アイトワの喫茶店
 
1986年4月5日、人形作家の私・森小夜子は屋内完全禁煙の喫茶店を開店しました。わが国最初の屋内完全禁煙飲食店といわれています。
近所の5人の主婦が仲間をよんで、日替わりで経営にあたりましたが、今もこの5人が20数年来変わらないデザインのオリジナル制服を身につけて店を守っています。
 

23年来の仲間です

紅茶・ケーキセット

山菜ピラフ

野草の花

野草に花

ピクチャーウインドウ

薪置き場

休暇中のテラス

春のテラス

雪のテラス

雪の薪置き場

薪ストーブ

テラス全景

遠景(秋)

遠景(春)
 メニューと価格はともに変わっていません。この間に消費税制の施行とその税率改定がありましたが、価格も変えずに何とかやってきました。強いて言えば、あることがきっかけになって、紅茶の葉が世界で1番高級といわれるオーガニックの葉に切り替えることができたことです。

 人気のあるメニューはコーヒーか紅茶とのケーキセットです。1種類しかないケーキと2種類のクッキーを、ある思い入れの下に手作りし続けていますが、ケーキの美味しい店にランキングされたことがあります。また、パリの喫茶店などにあるパナシェを楽しんでいただけます。とりわけ夏場に、パナシェをお変わりしながらのん びりする気分を心ゆくまで味わってください。

 テーブルや椅子は、わけあってフィンランド製で、建築家アルバー・アルトが100年以上も前にデザインしたものを用いています。これはアイトワの贅沢の1つです。

 そのテーブルを飾る花は、頂き物の花は例外として、アイトワの庭で採れた花を用います。特に野草の生かし方を工夫しています。

 冬場は薪ストーブのゆらゆらと燃える薪の炎を楽しんでいただけます。ノルウェー製の調理ストーブですが、これもアイトワの贅沢の1つです。
薪はすべて庭で育てた木の間伐材を用います。したがって、クヌギ、スギ、ヒノキ、ウメ、クス、サクラ、スモモ、マキ、モチ、シュロ、ネム、マツ、ムクなどとまちまちです。

 テラスでもBGMをステレオで聴いていただけるように工夫しています。今はまだ名もない演奏家たちですが、ケーナの素晴らしい響きをお楽しみください。そのBGMは、太陽光発電機の電気で再生されています。1984年に有償で民間家屋に設置した関西で最初の太陽光発電機が発電する電気です。

 喫茶店は傾斜地に建てた半地下構造ですが、それは井戸の原理を活かして省エネルギー効果も狙いました。その結果、ピクチャーウインドウと呼ぶ自慢の窓を設けることができました。ぜひ幼児や虫などの目線をお楽しみください。
地下構造の閉塞感をなくすためにサンクガーデンを設けてカフェテラスにしました。

 このカフェテラスで幾組かの結婚披露宴や、幾度かの演奏会が催されたことがあります。集えるのは50人程度ですが、とても家族的だとか音の響きが良いなどといって喜んでいただきました。
喫茶店の上階は木造で、16畳の間(10畳と6畳の続き部屋)がありますが、貸し部屋(半日1万円)としてお使いいただくことがあります。俳句の会、勉強会、あるいは奥嵯峨めぐりをする同窓会(中にはゆっくりと話し込みたい方もいらっしゃるようです)の基点などとして喜んでいただきました。

もちろん、5人の仲間は同じように歳をとりましたし、私的には大いに変わったこともありますが、この間に熟達したこともあります。当初はアルバイトを要していたところを5人で済ませられることが増えました。

 


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