容量の都合上レビューは出来ず、かと言って日記が長くなってしまうのは避けたいので、ここに玩具についての感想専門の頁を設ける事にしました。徒然なるままにだらだらと感想を書き綴るだけでして、レビューではないので悪しからず。また、上記の理由により画像も一切ありません。名前と併記しているのは購入日です。


目次

 MM−04 強襲破壊部隊デストラクションマイクロン
 MM−01 親善外交部隊ストリートアクションマイクロン
 MD−03 破壊兵アイアンハイド
 GO−05 ブルドーザーベック
 MD−02 航空参謀スタースクリーム
 MC−03 戦士ホットロッド
 MD−01 破壊大帝メガトロン
 MC−06 総司令官STDコンボイ
 よつばちゃんアクションフィギュア
 GO−04 きょうりゅうグレッグ
 MM−03 陸上攻撃部隊ランドミリタリーマイクロン
 HGシリーズ仮面ライダー27〜運命のカード編〜
 DXトランスフォーマー
 ミニプラデカベースロボ
 GUNDAM SEED キャラプッチ
 ミニバトルG ゴジラファイナルウォーズ
 HGシリーズガシャポンEX ガンダムメカセレクション8
 SDガンダムBB戦士44 頑駄無大将軍
 SD−05 破壊指揮官メガザラック
 SR R.O.D ―THE TV―
 RM−23 総司令官ライオコンボイ+DVD
 ミニプラマジキング
 機動戦士ガンダムSEED DESTINY EFコレクション2
 V−10 マグマが生んだ熱血戦士ドラゴフレイム
 MEGASCF TF04 CYBERTRON CAVALIER HOTRODIMUS
 トランスフォーマーコレクション13 ターゲットマスター/騎士ホットロディマス
 MX−00 星帝ユニクロン
 スペシャルバイザーセット ネオクロスバイザーver.
 HGシリーズ MSセレクションDX
 K・T Figure Collection トランスフォーマー
 FUSION WORKS MOBILE SUITS GUNDAM Ultimate Operation 10
 ハイパーギャラクシー
 HGシリーズガシャポンEX ガンダムメカセレクション6
 Voice I-doll YZAK JULE
 アクロイヤーエックス AX−12 アクロクレイヴ
 BG−006 バイオラプター
 HGシリーズウルトラマン〜ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス編〜
 BB戦士282 天翔狩人摩亜屈
 EZ−072 エナジーライガー
 GFLEX phase−4
 GD−09 破壊兵デモリッシャー
 BT13 軍事作戦司令官・レーザーウェーブ feat.マツダRX−8マツダスピードVersionU
 HGシリーズ MSセレクションDX2
 SC−01 総司令官グランドコンボイスーパーモード
 機動戦士ガンダムSEED1/144スケールモデル17 モビルスーツゲイツ
 HGシリーズ MSセレクションDX3
 ディスクアニマル01 アカネタカ
 ディスクアニマルEX ムービーエディションセット
 GD−08 強襲戦闘員ダイノシャウト
 GC−02 戦士エクシリオン
 GC−18 航空司令官ライブコンボイ
 RM−13 狙撃空尉スモークスナイパー
 RM−14 強襲大尉ギガントボム
 ムゲン合体シリーズ06 ゼノンバイン
 ムゲン合体シリーズ20 オーバーライガン
 ムゲン合体シリーズ グレートレックス
 ムゲン合体シリーズ09 ヒートトリケラ
 ムゲン合体シリーズ11 ジャンクスタッグ
 ムゲン合体シリーズ テイオウリュウ
 DX特捜合体デカレンジャーロボ
 GZ−018 ギルドラゴン
 轟轟合体DXダイボウケン
 超合金マックスマグマ
 THE超合金超電磁マシーンボルテスV
 GA−09R 復刻版DX超合金勇者ライディーン
 GZ−004 ハウンドソルジャー
 カスタム ブロックス
 NBZ−08 ラプトイエーガー セット
 NBZ−05 ステゴガンツァー
 NBZ−06 ブラキオラケーテ
 BR−09 ナイトスクリーム
 MP−2 サイバトロンシティコマンダーウルトラマグナス
 BR−03 ラットル
 BR−05 メガトロン
 超ドラゴン怪獣キングギドラ
 FIGUMATE おとぎ銃士赤ずきんVol.1
 SF MOVIE SELECTION 小さき勇者たち−ガメラ−
 KONAMI FIGURE COLLECTION おとぎ銃士赤ずきんVol.1
 超轟轟合体DXスーパーダイボウケン
 マシンロボムゲンバイン四龍伝
 轟轟合体シリーズ05 ゴーゴージェット
 BB戦士300 劉備ガンダム
 究極大怪獣第弐集
 SDガンダムBB戦士79 初代頑駄無大将軍
 4フォーム変形DX仮面ライダー電王
 BB戦士303 司馬懿サザビー
 タイタニウムフィギュア メガトロン(ウォー・ウィズインバージョン)
 BB戦士304 曹操ガンダム
 究極大怪獣第参集
 BB戦士305 孫権ガンダム
 BB戦士306 呂布トールギス
 BB戦士120 新世大将軍
 BB戦士307 夏侯惇ギロス
 サイバトロン/総司令官TM−SP DXコンボイ
 デストロン/破壊大帝TM−SP DXメガトロン
 BB戦士308 孔明リ・ガズィ
 BB戦士309 夏侯淵ダラス
 BB戦士310 関平ガンダム
 月刊ゾイドグラフィックス増刊号ガンギャラド
 BB戦士311 趙雲ガンダム・飛影閃 趙雲ガンダム単騎駆け
 BB戦士312 呂蒙ディジェ・甘寧ケンプファー 轟強襲水軍
 BB戦士314 張遼ゲルググ
 BB戦士315 周瑜ヒャクシキ
 BB戦士317 周倉ドーベンウルフ
 TFユニバースUSAエディション オンスロート
 HRZ−005 ドスゴドス
 BB戦士318 翔烈帝劉備ガンダム 龍輝宝・的廬
 BB戦士319 陸遜ゼータプラス
 元祖SDガンダムミニコレクションMARK‐1
 BB戦士320 張コウザクIII
 BB戦士321 馬超ブルーディスティニー
 BB戦士323 黄忠ガンダム
 BB戦士325 徐晃サーペント
 BB戦士327 曹丕ガンダム
 BB戦士330 天翔竜 孔明νガンダム
 BB戦士335 阿修羅王 孟獲ガンダム 祝融ガンダム 巨神象セット
 TFリベンジ RA−04サイドスワイプ
 SDX フルアーマーナイトガンダム
 侍合体DXシンケンオー
 侍武装シリーズ01 兜折神
 侍武装シリーズ02 舵木折神
 侍武装シリーズ03 虎折神
 侍武装シリーズ04 烏賊折神
 侍合体DXダイカイオー
 BB戦士340 太史慈ドム
 侍合体DXモウギュウダイオー
 RD−01 メガトロン
 BB戦士345 姜維ガンダムF91
 BB戦士349 孫策サイサリスガンダム
 BB戦士351 轟大帝 孫権ガンダム・虎燐魄
 BB戦士352 戦神合身 蚩尤ガンダム
 ヴァリアブルアクション リューナイト・ゼファー
 BB戦士357 玄武装 呂布トールギス
 BB戦士356 郭嘉ヴァサーゴ
 BB戦士362 天熾鵬司馬懿サザビー
 TA−13 ディセプティコン空陸参謀ブリッツウィング
 ヴァリアブルアクション リューパラディン・ロードゼファー
 海賊合体DXゴーカイオー&マジドラゴン
 ゴーカイマシンシリーズ02 パトストライカー
 TA−27 エリートガード総司令官ウルトラマグナス
 MPM−1 スタースクリーム
 TA−07 ディセプティコン航空参謀スタースクリーム
 ゴーカイマシンシリーズ03 ガオライオン
 UN−21 オートボット将校オートボットジャズ
 海賊合体DX豪獣神
 ゴーカイマシンシリーズ04 風雷丸
 SDX 聖機兵ガンレックス
 ゴーカイマシンシリーズ05 マッハルコン


MM−04 強襲破壊部隊デストラクションマイクロン(04.04.16)
 むぅ、どれもちんまいので(難度は別にして)変形させ辛いです。戦車が好きなのでダスターがデザイン的にも一番好みなのですが、ロボットモードにすると背中が重くて直立できないのが残念です。また、クラッシュの破壊モードが若干発動させ辛いです。それにやっぱり、本チームの骨頂はサンドストームと組み合わせてこそなのでしょうなぁ。ところでマイクロンの三体で1Kと言うのは少々高いのではないでしょうか。いや、高くは無いのでしょうが、マイクロン三体とベーシックサイズ一体ですと矢張り後者の方がお得感を感じます。

MM−01 親善外交部隊ストリートアクションマイクロン(04.04.16)
 マイクロンの中で一番遊んでみたいと思っていたチームなのですが、どうにも変形させる時にパーツの定位置が無いのは苦手です。しかし自転車、スケボー、スクーターと通常ラインの商品と並べても違和感の無いビークルモードは好感が持てます。個人的に両形態ともバンクが一番好みでしょうか。変形が単純ながら安定感のあるアーシーも嫌いではないですがね。ウィーリーはビークルモードは悪くないのですがロボットモードが若干決まりません。そして一番気になっていた合体形態バンブルですが、最初はその合体に少々手間取りましたが中々好印象です。でもこれで1Kはやっぱり高いような・・・。

MD−03 破壊兵アイアンハイド(04.04.16)
 アイアンハイドを初めて知ったのはマイ伝が始まる数ヶ月前、ハズブロのサイトで新作アルマダのトイとして知りました。その時はビークルモードが格好良いと思い、またかなり巨大なサイズに思えました。だから現物のサイズを知った時は驚愕しました。しかしながら、手軽なサイズの戦車から変形するTFと言う事で初期から気になる面子の一人でした。その為今回入手できたのはそれなりに嬉しいです。
 実際に触れてみましたが、説明書を見ても変形に手間取ります。わかり辛いと言うか説明書が説明不足に感じます。子供がこれで理解るのでしょうから、驚かされます。ロボットモードに時に上半身のボリュームに反して脚部がほっそりとしているのが釣り合っていない様に思えたのですが、基本的にはビークル、ロボット双方共に格好良いです。ビークルモードではパートナーマイクロンが座れるのを肇、マイクロンとの組み合わせが多い事は好感が持てます(前述の座れると言うのは特にパートナーと言う印象を強く受けるので好きです)。唯、二連ミサイルの発射ギミックが左肩にしか無いと言うのが難点でしょうか。
 パートナーマイクロンサーチは、ビークルモードは非常にこじんまりとしているのですが、ロボットモードになると一転、マイクロンの中では巨漢の部類になるのが面白いです。レーダーモード、攻撃モードと微細ながら変形形態が多めにあるのも嬉しいです。

GO−05 ブルドーザーベック(04.04.16)
 ゴーボッツ自体は嫌いではありませんがどうせならグレッグか音声ギミックを搭載した大型アイテムが欲しかったなぁ。早速一通り変形させてみるも、これと言った特徴はありません。ギミックとしては上部を押すとそれに連動し、ビークルモードではブルドーザーのアーム部分が、ロボットモードでは腕が上下する様になっているのですが動きに乏しくあまり面白くないです。とか言いつつ目に付いたら結構作動させているのですが。それにブルドーザーとして見てもそれなりに特徴を掴んでいて面白いと思います。余談ですがゴーボッツの新作がめっきり発売されなくなってしまいましたなぁ。なにやら米国ではトレーラーに変形する大型アイテムが存在するらしく、国内での発売も期待していたのでこのままシリーズが終結してしまうとしたら残念です。

MD−02 航空参謀スタースクリーム(04.04.17)
 マイ伝の初期ラインナップの中ではこれもまた気になっていたアイテムの一つであります。その格好良いデザインが好みです。実際に手にとって見ましたが、ビークルモードである戦闘機がとても格好良いです。ギミックとしてはコクピットを押す事で攻撃音(?)、後部のボタンを引く事で飛行音が鳴り響きますがどちらも言われなければそれだと理解らない様な(苦笑) また、パートナーマイクロンとの合体で輸送モードと攻撃モードになります。しかし輸送モードでマイクロン発進が固くて成功し難いです。
 変形は然程苦労しなかったのですが、ビークルモードに戻す時の脚部の変形に梃子摺りました。もとい梃子摺っています(現在進行形)。変形させる時に下半身を上半身に連結させると顔が飛び出すギミックがお気に入りです。ロボットモードのデザインはこれぞスタースクリームとも言うべき、何処から見てもスタースクリームなスタースクリームも驚きのスタースクリームぶりです。つか、こう見ますとお顔以外は凄いヒーローロボ的なデザインですなぁ(顔を変更すればピンで主役をやっても違和感が無い気がします)。ただ矢張り背中が重く、直立させる事が出来ません。私の場合は立たせる時は前屈みにさせているのでそこはかとなく格好悪いです。背部が折り曲がりバックパックになれば更に格好良かったのですが。翼を外す事でアニメでも使われていたウイングブレードとなるのですが、左翼だけで右翼は武器にならないのが残念です。アイアンハイドの二連ミサイルもそうでしたが何で片方だけにするのですかねぇ。更にグリッドを合体させる事でアニメでも多用されていて印象的だった、ナル光線キャノンが展開され、ミサイル発射も可能です。
 パートナーマイクロンはレーシングカーから変形するグリッド。フォルムや変形機構がレースマイクロンの一体に酷似していますな。アニメではスタースクリームをスキャンし最速の姿を求めた結果レースカーになった様な描写がありましたが、それを知らないとデストロンにあって兵器でないと言う事で若干の違和感を感じます。

MC−03 戦士ホットロッド(04.04.16)
 私的にこのホットロッドとアイアンハイドが、マイ伝の象徴的な印象がありました。プロポーションやギミック等、色々な意味で平均的なアイテムかなあと。その為是非弄ってみたいと思っていたのですが、期待に違わぬ印象でした。
 先ずビークルモードを取り出し下から見ると・・・空洞でいきなり萎えました(死) 別にリアルなビークルモードに拘る訳ではありませんが、こうまで堂々となっているのは少々。しかしそれ以外は概して良好な印象です。ロボットモードへの変形も迷う事無くストレスもたまらないのが好印象です。ロボットモードは全体的にマッシブなプロポーションが格好良い。右腕の発光ギミックも思ったよりも光量が強くて驚きました。直視すると目がちかちかします。しかしながらホットロッドが持てるクリア成型の武器を持っていないので発光ギミックを生かせないのが残念です。去年の今頃、見かけた時にコロナセイバーを買っておけば良かったと今更後悔。
 ビークルモードではエンジンを前部に合体させる事でレースモードに、更に押し込むとチェーンソーカッターが開き攻撃モードとなります。こういった細かいギミックが嬉しいです。更にエンジン部分にジョルトを合体させる事でトランスポートモード、後部に合体させればターボモードへ。ロボットモードにエンジンを装着するとフルアクセルモード、ジョルトを合体させるとエヴォリューションギミックとしてミサイルバズーカが発射されます(この時の為にバイザーを下ろせるのが嬉しい)。ホットロッドとジョルトのコンビネーションは劇中でも印象的(ホットロッドの「ジョルト!」と叫ぶ姿を記憶している方もいるのでは)でしたので更に楽しめます。総じて満足度の高いアイテムです。
 件のパートナーマイクロンジョルトはヘリコプターへと変形。プロペラの重さや足が薄いのが原因なのか、多少安定が悪いのですがホットロッドとの組み合わせを考えれば許容範囲でしょうか。

MD−01 破壊大帝メガトロン(04.04.16)
 このメガトロンを初めて知ったのも、アイアンハイド同様ハズブロのサイトによってでした。一目見てビークルモードが格好良いと思いました。戦車と言うだけで嬉しいと言うのに、格好良さも並外れています。ただ、そのビークルモードの格好良さに反しロボットモードにはあまり良い印象を抱きませんでした。細かく見れば特に不満のある部位は見当たらないのですが、何故か全体的なイメージが良くありません。それは、アルマダが邦題マイクロン伝説で日本展開を開始し、アニメが放映されても変わる事はありませんでした。しかしそういった不満を差し引いても、破壊大帝と言うポジションや戦車に変形すると言う事で魅力ある存在に相違ありません。マイクロン伝説の中でも特に欲しい玩具の一つでした。
 その為それが無事手に出来たと言うのは嬉しいです。先ず開封しての感想ですが、写真で見るよりもビークルモードが更に格好良いです。実に強力そうな戦車ですが細かいディテールのおかげで移動要塞としても見れます(マイクロンを装着すると更にその要素は強まる)。そしてギミックが豊富です。マイクロン捕獲アクションは五つ存在し、音声ギミックが多数存在。個人的には特に音声ギミックが魅力的です。それも主砲を発射させれば大砲発射音、ミサイルを展開させればミサイル発射音、バレルを合体させそれを動かせば機関銃発射音、砲塔部を回転させればそれまでの音声に加え台詞まで発します。「喰らえコンボイ!」と言う台詞はアニメと同じ声で響くと思っていましたので、最初に聞いた時は少々驚きましたが、問題は全くありません。試してみたところ、機関銃発射音はマイクロンなら何でも良いと言う訳ではなく、ちゃんとバレルでなければならない(所持数が少ないので本当にそうなのか自信は持てませんが)という凝り様、かなり好感が持てます。この音声ギミックの数々も前述の通り、単純にスイッチを押すと発動するのではなく、連動する部位を動かすと作動します。こういった部分が凄く嬉しかったりします。また、主砲やミサイルは音声だけでなく、ちゃんと砲弾も発射可能。音声を始とするこのギミックの数々、私が敬愛して已まないG2のメガトロンタンクに匹敵するプレイバリューに思えます。
 そして変形させる事で完成するロボットモード。先にも述べましたが、あまり良い印象があるわけではありませんでした。しかしいざ手にしてみると、たまらなく格好良く思えてくるのが不思議です。CFで見た時はアニメと比べて上下にちゃぶれている感のあった頭部も、細かく作り込まれていて引き締まった印象を受けます。胸部のデザインや両肩に大きく張り出した無限軌道もかなり格好良いです。
 パートナーマイクロンは機銃を装備した戦闘車両(?)に変形するバレル。全体的に手堅く纏まっていますが兵器と言うだけでめろめろなのです。余談ですが腕部の変形に大牙頑駄無超将軍付属している虎を思わせられました。メガトロンと絡む都合上変形パターンが多彩で、武器になったりと実に優秀なマイクロンです。
 マイ伝メガトロンは当初からビークルモードには高い評価を持っていましたが、実際に触ってみてそれ以上に全ての面で優れている事を思い知らされました。流石にデストロン側のフラッグシップアイテムなだけはありましょうか。ここまで出来が良いですと、スーパーモードやマイ伝カラーのショックウェーブが益々欲しくなってしまいますが、流石に時既に遅しでしょうか。

