カウラ   (ニュー・サウス・ウェールズ)

n  カウラ・ツーリスト・インフォメーション
   (Cowra Tourist Information)

  カウラを訪れたら、まずは町の中心部にあるインフォメーションセンターに立ち寄るとよいでしょう。そこでは、第二次世界大戦当時、この町に存在した捕虜収容所の資料が展示されています。映像を立体的に映し出すホログラムを使用したフィルム(P.O.W Theatre)も無料で上映されており、この町で何が起こったかを理解することが出来ます。この町を見学される前にぜひ見ておくことをおすすめします。

n  P.O.Wキャンプ (P.O.W Camp)
  捕虜収容所跡地。当時捕虜収容所には、日本兵、イタリア兵、ドイツ兵が抑留されていました。1944年、1000人余りの日本兵が脱走を企て、200名を超える死者を出したという集団脱走事件がありました。当時の戦時中の日本軍の思想として、生きたまま捕虜としているのは日本人として汚名となるという考えがあったため、脱走を実行したと言われていますが、詳細については未だに明らかになっていない部分もあります。現在その収容所跡地には緑の草の下にわずかばかりの建物の土台が残るのみ。草の生えた跡地を歩いていると、その場所はとても静かで穏やかで、遠い昔を考えさせられます。周囲には当時の収容所の様子を写した資料の看板などが置かれています。

n  戦争墓地 (War Cemetery)
  戦争で亡くなった日本人、オーストラリア人、イタリア人、ドイツ人らを慰霊する墓地です。このうち日本人墓地は日本の領土として正式にオーストラリアから割譲されました。当時の日本人兵は捕虜であることを恥じ、本名を名乗らなかった人が多いので、墓石にも仮の名前が彫られていることが多いようです。

n  ジャパニーズ・ガーデン (Japanese Garden)
  カウラには日本との友好関係の象徴として日本庭園がつくられています。ここでは日本式の美しい庭園や池、建築物などを見ることができます。食べ物の持ち込みができますので、季節には美しく花が咲き乱れているので花見弁当などを持って訪れるのもよいでしょう。園内のレストランでは日本食を食べることもできます。10月には桜祭りが開催され、日本の文化や日本酒が振舞われたりします。剣道や尺八の音色を披露しているオーストラリア人の方などもいてほほえましく、のどかなひとときです。
  日本庭園のとなりにある公園はそれほど大きくありませんが、ピクニックエリアとして利用できます。公園内ではカンガルーやエミューが放し飼いに近い状態で飼われています。この公園は高台になっており、展望台からはカウラ全体を眺めることができます。

n  サクラ・アベニュー (Sakura Avenue)
  日本庭園、捕虜収容所、戦没者霊園沿いの道には桜が植樹されています。まだまだ大木とはいえませんが、いずれ大きな桜へと成長し、美しい桜並木となることでしょう。過去の歴史を踏まえ、日豪友好関係を築くこの町の精神は、わたし達も学ぶべきものがあります。
  また桜の時期の10月には、この町一面に広がる背の低い紫の花がとてもきれいで、まるでラベンダー畑のようです。野生のウサギなどがぴょんと飛び跳ねたりしていてとてものどかな風景です。地元の農家の人によると、この紫の花は美しい見かけとは裏腹に実は有害な雑草で、駆除に困っているそうです。


捕虜収容所跡地


日本庭園


展望台からのカウラ

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