ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

25.議論する 事実と意見




 これまでの経験では、会議の時間が守られないばかりか事実、感想、意見がバラバラでまと
まらないケースを見てきた。会議ばかりでなく、報告においても同様のケースが多い。「売上
向上検討会」、「A社の実績と動向」など会議でも報告でも、少なくとも目的はある程度ハッ
キリしている。しかし、事実、感想、意見が識別されていないために時間が無駄になるばかり
か、結論を間違えてしまうことになる。 事実、感想、意見を明確に識別することが重要であ
る。
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 事実とは生起した出来事の客観的説明である。上司に営業活動の報告をする場合を例にとる
と、お客さまにいつ訪問し、何を話し、 具体的にどのような表現で答えが返ってきたかであ
る。言葉だけでなく表情や声の調子も含まれる。具体的にどう応答したかである。感想とはそ
のやり取りで自身が感じたことであり、意見とはどのようにすべきかの考えである。上司はこ
れを識別して聞く必要がある。
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 会議でも報告でも、事実はひとつ、感想と意見が各人によって異なる。そこに先輩としての
知恵や経験が活かされ、多くの見方・考え方の中から最善手の検討が可能になる。
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 個人の感想・意見を事実と混同し、導き出す決定を誤らないよう、注意が必要である。
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