MC−06 総司令官STDコンボイ(04.04.16)
 ビークルモード、ロボットモードにて個人的に気に入ったポイントは顔でしょうか。かなり綺麗に作られています。球体関節が使われていて頭部はフレキシブルに動きますが、それが災いしてぴったり正面を見据えられません。こういうのが無性に気になってしまいます。胸部にマトリクスが納められていないのは最終回を再現しているのでしょうか(ぉ) エボリューションギミックのダブルパンチアクションは、正直パンチをしている様に見えません(苦笑) 過度の期待をしていたわけではありませんし、半ば予測していた事でもありますが、矢張り噂ほど良い玩具と言う印象は受けませんでした。自分が間接可動を重視しない人間だと言う事を改めて再確認させられました。と言うかSTDコンボイが良く動くと言うこと自体分かっていないと言う説が濃厚です(死)
 パートナーマイクロンは戦闘機と手持ち武器に変形するサージ。ちゃんと前輪が収納可能な事や、STDコンボイに銃として腰に装備させられるのが好印象です。ところで、サージはアニメに登場していないのですよね。前期OPにてコンボイと合体し、パンチアクションが基になったであろう攻撃を披露していたので期待していたのですが。

よつばちゃんアクションフィギュア(04.04.23)
 当初は然程興味が無かったのですが、とある方がとても楽しそうに遊んでおられるのを見て一気に気持ちが傾き、翌日購入してしまいました。覚悟していたものの箱と比べてあまりにも小さいと言うのが第一印象でしたが、遊んでみるとこれが素晴らしい出来です。可動箇所は最低限の場所に球体関節が使われているだけですが、その最低限の量で自在なポーズが取れる様になっております。バランスを取ってやれば片足立ちですら簡単にやってのけてしまいます。半袖、半ズボンと言う服装が外見と可動の両立に一役買っていますな。また、どんなポーズを取らせても紛れも無くよつばなのが凄いです。欲を言えば肩を左右に広げられれば腕を広げたポーズも取れたのですが、そこまで求めるのは贅沢と言うものです。
 しかしこのフィギュアの本領は他の玩具と絡ませてこそでしょう。如何なる玩具と組み合わせても、違和感無く溶け合い見事にマッチしていると言うのは特筆すべき事だと思います。それだけに様々な物と組み合わせるのがとても楽しいです。足に開いている穴はどうやらガシャの規格とあわせてあり、ガシャの台座と組み合わせる事が可能だそうです。尤も、残念ながらあたしゃ台座を一つも所有していないのですが。
 出来に関しては本当に文句の無い非常に満足のいく代物でしたが、個人的には大きいサイズが好きですのでもう少し大きい方が嬉しかったですなぁ。少し大きめのサイズを単品で一般販売してくれると尚嬉しいです。

GO−04 きょうりゅうグレッグ(04.04.29)
 ゴーボッツの低価格ラインでは一番欲しいと思っていましたが、結論から言いますと少々期待外れでした。話題の一発変形ギミックですが、どうにもすっきりいきません。もっと綺麗に決まると思っていましたわ。せめて脚部の角度やらが手動ではなく、一発変形の時にベストな位置に定まってくれれば良かったのですが。しかしながら恐竜と言うモティーフは好きですし、スタイリングも纏まっていて好感が持てます。ロボットモードは顔が格好良く思えないのですが、全体的には割と良いです。期待外れとは言いつつもベックよりも好きなアイテムです。てか、何だかんだ言っていてもガシャガシャ変形させています(笑)

MM−03 陸上攻撃部隊ランドミリタリーマイクロン(04.04.16)
 先ずミサイルトレーラー(?)から変形するボムですが、独特の変形システムが秀逸です。左右が別々の変形と行うと言う他に類の見ない変形機構ですが、変形後にかっちりと嵌るのが気持ち良いです。ロボットモードもスコープを装備した顔や、丸々長大なミサイル発射装置になっている右腕が豪く強そうです。但し、押し出し式のミサイル発射ギミックは発射と言えば聞こえは良いですが、実態は申し訳程度に射出されるだけで情けないです。
 ショットはミサイルを備えた装甲車(?)から変形します。変形機構は特別複雑だったり工夫されている訳ではありませんが、堅実に変形をこなしています。ロボットモードで車体前部が胸部になったり、砲塔が右肩に装備されたりとG2版メガトロン(あーた二言目にはそれやな)を思わせるスタイリングが素敵です。ミサイル発射ギミックは若干スイッチが固いきらいがあるも、押し出し式とは違いスプリングでちゃんと飛びます。スイッチの固さもコツを掴めば無問題です。『ランドミリタリー〜』ではボムと並んでお気に入りです。
 クラックのビークルモードはミサイルを二門装備したタンク。変形は同チームで一番単純ですが、がっしりとした体型でとても強そうです。ボム同様ミサイル発射ギミックが押し出し式なのは残念です(と思っていたのだけど慣れて来ると意外に飛ばせる様になりました。ボムは相変わらずですが(苦笑))が、両腕に構えたその姿は格好良いです。ちゃんと拳のモールドが施されているのも好感度高し。
 全体的に見てビークルモードの外観が兵器大好きっ子としては堪らないです。それが多分に影響しているでしょうが、総合的に非常に満足度が高いです。(所有している物に限りますが)マイクロンの中では一番好きなチームとなりましたわ。いやぁ〜、格好良いですわ〜。

HGシリーズ仮面ライダー27〜運命のカード編〜(04.05.21)
仮面ライダーブレイド:そもそもの発端であり一番の目的でしたので、それが最初に出たのは非常に嬉しかったです。全体的に特に文句の無い安定した格好良さです。何やら頭部のクリア部分再現はRHBですらされておらず、これが初らしいですね。手に持っているラウズカードには何も書かれていませんがそれはサイズを考えれば已む無しでしょうか。角度によっては走り出そうとしているような微妙なポーズに見えてしまいます。また、単独では自立できないのも残念です。
エクシードギルス:台座付きシリーズは集めていないと、単に直立不動でしてあまり嬉しくありません。それに台座にするにはエクシードギルスよりも通常のギルスの方が妥当ではないでしょうか。そもそもウルトラ戦士はともかく、ライダーはラインナップの中途半端さも手伝いあまり良いとは思えないのですが。
ウルフオルフェノク:躍動感溢れるポーズも含めて何とも素晴らしい出来です。オルフェノクの難点である色数の少なさも、単体では然程気にならないどころか芸術的な雰囲気を感じさせてくれます。尻尾のおかげで安定感も抜群です(劇中ではあんなにふさふさしてラブリーな尻尾が)。
ヒルゲリラ:初めて存在を知り思い入れは皆無ですが、出来は良いのではないでしょうか。特に背中の質感や塗装は素晴らしいと思います。
仮面ライダーギャレン:もう一つの目的でした。ブレイドと並べるとその格好良さが引き立ちます。基本的な仕様はブレイドに準じますが、頭部のクリアパーツもブレイドより目立ちより分かりやすいです。ラウズカードには矢張り何も書かれていません。クールな立ち姿は第一話のイメージと重なりますね。ギャレンラウザーがブレイラウザーに比して小さめですが、実物の比率もこの程度でしょうか。
隊長ブランク:ヒルゲリラ同様存在すら知らなんだ怪人ですので何とも言えませんでした。しかし調べる内にフランケンシュタインの怪物の子孫と言う設定を知りました。それから改めて見ますと、何とも言えぬ魅力を感じる様になりました。

DXトランスフォーマー(04.06.04)
 お菓子がガムと言うのは嬉しいのですがあまり美味しくな・・・もとい、実に食玩らしい素朴な味わいです。
グランドコンボイ:これと言った不満も無く完成度の高い商品ですね。しかしタイヤが回転せず転がし走行が出来ないのは残念です。回らない車輪が車輪と呼べるのだろうか! 否!(反語) それは単なるオブジェでしかないのだ!!
グランドフォース:うん、まさにグランドフォースですね。グランドフォースとしか言い様がありません。コンボイ同様ファイヤー1の車輪が回らないのが残念です。回らない車輪が車輪と呼べるのだろうか(以下略) コンテナが無いのも残念です。
 グランドコンボイと合体させる事でスーパーモードが再現できますがこれも特に不満はありませんな。しっかりムラサメブレードも再現できます。
ガルバトロン:何と言っても一番楽しみなのがこのガルバトロン様です。総じて出来は良いのですが股関節が緩くてしっかりと立てないのは何とかして欲しかったです。こういう部分こそ徹底して欲しいと思います。また、メガスパークブレードやメガランチャーの様な武器が付属しないのも残念です。それとグランドコンボイスーパーモードと並べて小さいのも哀しいですわ。こんな部分までトイを完全に再現しなくても良いのに(哀) 更に変形させる度に羽根やブースターを一々外さないといけないのも不満です。・・・・・・・・・何か不満ばかり言っていますがこれは純粋な出来以外に、グランドコンボイとのキャラに対する好意の差も少なからずあるのでしょうなぁ。

ミニプラデカベースロボ(04.07.02)
 お菓子はラムネよりもガムの方が良かったです。それに量があまりにも少ないと思います。あとカバヤのTF食玩の様に完成品だったら良かったですなぁ。また箱の内側に説明書を記載されると、箱を箱として保存できないのですよね。
デカベース(トップ):先ず開封して、びっしりと詰まったシールの多さにげんなり。あたしはゾイドにはシールを一切貼っていなかったのですが、今思えば随分とそれは楽だったのですなぁ(尤も、ゾイドのシールは色分けを主とするそれとは性格が異なりますので、直接の比較対照とはなりえませんが)。組み立ても思ったよりも時間を要し面倒です。通常のプラモならある程度覚悟してから挑むので気になりませんが、食玩の場合どうしても軽く考えてしまうのです。テクニックガイドとして『部品をランナーから先に全部はずしてしまうとわからなくなってしまうよ。説明書にしたがって番号を確認してからはずそうね。』とありますが、プラモ狂四郎ではありませんしそんな事頼まれたってしませんよ。そして組み上げた感想ですが、まぁ、デカベースの上半分ですな。それ以上でもそれ以下でもありません。赤色灯にクリアパーツが使われているのは嬉しいです。収納可能なパトストライカー、パトアーマー、パトシグナーが付属しているのですが、パトストライカーを見ていると何だか勇者シリーズを思い出します。
デカベース(ボトム):トップとかボトムとかVガンダムを彷彿とさせますな。此方もトップ同様シールやら何やらに苦慮しつつ完成。パトジャイラーパトトレーラーが付属しますが、全部並べるとストライカーの大きさが際立ちますな。トレーラーの小ささと相俟って不自然です。

 トップとボトムを合体させることによりデカベースが完成。住居としての纏まりを感じさせます。変形させてデカベースクローラー。直訳すると巨大基地装甲車!(・・・?) かなり割り切った差し替え変形です。それから更にデカベースロボへと変形。どの形態も値段相応に良い出来ですが、デカベースロボの脚がライブスーツの様に左右独立しているのが残念です。この点DXならちゃんと一体となっているのですが。
 付属しているデカマシンは合体してデカレンジャーロボにする事が可能です(ストライカーの変形のみ差し替え)。それほど変形の複雑でない戦隊ロボだからこそ可能な芸当でしょうが、年月の経過による技術向上と力の入れ具合を感じさせてくれます。武器こそ付属しませんが一昔前なら実現しなかった偉業だけに気になりません。

GUNDAM SEED キャラプッチ(04.10.15)
 ブラインド商品と言う思いもしない仕様に戸惑いつつも、三つだけ購入しました。一番の目当てであるイザークが当たったので取り敢えずは満足しています。比較の対象となるものが無いので出来の良し悪しが理解りません。しかしこれハロとキャラの組み合わせが決まっていて本当に良かったですなぁ。ランダムでしたら(コンプを目指す方には)地獄だったと思います。時に、アンケートが凄く気付き難いと思うのですが。
イザーク・ジュール:最初に開けた箱からこれが出来た時は物凄く嬉しかったです。ガシャポンでも時折目当ての物が出る時がありますが、一つ目で一番の目当てと言うのは流石にあまり例がありません。あまり出来は良くない様に見受けられますが出来の良いデフォルメイザークを見た事が無いので何とも言えません。それにイザークと言うだけで嬉しいです。ポージングは比較的初期の余裕たっぷりにアスランに絡んでいた頃を思わせますが、表情が不敵に見えずどうにも微妙な感じです。まじまじと見ていると矢張りこの表情に大きな違和感を感じます。と言うかブリーチの弓親に似ている気がします。この表情だけが残念ですね。
フレイ・アルスター:序盤も序盤、初期の爽やかで嫌な部分を見せる前のイメージですが、そのポージングが見事です。まさにベストポージングと言えます。三種しか持っていませんがその中では最もポーズが良いと思います。本当にそれが素晴らしいです。
ラクス・クライン:柔和な表情がラクスらしさを演出していますが、何とも言えない違和感もあります。具体的に何処が問題なのかは理解りませんが、何だか違います。しかしその他は特に問題がありませんね。服装は序盤のものですが個人的には終盤のラクスよりもこの頃のラクスの方が好きですので好印象。この商品はハロが台座になっており、キャラ毎に色が違います。ラクスの台座は当然の如くピンクちゃんですが、ピンクちゃんは劇中で最も印象深いハロです(と言うか、ピンクちゃんとネイビーちゃん位しか印象に残っていない様な気が)のでこの当たり前の部分が嬉しいですね。またラクスは唯一正座をしていますので、ハロの顔がちゃんと見えるのも何気にポイントです。

ミニバトルG ゴジラファイナルウォーズ
 FWに登場した多くの怪獣を安価で集められる商品です。一気に全種を買ったのではなくちまちまと集めていたので、目当ての物が売っていないと言う事も度度ありましたが無事揃いました。近所のスーパーでは多くの食玩が予定された発売日から一月ほど送れて店頭に並ぶ事が多いのですが、これに関しては割りと早い時期に並んでいて驚きました。商品は二体から三体のフィギュアがセットにされていますがその組み合わせが不可解で、どういう理由で選抜されたのか疑問に思います(いあ、値段や大きさを踏まえた上で人気のあるものと無いものがバランス良く合わさるようにしたのでしょうが)。また一部の怪獣が割と食い小さくされてしまっていること、GFWに登場した全ての怪獣がラインナップされているわけではないこと、その二点に不満を覚えます。ラインナップ枠を二、三増やし、ゴジラと改造ガイガンを追加した上で全部統一スケールにして頂きたかったです。あ、ラムネは美味しく頂きましたが、大きな物が一粒ですと損した様に思えてしまいますね。ここは一つカバヤの様にガムにしませんか?
1 ゴジラ&轟天号(05.01.14):一番最初から見かけていたのですが最も簡単に手に入るであろうと判断し後回しにしました。概ね間違っていなかったと思います。ゴジラは実物の細身で小動物を思わせる顔が再現されていると思います。格好良いですね。ゴジラと轟天号と言う組み合わせも実際に劇中で戦った事ですし、数少ない真っ当な組み合わせに思えます。劇中で主人公の乗り込んだ新・轟天号ではない部分に若干の疑問を感じますが、別に嫌と言う訳でもありません。
2 ガイガン&マンダ(04.12.31):二度目に買いに行った時は店頭に全種が揃っていましたので、欲しい部類であるガイガンを選びました。箱を開けてガイガンにボリュームがある事が嬉しかったです。しかし尻尾を取り付けるのにかなり苦戦しました。力を込め何度挑戦しても嵌らず、挙句に最初からついていた背鰭が外れてしまいました。幸いにして背鰭は割と楽に戻せましたが相変わらず尻尾を嵌らず、指の痛みが大きくなっていきます。これで対象年齢三歳以上とは、何とも冷たい世の中よと思いつつ苦労すること数十分。母に言われるまで暖めれば良いと言う事に気付きませんでした(死) 炬燵の中に十数分ほど入れておき、それから挑戦すると難無く嵌りましたとさ。あ、あの苦労は一体・・・? それはともかく、ガイガンの出来には非常に満足しております。この中では一番かも知れません。少少ずんぐりとしたプロポーションが安価のソフビと言う感じで微笑ましいですね。マンダは、良くも悪くもマンダです。轟天号に巻き付けられないのが残念な所(それっぽくは出来るのですが)。ガイガンとマンダと言う組み合わせは完全に謎ですね。
3 ラドン&キングシーサー(05.01.03):三度目に買いに行きますと置かれているのは1と3と4と5の四つでした。一つだけ買うつもりでしたので何となく人気の無さそうな(失礼)3を選びました(当然既に入手済みの5は対象外です)。この選択が間違っていたとはその時のミオさんは知る由も無かった・・・。それはともかく、ラドンは分割の関係で体が四角形に見えてしまい、印象が良くないですね。それとこうして見ますと、益益色はファイヤーラドンですなぁ。キングシーサーは紛れも無くキングシーサーですが顔が少し恐いです。どちらも体型の問題で安定が悪く、振動がありますと並ばせている中で真っ先に倒れます。この組み合わせは劇中で共闘していますので納得ですね。
4 アンギラス&エビラ(05.01.14):四度目に買いに行った時に置かれていたのは3を含む入手済みばかりが数種類。この時、前回の選択の誤りを実感したのは言うまでもありません。仕方なくその日は諦め、後日1共共無事に入手しました。アンギラスの尻尾が中中嵌らず、宿敵(?)ガイガンの待つ炬燵へ直行。相変わらず面構えが気に入りませんが、長大な尻尾を肇良く出来ていると思います。ガイガンに次いで満足度の高い一品です。脚の形状が固定されていますので二本足で立たせても決まらないのですがこれは仕方がないですね。割を食ったのかエビラは中途半端な大きさです。重要な怪獣ではないとは言え、劇中での印象的なヘドラに突き刺さる場面が再現出来ないのは残念です。しかし上部の質感、塗装は実物の雰囲気を良く再現していると思います。組み合わせは例によって全く関係の無い形です。
5 モスラ&ヘドラ(04.12.31):ヘドラが魅力的に映りましたので2と一緒に買いました。モスラは悪くないのですが他と一緒に並べておくと不自然ですねぇ。専用のスタンドがあればベストでしょうか。肢の造形が蔑ろにされているのも残念なのですが、サイズを考えればこれ以上望むのは酷な話ですね。極彩色で描かれた羽根の模様や顔の純白な部分、目の塗装等近くで見ると良い感じです。ヘドラも実物を気に入っているだけあり良く思えます。前から見た姿や尻尾が良いですね。左手から垂れているヘドロ(?)は形にしてしまうと今一なのですが、これは実物にも共通して言える事ですので再現度が高いと言えますな。神聖で綺麗な怪獣と汚物の代表格と言える正反対の組み合わせです。
6 モンスターX&ミニラ(04.12.24):7と合わせて購入しました。重心が上部に偏っている上に尻尾が細く支えにならないので、若干倒れ易いモンスターXですが出来は悪くありません。骸骨を思わせる不気味な頭部が良いです。ミニラも特に不満がありませんと言うかどうでも良い。遊ぶ時はモンスターXでミニラを苛めてゴジラを呼び寄せようと言う感じの組み合わせです(ミニラを苛めるならカマキラスが相応しいのでしょうが)。
7 カイザーギドラ&クモンガ&カマキラス(04.12.24):最初に買いに行った時に並んでいたのは1,5,6,7の四種類(うろ覚えですので5は違ったかも知れませんが、とにかく四種類です)。カイザーギドラが最も欲しい商品でしたので7は真っ先に買いました。カイザーギドラは羽を取り付けるようになっていましたが、これはガイガンやアンギラスと違いすんなりと行きました。セット商品がかなり割を食っているにも拘らず、カイザーギドラは若干小さいです。非常に残念な点ですが、恐らく単品だったとしても大して変わらなかったでしょうなぁ。モンスターXと顔の大きさを比べますと、その小ささが際立ちます。そういえばムービーモンスターシリーズでもカイザーギドラは小さいのですよね。店頭で見かけた時にそのサイズに愕然とし、買う気を一切失ってしまいました。後脚が可動せず、劇中でも見せた二本足で立った状態が再現できないのが残念です。尤も、後脚が稼動しても尻尾が邪魔ですし、仮にどちらの問題をクリア出来たとしても首が前を向かないのでどの道無理な話だったのでしょうが。そういった不満があるにせよ――好きなだけに余計不満が出ます――、数少ないカイザーギドラの立体物と言うだけでも嬉しいです。カマキラスとクモンガは何とも言えませんね。あまりにも小さくて本当に虫でしかありません。悲惨ですがこの二種はHGでも出ていますからねぇ。

