ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

8.システム化 あれもこれもと




 情報システム化をまじめに、シッカリと取り組みがちな初心者企業に起こりがちなパターン
である。
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 一つのケースでは、システム導入企業の関係各部門が集まって、情報システムの機能・仕様
を具体化するのだが、仕様が容易に決まらない。開発会社もシビレを切らし、仕様決定を待つ
ことになる。その結果、スケジュールは延び延びになってしまう。
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 二番目のケースは仕様を具体化・詳細化して開発に取り組むが、 いろんな機能が盛りだく
さん、文字通りあれもこれもと欲張ってしまうケースである。開発会社も開発時に振り回され
完成が遠のく。
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 三番目のケースは、前記の山を越えて完成したとしても、現場部門がこの詳細便利なシステ
ムを容易に使いこなせないことである。
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 重要なことは企業のビジョン、戦略、システム化の目的にそって、業務の流れと関連づけ、
具体的な完成イメージを明らかにすることである。その上で必要機能を洗い出し、同時にそれ
に重要度・必要度をつける。このとき、現場の現実のレベルを考慮して、運用・操作イメージ
を欲張り過ぎないよう、どうしても必要なら段階的機能アップや教育、一定の習熟時間と合わ
せたシナリオを考慮したい。
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