ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

32.ワープロに 言葉入れ替え




 10年余り前から見ると事務の仕事のやり方は様変わりしてしまった。ワープロが出始めた
頃、手書の原稿を事務の女性にお願いして打ち込んでもらっていた。タイプライターの延長と
いった感じで、清書してもらう使い方だった。その後、ワープロ専用機が登場、自身で打ち込
むようになる。今ではワープロ専用機も姿を消し、自身でパソコンを利用するようになった。
 簡単に活字文書が作成できるようになり、印刷屋さんの多くが変化するか消えるかという事
態に追い込まれた。
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 皆さんはワープロで作成された年賀状を頂いてどう感じますか? 今、多くの人がパソコン
で作成する年賀状、かつて活字で一見カッコイイと思えたハガキや手紙もまったく有難味が感
じられません。手書で少しでも近況が加えられていればまだしも、決まりきった活字だけのハ
ガキは無神経ささえ感じます。
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 そういう訳で、今度は手書が一層貴重なものになってきた。しかし手書では推敲、訂正がや
りにくい。そのため、推敲に便利なワープロで原稿を作成し、最後は手書でまとめるというこ
とになる。
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 手書してワープロ清書をお願いしていたことが、10年余り経て、ワープロから手書清書す
るようになった。面白いものですね。
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