HGシリーズガシャポンEX ガンダムメカセレクション8
 メカセレクションを購入したのは初めて。カプセルには入りきらない巨大なMSをラインナップさせると言う、MSセレクションの補完的な意味合いを持ったコンセプトが気に入っています。棒状のパーツが曲がらない様に厚紙が入っているのは嬉しい配慮です。左腕と一体化した柄が曲がっているとか、ビームの刃が曲がっているとかも全く気にしていませんよ。本当ですよ。
MBF−PO1−Re<AMATU> アストレイ ゴールドフレーム天(05.01.03):ザク狙いで軽いのを購入した所、当初は二番目か三番目に欲しいと思っていた天が出ました。背中のパーツを組み立てる時に少少迷いましたが、滞りなく進みました。黒と金の配色が大変に格好良いのですが目に見えてボリューム不足です。(袋から出してもいないので理解りませんが)HJ付録のストライクIMSPよりもボリュームが無いのではないでしょうか。また脚をきっちり嵌める事が困難で安定しません。気に入っていない訳ではないものの総じて残念な印象は否めません。アストレイ未読の為天が如何なる活躍をしたかも知らず思い入れが無い事も、あまり天を好きにならない理由の一つでしょうね。
ZMT−S28S ゲンガオゾ(05.01.21):先ず箱を開封してそのボリュームの凄さに驚愕しました。組み立てながらもパーツの大きさに驚愕しました。完成させて矢張りその圧倒的なボリュームに驚愕しました。どうやっても左腕がパッケージ写真の様な向きになりません。腕の左右変更を試みたのですが肩と腕の径、ボディと肩の径が左右で別になっているのでそれもままなりませんでした。色色と弄っている内にわけが分からなくなりもうどうでも良くなりました。組み上げてそのボリュームだけで大満足ですヨ。全く期待せず、一番ボリュームがあるしVのMSが商品化されるのは稀だしザンスカール帝国製MSのデザインは好きだからと言う理由だけで(ゲンガオゾは特別好きでないにも拘らず)買ったのですが、意外にもかなり気に入ってしまいました。本当にこのボリュームは素晴らしいです。
ZGMF−1001/K スラッシュザクファントム(05.01.21):メカセレ8を買う最大にして唯一の目的です。一方を嵌めればもう一方が外れると言う悪循環に苦戦しつつ(不器用)も、無事組み上げに成功しました。シールドにL/R表記が無いのですが、両方とも全く同じなのですね。本体は通常のMSと言う事でボリュームに欠けますが、長大な武器が再現されているのは評価できます。ポーズも第一期OPや第六話で見せた構え(サンライズの定番ポーズ?)の方が嬉しいのですが、スタンドのおかげで宇宙を進んでいる様に見えるこれも悪くはありません。凄く気に入ったと言うわけではありませんが元来が好きな機体ですから相応に満足しています。しかしまじまじと眺めていますと、色と言い顔と言いグフカスタムに似ていますね。装着されている部位こそ違えど、両機ともガトリングを装備していますしね。

SDガンダムBB戦士44 頑駄無大将軍(05.01.20)
 コミックワールドが一頁しか無い事に軽い驚きを覚えつつも、冷静に考えれば大将軍と言えど五百円の商品なのですから当然ですね。設定を紹介する部分が少なかったのは残念でした。
 商品自体は最近は殆ど見なくなった鍍金パーツが存在する事が嬉しいです。その輝きを見ているだけでも何だか嬉しい気分になってきますね。そもそもは鍍金パーツにそれほどの気持ちはありませんでしたが、無くなってしまうと物足りなく感じるものです。最早お約束の様にシール貼付に苦戦しつつもその他は特に苦労も無く完成。武者形態にする時に肩鎧の装着方法が独特に感じました。パッケージの写真と比較すると当然大分見劣りがするのですが、全体的にはそんなに悪くありません。守護獣の鳳凰(フェニックス)は完全に名前負けしていますが、これも値段を考えれば妥当な所でしょうか。無理を承知で慾を言うなら、初代大将軍の様に雷凰頑駄無と大将軍、二通りの姿を再現出来ると嬉しかったですね。脈絡も無く破綻した文章ではありますが、当コーナーの趣旨(徒然なるままにだらだらと感想を書き綴る)からすればこれで良いのです(ぉ

SD−05 破壊指揮官メガザラック(05.01.20)
 破壊大帝が不在だった事もあり、スーパーリンクの第一次ラインナップでは一際輝き魅力的に思えたのが、このメガザラックです。細かいディテールとマッシブなフォルムがとにかく格好良く思えました。
 実際に遊んでみて先ず思ったのは、クリックが堅いと言う事です。何度か動かしている内に馴染んで来ましたが、とにかく最初はその堅さに苦戦を強いられました。それに思い切り動かすと破損するのではないかと言う恐怖もあり、スムースに動かせませんでした。説明書の順に変形させていきます。
 最初は蠍を模した形態で、G1同名キャラの意匠を強く受け継いだビーストモードです。脚と呼べる物は無くキャタピラがついており、尻尾の先にもクレーンがぶら下がっています。全身の機械的な意匠と合わせ、蠍と言うよりも蠍を模った機械と言う印象です。建設機械を思わせるデザインが非常に格好良いです。ハイパーモードは――全形態に言える事ですが――それほど印象が変わるわけでもなく、単に戦闘中に武器を展開しただけとしか思えません。
 次にロボットモードへ変形させます。これもまたとにかく格好良い! 剛力を感じさせる巨腕、端整に纏まった顔、力強いプロポーション、それでいて尻尾が生えていると言う異形の姿。その全体像からはパワーにのみ長けたキャラを想像させますが、引き締まった顔が武人としての印象を与えます。格好良い・・・。左腕にはスパーククリスタルらしきものが見受けられます。ロボットモードでは胸のハッチを開けますとスペースが存在しますのでマトリクスでも入れたくなります。クリアのゴーグル(アニメではクリアと言う部分が再現されず残念でした)、両腕、尻尾を展開したハイパーモードも――例によってハイパーモードと言う大仰な名前がつくほどとは思えませんが――格好良いです。しかし腕部が巨大になった分、可動箇所と範囲の関係で表情がつけ辛くなっております。パッケージに掲載されている写真に落ち着きます。さり気なく尻尾のサウンドが良く理解らない不思議な音に変化します。
 そして最後のビークルモードは、飛行機です。購入前までビーストモードの尻尾を伸ばした程度だろうと思っていましたので、その変形は予想以上でした。ビークルモードではコクピットが三つ並び、まるで巨大な戦艦か空中要塞を思わせる姿です。その形状故、ぶいぶい遊ばせるには一番適しているかもしれません。ハイパーモードは一番変化が少なく、武器を少し展開しただけで申し訳程度にしか思えません。
 三種の形態と持つと言っても初期のトリプルチェンジャーの様な精巧なものではなく、シックスショットから始まったシルエットだけで誤魔化しているタイプです。しかし其其の形態でそのシルエットががらりと変わりますので、架空のメカとしてはそれなりの楽しめました。ふんだんに使用されたクリアパーツや緻密なディテールが外見の印象を非常に高くしていますね。同じ言葉ばかり使っていますがとにかく尋常ではない格好良さで、眺めてはニヤニヤしております。それに弄っていても楽しく、買ってから数日間は常に弄り続けていました(センスがありませんので魅力的なオリジナル形態を編み出すには至りませんが)。しかし一つ、大きな、非常に大きな欠点があります。メガザラックには三(四?)種類のサウンドギミックが搭載されています。サウンドギミックが好きですのでそれは嬉しいのですが、その一つが尻尾を動かすだけで作動します。それが煩いのです。迂闊に本体に触れるとそれが鳴り響きます。正直、尻尾に触れていないと思っても問答無用でなり、一体何が切っ掛けなのか分からず触れるのが為躊躇われてしまいます。これだけが残念ですね。最後に余談になりますが、同封されていたカタログコミックも何気に楽しめました。続きが気になるのですが全部で何種類存在するのでしょうね。唯、G2の様に商品毎に異なるコミックの方が個人的には好みです。

SR R.O.D ―THE TV―(05.03.24)
 特に書く事があるわけではないので個別には書きません。
 出来の良し悪しについてはよく理解りませんが、近くで見て違和感を感じませんので良いのでしょう。後年、出来の良くなった商品と比較すると出来が悪いと感じてしまうのでしょうね。アニタとマギーは台座に固定できるでもなく、それの必要性に疑問を感じるのですが何の為に入っているのでしょうか? 他との統一性を図るための処置でしょうか。ミシェールを組み立てている時に前髪が外れたのですが、そうすると凄い顔ですな(苦笑)
 結局、ねねねの眼鏡が無い通常版は入手出来なかったのですが、まぁ、良いですよ。眼鏡の有無なんて大した問題ではありません。眼鏡があろうが無かろうがねねねである事に変わりはありません(何) それに読子が入手出来たのが何よりです。その素晴らしさは筆舌に尽くし難いものがあり、眺めているだけで心が和みます。矢張りRODは良いですなぁ。

RM−23 総司令官ライオコンボイ+DVD(05.03.25)
 ロボットマスターズのパッケージは独自色が強いのは良いのですが、DVD同梱版は横に長くエレガントではありません。また個人的な好みとしてはロボットモードよりもビークル(ビースト)モードで梱包されている方が好きですね。それに内部ブリスターを取り外すと外側のカバーが無くなってしまうのも残念です。そんなつもりは無かったのに文句ばかりですな(死)
 ロボットモードはとにかく格好良い、その一言に尽きます。先ず顔が美しい。人形は顔が命と言いますが、顔はそのキャラクタ性にも作用しますので、非常に重要です。その出来が良いとそれだけで印象が良くなります。全体的なプロポーションもこれぞライオコンボイと言うべき理想的な体型です。ギミックは各種武器と胸カバーの展開が挙げられます。先ず特徴的な武装である『ライオンタイフーン』ですが、鬣を展開して手動により回転させる事で再現できます。しかしこれは残念な事実でした。何故か知りませんが『ギュイーン』と勢い良く回転するとばかり思っていましたので、手動でからからと回していると虚しいです(苦笑) しかもですね(からから)、右腕にですね(からから)、干渉してですね(からから)、適切な位置が限られているのです。(からから)た、楽しい・・・(爆) 腕からは『ライオンクロー』が展開しますが、取っ掛かりを外すとスプリングで綺麗に展開するので気持ちが良いです。その他に鬣に銃器を装着し『ライオンミサイル』、腕に装着する事で『レーザートンファ』を再現する事が出来、そのどれもが作中で印象的でしたので嬉しいです。胸カバーを展開すると其処には『エネルゴンマトリクス』が燦然と輝いております。残念ながら特別優れた出来ではありませんが、紛れも無い司令官の証ですね。近年では司令官のマトリクス再現は当然となっていますが、その元祖こそがこのライオコンボイでした。ロボットマスターズオリジナル武器として五つの武器を合体させた『ダブルライオキャノン』があります。ロボットマスターズオリジナル武器と言うとスプリングギミックが搭載された、珍妙な武器をイメージするのですがライオコンボイの場合は本体のイメージを崩さないデザインになっています。スプリングギミックが存在しないのは残念な所ですが、イメージにそぐわないデザインの武器が付属するよりも嬉しいですね。
 ロボットモードを堪能したのでビーストモードへと変形――変身をさせます。説明書の順を追ってやって行きますと意外にもスムースに進み、これは楽勝だと思ったのですがそうは問屋が卸しません。腕の変形で躓きました。何度眺めてもさっぱり理解りませんから、写真を参考に無理矢理変形させます。そうする事で無事変形は完了しました。ビーストモードの出来はロボットモードに比べると見劣りします。獅子の顔は迫力に欠け、体が間延びしています。残念と言えば残念ですが、致し方がありません。ロボットモードの方が重要ですからこれはこれで良い選択と思われます。顔をずらす事で目が白目になりますが、これはBWネオのデストロンに多用されたギミックで『デッドフェイクモード』と言います。屍骸や植物に擬態し、敵を油断させる為の形態です。嘘です(ぉ またボンボンで連載されていた漫画で行っていた、ビーストモードで腕だけロボットモードへ変形させると言う芸当を試したのですが、残念ながら無理でした。
 付属のスペシャルDVDですが、フルCGのロボットマスターズ映像が思ったよりもずっと本格的で驚きました。変形を巧く組み込んだ戦闘を披露してくれますし、コンクリートジャングルをプライマルコンボイが自在に翔けるのも見応えがあります。少少気になったのは、G1コンボイやビーストコンボイと呼び合っている事でしょうか。区別する為に商品名がそうなっているのは致し方無いと思いますが、その名で呼び合っているのには違和感があります。そしてそれ以上に違和感を感じたのが、声が当時のアニメと違うと言う事です。これは非常に残念です。オリジナルキャストでないのでリバースメガトロンの正体が誰なのかも理解りません。初代メガトロンなのでしょうか? またダブルメガトロンがやられる時の悲鳴がロケット団の様なやられ役に見えて微笑ましいです(笑) 主要商品に映像作品が収録されると言うのは、ダイノゾーンを思わせますな(最終巻が雑誌プレゼントになったら嫌ですね(何))。
 DVDを含めて総じて満足度の高い商品ですが、単なるメタリック塗装だったのが残念でした。バーニングコンボイの前例があるのですからフラッシュライオコンボイか、アニメ終盤に登場した伝説の碧の鬣を持ったライオンが良かったです。あー、フラッシュライオコンボイが欲しいなぁ(ロボマスではなく当時品ね)。

ミニプラマジキング
 何度も言っている事ですがお菓子はラムネよりもガムの方が良いですなぁ。ガムへの変更は無いのかしら。
1.マジフェニックス&マジフェアリー(05.03.25):何となく一番人気がありそうですから、最初に購入しました。二体セットでありながらマジマーメイドと並んで、ランナー数が二枚と最も部品が少ない部類なのですよね。組み立ての為に説明書を開きましたが、親切にランナーの色と番号について書かれていますね。それでも間違えましたが(ぉ フェニックスの顔が妙に小さかったり、例によって例の如くシール貼付が苦手で苦戦をしました(苦笑)。子供はこれも組み立てる事が出来るのですかねぇ。考えてもみれば私の場合、幼少の頃はこの手の食玩を親に組み立てて貰うか、自分で組み立ててジャンクにするかの二択でした。出来に関しては見たままですね。フェアリーは余りにも小さく自立が困難です。フェニックスの武器は赤燐光剣(ロットフルーレ)ですね(違)。
2.マジタウロス(05.05.06):本当はマーメイドよりも先に買おうと思ったのですが、その時は売り場から姿を消していました。入手出来た際も数が少なめに思えました。五人の中で最もボリュームのある体格なだけに、箱の重さからして違います。その巨体から何となくガンジェネシスではギガンティスに相当するように思えます。
3.マジガルーダ(05.04.15):イエローが好きなので二番目に買いました。腕の部分が翼になっていると言う独特の姿が再現されていて、如何にもツッコミが得意そうに見えますね。
4.マジマーメイド(05.04.29):上掲の理由でタウロスよりも先に買う事となりました。特に感想も無くマジマーメイドです。
 全員の組み立てを終え、早速マジドラゴンへと合体をさせました。今完成させたばかりのマーメイドをまた分解させる時に虚しさを感じつつ。マジドラゴンは非常にボリュームのある形態で、満足度が高いです。しかし(フェニックスを騎乗させなければ)四体のみで完成する形態でありながら、フェアリーはフェニックスとセットになっているので結局全部買い揃えなければ完成させられないのですよね。部品数から考えられた組み合わせである事は分かりますが、何だか理不尽なものを感じます。
 次に一番の胆と言える、マジキングへの合体を試みます。フェニックスがブロック上に変形しタウロスの胸に収まると言う行程が、ゴルドランの合体シークエンスを彷彿とさせました。五人の武器を合体させて一つの剣にするのは、ガンジェネシスのジェネシスブレードのようですね。そうして完成したマジキングは、若干腕が短く胸板が厚すぎる気もしますが、非常に力強く逞しいです。背中の翼は少少ちゃちなので畳んだ状態にしたのですが、その方がガルーダがバックパックに思えて気に入っています。剣の保持が緩く外れ易いと言う難点もありますが、全体的には悪くないですね。しかし変形合体が面倒なので、一度マジキングへ合体させてから一切他の形態にしていません(苦笑)。マジドラゴン辺りにはもう一度合体させたい所ですが、説明書を仕舞ってしまったのでそれも出来ません(死)。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY EFコレクション2
 イザークを目当てに探し回るも近所には売っておらず、漸く発見して二つだけ買いました。その後、別の店で発見し購入、無事にお目当てのイザークを手に入れる事が出来ました。しかしそうなれば唯一手に入れられていないキラが欲しくなるのが人情と言うものです。
1.シン・アスカ(05.05.16):一つ目がナンバリング状でも一番であるシンと言うのは、ある意味運が良いのかも知れません。しかしイザークを入手する事だけが目的でしたから、残念な事に外れと言えましょうぞ。他との比較は出来ませんが、値段相応に出来は良いのではないでしょうか。トップガン用のパイロットスーツを纏い、すっくと立ち上がったポーズが凛凛しいです。アニメ劇中では常に周囲を噛みつきそうな顔をしていますので、フィギュアの割と大人しく聡明そうな顔は少し印象が異なりますね。パイロットスーツの塗装が綺麗ですし、好感が持てます。専用の台座の他にもう一つあり不思議に思いましたが、これがパートナーと組み合わせる為の物なのですね。開封するまで一人用の台座を繋げるのかと思っていましたワ。この二体で飾れると言うコンセプトは良いのですが、常に使わない台座が存在すると言うのは邪魔ですね(苦笑)。
2.ステラ・ルーシェ(05.05.16):二つ目はまたナンバリング状の二番であり、シンと組み合わせる事が可能なステラです。仮にシンが目的であればこれ以上無い当たりでしょう。また私にとっても、イザークが出ないのであれば、せめて組み合わせる事が可能な二種だったのは救いと言えるでしょうか。説明書が余り詳しく書かれていないのでスカートの取り付ける向きを迷いつつ組み立てました。シンとは対照的に躍動感溢れるポーズですので、角度によっては奇異に見えてしまいます。なるべく一方向から見るべきですね。このポーズは『怒れる瞳』で街に出た時や、『さまよう眸』で崖から落ちた時を思わせます。
4.ラクス・クライン(05.05.30):デスティニー名義と言う事で、キラと共にマルキオ導師の元で隠居していた時の服装です。ラクスは嫌いではありませんがこの服装は好みではありません。組み立てに当たっては、支え棒と本体を巧く台座にはめ込むのに苦労し、EFコレクション2では一番大変でした。
5.イザーク・ジュール(05.05.30):念願が叶い入手出来、銀髪が覗いた瞬間に歓喜しました。司令官の証であり最高に似合っている白い軍服を着こなし、OPカットのポーズを決めていて凄く格好良いです。彼の銀髪には白服がよく映えます。精悍な面差しは非常に魅力的で、見ていても本当に格好良く素晴らしいです。台座が無くても自立が可能と言うのも嬉しいですね。
6.ディアッカ・エルスマン(05.05.30):出て来たときはイザークが手に入った事を知らずにいたので落ち込みましたが、イザークが手に入ってから考えれば彼の相棒としてとても欲しい存在です。髪の逆立ちが激しく、角度によっては顔が少少面長に見えますが、皮肉屋な性格をちゃんと感じさせてくれます。一般兵士用を意味する緑色の軍服も似合っていますね。イザークと並べて気付いたのですが、身長はディアッカの方が高かったのですねぇ。何れにせよ、イザークに加えて親友であるディアッカを入手出来たのは幸運です。

