きでクロアゲハの他に オナガアゲハやカラスアゲハもやってくる |
【ヒメヒカゲ】 5月29日 兵庫県加古川市 ヒカゲと名がついているが太陽が好き。 カンカン陽が当たる潅木の間をを飛び回る。 |
【スギタニルリシジミ】 4月18日 兵庫県日高町三川山 早春の渓谷に現れ、トチの木の花を食べて育つ。 地味な蝶だが羽の表は暗い瑠璃色をしていて渋い味わいがある |
【ベニシジミ】 4月24日 神戸市西区寺谷 畑へ降りる道端に咲くセイヨウカラシナで無心に蜜を吸う。 ベニシジミの春型は翅の紅いところが広く明るい。 夏には黒褐色の部分が広くなる。 |
【ギフチョウ】 4月7日 兵庫県出石町 蝶好きの人たちはこの蝶を春の女神と呼ぶ。 コツバメと同じく早春にのみ姿を見せる。 |
【コツバメ】 4月7日 兵庫県出石町 早春に現れる蝶、翅を太陽に向けて斜めにとまる。 大きさは指の爪ほど。 |