ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

13.不景気で 改善の声




 昼食や夜の食事時によく聞こえてくる。「常務はどうして既存品にこだわるのか?」、「工
場の立場は分かるよ。工場は設備稼働が確保されないと〜」、「今の営業のやり方はもう古い
よ、辞めていった人たちのお客さんを引き継ぐといっても形式的なものになっていて〜」、

「もっとコンピュータをうまく使わないと、後手に回っているよ〜」と。
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 ビジネス・パースンの会話から漏れ聞こえるのは、厳しい現状に対する警戒感に裏打ちされ
た改善・改革だったり、不安からの自己防衛、そして不満に満ちている。言えるうちはまだ良
い。不満が内積し、過労と重なって「うつ状態」に入ると、心や体、家庭を蝕んでいくことに
なる。
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 確かに、改善・改革は個人では進めることができない。しかし、その怒りをエネルギーにし
て、仲間に呼びかけ企画し、部門長やトップに提案していくように進めて欲しい。狙いは「コ
スト改善」なのか、「売上向上なのか」、単価と数量のどちらに対して、どんなプロセスがか
らんでいるのか、先ずは、目標を定め、経験と知恵を結集できる雰囲気づくりが第一である。


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