V−10 マグマが生んだ熱血戦士ドラゴフレイム(05.05.25)
 一年前にランドミリタリーマイクロンを購入したのと同じ店で買いました。アニメでは言葉を発さなかったために印象の薄い彼ですが、商品の『マグマが生んだ熱血戦士』と言う二つ名や巨大な剣に変形すると言うのは格好良いです。ダイガンダーの商品化されたバトロボでは、中の上程度に好きですね。全ての基本となるダイガンダーを所有していない為、その肝となるギミックが堪能出来ず、その魅力を充分には分かっていません。箱を開けた瞬間に『ダイガンダーテレフォン』の番号が載っていましたが、今でも通じるのでしょうかね?(笑)
 ビーストモードはドラゴンですが、何とも言えない微妙な形状です。仔竜と言う感じで可愛らしいですね。翼が剣の刃を兼ねているので細く、余り翼らしくありません。しかしドラゴフレイムではこれが一番好きな形態だと思い知りました。些細且つある種当然とも言える事ですが、ちゃんとビーストモードで口の開閉があるのが嬉しいです。動物を模したメカと言うのはこれの有無で大きな差が生まれます。
 次にロボットモードに変形させたのですが、格好良いとは少し違いますね。全身は非常に細身で、面構えの悪い顔が印象的です。
 最後に武装合体モードへさせましたが、これもまた何とも言い辛い形態です。主人公ロボの剣になると言うのはライアンを思い出しますね。

MEGASCF TF04 CYBERTRON CAVALIER HOTRODIMUS(05.05.27)
 アクションフィギュアとしては全体的にチープな印象もありますが、ロディマスの手頃なアイテムとしては悪くありません。尤も、小生が百円で購入したからであり、定価で買った場合はこう思えなかった、それ以前に買わなかったでしょうが。出来の良し悪しに疎い私ですが、これがとても酷い商品だと言う事は理解ります(死)。
 取扱説明書が存在しないので、パッケージの裏で『Abundant option parts.』とアピールされているパーツも一部を除いて理解りません。マトリクスとそれを保持する為の手首は理解るのですが、まともに保持させられません。それに他は一体何が何やら(苦笑)。TFファンにとっては知って当然のアイテムでしょうかねぇ。頭部が二種類ありますが、片方は死んだロディマスの顔でしょうか・・・? でも試作品が使われているパッケージ写真を見ますと、ちゃんと目に光が燈っています。つまり死んだロディマスと思しき顔がノーマルで、もう一方がゴーグルを装着したタイプと言う事なのですネ。
 ・・・ん?
 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!! 私のロディマスですが、左肩が無く、両方とも右肩になっていますっ。高が百円の買い物と言えど、矢張りショックです。玩具で不良品に当たったのは、記憶にある限りではこれが初めての経験です。幸か不幸かそれがワゴンセールのメガSCFですか。何だかなぁ。

トランスフォーマーコレクション13 ターゲットマスター/騎士ホットロディマス(05.05.30)
 ブックタイプの豪奢な統一パッケージが非常に魅力的です。これで梱包に発泡スチロールが使われていれば文句無しでしたが、近年のタカラ商品で多用されている、針金による雁字搦めの梱包が無いだけでも良しとしましょう。唯、一つ気になるのは、ブック部分を何度も開閉していると、マジックテープが破損してしまわないかと言う事です。実際にそういった商品を店頭で見かけた事もありますから、必要以上に開閉せぬようにしたいと思います。
 ブック部分はどれも良いのですが、特に重宝するのは『シークレットファイルカード』ですね。各TFの設定が描かれているのが嬉しいですし、商品の発売遍歴まで理解ります。ところで、紹介されている内一体はセットされている商品となっていますが、既に紹介されたTFが発売される時はどうなっているのでしょうか? 少少気になりますな。
 
どわぁぁあああぁぁぁぁぁっ!!! かっ、顔、顔がっ!? び、びびび、吃驚したー! 何気無くビークルモードの底面を見ると、ロディマスの顔が此方を見ていて驚きました。それはともかく全般的に出来が悪かった2010商品ですが、ホットロディマスだけはダイアクロンカーロボットと並べても遜色が無いと言われます。それだけに特に不満も無く、非常に良く纏まっていますね。ビークルモードでちゃんとゴムタイヤを履いているのが非常に嬉しいです。ビークルモードでは一つしか装備出来ないのに、武器を二つも所有している欲張りとよく言われるロディマス(?)。その武器は『フォトンレーザー(A)』、『フォトンレーザー(B)』と色気も素っ気も無い名前で、如何使い分けるべきか全く理解りません。此処は深く考えずに、『武器が二つも付いてラッキー♪』程度に考える所でしょうか。
 変形に関しては最初の工程である車体後部を引き出す所に苦戦を強いられますが、その他は特に問題も無く変形させる事が可能です。ロボットモードも負けず劣らず格好良いです。かっちりとしてロボット然としたスタイルが、映像作品やメガSCFのプロポーションよりも好みです。変形機構を組み込んだ故の限界だったのでしょうが、この方がずっと格好良いと思います。フォトンレーザーを両の腕に装備して贅沢を満喫ですね(?)。
 TFコレクションは単なる復刻に留まらず、+αの要素が加えられています。当時品には存在しなかった新たな武器が付属したり(アニメで印象的だった武器が付属するので嬉しいですね)、ステッカー処理部分が彩色処理にグレードアップしたりが代表的な所でしょうか。ホットロディマスの場合は何と言っても、日本未発売だったターゲットマスター仕様での発売がそれに当たりますね。そういうわけでターゲットマスターの『ファイアーボルト』が付属しているのですが、流石にマイクロンを経た今の目から見ると物足りないですネ。しかし二連想ガンに変形する相棒の存在は嬉しいです。尤も、これで武器が更に一つ増え、ロボットモードでも全てを同時に装備する事が不可能になってしまいましたが(ぉ 装備する場所に拘らなければ出来ない事もありませんが・・・。一つ、とても残念だった点は、ステッカーを貼付しなくてはいけない事でしょうか。苦手な作業ですから貼付していないのですが、そうすると如何しても見た目が物足りないのですよネ。全て彩色して欲しかったです。
 蛇足ですが付属の『キャラクターカード』に書かれた説明文に違和感を感じます。TM仕様のロディマスは2010の司令官を経験したロディマスだと思うのですが、そうなると『英雄になる事を夢見ている〜』と言う文面に若干の齟齬を感じます。復刻と言う見地からすれば致し方無いのかも知れませんが。

MX−00 星帝ユニクロン(05.06.12)
 パッケージイラストでは肩の角が大きく描かれており、非常に格好良いです。ユニクロンに限らずマイ伝のパッケージイラストは単なるロボットではなく、ロボット生命体と言う雰囲気が感じられます。箱から出した途端に溜め息が漏れます。針金に雁字搦めにされた姿はまるでガリバーではありませんか。ユニクロンともあろう方が、マイクロンにでも捕縛されたと言うのでしょうか? 数十分の格闘の末、梱包から開放する事に成功しました。そして意気揚揚と説明書に書かれた工程を進めようとしますが、最初のフレームを取り付けると言う作業でいきなり苦戦します。何度挑戦するも巧くは行かず、時間が無くなったのでその日は断念しました。
 翌日、本体の組み立てミスか、説明書と異なる事にやっと気付きました。気付いてもフレームとドームの装着には苦労をしましたが如何にか進める事が出来ます。
 ロボットモードですが問答無用に格好良い! 重厚で力強い外見、その格好良さは特筆に値します。ボディそのものはヒロイックで顔が異なれば単独で主役を張る事も可能ではないでしょうか? スタースクリームやジェットファイヤーの様な例もありますし、意外にもそういうパターンは多いのですね。そして顔は紛れも無くユニクロンです。これまでにユニクロンは三度登場しており、どれもデザインは微妙に違います。しかし顔の基本イメージは共通しているので一目でユニクロンと分かります。顔に髭が生えたロボットでは最も格好良いのではと思いましたが、よく考えたら∀が居ました。凄くピンポイントな筈なのに凄い強敵が存在しています。それにしても惚れ惚れする様な格好良さです。その大きさも迫力を感じさせます。そして格好良いだけではなく、大きさ相応のギミックもあります。先ずは目と右拳の発光ギミック。拳の方がパンチとチョップで発光する方法が異なっているのが凄いですね。『爆熱ゴッドフィンガーごっこ』も難無くこなせます(?)。両方とも大きさの割に光が弱いのですが、明かりを消して暗闇の中で光らせると凄く格好良いです。両足に装備された『プラネットストライク』は装着させたマイクロンの動かし方次第で、一発ずつ順番に発射、三発同時に発射と使い分ける事が出来るのが嬉しいですね。こういう些細な事で大味さが無くなります。胸の『カオスブリンガー』はスプリングだけではなく、ゼンマイも使用した大掛かりなギミックです。大掛かりな割に勢いは弱いのが難点ですが、その発射工程が盛り上がります。両脚と腹部にはマイクロンを格納するスペースが設けられていますが、メガトロンと同様にマイクロン伝説を体現していますね。単に格納するだけではなくマイクロンが発進する様を想像しても良いですし、マイクロンを仕舞う小物入れにもなりますし、『フォームアップごっこ』も出来て楽しいです(?)。大きくて格好良くてギミック盛り沢山で最高に魅力的なロボットモードですが、その難点はフレームとドームにあります。適切な位置でそのまま維持する事が出来ずとにかく邪魔ですし、無理をすると外れてしまいストレスが溜まって仕方がありません。適切な位置を維持出来るのであればフレームだけではなくドームも翼の様で格好良いのですが、面倒なので外したままの方が遊び易いです。
 ロボットモードからプラネットモードへ変形させます。例によってフレームとドームが邪魔なのですが、腕部や脚部の変形がかっちりとしていて好みです。ユニクロンNEOとは異なり完全な球形にはならないのですが、クリアパーツのドームが綺麗です。多数のマイクロンジョイントを備えるユニクロン。小生には不可能な芸当ですが、全てのジョイントにバグを装着すると、巨大な移動要塞と言う感じで滅茶苦茶格好良いのでしょうねぇ。バグ以外のマイクロンはスケール感を狂わせ、折角の巨大感が台無しになるので装着させる気にはなりません。
 パートナーマイクロンであるバグですが、実言いますと私はこいつが好きなのです。いえ、変形もせず単なる防御システムに成り下がったアニメでの姿ではなく、そのフォルムとポジションが『光子爆弾搭載ロボットソドム』を思わせるのです。TFやユニクロンと言う部分から離れて、『物語終盤で宇宙から飛来するバグ。ロボットモードへ変形したバグは、その圧倒的な火力と破壊力で都市を壊滅させる。それを阻止せんと立ち向かう主人公達ロボット軍団だが、その巨体とパワーの前には為す術が無い。激闘の末、ボロボロの状態になりながらも、如何にか撃破に成功するロボ軍団。歓喜に包まれるが一同だがそれは長くは続かなかった。宇宙から、第二、第三のバグが飛来したのだ・・・』と言う展開が凄く好みで凄く格好良いと思うのです。ラスボスの用意した惑星破壊プログラムとか言う感じで格好良いのです。
 閑話休題。バグはサテライトモードも特徴的で面白いのですが、ロボットモードも無機質で格好良いです。マイクロンの中でも大型の部類に入ると思いますが、これは流石にユニクロンのパートナーマイクロンと言うだけの事がありますね。また当然ながらファイアーボルト(何処ぞの科学者)とは段違いの出来ですね(笑)。爪先の変形がBWネオで作られたユニクロン(試作品)を彷彿とさせるのですが、考えてみれば球から変形すると言う事で共通しているのですから、統一する部分があるのも道理ですね。個人的な――そして恐らく特異な――不満ですが、脚部の付け根はボールジョイントになっていない方が良かったです。安定が悪いと言いますか、カチッとしないのですよね。
 全てに於いて格好良く楽しいユニクロン。良い玩具である事に相違無いと思うのですが、最大の不幸は“ユニクロン”であると言う事でしょう。ユニクロンを名乗るからには、ユニクロンとして発売されるからには、TF史上最大の大きさで発売されて欲しいと願うのは人情でしょう。しかしTFにはマキシマス兄弟が存在します。それにNEOユニクロンと言う大きな壁も立ちはだかります。後者は憖じ発売されなかっただけに半ば幻想と化し、超えられなくなってしまいました。このユニクロンに良さを感じれば感じるほど、『マスターピースユニクロン』と称してユニクロンネオを大型化させ、ダイキャストをふんだんに使ったユニクロンを発売して欲しいと強く、強く、強く強く思います。

スペシャルバイザーセット ネオクロスバイザーver.(05.06.23)
 三千円と言う値段が魅力的に映ったので購入したのですが、後に定価を知って驚きました。
 独白でも記しましたがその巨大な箱がとにかく素晴らしいです。大きい事は良い事だ。大は小を兼ねる。どちらも真理ですな。またウィンドウから覗く二体のフィギュアが更に期待感を高めます。しかし残念な点もあります。聞く所によると通常のパッケージは裏に設定が書かれているそうなのですが、このセットではそれが無くなっています。代わりに設定が書かれた冊子が封入されていれば良いのですがそれすらも無く、設定を重要視する身としては不満です。
 ネオアムドライバーのお二人は脚が長いすらりとしたプロポーションですが、あまりに長くて好みではありません。どちらかと言うともう少し短くてがっしりとしたスタイルが好みなのよね。カラーリングはラグナの方が好きですが武器は断然ジェナスです。『アムグラディウス』、『アムファルシオン』、『ソードブレイカーII』、そのどれもが格好良いです。武器やアーマーの類を合体させて『スクラムブレード』になるのですが、ソードブレイカーIIの装着がきちんと嵌りません。もしかしたら力を込めると嵌るのかもしれませんが破損を恐れて其処に踏み込めないです(苦笑)。
 ネオクロスバイザーを構成するライトバイザー『ファーブニル』と『フェンリル』。前者は航空機を思わせて格好良いのですが、ライディングさせるのに手間取ります。その点はフェンリルの方が安定していて好印象です。ファーブニルはブリガンディモードへ変形させる事が可能なのですが、フェンリルにはそれがありません。ネオクロスバイザーはクロスバイザーと違い両者が平等になったと思っていたのでこれは残念でした。代わりに用意されているキャノンモードも巧く構えるのが難しいです。
 一番の見所である『ネオクロスバイザー』への合体ですが、これはもう大満足です。特にフェンリルを脚部に変形させる時と拳を腕から引き出す部分がロボットを変形させている感覚で非常に燃えます。変形させていてとにかく心が躍るのですよね。多少バランスや安定が悪く倒れ易いのが難点ですが、非常に格好良いですね。
 それからラグナがハブにされない事で好感度が高いのが『拡張合体ネオクロスバイザー』です。クロスバイザーは合体するとラグナが用済みになってしまうのが本当に嫌でした。なので非常に嬉しい形態なのですが、支え棒が不安定で残念です。少少の衝撃で崩れてしまうのですよね。結局、キャノンは合体させない状態で落ち着いてしまいました(苦笑)。
 最後に『拡張武器セット』は多種多様な武器がセットされていて便利ですね。
 総評として満足度が高いと言いたい所なのですが、ネオクロスバイザーと箱を見比べると余り大きくありません。箱の大きさに比例した満足度が得られないと言う事です。複数の商品を組み合わせたパッケージ故の問題ですが、少しでも箱を大きくしてくれた事を喜ぶべきか、中身が伴っていない事を残念に思うか難しい所です。個人的な理想ですが、(例えばロボット玩具なら)ビークルモードなりビーストモードなり、ロボットモードではない形態で梱包して、それでも箱がとても大きくなってしまう、そんな状態です。

HGシリーズ MSセレクションDX(05.06.24)
 メカセレクションの後継商品として発売されましたが、値上げされた事で更なるクォリティアップを期待してしまいます。それに伴い自然と箱の大きさも替わるのですが、横型になったパッケージが非常に格好良いです。しかしラインナップに関しては疑問が残ります。メカセレでは途中からVガンの枠が存在しました。商品化の機会が少ないVのMSが出ると言う事で貴重な存在でした。そしてリグ・コンティオやドッゴーラと言う魅力的なMSを待ち望んでいたのです。しかしDXではそれが無くなってしまいました。これは非常に残念です。次弾からでも復活をして欲しいですね。また意外だったのはデストロイがラインナップに無い事でした。これは第二弾に入るのかな?
デスティニーガンダム:他に欲しいアイテムも無かったのでデスティニーだけを目当てに一つだけ購入しました。例によって例の如く予め配置情報を得ていたので、無事にそれが得られて満足です。肝心の出来栄えですが、正直に言って初見の印象は良くありませんでした。メカセレから値上げされたのでそれなりのボリュームアップを期待していたのです。しかし値段相応のボリュームは感じられません。その点を別にすれば悪くありません。寧ろその格好良さに評価が高まります。これを見てデスティニーが今まで以上に格好良いと思うようになりました。一番のポイントはABS製のウィングですね。大きめに作られていて収納、展開状態共に格好良いです。序に二つの長大な武器もABS製にしてくれると嬉しかったです。両方とも曲がってしまっているのですよね。しかしビームの刃にクリアパーツが使われているのは好印象です。更に慾を言うならば、OPで披露している光の翼をクリアパーツで再現して欲しかったと言う事でしょうか。それがあれば評価は限り無く最高に近付いた事でしょう。本当に何でやってくれなかったのでしょうか。格好良さが段違いだったでしょうなぁ。

K・T Figure Collection トランスフォーマー(05.06.29)
 ダイソーで見かけたので購入しました。話には聞いておりましたが、近所のダイソーでも売っているとは思わなかったので売っていた事に軽く驚きました。
1.コンボイ:特に気にせず無造作に選んだのですが、それでもおぼろげにコンボイが一番欲しいと思っていました。二つ目の箱からコンボイが出て来た時は思わず声を上げて喜んでしまいましたワ。デバスターの直後だったのでその軽さに物足りなさを覚え、胸の部分がカチャカチャと安っぽく感じます。しかしそれでもマトリクス展開ギミックは良いですね。これこそがコンボイを欲しいと思った最大の理由です。何度も遊んでいるとマトリクスが外れてしまうのですがそんなに気になりません。そのギミックを別にしても顔立ちが非常に格好良いです。
3.デバスター:フレンジーかランブルの方が良かったと言うのが正直な感想ですが、組み立ててみるとその重さが嬉しいです。余りヴィネットに興味は無いのですが、壁を破壊して現れる姿が非常に迫力に溢れています。ロディマス、アーシーとの極端までに対比させられた大きさが特徴的ですね。

