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大世照らし居ずまててだき
 国の国々島の島々輝り上がり覆いよ
  我がやぐみ御主が世や根岩どだらよ
(全世界を照らしている太陽の光が社会の津々浦々まで輝きわたっているように、我々が尊び敬う御主が治める世の中も行政の恩典が行きわたって安泰である)

とうがに

解説
 とうがにには、時の統治者や、結婚、出産、長寿、家運富貴等を讃えるとうがにと、農作業や
水汲み等をしながら自由奔放に自分の想いを相手に伝えるために歌われる二種類がある。
 前者を「宮古とうがに」と称し,後者を木の下とうがに、川とうがに、カニスマ、またはトンガラガマあやぐ等と呼んでいる。
 とうがには一節一節各々独立していて一番、二番と順序があるわけではないが、祝座等では、一般にこの三節まで歌われている。

なりやまあやぐ

サーなりやまやなりてぃぬなりやま
 すぅみやまやすぅみてぃぬすぅみやま
  イラユマンサーヤヌすぅみてぃぬすぅみやま

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解説
宮古を代表する民謡。なりやまとは、海山と解する向きもあるが馴れた山との見方もあるようだ。1つに、なれるほど染まるほど睦ましい仲の意である。妻から、私たちは睦ましい仲、馴れた山でも心を許してはならない。馬に乗るときは手綱をゆるめてはならない。美童屋に行って心を許してはならない。馬は白いのが良い、美童は色の美しいのがよい。押し寄せてくる波は笑いかけて来るが私も愛しい人を笑顔で迎える、いうので、妻が夫を諭す教訓歌ともいわれている。、

(なり山は 馴れ山(海山)です。すみ山は染めての染めやま)