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『 勝手に!トレンド考 』
〜さまよえる自分主義世代のWebマガジン「アラウンド30」メルマガ版〜
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http://www9.plala.or.jp/around30 第01号 2003年04月01日発信
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■今日この頃
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いよいよ今年も4月に入りましたね。
東京でも桜が5分咲きで、各公園では花見で賑わいつつあるよう。
特に、東横線に乗っていると見える中目川(中目黒駅)沿いの桜は本当に美しいですね。
ついカメラ片手に散歩をしたくなります。
先週末には、マイケル・ムーア監督の映画「ボーリング・フォー・」を見てきました。この作品
はご存知の通り、先日発表されたアカデミー賞で最優秀ドキュメンタリー賞を獲得しましたもの。
実はあのアカデミー賞獲得時に、彼が吐いた「インチキアメリカ、インチキブッシュ・・・」のコメント
に心を揺さぶられ、導かれるように映画館へ。
いやー彼の反体制的な姿勢が実に良いし、それをユーモラスに捉えている彼のセンスに感動し
ました。今後、大注目の人物でしょう。
(編集人)
★勝手にトレンド考
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「増殖するカマキャラ!?」
おすぎ&ピーコ、美川憲一・・・、こう名前を並べると、何か共通のカテゴリーで括る事ができる
だろう。そう、彼らは男性でありながら、お姉言葉を使う芸能人たちなのだ。彼らは真性のゲイか?
それともオカマか?定かではないが、今、芸能界ではこうしたオカマ・キャラクターが持て囃されて
いる事は確か。こうした傾向は、性転換手術をしたカルーセル麻紀にはじまり、自らゲイである事を
認める美輪明宏やノンケ(ノーマルの男性)かゲイかわからないピーター(古畑慎之介)などを見て
もわかるように、決してここ最近はじまったものではない。
但し、以前の傾向と最近の傾向とは大きく異なるのだ。それは最近のカマキャラには、前出の人た
ちようなアングラ性が全くない事。美輪明宏と三島由紀夫、寺山修二との関係や映画「薔薇の葬列」
でゲイボーイ役でデビューしたピーターなど、そのデビューのキッカケを見れば現在活躍している
カマキャラとの違いが明白になるだろう。そう、最近のカマキャラには以前のような後ろめたさが全く
なく、むしろ堂々とメジャーを張るまでに至っているのだ。例えば、お笑いでは「ホット!ホット!」で
彗星のごとく現れた藤井隆や電波少年で一躍スターになった坂本ちゃん、さらにホラー漫画家の
山吹トオルなど、その裾野は多ジャンルに広がっている。
彼らの特徴は、売りの1つとして「お姉言葉」を巧みに使い、その独特なキャラクター形成によって
お茶の間で人気を博している。つまり、「真性のゲイやオカマ」からしてみれば、邪道と罵声を浴び
せられるかもしれないエセゲイ(Gay≠芸)人。
が、しかし、なぜ彼らがレギュラー番組を数本抱える売れっ子になり得たのだろうか?
その答えはマーケティング的見地から見れば、案外簡単に理解できるかもしれない。昨今のテレビ
の視聴ターゲットは、いわゆるF1(20〜34歳女性)、F2層(35〜50歳)といわれる女性たちである。
当然、テレビのプロデューサー、ディレクターも視聴率稼ぎのため、こうした視聴ターゲットに向け
た番組づくりに余念がない。実はカマキャラは、こうした女性たちの心をガッチリと掴んでいるのだ。
例えば、TBS「ジャスト」で辛口ファッションチェックをするピーコの場合はどうか?もし彼が普通の
男性のような語り口であの毒舌を放ったなら、視聴者に嫌悪感、不快感を与えるばかりでなく、
抗議や反発さえもおこり得るだろう。つまり、「お姉言葉」は、どんな暴言を吐いても笑って許され、
女性たちに素直に受け入れられるスーパートーク術といえるのかもしれない。
さらに、決して「お姉言葉」ではないが、フェミニンな物腰の優しい語り口をうまく取り入れながら成
功している人物として、エースティーローダーのティミー西村氏やNHKのニット講座で人気を博した
広瀬光治氏が挙げられる。彼らは芸能人ではないが、女性たちをターゲットにする服飾、美容業界
人であるがため、自然とそうした姿勢を身につけているのだろう。
数年前から「フェミ男」(最近は死語かもしれないが)と呼ばれる若者たちが増殖している事からも
わかるように、こうした現象は決してテレビの中だけの話ではない。事実、この数十年を振り返って
みれば、男性も理容室から女性と同じ美容室で整髪し、ユニセックスといって男女兼用の衣服を着る、
さらにはここ最近では美肌を求めてメンズ・エステティック・サロンに通ったり、アイドルのような顔に
憧れ整形美容手術を受ける若い男性まで現れている。つまり、女性たちがそういった女性らしい男性
を求めているともいえる。やや本題であるカマキャラから話がズレたが、要するにマーケットは女性
たちが握っているのだ。
そこで、もし私が次のアイドルをプロデュースするなら、全員カマキャラのSMAPのようなグループを
つくりたい。ちょっと前に、オカマのバレーボール・チームの映画が大ヒットしたが、まさにあんな雰囲
気かもしれない。いつもは乙女チックな喋り方をしている彼らだが、歌を歌うとき、ダンスをする時は
本気(やや男性を垣間見る事ができる)・・・なんて(笑)。
アイドルグループは冗談だが、女性をターゲットにする業界では、こうしたカマキャラを意図的に
広告塔に置くというのも面白い試みかもしれない。
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