FUSION WORKS MOBILE SUITS GUNDAM Ultimate Operation 10(05.07.02)
 同梱されているガムが意外に美味しかったです。バンダイによる他の食玩でもガムにして欲しいです。
ジオング:中中格好良いです。小顔なのが特徴ですね。しかし難点が一つ。いあ、二つ。先ず自立が困難です。珍妙な支え棒がありますがそれがあっても難しいです。もう一つは間接の接続が緩い事、もう少しきつい方が好みです。

ハイパーギャラクシー(05.07.29)
 ギャラクシーコンボイが二種類存在するラインナップには不満があります。基本的に同一キャラがラインナップされている事が嫌ですし、どちらかはマスターメガトロン様とスケールが異なってしまうではありませんか。サイバトロンとデストロンの2:1と言う比率を維持したいのであれば、ベクターかエクシリオンを入れれば良いと思います。例によって例の如く、ガムが嬉しいです。
3.マスターメガトロン:パッケージ表に使われているCGが豪く格好良く、購買意欲が刺激されます。しかし中身とは言えば、パッケージのCGとの落差が激しいです(苦笑)。見比べてみますとCGは全体的にシャープで、肩、胸、脚が大きめで、逆に腹部が引き締まっています。それに比べて商品は全体的にのっぺりしています。可動に関しては期待出来る要素は無く、質感もチープで残念な出来ですね。接地性が悪いので立たせておくだけと言うのも儘ならず、遺憾ながら褒められる要素が非常に少ないです。しかし収穫もあります。アニメ劇中で頻繁に使われている、手から放つ電撃ですが、パッケージの記載によれば『スパーククラッシュ』と言う名前なのですね。初めて知りました。

HGシリーズガシャポンEX ガンダムメカセレクション6(05.08.04)
 第六弾はV2アサルトバスターとプロヴィデンスが入っているので欲しいと思っていたのですが、発売された当時は近所で見かける事がありませんでした。第七弾から近くのコンビニで取り扱うようになったので余計に悔しかったです。既に諦めていたのですが、今更ながら売っている場所を見かけました。第七弾は頻繁に見かけましたが第六弾は初めてだったので嬉しく、其処に売っていた二つとも買って帰りました。
LM314V23/24 V2アサルトバスターガンダム:見事に目当ての一つが当たりました。宇宙世紀最強の誉れも高いV2アサルトバスターです。各部の結合が甘く少し力を入れるとポロポロと崩れてしまい、組み立てには時間を要しましたがどうにか完成に漕ぎ着けました。その勇ましいお姿には大満足です。巨大な火器を全身に装備した姿からは強力である事が窺えますし、アサルトアーマーの塗装も良い具合です。とにかく強そうです! とにかく格好良いです!! メガビームライフル、ビームキャノンプラパーツなので真っ直ぐでシャープ、台座に接続すると宇宙を飛び戦場へ向かうようで本当に素晴らしいです。最終決戦に重装備で赴くと言うのはア・バオア・クー宙域に向かうガンダムがハイパーバズーカを二門装備していた姿に重なるものがありますね(ガンダムでも定番ですし、抑抑兵法として当然なのでしょうが)。
GX−9901−DX ガンダムDX:特に欲しかった訳ではありませんが、骨太なプロポーションが力強くて格好良いです。どっしりとしていて全身で強力なパワーをアピールしていますね。差し替えでツインサテライトキャノン発射形態を再現出来ますが、プレイバリューが高まって単純に嬉しいです。常にパーツが余ってしまいその管理が面倒なのは難点ですが、発射形態のツインサテライトキャノンが非常に長くて嬉しいです。しかしこの商品に於いてこれは、Gファルコンと組み合わせてこそ真価が発揮されるのでしょうなぁ。

Voice I-doll YZAK JULE(05.08.04)
 この叢書にイザークがラインナップされているだけで嬉しかったのですが、店頭で値段を知り思ったよりも安価だったので即購入しました。電池を買い忘れたり、翌日に家に電池があることを思い出したり、でも使用推奨期限が二千二年の十二月だったりしましたが、とにもかくにもそのお声を聞く事が出来ました。電池が古い為か音量が小さいのが残念ですが、台詞の選択には不満はありません。ユニウスセブン落下を阻止する時にアスランと再会して行われた、微笑ましい会話を思い出しますね。もしもザフトレッド時代の商品であれば「痛い・・・! 痛い・・・! 痛い・・・!」を入れるべきですが、デスティニー時代のイザークですからね。それにしてもこの商品は、人形部分と音声ユニットが完全に独立しているのですね。単体で純粋に人形として取り扱えるので嬉しいのですが、何だか不思議です。人形単体で見ますと、表情がふくよかで劇中の印象と違いますが、イザークの人形が手に入るだけで嬉しいので無問題です。
 ボイスドールがどの程度続くのかは存じませんが、ラウが出たら嬉しいですね。その際には大きな音量で第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦での長い台詞を完全収録して欲しいです。

アクロイヤーエックス AX−12 アクロクレイヴ(05.08.04)
 クリアイエローの素体に金鍍金の装甲が合わさり、非常に綺麗な色合いです。巨大な翼が悪魔を思わせとても格好良いです。しかし拳や頭部の角飾りが非常に外れ易く、遊んでいるだけでストレスがたまってしまいます。武器である『テイルスピアー』を持たせても保持力が弱くまともに掴ませる事すら出来ません。仕方が無いので『アクロドラゴン』を分離させ、『ドラゴンアーム』にするもそれも簡単に抜けてしまいます(苦笑)。順番が前後してしまいましたが、付属している『アクロドラゴン』は小さく幼竜と言う雰囲気を醸し出していますね。唯、不満と言うわけではありませんが気になった事があります。新生ミクロのアクロイヤーは素体がミクロマンと共通なのですよね。勿論格好良い事は格好良いのですが、昭和ミクロや平成ミクロのアクロイヤーとは異なるラインに思えます。
 性格設定では冷徹で天才的な戦略家でありながら、卑怯な手段を好まないと言うのが余り他に類の無いタイプで新しいですね。実を言いますと、当初は新生ミクロマンが余り好きではありませんでした。ミクロフォースの頃は設定すら存在せず、興味を持たないと大量の商品が似たり寄ったりに思えるのです。しかし『ミクロマンスタイル』を立ち読み、ストーリーの概要を知ってからは興味を持つ様になりました。以前から気になっていたスコール、クレイヴ、ファントムも其其魅力的で嬉しかったです。ですが新生ミクロは昭和、平成ミクロと世界設定は繋がっていないのですね。それは残念です。

BG−006 バイオラプター(05.08.04)
 久方ぶりに購入したゾイドであり、バイオゾイドとしては初めての購入です。アニメでも早い段階から活躍していただけに漸くの商品化ですね。手に持ち思った事は箱の大きさの割りにすかすかしていると言う事です。もっと小さな箱でも良かったのではないでしょうか。
 雑誌で見た時からそんな予感はしていましたが、バイオラプターの装甲はゴムではないのですね。バイオゾイド最大の特徴であり、設定にあるバイオ装甲の質感が再現されていないように感じるのですが、劇中どおりと言えばそうなのですよねぇ(苦笑)。その点を別にすれば素晴らしいです。小柄ながら主だった関節は全て動き、非常に可愛い、とても愛らしく凄く気に入りました。腕にもう一つ、脚にもう二つ関節が欲しいとも思いますが、それは些細な問題です。当然パイロットが同梱されているのですが、ディガルドのパイロットは赤いのですね。帝国の青いパイロットが余り好きではなかったのでこれは嬉しいです。しかしアニメの様な特殊なスーツに身を包んだ姿ではなく、従来と同様のパイロットなのですね。それらを含めても、ラプターが非常に魅力的である事は変わりません。常に手元に置いておきたいですし、様様なポーズを取らせたいです。巧くバランスさえ取れば片足で立つ事すら可能ですし、旧来の尻尾を地に付けた恐竜ポーズも出来ます。あ、そういえば、ラプターにはシールが入っていないのですね。ゾイドにはシールを貼らないので別に構いませんが。
 最後に最も気になった事ですが、この大きさですと六百円が適正価格に思えます。しかし実際は千円もするのですねぇ。正直に言うとこれは高価いです。劇中の扱いも商品的にも、レブラプターに相当する存在なのでしょうから、六百円で売るべきではないでしょうか。

HGシリーズウルトラマン〜ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス編〜(05.08.17)
 発売当時にレジェンドが凄く欲しいとは思ったのですが回す事はありませんでした。しかし後後になるに連れ、それを後悔する事が多くなります。そんな折に見かけたばら売りは正に僥倖と言える出来事です。
ウルトラマンレジェンド:力強さ、その身に内包する究極の力を感じさせる、素晴らしいポーズです。そう・・・思っていたのです。写真で見る限りは。しかし実物は若干ながら期待外れの感があります。全体的に細身で頼り無さがあるのですよね。付属のテックライガーKS−4はボリューム不足を解消させる為のアイテムでしょうか。正直な所、彩色されていないとどのマシンなのか見分けがつきません(苦笑)。
グローカービショップ:グローカー一族の最高峰に位置する、最強の敵怪獣。ポーンがソフビ、ルークがソフビ道、そしてこのビショップがHGとしての立体化となります。ソフビはポーンだけではなくルークとビショップも立体化して欲しい所ですが、取り敢えずはHGだけでも立体化された事を嬉しく思います。その商品に関してですが文句無しです! 先ずなんと言っても圧倒的なボリューム、(ばら売りを購入したのでその感動は味わえませんが)カプセルトイとしてこのボリュームが出たら本当に嬉しいでしょうね。そしてボリュームだけではなくこれがまた豪く格好良いのです。ウルトラのロボット怪獣として、個人的に最高に好きです。コスモス3は見ていないのでその勇姿は知らないのですが、巨大なボディで不気味に移動し、強力なパワーでウルトラ戦士を圧倒する、そんな姿が容易に想像出来ます。

BB戦士282 天翔狩人摩亜屈(05.08.17)
 発売前から欲していた一品です。何件か周ったのですが何故か売っておらず入手するのに苦労しました。
 パッケージは『天宮の闇を切り裂け! 翔べ、武者大鷲!!』と言う謳い文句と共に非常に格好良い仕上がりです。摩亜屈のイラストは涎が出るほどの格好良さです。下箱には『SDガンダム薀蓄大将軍!!』と言う項が設けられており、第10回として戦国伝に登場した兄弟がフューチャーされています。中中に気の利いた試みではありますが飛駆鳥と號斗丸の兄弟が記されていないのが気にかかります。兄弟どちらもが主役を張ったと言う歴代でも屈指の存在感を放つ存在なのに無視ですか?(苦笑) 裏面? 最下面? に掲載された武者劣伝は逆伐の名前が『逆抜』と誤記されていますね。
 説明書、解説部分の文面を見て気付いたのですがこの摩亜屈は嘗ての衛有吾、即ち二代目摩亜屈なのですね(・・・? 摩亜屈と言う名前が代代受け継がれている名であり、また戦国伝の七人衆を先祖に持つのであれば“二代目”と言う表記はおかしいですよね)。武化舞可編のキットである事を鑑みれば当然なのですが、これまでに読んでいたのが零だけだったので『摩亜屈=悪無覇域無山で死んだ先代摩亜屈』と言う認識があったので意外でした。そして、ある意味BB戦士最大の楽しみとも言えるコミックワールドです。掲載されている紙面の関係か零以上に嘗てのコミックワールドを思い出して懐かしい気持ちにさせられます。刃斬武こと逞鍛が斎造を庇って死んでしまった場面はぐっと来ました。逞鍛が刃斬武へと名、姿を変え裏切ったのは(素地はあったにせよ)闇皇帝に操られただけだったのですね。また衛有吾の台詞からすると遮光は零で死亡するみたいですね。短い頁数に見所が詰まり非常に満足度の高い、これこそコミックワールドのあるべき姿です。しかし烈伝のキットを買うのは初めてなので当然ながらストーリーは理解出来ません(昔もBB戦士を疎らに購入していましたので似たような状況でしたけどね。纏めて並べて繋がる所があったりすると嬉しくなったものです)。最大の疑問は斎造が誰なのか分からない事です(キーとなる重要な人物のようですが)。
 此処からはキット本体へ話を進めます。何時もの様にシール貼付に苦戦したのですがそれはもう良いので置いておきます。何箇所か苦戦し、思った以上に時間を要しましたが、それでも完成にこぎつける事が出来ました。
 組立の書の順番を追っていきます。全ての基本である『軽装状態』。予てから脛パーツに不満を訴えていたのですが、実物を見ると思ったほど嫌ではありませんでした。安定し辛い点こそありますが充分に許容範囲です。
 次にメインビジュアルを務める『武者形態』です。この形態は何と言ってもご無沙汰であった鍬形の鍍金パーツでしょう! 鍍金の存在が当たり前であった頃は思いもしませんでしたが、今は凄く眩く輝いて、神神しさすら感じます。それにバイザーがクリアーパーツなのもポイントが高いですね。こういう素材の拘りが見栄えを良くします。掛け値無しに格好良いです。塗装をしないとその色合いが旧摩亜屈に似ていますね。
 (コンパチとは言え)烈伝では最初の敵キャラとなる為、目玉とも言える『刃斬武将軍』。モティーフであるバーザムが好きな事もあり期待していました。ランナーをグレーに塗装しろと言う指示が往年の百士貴、百鬼丸兄弟を思わせますが、私は塗装技術もありませんし一つしか買っていないのでそのままです(苦笑)。組み立てでは塗装にシールを貼るのがとても大変でした。摩亜屈の鍬形と一緒に鍍金パーツにして欲しかった所です。その他はカラーリングも含めて格好良いと思います。刀を腰ではなく背に差しているのも差別化が成されています。全体的のボリュームがあるのですが頭部が一回り大きくなってしまっているのが難点です。これだけが惜しいですなぁ。
 武器の一つであり鍍金と共に注目すべきポイントなのが『大鷲突銃(イーグルトップ)』です。そう、スプリングによる弾丸発射ギミックが復活しているのです! 発射の仕組みがこれまでと違って、巧くやらないと飛び辛いのが気になりますが、取り敢えずは復活した事を喜びましょう!
 大鷲突銃に摩亜屈の鎧を装着する事で『武者大鷲(イーグル)』となります。これは初代を踏襲していますね。
 摩亜屈の鎧ではなく刃斬武の鎧を装着したのが『鉄機大鷲(イーグル)』です。名前から察すると刃斬武は何らかの形で鉄機の恩恵を受けていると言う事でしょうか?(安直ですが負傷した躰を修復する為に鉄機に改造された?) 組み替えて『鎧台座』にもなりますがよく理解りません。
 摩亜屈の最強形態とも言えるのが『高速戦闘形態(マッハバトルモード)』です。流石に刃斬武の顔は使っていませんがそれ以外は全てのパーツを装着しており、一番強い形態であろう事を問答無用に感じさせます。
 もう一つの最強形態とも言うべきが『超武者大鷲形態(スーパームシャイーグルモード)』。コロ走行出来るのが最大の強みですが、顔が露出しているのが間抜けなので余り好きではありません。
 幾つか不満を述べはしましたが全体的には素晴らしい商品です。これぞBB戦士、これぞSD戦国伝です。コミックワールドも含めて本当に満足度が高く、苦労をしただけの価値はあります。この勢いで逆伐、雷凰、漣飛威、殺駆頭、烈火頑駄無大将軍、カピターン卿も商品化して欲しいですね。

EZ−072 エナジーライガー(05.08.17)
 エナジーライガーは大好きなゾイドの一つでして、常常欲しいとは思っていました。もしも「貴方の一番好きなゾイドはなぁに?」と問われれば、ギャラドかエヴォルツォーネか、そしてこのエナジーか、その三つの中で迷います。FZ仕様共共五百円程度で買いたかったのですがそんなのは何時まで経っても見つからないので妥協して購入へと至りました(それが一番好きなゾイドに対する態度ですかいな?)。
 値段が値段なので非常に大きな箱で・・・・・・・・・中はスペースだらけですな! 組み立て前の確認で電池を入れますと、最初から電源が入っていた様でいきなり動き出して吃驚しました。それにしても機能が多いだけに確認作業も多いですな(苦笑)。ゾイドに於いてカラーの説明書を初めて体験するのですが、ゾイドは基本的に元から分かり易かった事もありそれが増大します。そしてそれは組み立ての過程にも言えます。流通では模型ではなく組み立て玩具の扱いですが、実際に組み立ても一つひとつのパーツが確実に組み合わさり、(相応の時間こそ掛かりますが)非常に組み立て易く、実に気持ちが良いです。嘗てフューラーの組み立てには四時間掛かってしまったのですが、流石に組み立てレベルも5なので約二時間程度で完成しました。今から思い出してもフューラーは時間が掛かりました。唯一所有している大型ゾイドのマッドサンダーよりも・・・・・・・・・? そういえばマッドサンダーの組み立てにどれだけ時間が掛かったのか覚えていません。もしかしたらフューラー以上に掛かったのかも知れませんが、フューラー程度の時間が掛かったのは初めてだったから印象に残っています。それに全く同じゾイドを二体購入したのもフューラーだけですからね。
 さて、完成を迎えたエナジーライガーですが、期待していたとおり格好良いです。重武装、高火力で圧倒されるものがあります。反面、耳が妙にらぶり〜で可愛いです。歩行は非常にスムーズ。そして最大の特徴がエアポンプギミックです。その一つである『エナジーウィング』の展開なのですが、これはずっと空気を送り続けていて問題が無いのでしょうか? 素人考えですが破裂してしまうのではないかと言う不安があります。もう一つが『チャージャーキャノン』と『チャージャーガトリング』のアクションです。特にガトリング砲の回転は思いのほか速くて驚きました。今にも硝煙の匂いが漂って来そうな雰囲気ですが、CPのビームガトリングもこんな感じなのかしら? 時に、ギミックの切り替えは電源を入れた状態で行えと書いてありますがそうでなければ不味いのでしょうか? 何度か意図せず行ってしまいましたが(死)。またこの時期の電動ゾイドには台座が付属しているのですがこれは便利ですね。歩行ギミックは面白いものの場所が無いと忙しないですからね。それにスーパーやデパートに展示されている気分を味わえます(?)。密閉されていないのが気になるコクピットですが、その点を除けば作り込まれていて好感が持てます。単に狭いだけかも知れませんがスペースだけの投げやりなコクピットもありますからねぇ。
 初めて読む事となるバトストEX(何処にも書かれていませんので厳密には違うのかも知れませんが)は、とにかく、これでもかと言うほどエナジーが大活躍で最高に嬉しいです。エナジーがどれほど凄いゾイドなのかが強調されていますね。

