ひげコンサルティング塾 

 IT短歌集

9.二代目は 自ら組んで




 二代目とは二代目、三代目経営者を総称してそう呼んだものである。経済産業省の平成14
年度企画事業として、中小企業における情報システムの活用状況、情報システム化の構築・維
持管理の進め方などについて7社ほど二代目経営者の具体的な事例を見てきた。
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 二代目経営者は、情報技術つまりITの活用について、ほとんど抵抗感がなかった。先代の
ような過大評価、過小評価、取組みについては部下任せということはなく、自身で仕様を決め
て発注したり、自らプログラム作成した例もあった。したがって、使い勝手も必要に応じてよ
り使いやすいように変更するなどが可能になっていた。
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 しかしながら、システムが除々に大きくなるにつれ、企業として利用すべき顧客や仕入先、
協力会社、製品や原材料などの共通項目の管理が一元化されていないことによる支障が見られ
た。
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 業務間、システム間などのつながりを的確に行うにはデータベースやシステムの構造設計と
ともに、管理・運用基準を決め、その習熟・定着などの取組みが重要である。また、最近の状
況を見るにつけ、ハッカー、クラッカーなどからの攻撃、システム障害に対するバックアップ
システムについても疎かにすることはできない。
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