ぶどうの丘 天空の湯     
勝沼ぶどう郷駅で降りて,循環バスの時刻表を見ると一時間ほど無いので,天気はよいし,歩いていくことにする。ぶどうの丘は,駅と同じぐらいの標高だが,間にちょっとした谷がある。道はだいたい見えているので,方向を定めて下っていく。川の橋は丸太に板を張った物だが,板が割れて下が見えていたりする。なるべく丸太の上をさっと渡る。ぶどうの丘に近づくと,最近,歩道が整備されたようで,階段が出来ていた。結構な人出でにぎわっている。まあ,連休中に閑散としていたら,どうしょうもないけど。中のワインの在庫は以前に増して充実していた。それは帰りに見ることにして,まずは,お目当ての天空の湯に行く。中には10人ほどの団体が入っていて,しばらくは混雑していた。野天風呂からの景色はとても良く,ちょっと霞がかかっていて残念であったが,それでも白根三山や塩見,北側には金峰山の五丈石も見えている。この風景は素晴らしい。その内に,白いキャンパス地のバケツをぶら下げたヘリコプターが飛んできた。何だろうと思っていたら,湯に入っていた人が,昨日,山火事があって,下の池から水を運んでいた。たぶん,まだくすぶっているんだろうとのこと。確かに,西の下方に見える池から水をくんでいるのが見えた。
風呂から出て,ソフトクリームを食べ,ワインセラーでワインを買って,また駅まで歩いた。今度は違う橋を渡って帰った。帰りは,道路が激しく渋滞するだろうと思って,JRで帰った。たまたま座れたが,大月から先,ハイキング帰りのザックを背負った人達が次々と乗ってきて,高尾まで満員だった。甲斐大和で乗り込んできた大学生の男女の混合パーティ。小金沢連嶺を歩いて来たのだろうか。遙か昔の自分たちを見ているようで,もしかして,大学のクラブの後輩かとも,思ったが,よく観察していると,KO大と某女子大のクラブである事がわかった。キスリングが無くなっても,装備が変わっても,人間はそれほどは変わっていないように見えた。高尾で京王線に乗り換えて帰京。これも座れてラッキーだった。今日は歩行距離は短かったが,まずは,満ち足りた散策であった。