GFLEX phase−4(05.08.29)
 第一弾のブレイズザクファントムや第三弾のフリーダム、スラッシュザクファントムが欲しいと思った事がありましたが、購入に至ったのは今回が初めてとなります。売りの一つである着ボイスですが、携帯電話を所有していない私には何の縁もありません。
18 ZGMF−X20A ストライクフリーダムガンダム:当初の購入目的はデストロイのみでしたが、どうせならと序でに買いました。するとこれが中中、予想以上に素晴らしい品でした。なんと言っても感心したのは『腰部クスィフィアス3レール砲』の基部が、後ろからサイドにちゃんとスライドして移動する事です。風の噂でMIAでは差し替え式になっていると聞いておりましたのでこれには感動しました(無論他のギミックとの兼ね合いもありますので、一概に此方が優れていると言う訳ではありませんが)。初出撃の際に非常に印象的だった、金色に輝く関節が塗装されていないのは残念ですが、サイズや値段を考えれば仕方が無いのでしょうね。充分に許容範囲です。また同様に印象的なギミックにドラグーンがあり、この商品ではそれも着脱出来ません。しかしこの手のギミックはいざ再現されても(台座等が無ければ)遊び辛いですし、却ってポロポロと外れ易かったりするとストレスが溜まりますのでこれはこれで正解でしょう。とにかくレールガン基部がスライド式になっていると言う事の衝撃が(良い意味で)大きく、些細な不満は気になりません。大満足です。
20 GFAS−X1 デストロイガンダム:そのインパクトの割に商品化が殆ど成されず、GFLEXがその数少ない商品となりましたので購入と相成りました。ストライクフリーダムの出来が良かっただけに自然期待も大きくなりましたが、それと比べると少少残念な出来でした。変形の際に差し替える部分が多いので結合が甘くなってしまうのではないかと言う不安に苛まれてしまうのですよね。またMS形態にせよMA形態にせよ、何となく頼り無いのです。劇中での活躍、印象からすると、がっしりとして頑丈な方がデストロイに似合います。唯、全体的にはそれほど悪くありません。両形態ともいとおしくすら思います。関係ありませんがMA形態の顔がぱにぽにに出て来るエイリアンに似ていますね。

GD−09 破壊兵デモリッシャー(05.09.05)
 生粋のデストロン兵ではなくサイバトロンからの裏切りで、ビークルモードも戦闘車両ではなくクレーン車だと言う不満はありますが、ロボットモードの力強いフォルムが好みでありました。アニメ劇中では余り活躍していないのが難点です。
 ビークルモードはクレーン車と言えど中中に戦闘的で格好良いです。十二輪のタイヤが力強さを感じさせますし、装甲車に近いスタイルに思えます。当然のギミックですがクレーンがちゃんと伸びます。運転席の窓にクリアパーツが使われ、ちゃんと運転席が再現されている点が完成度をぐっと高めてくれますね。ギャラクシーフォーストイの特徴がフォースチップによるイグニッションギミックです。デモリッシャーには二種類搭載されており、クレーンからブレードが伸びる『メガクレーンブレード』と、『バスターランチャー』の展開があります。ビークルモードでは前面の敵を上段からぶった切るのでしょうか。それなりに長さがあるので迫力満点です。
 ロボットモードへの変形は説明書が分かり辛く最初の方で時間を要しましたが、後は割かしスムースに出来ました。ロボットモードでもイグニッションギミックに変更はありませんが、バスターランチャーとメガクレーンブレード、其其右腕と左腕に装備されるのでぐっと武器らしさが増します。大剣は好みの武器なので特にメガクレーンブレードが嬉しいですね。でも刃の向きは逆ではないと使い難いと思います(ぉ 車体の一部が背面でウィング上に広がるのも格好良いです。
 概ね満足ではありますが、首や爪先の緩さが気になります。少し触れてしまっただけで首は回転し、持ち上げただけで爪先は垂れ下がる。これは正直遊び辛いです。またフォースチップのデザインが地球と言うのも奇妙に思えます。それと、抑抑の問題ですが、このフォースチップによるイグニッションギミックは余り好きではないのですよね。普通にスイッチを押せば良いのでは、と思ってしまう、フォースチップの存在に必要性を感じるだけの魅力がありません。寧ろフォースチップを保存しなければならないので邪魔です(死)。それと破壊兵と言う肩書きはありがちと言うか、地味ですよね(苦笑)。

BT13 軍事作戦司令官・レーザーウェーブ feat.マツダRX−8マツダスピードVersionU(05.09.15)
 バイナルテックの開始当初から人並みに欲しいとは思っていましたが、特に強く欲しいと思ったのはマイスターでした。マイスター自身の魅力やバイナルとして転生したボディの外見が格好良かったのです。しかし赤と白の二色用意されるという不可解な仕様で困り(赤の方が好みなのですが“マイスターとしては”断然白なので迷うのですよね)、また発売後の評判を聞くと肩が外れ易いとの事で断念しました。その仕様変更として発売されたのが、このレーザーウェーブです。バイナルはサイバトロンありきなのでデストロン関係には不満が多く、レーザーウェーブもその例に当て嵌まりました。ジャガーの登場で物語、設定的に割り切れる様になったとは言え、車から変形するレーザーウェーブと言うのは受け容れ難いです。しかしそれが半額で売られていれば、然程迷う事はありません。一つは欲しかったバイナルですので、良い機会と言う事で初めての購入と相成りました。
 バイナルは金属が使用されているので箱を持っただけでも、ずっしりとした重みが感じられます。またパッケージデザインもハイエンド商品として最低限度の拘りが見られます。これで本体の梱包に発泡スチロールが使われていれば理想的と言えたのですがねぇ。下の部分がマイスターのままなのはご愛嬌ですね(笑)。TFとしては当然の事ですが、スペックカードがちゃんと付属しているのが良いですね。
 ビークルモードは流石にバイナルの売りだけあり、素晴らしいとしか言いようがありません。ダイキャスト、ゴムタイヤ、クリアウィンドウで見栄えはバッチリですし、ボンネットとドアがちゃんと開きます。それだけではなく内装も再現されており、椅子のリクライニングも可能なのだから凄いですねぇ。残念ながら丁度良いサイズのフィギュアを持っていないので、よつばの上半身だけを乗せて悦に浸っております。当然ながら純粋にカーモデルとしては高くないレベルなのでしょうが、変形ロボではこれだけ見せられれば十二分に満足です。運転席の隣にロボットモードの顔が鎮座していたワイルドライドとは豪い違いですね(笑)。誤解の無いように言っておきますがワイルドライドの値段やコンセプトを考えれば充分でしょうし、あれはあれで味があって好きです。それにアニメでも効果的に活用されていましたからね。
 ビークルモードを一通り眺めたらロボットモードの変形に入るのですが、正直に言うと不安が強かったです。バイナルの変形は非常にデリケートで、塗装に傷が付く事も多いと聞いているので冷や冷やしていました。しかし実際に変形をさせてみれば、(最初期から大分改善されたと言うのもあるのでしょうが)思ったほどの難易度ではありませんでした。一つひとつの工程を順にこなしていけば、無事に完了しました。気になったのは二箇所に過ぎません。一つはボンネットを下ろし頭部を通す時に外れてしまう事、もう一つは踵の有用性が良く分からない事です。説明書では展開する様に指示されていますが展開していません。
 ロボットモードは特徴的な頭部デザインと左腕のガンアームが印象的で、紛れも無くレーザーウェーブと言う風貌ですね。多少はバランス良く立たせるのに苦心しますが、巧く立てれば安定性は悪くありません。マフラー・ブロックが変形したターボライフルが唯一の手持ち武器ですが、ガンアームがあるので余り価値は感じません。しかしガンアームの増幅ユニットとして使えば、オリジナルの光線銃形態に匹敵する破壊力を発揮すると言うのが凄いですね。頭部には集光ギミック――ライトバイピングと言うのですね――があり、単眼が鮮やかに光り輝きます。集光ギミックは内蔵電源が無くても手軽に発光が楽しめるので好きです。最後に余談になりますが、説明書九頁のターボライフルとビークルモードの説明が入れ替わっていますね。最初は少し驚いてしまいました。

HGシリーズ MSセレクションDX2
 前弾よりもパッケージの厚みが増していますね。ストライクフリーダムのイラストが格好良いです。
A ストライクフリーダムガンダム(05.10.05):今回のラインナップでも欲しいの一種、このフリーダムのみでした。一度目で手に入らなかったので、二度目に買った時も自信はありませんでした。しかし無事に手に入りました。関節の金色が格好良いです。ポーズもビームサーベルでビームの乱射を弾いた後を思わせる、格好良い姿です。商品としての特徴はプレイバリューの高さですね。右手首はビームサーベル、連結状態のビームライフル、平手の三種類、腰サイドアーマーはビームライフル、レールガン(収納状態)、レールガン(展開状態)、腰リアアーマーは通常状態、レールガン装備状態の選択が出来ます。DXの値段はこの部分に集約されているのですね。勿論プレイバリューが高くて嫌な事はありませんが、サイズ、材質から考えると余り組み替えて遊ぶと言う事には向いていない気がします。一通り堪能したら気に入っている組み合わせで飾って終わりですな。
C ボール&ジム(05.09.30):フリーダムを狙って最初に購入した時に出たのがこのセットでした。白状をすれば、第一印象は悪かったです。目当ての物が出ないにせよ、五種の中で最も欲しくないと思っていたものでした。しかしいざ開けてみると、ボールが思いのほか良かったです。手頃なサイズでアームが上下に動くので楽しめます。ジムも武器がビームスプレーガンとビームサーベルで選択が可能で、それに合わせてバックパックも二種類付属しています。如何せんジムと言うのがそそらずボールよりも評価は低いのですが、特別悪いとは思いません。買う前からすればぐっと評価は良くなりました。しかしながら、これで四百円と言う事は通常のMSセレで言えば、ボールとジムが単体で二百円と言う事になります。ジムはともかくとしてボールを考えると、些か適正価格よりも高いのではと思います。そんな事は今更言うまでも無く、前弾でも感じていた思いですがね。勿論商品の種類にもより私の買っているのがどちらかと言うとボリュームに欠けるものなのですが、メカセレの様な値段に見合った大きさと言う感覚はありません(メカセレでもピンきりですが)。

SC−01 総司令官グランドコンボイスーパーモード(05.11.30)
 パッケージのメインビジュアルは堂堂とした佇まいで格好良いです。箱を開けて、先ず溜め息が出ました。すっかり忘れていましたが、TFは針金による雁字搦めの梱包が成されているのですよね。しかも悪い事に、グランドコンボイの場合は一度開けたら戻せないではありませんか。三十分弱の時間をかけて針金からグランドコンボイを解放しました。同梱されているオリジナルコミックブックは第二話でしたが、第一話と雰囲気が異なる気がします。
 取扱説明書の表記に準ずるならば、ロボットモードは単なる『コンボイ』で、スーパーモードを『グランドコンボイ』と呼称するのですね。ビークルモードのコンボイは材質の関係で質感は今一ですが、バンパーに銀鍍金が施されているので格好良いです。特徴的な形状のトレーラーは未来風ですね。コンボイをサポートするのが『ファイヤー1』、『ジャイロ2』、『ディガー3』、『サブマリン4』の四機です。ゴムタイヤを履いておらず窓がクリアでないので安っぽく見えるのが難点ですが、どれも一つだけながらギミックが搭載されているのが嬉しいです。特にディガー3の転がし走行に連動してドリルが回転するギミックは良いですね。四機の中では一番のお気に入りです。コンボイ、トレーラー共にビークルモードにしておき、頭と腕だけ変形させるとストライクブースターみたいで格好良いです。
 トレーラーはビークルモードからステーションモードへ変形して、格納しているグランドフォースを発進させるギミックがあります。ジャイロ2以外はスイッチを勢い良く動かす事で発射しますが、どうにもそれは巧く動作しません。勢いが足りないのでしょう。ハッチを空けるに留まってしまい不完全燃焼です。
 コンボイのロボットモードへの変形は迷う部分も無くスムーズに完了しました。肥大化したボディとアンバランスな四肢が特徴的な体型です。思っていたよりもボリュームがあり驚きました。武器のコンボイガンにミサイル発射ギミックがありますが、予想していなかったので嬉しいです。
 そしてコンボイとグランドフォースが合体、グランドクロスする事でグランドコンボイが完成します。グランドフォースは其其が片腕、或いは片端を構成するので、様様なパターンが考えられます。ジャイロ2を左腕にしてムラサメソードごっこやムラサメブレードごっこをするのはお約束ですね(笑)。グランドクロスの工程では頭部に被さるメットが軟質パーツなのでかっちりと嵌らないのが難点です。しかしそれ以外に特に不満も無く、無事に完成させられました。脚部の接地が良くないのでバランスが取り辛いのですが格好良いです。意外な事にコンボイとグランドコンボイで大きさは然程変わらないのですよね。これがコンボイに感じた大きさの理由だったのですね。そして、この状態では展開した左胸のハッチを後方に押す事で胸部が発光、必殺技である『グランドファイヤー』が再現出来ます! 電池は同梱されていないのですね・・・。テスト用が同梱されているとばかり思っていたので、光らなかった時は凄く寂しかったです。更に悔しいのが一週間ほど前にボイスアイドルのイザークから電池を抜いて捨てたばかりだったと言う事です。もっと早く買っていれば、或いは捨てるのがもう少し遅ければ、そう思うと残念でなりません。電池を使っても単に光るだけですから、その為に電池を購入する気にもなれず、恐らく光らせる事無く箱に仕舞われるでしょう。

機動戦士ガンダムSEED1/144スケールモデル17 モビルスーツゲイツ(05.12.21)
 量産機カラーよりも指揮官機カラーの方が好きなので、その発売を願って買わずにいましたが、その可能性も絶たれたと見て良さそうなので購入しました。しかしジンやバクゥは『モビル〜』と言う表記なのに、ゲイツだけは違うと言うのが解せません。モビルゲイツではない理由は推測がつきますが、それなら何故ゲイツと言う名前にしたのでしょうか。まさか名称決定の際に誰も疑問に思わなかったとでも言うのでしょうか。シードのガンプラではHGのパッケージが一番格好良いのですが、コレクションシリーズも悪くはありません。多数のジン、シグーを背後にしたゲイツが格好良いです。
 同じコレクションシリーズでもフリーダムは組み立て説明書がちゃんと存在したのですが、ゲイツでは箱への印刷に戻っているのですね。些細な事ですが説明書はちゃんと別紙に印刷されている方が良いですなぁ。
 コレクションシリーズですから十分〜十五分程度で組めるだろうと気軽に考えていましたが、驚いた事に三十分も掛かってしまいました。フリーダムの組み立てに要した時間は失念しましたが、同程度だったのでしょうかねぇ? 通常はパーツ番号の順番にランナーへ配置されるものですが、このゲイツではそれが崩されています。一例を挙げるならば1番はA1ランナー、2,3番はA2ランナー、そして4番はA1ランナーと言う感じです。特に支障があるわけではありませんがどちらかと言えば不便ですし、こういうのを見るのは初めてだったので少少戸惑いました。組み立て式玩具に触れる度に言っていますが、小生はシール貼付を苦手としています。このゲイツの場合もその例に漏れず、特にカメラアイのシールは小さくて苦戦しました。シールは全てずれてしまいましたが、遠くから見る分にはそれほど酷くはありません。
 完成したゲイツはとても格好良いです。メインスラスターのサイドに張り出したサブバーニアの効果が大きく、異常に強そうです。バックパックが巨大なので対比として腕が細く見えてしまいますが、設定や劇中通りなのでしょうから問題ではないでしょう。全体的に力強い印象のあるゲイツですが、その大半はバックアップが担っており、本体はスマートなのですよね。ロボットと言うのは背面も重要なのですが、その点ゲイツは合格ですね。特に脛の裏側が素晴らしいです。単色成型である事を残念に思っていましたが、シールを貼る事で最低限の見栄えが整います。各種ギミックこそ再現されていませんが値段を考えれば文句はありません。フリーダムもそうでしたが満足度は高いです。
 以上の様に非常に高い評価を下しているゲイツですが、矢張り指揮官機カラーやHGが欲しいですなぁ。ジンやシグーと違ってMSVでのキット展開も無く、デスティニーでは新たな主力メカであるザクが登場してしまった事でゲイツは恵まれていません。その事が残念です。

HGシリーズ MSセレクションDX3(05.12.28)
 第二弾で箱の厚みが増したMSセレDXでしたが、今弾では元の厚さに戻りましたね。メインビジュアルを担当しているのはサイコでこれまでと同様に格好良いです。百式は持っていませんが、総じて満足度が高いシリーズでした。第一弾、似弾は値段分の価値が無いと判断しましたが、この第三弾はDXで初めてメカセレより高価になった事に納得が出来ます。
ディジェ+ド・ダイ改:最初に一つだけ買ったのですがその中身がこのディジェでした。組み立てる前からド・ダイのボリュームに圧倒されます。ディジェは特に悪くも無い出来ですが、ド・ダイの大きさに印象は全て埋まりました。目当ての商品でない事に不満こそ感じましたが、このボリュームを見れば気になりません。
ガンダムMk−II+フライングアーマー:一つ目がディジェだったので二つほど追加購入、その内の先に開けた方がMk−IIでした。Mk−IIと言うMSは嫌いではありませんがサイコが欲しかったので残念と言う思いに苛まれます。ド・ダイを見た後なのでフライングアーマーの小ささには不満を感じました。Mk−IIは格好良いのですがね。サイコと組み合わせてホンコン・シティが再現できると考えれば当たって良かったのかも知れません。少少強引ではありますが。
サイコ・ガンダム:今回のラインナップで唯一欲しいと思ったのがこのサイコです。一つ目で入手出来ていればそれしか買わなかったでしょう。最後に開けた箱の中からサイコが出て来た時はこれ以上買わなくて済むと安堵したものです。肝心の出来に関しては充分に期待に応えてくれるものでした。全身の装甲を排除して組み直すので変形が物凄く面倒ですが、MS形態とMA形態が再現出来ると言うのは嬉しいです。MSセレの第十六弾にもサイコがラインナップされた事がありましたが、哀しい事にMk−IIと同じ大きさで何とも言えない気持ちになったものです。それから数年の時を経てやっと納得出来るサイコが手に入りました。残念ながら他のMSとの統一スケールでは無い様子で、未だ少し小さいのですが値段を考えれば仕方がありません。出来が良いので許容出来ます。肩や脚部、脚の付け根がボールジョイントで自在に可動、肘を折り曲げる事が可能です。膝を曲げる事が出来れば更に表情が豊かになるのですが、本来であれば可動を念頭に置いていないMSセレ規格である事を考えれば問題ではありませんね。

ディスクアニマル01 アカネタカ(06.01.01)
 元日と言うおめでたい日に購入しました。食玩、DX問わずディスクアニマルに触るのは初めての体験です。印象としては思ったよりも変形が簡単だった、と言う所でしょうか。円盤状の本体にラインが入り乱れているので、見た時は変形が複雑そうに思えました。しかし実際に触ってみるとすらすらと変形させる事が出来ます。でも投売りで無ければ絶対に買わなかっただろうなぁ、と言うのが正直な意見です。定価で買っていたら絶対に後悔していたでしょう(定価で買う場合は明確に欲しいと思って買うのでしょうからまた条件が異なるので一概には言えませんが、明確に欲しいと思っていない時点での推測です)。

ディスクアニマルEX ムービーエディションセット(06.01.01)
 劇場版仮面ライダー響鬼を見た直後は消炭鴉に惹かれ、ディスクアニマルが欲しいと思った事がありました。流石にDXには手が出せないので食玩を買うつもりになったのですが、幸か不幸か私が行く店では終ぞ発見する事は無かったのです。結果、段段と気持ちも薄れていたのですが、DXを安価で入手すると言う幸運に恵まれました。
 開封しての第一印象はシールを貼るのが面倒と言う、決して良いものではありませんでした。元来からシールを貼るのが苦手なのに加え、少なくないシールの量に圧倒されます。『どうせ安かったのだから適当で良いや』と考え、大雑把に貼り終えました。
 同商品は『ケシズミカラス』、『イワベニシシ』、『シロネリオオザル』の三種類が入っています。消炭鴉は茜鷹の一部仕様変更品ですが、黒と金のカラーリングが好みです。劇中では歌舞鬼が使っていた事もありカラクリ動物の中で一番好きなのがこの消炭鴉となります。岩紅獅子は灼熱の如き赤い躰のカラクリ動物で、劇中では響鬼が乗用に使っていました。大きな鬣が格好良いです。白練大猿も響鬼が所有するカラクリ動物ですが、その巨体がインパクト抜群です。当然ながら玩具は他と同じ大きさですが、同スケールの響鬼と歌舞鬼のフィギュアが付属するので雰囲気が味わえます。特徴的な顔も再現されています。土偶を思わせる眠そうな目が目に付きますが、孫悟空の様な緊箍咒をしているのも面白いポイントです(月9で西遊記が始まるのでタイムリー?)。残念な事に劇中の大理石の様な質感は再現されていません。

