ひげコンサルティング塾
   IT短歌集
24.収集と 使用目的


 これも個人情報保護に関する句。個人情報保護法では、目安として5000人以上の個人情
報(氏名、生年月日など特定の個人を識別できるもの)を扱う事業者が守らなければならない
義務を定めている。
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 この場合、個人情報をライフサイクルとして見ると分かりやすい。個人情報のライフサイク
ルは収集、利用、廃棄ということになるが、それぞれの段階で取扱に注意が必要になる。
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 収集段階では使用目的や利用の範囲を合意して収集する必要がある。利用段階では検索、照
会、複写、加工、伝達、保管などが発生する。それぞれにおいて目的や利用が合意した範囲内
であり、また情報の漏洩が発生しないような管理が求められる。具体的には入退出者の記録な
どの管理、保管庫などの施錠管理、そのカギの管理、コンピュータのIDやパスワートの管理
が必要になる。経費節減で裏紙を使用して個人情報がもれない管理、離席中にパソコンから情
報を盗まれないためのスクリーンセーバーの起動時間(5分など)や再開時のパスワード設定
が求められる。機密に関連する部屋の案内表示や保管庫の明示なども取り除く。そして最後は
廃棄することになる。随時シュレッダーを使い、量が多ければ溶解する。最後まで見届ける管
理が求められる。
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