ご 参 考 ま で


 
アイトワで、過去50年にわたって試みてきたことは、
「ポスト工業社会のライフスタイル研究」です。
実践してきたことは、
「農をベースにした次代型のライフスタイルの確立」です。
従いまして工業社会にあるいは現代型のライフスタイルに疑問や不安をお持ちの方との共感を求め、
この試み通して確信できたことをそのつど書籍にまとめ、 その後は、その実践と検証に勤める日々にしてきました。

第1書は
『ビブギオール・カラー ポスト消費社会の旗手たち』(朝日新聞社)です。
それは、バブルの最盛期・1988年夏に出版にこぎつけたものです。
この本の題は奇妙ですが、消費社会を生み出した工業社会は、分業化・専業化を推し進め、ホワイト・カラーやブルー・カラーなど単色であらわす人々を生み出してきましたが、早晩工業社会は破綻し、ポスト消費社会に移行することを訴えました。そして、ビブギオール・カラーとなって次代の旗手になろう、と呼びかけました。
ちなみに、VIBGIORとは、ヴァイオレットのVに始まりレッドのRで終わる(Iはインヂゴ)虹の頭文字をつらねたもので、多彩多能を意味させています。
日本はポスト消費社会(第四時代)を生み出す上でも、ビブギオール・カラーを育てる上でも最短距離にあることを訴えていますが、その転換を試みていません。

次いで、第四時代(ポスト消費社会)に栄える企業像を明らかにしました。
『人と地球に優しい企業 ジェントルマインド』(講談社1990年)です。
それは、自分たちには厳しい企業であることを意味していますが、その厳しさが、
従業員の誇りに、経営者の自信に、社会における存在意義にしなければいけない時代だと訴えました。CSカストマーズサティスファクション=消費者満足)の重要性を述べています。

その後、第四時代に栄える企業の育て方として
『ブランドを創る 商標・サービスマーク育成の精神』(講談社1992年)で、私が社会人として実際に行ってきたことを紹介しました。
次いで、そうした企業を育む社会の創出が必要だと考えて、
『このままでいいんですか もうひとつの生き方を求めて』(平凡社1994年)をまとめています。

さらに、
『人と地球に優しい企業 ジェンマインド』の検証偏として、
『「想い」を売る会社 こんなモノのづくりが消費者を動かす』(日本経済新聞社1998年)
『このままでいいんですか もうひとつの生き方を求めて』の検証偏として、
『次の生き方 エコから始まる仕事と暮らし』(平凡社2004年)の出版にこぎつけました。

近刊は、昨年春に出すことができたもので、過去50年にわたって培ってきた私生活の紹介、『京都嵐山 エコトピアだより 自然循環型生活のすすめ』(小学館)です。
自然が生み出した木材資源や化石資源に依存せずに、太陽の恵みの範囲で幸せや豊かさを手に入れる生き方・考え方の紹介です。

こうした想いや実践を書籍にしてくださった6人の編集者や5社の出版社に対して、
私はとても感謝しています。なぜなら、それぞれの時点では、時代に逆行する意見に思われたり、唐突に聞こえたりしかねない内容であったからです。

このほかに、エコライフガーデンを創らせた心や、その過程で気付かされたり学ばされたりしたことを綴ったエッセー、
『庭宇宙 幸せが住む』(2002年)、
『庭宇宙 パートU 循環する庭』(2007年)ともに遊タイ出版、
などがあります。

それだけに、
こうした想いの下に繰り広げる「農をベースにした次代型のライフスタイル」は、誠実かつ勤勉に生きようとする人たちに希望と勇気を与えてこそ意味を持つ、と私は見ています。つまり、家族がギクシャクしたり、途中で投げ出したりしたのではいけない、逆に健康を保ち、加齢とともにむしろ悠然と繰り広げる充実した生き方となる提案でないと説得力が半減するはずです。

そのようなわけで、このたびは養蜂に手を出しましたし、庭の巡回に制限を加えさせていただいた次第です。よろしくご理解ご協力ください。

現実は、若い頃は2〜3時間もあれば切り取れた木が、今では1日かかります。
これを捨て置くと、1日かけても切り取れなくなることがあります。
切り取るべきときに切り取れれば、それこそ至福の1日になりますが、その1日を見誤れば、大変な犠牲を払わなくてはならなくなります。
畑に生える野草で言えば、抜き去るべき限界の日があります。若い頃は、1日で抜き去れた野草が、今では2日も3日もかかります。
それを見越して見事に抜き去れたときは至福の日々となりますが、最期の1日の日程がくるい、しかもその翌日が雨になるなどして、残っていたわずかな野草に種を振りまかせるようなことになれば大変です。
向こう数年にわたって芽生える野草の除草に追われかねなくなるからです。それは苦痛と反省の年月にしかねません。

ながながと勝手な主張をいたしました想いをご斟酌ください。

アイトワ   森 孝之

PS. もちろん、見学希望を拒否しょうとしているわけでは決してありません。
従いまして第3者が募集される見学プログラムに加えて独自のプログラムも検討しております。
アイトワ店内に、見学を希望される方々の名簿をリストアップさせていただく用意をいたしております。
ご希望にお沿い出来る条件がそろいました折りに、ご案内させていただきます。

 

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