ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

15.提案の リアル更新




 前句と同様である。ITベンダーは目標達成のため、顧客ニーズ、顧客のレベル、取り組む
範囲や規模が捻じ曲げられてしまうケースである。 この場合は、必要でもない機器やソフト
ウェアを盛り込んで、これがないと動かない、と膨らませたケースであった。
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 現在日々のバッチ処理ながら、操作にも習熟し、 システムとしてはほぼ順調に稼動してい
る。酒類を中心に飲食店にお酒を販売している。
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 酒類業界も規制緩和が進んでいる。2001年1月には距離基準が、撤廃され、2003年
9月には人口基準が全廃される。そのためA社は共同配送などの検討を進めていた。根本的な
改革が求められている。またシステムに関しはWindows95ベースのため機器やソフトウェア
サポートの寿命が近づいていた。
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 これらの内容を踏まえた業務改善とともに、Windowsのバージョンに振り回されない提案が
求められていた。 にもかかわらず、各店舗を結んだ販売リアルタイム更新システムが提案さ
れ、規模、範囲、金額の大きさに顧客も戸惑っているところであった。
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 真に顧客が喜ぶシステムこそが、お互いにとって継続的なメリットをもたらすのだが…。



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