ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

29.流行の ヒット売り出す




 情報システムは完成とともに陳腐化していく。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 私の経験では、その当時としては斬新なシステムを構築した企業ほど、その運用に熱心で時
代変化に対応した打ち手が遅れやすい。新しさ便利さを使い込んでいるうちに、人が異動し、
あるいは退社して二進も三進も行かなくなっているケースを見てきた。
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 過日訪問した図書や音楽を扱う流行ビジネス企業では、分社化が進み、情報システムは各社
各様、処理は追いつかず連結に苦労していた。逐次変更し積み上げてきたシステムは複雑にな
り、若い人に入れ替わる。いよいよ詳細が分かる人がいなくなる。おまけに人減らしが進み、
手作業集計に追われる。多少素養のある人はEXCELで独自処理というように混乱状態だっ
た。
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 情報システムを時代の変化、経営ニーズに対応させることは当然である。目的とするアウト
プットがまあまあ間に合っている程度で良しとせず、戦略とのギャップをはじめ、ウィルスや
ハッカー等のリスク対策、個人情報保護等の社会変化、機器やソフトウェア、ネットワーク構
成の陳腐化に注意が必要である。顧客やビジネスの変化を敏感に捉え、機器・ソフト、社会動
向など総合的な観点から計画し、教育し、適応させていくシステム管理が求められる。
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