GD−08 強襲戦闘員ダイノシャウト(06.01.01)
 アニメ本編での印象が非常に薄いので欲しいと思った事はありませんが、偶然にも入手する機会に恵まれました。ロボットモードになると腕が四本ある様に見え、無性に可愛らしいです。アニメの最終回でもロボットモードでビーストモードの腕がぴこぴこと動く場面があり、余計に可愛いと言う面が際立ちます。ロボットモードでは独特の体型をしているのですが、何となくそれがアニマトロスらしさに繋がっている様に感じます。フォースチップをイグニッションする事で頭部から『クレストソード』が飛び出ます。残念な点は接地性が悪い点でしょうか。アグレッシブなポーズが似合うダイノシャウトですが、どうしても礼儀正しいポーズにしかなりません。
 TFに付属するスペックカードにはそのモットーが記されていますが、ダイノシャウトは『食えねぇ奴は、気にいらねぇ!』と言う言葉です。これはダイノシャウトの外見から来る印象をストレートに表していますが、それとは別に油断がならないと言う意味の『食えない』とかけられており、短いながらその魅力を端的に表した実に秀逸な言葉だと思います。直情的で単純に思えるダイノシャウトですが、その奥には隠された深みがある事を感じさせます。アニメでは出番がとても少なかったのでその片鱗が見られずに終わったのが残念ですね(尤も、アニメと玩具の設定には異なる部分が見られますので、仮に出番が多くてもこれが再現されたとは限りませんが)。

GC−02 戦士エクシリオン(06.01.01)
 最初に見た時からホットショットが成長した姿に相応しく、とても格好良いと思いました。残念ながらギャラクシーフォースはスーパーリンクの続編と言う位置付けではなく、エクシリオンもまたホットショットの成長した姿と言う設定ではありませんでした。性格も私が好むタイプではなかったのですが、外見に関してエクシリオンの魅力が褪せる事はありません。後半でパワーアップしたカラー変更と言うのが高齢になっておりましたので、当然エクシリオンもロディマスカラーが発売されるだろうと踏んでいたのですが、赤いエクシリオンはDVD特典で一般販売されませんでした。よって通常のエクシリオンを入手出来た事を嬉しく思います。
 ビークルモードは最早お馴染みであるスポーツカーですが、評価すべき点があります。それはクリアパーツで再現された窓やフロントライトです。たったそれだけの事で見栄えがとても良くなるのでこれは絶対に必要な条件と考えます。これでタイヤがゴムであれば言う事はありませんでした。しかもちゃんと窓の中に座席が見えます。三年間の集大成に相応しい、そう言えましょう。
 ロボットモードへの変形はまんまホットロディマスですね。変形させていても強い既視感を覚えました。写真で見た印象そのままに格好良いロボットモードですが、個人的に気に入っている点は顔です。何となく色合いからグラディオンを彷彿させるのですが、端整で綺麗な顔立ちにクリアパーツが映えます。しかし全体的に下半身が頼りない、可動部分が緩くて立たせるのに心許無いと感じます。両方の形態で共通のイグニッションギミックは、加速ウィングの展開です。アニメでもグレートレースのクライマックスで効果的な使われ方をしており印象に残りました。しかし私が持つエクシリオンは片方のウィングを収納するのが難しく、中中嵌りません。完全に収納出来ない時が来るのではないか、そういう恐れから安易にギミックを使えなくなりました。変形方法はホットロディマスに似ていると言いましたが、全体的なフォルムは勇者ロボの主役メカを思わせました(エクスカイザーとかダ・ガーンとかデッカードとかドランとか)。
 ウィングの件はさておき、全体的には当初から思ったとおりの、良くも悪くも期待そのものでした。確かに格好良いのですが何度も遊びたいと思わせる要素はありませんね。デラックスサイズの標準的な商品としては過不足が無いと言えるでしょう。

GC−18 航空司令官ライブコンボイ(06.01.01)
 購入前からビークルモードの完成度が高く、数あるヘリコプターロボの中でも上位と睨んでいました。プロペラの回転とレスキューフックの伸縮ギミックが搭載されており、それがとても楽しみだったのですが、どちらも若干ながら期待を損なわれました。プロペラの回転には思ったほどの勢いが無く、レスキューフックはロープが短くワンタッチの収納を堪能出来ません。
 ロボットモードへの変形は値段相応に多くの手順を重ねますが、難しい箇所は無く、物事がスムーズに進みます(一箇所、説明書を誤って解し、悩みましたが)。基本はシンプルなフォルムのロボットモードですがインフィニットジャスティスを思わせる背中のウィング、右腕のレスキューフック、左腕のジャイロソーサーと中中に格好良い姿です。ジャイロソーサーの位置は武器としても盾としても使えそうでライブコンボイの勇姿を彩ります。パッケージの印刷されているCGの顔を見た時は、ロングラックの顔に非常に似ていると思いました。しかし玩具の顔は年齢を感じさせる表情で印象が異なりますね。イグニッションギミックはミサイルランチャーも兼ねる『ジェットブースター』の展開で、アニメに於いてブースターで強引に加速、戦闘機であるスタースクリームに追いついたのが印象的でした。余り思い入れが無いものの秀作だと思いますが、足を揃えて直立させると少し後ろに反っているのが気になります。僅かなレベルで問題はありませんが少し格好悪いですね。

RM−13 狙撃空尉スモークスナイパー(06.01.03)
 元となったのはG2スモークスクリーンで、これで四度目の登場となります。その発売自体は歓迎するものの格好悪いカラーリングと値上げに躊躇していたのですが、半額程度で売られていたので購入しました。
 ハンサムな顔立ちとスマートなフォルムのロボットモードは格好良いです。個体差の範疇なのか金型が酷使された結果なのかは理解りませんが、全体的に関節が緩いのが難点です。武器は二挺の強力なライフル『ショットメーカー』でミサイルの発射ギミックが搭載されています。持たせたり腕を動かしている時にうっかりスイッチを押してしまい、ミサイルが発射され驚かされる事が屡でした。他にロボマスオリジナル武器として『ラジアルショット』が同梱されていますが一度も装備させていません(死)。
 ビークルモードへの変形は苦戦を強いられました。実物の写真を利用した説明書が分かり辛い事に加え、力加減が分からず動かしたら破損するのではないかと言う恐怖があったのです。前日にギャラクシーフォースの玩具を弄ったばかりなのですが、説明書はイラストの方が分かり易いと感じました。車輪が引き出せ風貌がクリアパーツ、そしてコクピットも再現されているビークルモードは好印象を抱きます。完成度が高いですね。しかし脚部を固定するジョイントの嵌り具合が今一で、僅かな衝撃で簡単に外れてしまいます。関節の緩さと並びスモークスナイパーで最も残念に思った部分です。基本的には良い玩具だと思うものの、かっちりとしたものを好む性分故に不満に感じました。金型の状態が万全であれば、その辺りの不満が解消出来たのでしょうなぁ。
 さて、スモークスナイパーに関して好感を持てたのは、その性格設定にあります。狙撃空尉と言う役割の響きも素敵ですが、プロフィールの『名声欲に欠けているため地位は高くないが、実力は軍団の中でも指折りのレベル。クールさを装う一方、情にもろい一面も併せ持つ。』と言う文面に惹かれました。デストロン軍団の一員でありながらメガトロンと意を異にする、第三勢力として登場したG2スモークスクリーン、BBを従えるBWIIのスタースクリーム、そのどちらも魅力を感じるキャラクタでしたが、ロボマスのスモークスナイパーもそれに勝るとも劣らない魅力を持っております。しかしこれらの文面は箱に直接印刷されており、ロボマスにはスペックカードが付属しません。それ程重要視するポイントではありませんが残念です。

RM−14 強襲大尉ギガントボム(06.01.03)
 スモークスナイパーと同時に購入しました。ロボますでは初めて単品販売が行われた二人ですが、これまでは全てセットで発売されており、矢張り二人が揃ってこそその真価が発揮されましょう。ロボマスフォーマットに統一されたパッケージですが、ベーシックサイズを中心とした中で異端とも言える大きさから、パッケージの迫力も満点です。
 開封して本体を取り出すとその大きさの割に空洞が目立つのですが、それでも重量感と言う意味では大きなものがあります。巨大なボディが格好良いロボットモードですが、後部に重量が集中して立たせ辛く、そのままでの直立は困難です。全モードに共通する武器として、肩に巨大な『ガドリング砲』が装着されています。六本のミサイルを連続発射するギミックがあり、これが何とも面白いですね。因みにこのミサイルには『AI搭載型ライトンミサイル』と言う名称がつけられているのですが、AIによる思考で状況を判断し、確実に敵に命中させる武器なのでしょうか。ロボマスのオリジナル武器である『パルバライザー』はロボットモードのみで使えますが、これも持たせた事がありません(苦笑)。そんな事は無いでしょうがこの武器の為だけに値段が上がったのであれば嫌ですね。
 ステルス機である『ジェットモード』へ変形させます。スモークスナイパー同様に風貌がクリアパーツで内部のコクピットも再現されており、設定されているであろう大きさに相応しい巨大感があります。大きく翼が広がっている事で他の形態よりも大きさがあり素敵です。ジェットモードでは主翼に計六機のミサイルを懸架させる事が可能で、スイッチを押すことで投下ギミックが楽しめます。ギミック自体は面白いのですが装着に難があり、簡単に外れてしまうのが嫌でした。
 ギガントボムは三段変形(トリプルトランスフォーム)する事が可能で、装甲戦車である『タンクモード』が存在します。基本的な形状はジェットモードと大差がありませんが、各部の変形が気持ち良いです。また装甲戦車と言うモティーフが実に好みであり、とにかく格好良い以外の何物でもありません。僅かなパーツの変化でステルス機から装甲戦車へ外見を変化させるのは見事と言わざるを得ません。
 ジェットモードのギガントボムにビークルモードのスモークスナイパーを合体させる事で、最強形態である『高機動要塞ギガントスナイパー』が完成します。特筆すべき点の無い形態ですが、これを解除させる事で本来はタンクモードへ変形させると言う流れになっております。無論ロボマスでもそれは健在であり、一瞬にして主翼が折り畳まれるのが爽快です。
 総じてとにかく満足度が高く、流石は傑作と呼ばれるだけの商品だと思いました。可也のお気に入りです。実を言いますとスモークスナイパー、ギガントボムと言う名前はそれほど格好良いとは思っていないのですが、他のTFと重ならない全く新しい名称である事には好感が持てますね。

ムゲン合体シリーズ06 ゼノンバイン(06.01.19)
 初めてムゲンバインを購入するに当たり、高い評価を受けている点と数少ない悪側の存在と言う事でゼノンを選びました。悪と言う事で意識されているのか、MRRのステルスロボを思わせるカラーリングです。
 当然ながらムゲンロイドにも初めて触れる事になるのですが、関節にクリックが入っておりかっちりとしていて気持ちが良いです。このかっちり感は嬉しいですね。ムゲンロイドの顔にはイニシャルが入りますが、ゼノンの場合は側面だけでなく顔面にも『X』が入っています。何だか怪しい仮面をつけている様に見えてしまいます。
 ゼノンは単体で五段変形を見せます。四足歩行のドラゴンに変形する『ドラゴンモード』は全体的に細身です。ドラゴンの顔は格好良いのですが口が開閉しないのが難点です。動物メカと言うのはその一点がとても重要であるだけに大きな減点対象でした。個人的に気に入ったのが『タンクモード』で、意外にボリュームがあり転がし走行をさせていても楽しいです。また『ジェットモード』も陸のタンクに対して空を象徴している様で悪くありません。『スコーピオンモード』は面白いスタイルなのですが、若干安定が悪いです。最後の『ロボモード』はドラゴン同様に細身であり、私の好みからは外れます。説明書の順序に従って一通りの変形をさせたのですが、組んだそばから外していて虚しい気分になりました。しかし組みながら思いましたがこの限られたパーツでこれだけの形態を表現すると言うのは凄いですね。有形ブロック玩具の醍醐味なのでしょうが、とても感心しました。

ムゲン合体シリーズ20 オーバーライガン(06.01.19)
 雑誌で写真を見てから惚れ込んでいて、ゼノンだけでは遊ぶに物足りないであろうと同時に買いました。
 先ず説明書を開いてその情報量の少なさに驚きました。五段変形するゼノンが基準になっていましたが通常のムゲン合体シリーズではこれが普通なのですね。
 オーバーライガンはムゲン合体シリーズとしては初めてターボロイドが採用されていますが、アルファベットを模った顔と言う共通意匠が失われてしまったのが残念です。ムゲンロイドに比して小顔な印象ですね。
 マシンモードである『ドリルマシーン』はドリルが回転しない事に愕然としました。回転しないドリルに何の価値があると言うのでしょうか、これでは単なる飾りに過ぎません。これは残念でした。しかしアニマルモードではちゃんとライオンの口が開閉する事に好感が持て、その顔を隠す為のギミックも面白いです。
 色色と弄っての感想ですが、ゼノンに比べると自由度が低く、余り遊べないと思いました。全体的にパーツ分割が大雑把で面白い形状は出来ません。ドリルがドリルだけで独立したり、後足や鬣が外れれば使い勝手が良かったのでしょうなぁ。

ムゲン合体シリーズ グレートレックス(06.01.24)
 ギャラクシーレックスの仕様変更品ですが、赤を基調にしたカラーリングが好みなので此方を選んで買いました。
 ムゲンロイドは所所に入る金色のラインが格好良いですね。基本的にはギャラクシーレックスでありながら、その上位機種と言う印象があります。
 マシンモードはロケットなのですが、その色合いから機首がサンダーバード三号に見えて仕方ありません。
 アニマルモードに変わりティラノサウルスを模したダイノモードに変形します。購入以前から思っていましたがこれがどうも格好良くありません。元々ティラノサウルスはT字よりも従来の怪獣体型の方が格好良いと思っていますし、グレートレックスの場合はそれに加えて平面的な装甲が目立ちます。恐竜と言うよりも箱と言う印象が強いです。またデザインの面を別にしても、恐竜の口が開かないと言う致命的な欠点があります。ムゲンバインでは珍しくありませんが、口が開くだけでも動物としての魅力がぐっと増します。逆にそれが無いと凄く寂しいのですよね。
 しかしムゲンバインとして見れば、そのパーツ群は魅力的です。ジョイントが豊富に配されており使い勝手が良いです。そのままでは持て余し気味な機首が二つに分かれるのも嬉しいですね。

ムゲン合体シリーズ09 ヒートトリケラ(06.01.24)
 Gを買うのであれば同時にHも買わねばなりません。なので此方は迷う事無く買いました。
 写真で見た時は秀逸に見えたマシンモードですが、実際に組んでみると凄いですね。まるでSL蒸気機関車に見えません(笑)。いあ、決して謗っているわけではありませんし、相変わらず限られたパーツによる巧みな見立てには感心しています。
 ダイノモードのトリケラトプスに対する印象も基本的にはマシンモードと同様です。守護獣、爆竜を経験しているので青いトリケラトプスにも馴染みがありますしね。Gに続きまたもや口が開かないのが残念です。
 HはGを上回る使い勝手の良さです。パーツによってはジョイントの可動まで盛り込まれており、実感した訳ではありませんが、パーツとして使う際には重宝するでしょう。
 さて、HはGと組み合わせる事で更なる形態が発現します。それが『ムゲンダイナーダブル』と『ムゲンダイナーブラキオ』です。前者は大型のロボット形態で、中中しっかりとした作りになっています。顔も含めてそのデザインは好みではありませんが、両肩にティラノとトリケラの顔が配置されている辺りは外連味があり実に格好良いです。写真では見た事が無いグレートレックスを使用したダイナーダブル、何よりも見たかったのはこれです! しかし印象自体は通常のダイナーダブルと然程変わりませんね。ブラキオは首の不自然なラインと横に平たい尻尾が今一ですが、二体を組み合わせる事で完成すると言うのが素晴らしいです。両方の形態がデフォルトで用意されている、プレイバリューに溢れて総じて満足度が高い二体でした。

ムゲン合体シリーズ11 ジャンクスタッグ(06.01.24)
 本当はIと同時に購入したかったのですが、Iは売っていなかったのでJだけでもと買いました。
 マシンモードはブルドーザーでちゃんとバケットが可動するのが嬉しいです。そういえば無限軌道を履いていませんが、それでもブルドーザーと呼べるのでしょうか? 曖昧な記憶なので確かな事は言えませんが、ブルドーザーの定義に無限軌道が使用されていると言うのがあった様な気がします。
 ゼクトモードは鍬形虫です。限られたパーツですが背中の丸みや節足の雰囲気が良く出ていて秀逸です。また鍬形虫を代表する特徴の大顎ですが、それもちゃんと開閉が再現されております。
 パーツとしての使い勝手ですが、Hの様に可動が組み込まれたジョイントもあり面白そうです。Iを持っていないのでムゲンゼクターダブルを組めないのが残念ですが、Xを代用してもどきを組み立ててみました。中中に格好良いデザインなのですが、特に顔が格好良いです。デザインに関してはダイナーよりも圧倒的に好みですね。

ムゲン合体シリーズ テイオウリュウ(06.01.24)
 ヨドバシで大量に陳列されていたのですが、何時の間にか残りが一つに減っており、初回限定版の文字に惹かれて買ってしまいました。
 モティーフの一つが孫悟空と思われ、ロイドの頭部には金剛圏が造形されています。
 マシンモードはバイクでこれまでには無かったタイプですね(寧ろマシンロボとしては馴染み深いのですが)。買うまではそのコンセプトに馴染めなかったライドバインですが、寧ろマシンモードとロイドが独立していてるので、乗り物としての存在感が上がっていて良いですね。多少不安定なのが難点ですが、巨大なタイヤが魅力的です。
 アニマルモードは東洋の龍なのですが、何故か付属のシールでは“竜”と書かれています。そんな疑問はありますが基本的には格好良いです。何よりちゃんと口が開くのが大きいです。中にロボットの顔があるのが不自然ですが、それでも口が開くと言うのがとにかく嬉しいです。時に竜の様な架空の生物がアニマルモードに分類されるのであれば、ダイノモードやゼクトモードもアニマルモードと言う名称で別に構わないのではないでしょうか? 恐竜や昆虫も広義では動物の一種でしょうし、全てアニマルモードの方が統一感が出ます。ティームによって名称を変えると言うのもそれはそれで面白いのですが、Tの様な事をされるとそれも台無しになってしまいます。
 ライドバインは単体でもロボモードが用意されており、それが中中の格好良さです。脚部の形状がスーパーデカレンジャーロボを思わせますね。右手にはドラゴンボーと言う武器を持っていますが、下半分を外すと拳から下方に突起が出ているので、鉈を持っているように見えます。肘が曲がるのも嬉しい点ですが、肩の接続に緩さがあるのが残念な所です。また頭部はロイドのデザインを踏襲し、ストレートなパワーアップを感じさせます。勇者シリーズの主人公ロボの様な感じでしょうか。

