ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

7.契約の 範囲役割




 情報システム化の取り組みを見ていると、システム化望む発注企業と開発やパッケージの提
供を行う受注企業との間で、力関係による行き詰まりが少なくない。・・・・・・・・・・・
 発注企業が強い場合、これも契約範囲、この機能も、やっぱりこのように変更して、となり
がちだ。そのため開発会社は渋々対応しているものの、 その対応にも限界が出てくる。大雑
把な契約で振り回される小さなソフト会社にありがちなケースである。・・・・・・・・・・
 一方、受注会社が強い場合、業務の改善やデータを入力まではそちらの責任ですと主張し、
契約にそって入金を厳しく要求する。外資系企業からガッポリ取られた企業の例がある。
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 システム化にあたって、最終ゴールのイメージを明確にして、そのための役割・責任分担、
その進捗や成果の測定方法などを具体化することが求められる。 契約はもとより、必要な体
制、日程、成果を共有することが不可欠である。何より重要なことは、協力しあえる信頼関係
を築くことを疎かにしてはならない。不信感でなく協力しあえるシナリオ、それこそが完成の
スピードを上げ、効率を加速させ、双方にとって大きな成果を約束する鍵になる。・・・・・


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