ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

35.道具だと 分かっているが




 ITは所詮道具なんだ。それは分かっている。いや、頭で分かっているだけなのか、ついつ
い事例、ハウツウを追いかけるケースに出会う。皆さん、いかがですか?
・・・・・・・・・
 もちろん、事例やハウツウも見方・考え方はヒントになる。 そのこと自体が悪い訳ではな
い。最初に、そう最初から何かないかと、そればかりを追い求める姿勢が問題なのだ。事例探
しは思考回路が閉ざされる。その弊害に注目する必要がある。
・・・・・・・・・・・・・・
 大切なことは、自社の製品・サービスの特徴・特長は何であり、それを利用する自社のお客
さまの層・特徴を浮き彫りにしていくことだ。そのお客さまに自社の製品・サービスの特徴・
特長をどのように明確に伝えるのか。業界の中で競合との違いは分かりやすいか。その方針・
戦略は時代や社会の流れ、環境条件からみてマッチしているのか?と吟味することが重要であ
る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 要は、自社の製品・サービスの特徴・特長を踏まえ、方針・戦略から展開してお客さまの心
にマッチさせ、気づかせることが第一。その上で、それを効果的・効率的に実現するITの活
用を考える。事例・ハウツウは、その時の確認作業的な位置づけになる。ITの活用は、何よ
り先ず企業トップの熱く、継続的な意欲に基づく戦略からの展開が不可欠である。
・・・・・


メニューに戻る