2011.5.24  ChainLPとAcrobat
SONYのリーダーで読むファイルを作るために、ChainLP V0.40.1でpdfを出力する。
これをAcrobatXで表示し、プロパティを見るとAcrobatのVer1.4となっている。
この状態で、不要な頁を削除し、上書き保存使用とすると、「
文書を保存できません。文書を読み取り中に問題が発生しました(109)。」のダイアログが出て、保存できない。
OKを押して、ダイアログを消し、もう一度上書き保存しようとすると、また同じダイアログが出る。しかし、2回目はOKを押すと、保存文書名の入力ダイアログが出て、上書き保存が出来る。(この場合出来た文書のプロパティを見るとAcrobat1.6になっている。)煩わしい!

Acrobat1.4だから駄目なのか?
最初の文書を、名前をつけて保存→最適化されたpdfで保存(設定は互換性を保持)すると、出来た文書は1.4で、これは頁削除しても正常に上書き保存がなされる。となると、エラーの原因はpdfのバージョンでは無く、adobeで言うところの、ファイルが破損していると言うことなんだろうか?
次に最初の文書を名前をつけて保存で、単にpdfを選ぶと、出来た文書のVerは1.5。これも、頁を削除しても正常に上書き保存できる。
ちなみに、いずれ場合も、頁削除して上書き保存した場合、1.6になっている。
まあ、不思議な結果ではある。

手間としては、一々一度上書き保存して終了し、再度開くよりも、エラーダイアログが出ても気にせずに作業する方が早いと言えば早い。(上書き保存して一度終了しないで頁削除を行おうとしても、頁使用中とかのエラーが出て削除できない。やれやれ……)

結論から言うと、ChainLPで作成されたpdfは、AdobeのVer.1.4の仕様とは、どこか、ちょっと違っていると言うことだろうか?SONYのReaderは1.6を標準としているから、ちょっといじって上書き保存して1.6にした方が、Readerで頁送りがハングしたり、意図しない頁にジャンプしたりするバグ解消のためには良いのかも知れない!?

 pdfもMS、JustSystem、CubePDF等色々な作成ソフトが出来てきたから、他にも、こんな事が起こるかも。