フルLEDテールランプ製作 | |
LEDの直列接続数 テールランプは、ストップ、ウィンカとも1/4程度で細長く光ります。なぜ4列かというとLEDを光らせるために必要な電圧に関係しています。バッテリ電圧を14Vとした場合、定電流ダイオードが定格電流を流せる電圧5Vを引くと9Vとなりますが、これがLEDを光らせるために使える電圧です。使用した赤・オレンジ(20,000mcd)のLEDは、LEDを点灯するために必要な電圧が、1.9〜2.1Vですので、4個直列の場合に最悪値でも8.4VなのでOKとなります。 5個になると10.5VとなりNGとなります。点灯しないor暗くなります。 スモール/ストップランプ(赤)については、明るさを可変にでき、更に電流を一定にしてちらつきが無いようにLED SHOPこりす堂さんの可変定電流キット(1000mA)を使用しました。 4個直列で20mAが片側23列あるので、左右で46列並列に接続されるため、約1Aになります。消費電力的には、最大に流れた時でも12V×1Aなので、12Wです。元々の電球は27/8W×2個なので、ブレーキ時は54W、スモール時でも16Wです。 光量はかなり絞っているので、かなりのECOに貢献しています。 ウィンカー(オレンジ)については、定電流ダイオードの18mAをLED4個直列に対して1本使用して、定電流にしています。 ハイフラ対策としては、リレーをLED用のものを使用しています。 バックランプの白(33,000mcd)は、LEDを点灯するために必要な電圧が3.2〜3.4Vなので、LED2個直列に対して定電流ダイオードを1本入れてます。 夜間の点灯確認 かなり電流を絞っていますが明るさは十分です。 綺麗に発光しています。 |
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使用部品 ほとんどヤフオクにて調達しました。 1.LED(φ5mmスーパーレッド、VF:1.9〜2.1V、IF:20mA、20,000mcd) :650円/100個 ×2セット 2.LED(φ5mmスーパーオレンジ、VF:1.9〜2.1V、IF:20mA、20,000mcd) :750円/100個 ×2セット 3.LED(φ5mm超高輝度白色、VF:3.2〜3.4V、IF:20mA、33,000〜mcd) :630円/100個 4.ユニバーサル基板(180o×300o ガラスエポキシ) :480円/1枚 5.ユニバーサル基板(200×150o曲がる両面ユニバーサル基板) :2,800/1枚 6.定電流ダイオード(石塚電子 CRD E-183) :3,600円/100本 7.1000mA テール/ストップ可変電流キット(LED SHOPこりす堂) :2,100円/1セット(現在は1,600円) 8.テールランプ後期レビン用(以前ヤフオクにて予備として落札したもの) :不明(多分5,000〜6,000円位?) 9.基板固定用:グット ホビー用ホットボンド HB-41 (Yahoo!ショッピング) :1,950円 10.グット ホットスティック HB-40S-BKブラック(Yahoo!ショッピング) :200円 11.防水シール用:バスコークN 透明 50ml (Yahoo!ショッピング) :800円 テールランプまで入れると、20,000円位でしょうか。結構掛ってしまっていますが、フロントのウィンカーの分も入っていたりするので、こんなものでしょうか?ヤフオクでLEDテールを作成して結構なお値段でご出品されている方が居りますが、手間なども考えるとそれなりの価格なのだということが分かりました。 |
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テールランプの分解 今回、壊しても良いように実験用のテールランプを事前に落札(ジャンク品:2,000円)して、自分で分解が可能か実験を行いました。 ネットで検索しましたが、ハチロクのテールランプの分解について具体的な方法は見つかりませんでしたが、どうやら暖めるとボンドが柔らかくなってレンズが外れるらしいことが分かりました。 そこで洗面所のシンクにお湯を溜めて、テールランプを沈めて暫く放置後、頃合いをみてバックランプ付近から、ゆっくりレンズを引き離す感じで開いて行きました。そうしてストップ部分の赤のレンズが外れたら、今度はウィンカーのオレンジのレンズををストップランプ側から同様に引き剥がす感じで少しずつ広げて行きある程度開いたら、今度はストップランプ側の方へスライドする感じで、端の方(ウィンカーの外側)を内側にずらしていきます。ストップランプの内側に薄い光を拡散させると思われるレンズがあるので、それはどうでもいいので無理やり引っ張って外しました。一度やってみるとなんとなくコツ見たいのが分かりもう片側は案外すんなり外れました。 レンズを固定しているネジが5本裏側にあるので、始めにネジを外すのを忘れないようにしてください。 また、ウィンカーの外側の部分上下2箇所ピンが刺さって固定されているのですが、私はそれを無視して外しました。レンズの端が少し割れますが見えないところなので問題ないと思います。 |
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防水コーキング LEDの基板を固定して、動作確認したらレンズを組み付けて、裏側の固定ネジもとめてレンズの外周部分とストップランプのレンズとウィンカのレンズの間の部分をバスコークにて埋めていきます。なるべく中に入るように押し付けながら一周し、付属のヘラで余分なバスコークを取り除きます。マスキングしてからの方が綺麗に仕上がると思います。 また私は基板の固定を、ランプの裏側から小さな穴を2個あけて、針金で固定しました。その穴の部分と針金の切り口が隠れるようにホットボンドで穴を塞ぎつつ針金も埋めてしまいました。 |
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製作時は、ホームページを作るというような考えは全く無かったので、全然写真も撮っていなくて残念です。 これから、フロントウィンカー部分もLED化する予定なので、今度は写真を撮りながら作業をして行こうと思います。フロントウィンカーも完成しましたら、アップさせていただきます。 |