日光街道  

2012年 10月21日
 良く晴れていたので、水元公園へ行こうかと家を出た。途中、北千住の足立市場前で、何か催しでもやっているのか、未だかってない人混みに遭遇。これは水元公園も混でいるであろう……と、何の脈絡も無く、日光に行きたくなって、東部の改札へ行ったら、臨時の特急が出ていて席も空いているという事で、乗ってしまった。約二時間で、東武日光へ着くと、駅はかなり混み合っていて、いろは坂は渋滞しているとの事。自然の中へ来て人混みはいやだ!
 そこで、東武線の上今市の付近から見えた杉並木がとてもきれいだったので、下今市まで歩いてみる事にした。観光案内所で地図を貰うが、街道そのものの地図は無い。日光駅周辺と、今市の地図が有るのみで、その間の様子は、あまり分からない。案内所の人が言う事から判断すると、途中までは車道(119号線)を行かねばならないらしい。途中、野口と言うところから杉並木街道へ入れるとの事。
 駅弁を買って、レトロなJR日光駅の前で昼食。それから119号を歩き始める。狭い歩道、歩道と言うより、側溝にコンクリートの蓋がしてある上を、ずっと行く。車はひんぱんに通るので、あまり気分は良くない。行程の1/3ほど行ってやっと杉並木の入り口が見えた。5人ほどの60代ぐらいの男性の一団が休んでいるのに出会った。どうやら、逆コースを来たらしい。これからは、車道歩きと思うとかわいそうになる。
 杉並木は、下の写真のようで、気持ちの良い道だった。路面は、下の写真の部分は土だったが、ほとんどが石畳だった。杉にはネームプレートが付いていた。街道保存にお金を出した人、企業の名前だろうか?全長約6kmぐらい。最初の部分も車道で無くせば、ちょっとしたものになりそうだ。街道には、途中、トイレも水場も無し。店は「わさび漬け」屋が一店だけ。廃屋も多かった。結構な傾斜なので、日光参詣のために下から登ってくるのはたいへんそうだ。
 下今市の駅で帰りの切符を求めたら、1時間後の臨時特急まで無し。他は満席。やはり、秋の休日の旅行は、思いつきでするのはたいへんだ。駅近くのカフェで、自家製のケーキとコーヒーを頂きながら、時間待ちをする。不思議な事に、田舎に行くと時間待ちが苦で無くなる。久しぶりに2万歩を超えた。