IT技術は日進月歩、いやもっとスピーディに分進秒歩かもしれない。機器やハードウェア
はすぐに陳腐化してしまう。そして、いかにも新しい考え方が次々と出現しているように思わ
れる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情報システム化も時代の変化に対応すべく、すでにご紹介した三文字黒船など、はやり言葉
に乗って検討されやすい。すると、「できればこんなことも出来た方が良いし、この機能もす
ばらしい」となって必要とする機器やソフトウェアはどんどん増えていく。その結果、極めて
大きな投資、ビッグなプロジェクトが出現する。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかしながら、そのようなプロジェクトを良く見てみると、戦略が見えないことが多い。
確かに、お題目のように情報の共有化とかペーパーレス、スピードアップなどのキーワードが
並んでいる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・何のために、何を共有化していくのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・どのプロセスをスピードアップして、何を実現したいのか・・・・・・・・・・・・・・
それらの結果どんなことが期待できるのか、そのために業務のしくみ、規定やルール、どん
な教育が必要かといったことを明らかにしなければならない。戦略はもとより、現状のレベル
を知り、それを踏まえた手順と進度・達成状況を把握し、次の打ち手に結びつける工夫なくし
ては確実な成果は得られないことを保証する。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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