DX特捜合体デカレンジャーロボ(06.02.09)
 まんだらけにて三千円で購入。
 開封、電池を入れてから、説明書の順に沿って合体準備を行います。パトストライカーを変形させてロボの顔を出す手順はターボGTを思わせました。他の四機も変形させて愈愈合体ですが、その時にDXデカレンジャーロボの真価が発揮されます。パトストライカーに四肢を嵌める度に合体音が鳴り響くので、合体させていて雰囲気が出るので素晴らしいです。合体させた状態の大きさはギガライノス、ギガフェニックスに始まり、ビクトリーロボから定着した戦隊ロボの標準サイズなのでやや小振りですね。個人的にはもう一回り大きいと嬉しい所です。また本体には亜鉛合金が使われていないのですが、電動ギミックがあるので多少の重量感が感じられます。特筆すべきは顔の格好良さです。写真や着包みを見た時は目の色が濃いのでゴーグルの意味合いが薄れていると言う印象でしたが、実物は全くそんな事が無く、非常に素晴らしい出来で見ていて惚れ惚れします。私が買ったのは後期型なので耳が短いのですが、前期型と並べない限りは気になりません。
 合体させた状態で腹部の『発動ボタン』を押す事で二種類のギミックが起きます。一つ目の『合体完了モード』は合体完了音、警報音が鳴り、派手なLEDの点滅が見られます。けたたましく鳴り響くので見ていて楽しいですね。もう一つが『必殺技モード』で先のギミック発動の後にボタンを押す事で発動するのですが、此方は何となく物足りません。必殺技のジャスティスフラッシャーをイメージしていると思われますが、今一それが伝わって来ません。また合体後も衝撃を与える事で合体音と同じ音が鳴りますので、CFの様に歩行と同時に大地を踏みしめている様に楽しめますね。武器は『シグナルキャノン』、『ジャッジメントソード』、『ジャイロワッパー』の三つがあります。必殺武器であるシグナルキャノンは非常に小さく迫力が欠けるのですが、脚部への収納ギミックがあるので仕方がありませんね。しかしそれと同時に残念なのが、全く色分けがされていないと言う事です。シグナルキャノンはその名の通りに銃口が三色になっているのが印象に残るだけに残念な部分です。あらゆる悪を断罪する正義の刃! ジャッジメントソードは脚部に収納された剣先と、パトアーマーの投光機を合体させる事で完成するのですが、軟質素材と折り畳み部分が合わさって横に撓っていて格好悪いです。嘗ての戦隊ロボは硬質素材に銀鍍金がかけられた剣を持っていましたが、今から思えばあれは凄く良かったのですねぇ。見栄えが全く違いました。
 デカレンジャーロボは合体前のマシンモードにもギミックが搭載されています。六輪のタイヤを持つパトストライカーは、ギミックの中枢なので意外と重さがあるのが嬉しい点です。また五台の中で一番大きく些少の違和感があるのですが、これの原因は寧ろ別にあるので後述します。単体でボタンを押すと『追跡モード』となり、パトカーの様にサイレンが鳴り響き赤色灯が光ります。また振動に応じて音が鳴るのは『発進モード』と称されていますが、走行中に障害物にぶつかったように使えますね。劇中で合体に使われたマニピュレーターは『アームモード』と言う名で再現されています。アームが短くマニピュレーターにギミックが無いので実用性は低いのですが、可動範囲がそれなりにあるため揉み手なんかが出来て面白いです。パトジャイラーは『キャリーモード』として牽引フックも再現されています。別にロープが伸びたりしないので何も使えないのですが、それでも無いよりはずっと嬉しいですね。パトレーラーは格納庫を引き出す事で『砲撃モード』が再現出来ますが、一度キャノンを外して付け替えなくてはなりません。ミニプラではその必要が無いだけに、DXで手間が追加されているのは残念ですね。しかもロボとして使う時の大きさを犠牲にしておいてこの様ですか! またストライカーの時に述べた大きさの件ですが、トレーラーがストライカーよりもずっと小さいのです。無論設定上は問題がありませんが、モティーフとしてはトレーラーと言うと大きい印象があるので違和感があります。パトアーマーは無骨な装甲車の様な形状で格好良いのですが、投光機を装着したままでは変形させられないと言う欠点があり少少残念ですね。パトシグナーはパトアーマーとは対称的に丸っこく、ころころとしていて非常に可愛いです。戦隊ロボを構成するメカで可愛いと言うのも稀少ではないでしょうか。チョロQを思わせるフォルムなのでプルバック走行が可能であれば嬉しかったですな。サインボードも再現されており、数枚のカードが付属しているので劇中で使われていた警告が再現出来ます。車輪の回転具合が悪いので転がし走行が余りスムースではありません。
 此処まで書いて来た様に何点か残念に思う部分もありますが、何れも不満と言うほどの強いものではありません。何よりも音声、発光ギミックが素晴らしいです。劇中の勇姿を再現する為の玩具としてはまさに理想的なギミックと言えましょう。とても気に入りました。

GZ−018 ギルドラゴン(06.02.28)
 箱を開けて中身を出してから、巨大なパーツに圧倒されました。ボディや尻尾がとても大きいです。組み立て前に動作確認を行う様に指示されていますが電池を買い忘れていました。これを怠ると後に動力ユニットに欠陥があった場合に分解しなければなりません。しかしそんな経験は今までにありませんので今回も大丈夫でしょう。組み立てを始めました。
 脚部を本体に取り付け様とした時に、ゴムキャップが二種類あった事に気付きました。ゴムキャップBは最初に使いきっていたので、尻尾からゴムキャップを外して付け替えると言う作業を余儀無くされてしまいました。しかしその後は特に問題も無く完成させる事が出来ました。尻尾や翼が四方に広がっていて迫力があります。
 翌日、電池を買って来ました。使う電池の本数が三本と言うのが中途半端で嫌ですね。電池を入れてゾイド・オン! ・・・・・・・・・。・・・動きません(死)。まさか、恐れていた事が起きたと言うのでしょうか。動作確認をしなかったこんな時に限って動力ユニットに欠陥があったと言うのでしょうか。暗い気持ちになりながら少しずつ分解を始め、その都度電源を投入してみます。そしてライトユニットを外した所で問題箇所に気付きました。どうやらギアの噛み合わせが悪く、変な風に固定されてしまっていたようです。動力ユニットは問題が無く一安心です。慎重に組み立てを行い修正して、今度こそゾイド・オンです! 果たして、無事に歩きました。歩みは鈍いのですが翼、尻尾を上下させ、口を開閉し、ビームスマッシャーを回転させながら歩く様は迫力満点です。その鈍足歩行も巨体に似合っています。目と翼の発光ギミックも三箇所がバラバラに点滅するので面白いですね。そのままでは光量が弱く目立ちませんが、部屋の灯りを消して光らせると雰囲気が出ます。何箇所か内部が回転している未使用のジョイントがあります。最初は何に使うのか分からず不思議に思ったのですが、もしかしてこれが噂に聞くグレードアップパーツ用のジョイントでしょうか。現物を持っていないので知らなかったのですが、成程、こうして動力を伝えていたのですねぇ。ミオさんの組み立てに問題があったのか、風防が外れやすいのが難点です。左右の結合が緩く簡単に外れてしまいます。また風防に取り付ける角も若干外れ易いですね。
 カラーリングですが、ボディの大半を占める白がパール調になっていて高級感があります。金色のゴムキャップと相俟って高貴な雰囲気を醸し出しているのが魅力的です。しかしそんな中でクリアブルーが気に入りません。ゾイドでは珍しい色ですし純粋に綺麗ではあるのですが、ギルドラゴンには余り相応しくないと思います。具体的に何色が良かったのかは自分でも理解りませんが、クリアパーツの色があたしの好みに合致していれば、新カラーも旧カラーと同等に好きになれたかも知れません。現状では――購入前より印象は良くなりましたが――新カラーよりも旧カラーの方が好みですね。

轟轟合体DXダイボウケン(06.02.28)
 戦隊ロボを発売後間も無くに買ったのはアバレンオー以来です。残念な事に今年も超合金ではありません。DX超合金と言う名称も今や使われる事が少なくなりましたなぁ。最近ではアクエリオンくらいでしょうか。また、予め理解ってはいましたが発泡スチロールの梱包ではないのが残念です。
 商品はゴーゴービークルの『ゴーゴーダンプ』、『ゴーゴージャイロ』、『ゴーゴーフォーミュラ』、『ゴーゴードーザー』、『ゴーゴーマリンダイバー』が入っています。
 ゴーゴーダンプはレッドのマシンで五機の中で突出して大きいです。しかしダンプカーがモティーフなのでその点は然程気にならず、少なくともデカレンジャーロボの時に感じた違和感はありません。細かなモールドと鍍金パーツで彩られた車体はとても格好良く、ボリュームもあるので満足度が高いです。また転がし走行をするとゴロゴロとした心地良い感触があります。手持ち無沙汰の時にタイヤを手で回して遊ぶ事が多いのですが、ゴーゴーダンプの後輪は回転も良くそれが癖になりました。ダンプバケットを傾ける事も出来ますが、それだけではなく『ビッグアームモード』も再現されています。気になる点と言えば前輪の横に巨大なジョイントが突き出ている事でしょうか。劇中のミニチュアにも言えますが不自然です。完成度の高いゴーゴーダンプを期待するならポピニカでしょうかね(出るのかな?)。
 五機の中で唯一の飛行ユニットであるゴーゴージャイロですが、車輪もあるのでちゃんと転がし走行が出来ます。それにしても一昔前であれば飛行ユニットにはレッドが乗っていたでしょうねぇ。ゴーゴージャイロは二機のミサイルと四門の銃口があり、意外にも高い火力を備えている事が確認出来ます。抑抑あの部分がミサイルであると言う事を初めて知りました。ジャイロ部分の銀鍍金が効果的ですね。ゴーゴージャイロには後部を『メットランダー』として分離させるギミックが搭載されています。ロボのヘルメットになる部分なのですが無限軌道もあるので独立したメカとして見れます。
 単体での見栄えが断トツに優れているのがゴーゴーフォーミュラです。黒、銀、金の組み合わせが高級感を感じさせ、その小ささと相俟って非常に精緻な印象を受けました。見ているだけで溜め息が出そうな格好良さです。『ミサイル発射モード』も再現されていますが、肝心のミサイルは影も形も見当たりません。箱には『※実際にミサイルは発射しません』と言う註釈があるのですが、それ以前の問題ではないでしょうか。発射されなくても良いので此処はミサイルが欲しかった所です。ちなみにフォーミュラはこの単体でのギミックと、トレーラーフォーメーション、ボウケンフォーメーション、スーパーフォーメーション、アルティメットフォーメーションでの変形が全て一緒です。
 とても小さいゴーゴードーザーです。ちゃんとバケットが動くのですが、無限軌道は飾りで小さな車輪で走行します。無限軌道は重機を代表する魅力でもあるので、ラバー製の無限軌道が再現されていると嬉しかったですなぁ。
 その細長いボディが特徴的なゴーゴーマリンダイバー。マニピュレーターが動きますが、劇中の様に伸縮しないので余り遊べません。ロボの腕へ変形する時に後部から拳が飛び出るのですが、これがアニメロボットの合体バンクを思わせるので何だか嬉しいです。
 五機は合体して『ゴーゴートレーラー』になります。ファイブトレーラーやダイナギャリーのトレーラーモードを思わせる形態で戦隊好きとしては馴染み易いですね。ドーザーの砲塔が回転するので、ちゃんと火力が全面に集中されているのは好感が持てます。形状に不満がる訳ではありませんが、最近の戦隊ロボは全体的に小さいので、妙にこじんまりとした感がありこれが残念に思われます。フォーミュラの場合はその小ささが良い方向へと働いていたのですが、トレーラーはその性質から逆に物足りなくなってしまうのですよね。
 そして、真打であるダイボウケンへの合体です。残念ながら劇中の合体シークエンスを完全に再現する事は出来ません。ダンプを持ち上げる支持アームが再現されていないのは予想の範疇でしたが、最近の戦隊ロボは後一歩で劇中通りと行かないのですよね。しかし合体そのものはスムースで、完成したダイボウケンは非常に格好良いです。鍍金の多用と細かい塗装が本当に素晴らしいです。戦隊ロボとしては珍しく頭部が回転するのも特徴の一つですが、小生が最初に入手した戦隊ロボがフラッシュキングだったのでその感動は薄かったです。それにしてもダイボウケンは目の上部にゴーグルと言うデザインなのですね。探検家を想起させようと言う意図なのかもしれませんが、ゴーグルの必要性が全くありません。必殺技を放つ時にでもゴーグルが目を覆えば格好良いのですが、そんな設定、描写は存在せず、当然ながら玩具でもゴーグルは動きません。プロポーションは腕の細さが若干気になります。眺めていると理解りますが腕に限らず全体的に貧弱なのですよね。それでいて胸と背中が前後に突き出ているのでアンバランスです。足がハの字に開くと言うのも近年ではすっかりデフォルトになりましたね。個人的にはビルの様な巨大感を表す棒立ちが好きなのですがねぇ。ダイボウケンで両足を閉じて棒立ちにさせようとしても、接地面の関係で巧く立たなくなってしまいます。武器は『ゴースコッパー』と『ゴーピッカー』が用意されていますが、後述するギミックを優先しているので砂遊びか園芸をする様に見えてしまいます(苦笑)。またピッカーは柄の部分にジョイントがあるのできちんと持たせる事が出来ません。そしてこの二つが合体する事で『轟轟剣』が完成します。これによって合体前の形状が犠牲になっていたのですが、どちらを優先するか考えれば当然合体後を選ぶのでこれは仕方がありませんね(劇中では合体する時に明らかに形状が変わっていますし)。デカレンジャーロボのジャッジメントソードはへちょい武器でしたが、此方はちゃんと刃が真っ直ぐになります。しかし持ち手の部分がピッカーなので、ピッカーと同様にきちんと持たせられないと言う問題点が残ってしまいました。気にしなければ気にならないレベルですが、ちゃんと持たせられた方が安心出来たでしょうね。
 幾つか不満点も述べましたが、DXダイボウケンにはとても満足しています。ディテールが細かく丁寧な仕上げなのでとにかく格好良いのですよね。しかしそうなるとDX超合金ブランドではない上に、亜鉛合金が一切使われていないと言うのが非常に残念です。DX超合金ではないと言う事はCFを見た時点で分かっていましたが、それでも亜鉛合金が使われているのではと言う微かな希望を抱いていました(亜鉛合金が使われていながら“超合金”ブランドではないと言うのも過去に例がありました)。しかし願いも虚しくオールプラでした。もしも亜鉛合金が使われていれば多くの合体ロボでも特に好きな部類となりえた事でしょう。

超合金マックスマグマ(06.02.28)
 幼い頃に知人がDXマックスマグマとDXファイブロボを所有していてとても羨ましく思いました(スターファイブはどうだったかなぁ・・・)。それだけが原因と言う訳ではありませんがマックスマグマは戦隊ロボの中でも特に憧れが強い存在です。そんな折にだらけにて超合金マックスマグマを発見しました。所謂廉価版に相当するのですがDXには無いギミックも持っており、DXと同様に欲しいと願っていたので直ぐに購入しました。
 箱を開ければ今では珍しい発泡スチロールが! 今の商品ではないので当たり前ですが嬉しくて堪りません。しかし小さい頃は、まさか自分が将来発泡スチロールに喜びを示すとは予想もしなかったでしょうなぁ(苦笑)。
 ぷちぷちとランナーからパーツを切り離し、苦手なシール貼付作業も行い組み立てます。
 基地形態であるマグマベースは付属する四機のミニマシンを格納する事が可能です。ミニマシンは時代を考えれば仕方が無いでしょうが、取り敢えず形になっているだけと言う寂しい感じです。スカイアルファはカタパルト上部に乗せるだけなのですが、ちゃんと箱でも格納ではなく搭載と書かれています。キャリアベータとランドガンマは転がし走行すら出来ませんが、格納が意外に凝っており楽しめました。キャリアベータの格納庫はハッチがボタンを押す事で開閉します。ランドガンマは格納方法そのものに驚きました。幼い頃の記憶は殆ど無いのでランドガンマの格納庫も、キャリアベータのそれと同じ仕組みだと思っていたのです。しかし車体の大きさに合わせて変更されており、車体がハッチと共に立ち上がるのが面白かったです。特筆すべきはスターキャリアの固定アームが再現されている事です。劇中でも印象的に使われた部位でありながらDXでは再現されていないのです。超合金が明らかに優っている部分でしょう。
 ミニマシンとは別にスーパーファイブロボも付属しているのですが、これがDXを忠実に再現したプロポーションです。即ち脚部が極端に長いのです。合体ギミックの制約が無いのですからもう少し改善出来ると思うのですが、そう簡単な話ではないのですかねぇ。スーパーファイブロボを格納合体する事でマックスマグマへの完全変形を果たします。非常に小振りですが中中格好良いです。鍍金を使用しているので見栄えが良いですね。特筆すべきは肘が曲がる事でしょうか。残念ながら必殺技の発射形態が再現出来ないのはDXと同様ですが、それでもDXに比して随分と優れている様に思えます。超合金と冠されているので一応亜鉛合金も使われています。その場所が腿なので明らかに上半身よりも下半身の方が重いです。もっと大量に使われていれば嬉しかったのですが、最初からこの程度だと予測はしていたので落胆はありませんでした。それよりも気になったのは顔でしょうか。近くで見ればそんな事は無いのですが、遠くから見るとパッと見おっさんくさく見えてしまいます。また頭部とボディの結合が緩いです。まぁ、どちらも大した問題ではありません。
 小さいのですがマックスマグマの雰囲気は味わえ満足出来る一品でした。矢張り基地ロボは良いですね。

THE超合金超電磁マシーンボルテスV(06.03.09)
 梱包材に使われている発泡スチロールが嬉しいです。小さいながら超合金の名は伊達ではなく、手に持った時にしっかりとした重みが感じられます。オリジナルは昔の玩具だからと侮っている部分がありましたが、設定通りに胸の一部が外れて天空剣の柄になるのには感心しました。天空剣の刃がもう一本付属していれば『天空剣Wの字斬り』が再現出来たのですがねぇ(そんな技はありません)。天空剣は近年の戦隊ロボと違って、銀鍍金を施された硬質プラです。長さも充分にあり格好良いです。超合金の基本ギミックとして当然ながらロケットパンチが搭載されています。最近はロケットパンチを備えた玩具も少ないですね。また、此処でも感心したのですが、拳を嵌める時に二種類の角度がつけられます。ロケットパンチのフォルムと武器の保持を両立が可能なのですね。パンチの他にボルトクルーザーも発射が可能なのですが、精度が悪く簡単な衝撃でも飛んでしまうのが残念でした。超合金独自のギミックである重戦車形態への変形も再現されていますが、ザ超が完全に昔の超合金ユーザーを対象とした玩具だと感じさせられたのがこの部分でした。説明書に変形方法が記載されていないのですよね。写真を見れば分かる様な単純な変形ですが、あたしは無限軌道の回転が最初は理解りませんでしたよ(苦笑)。

GA−09R 復刻版DX超合金勇者ライディーン(06.03.09)
 この復刻版を初めて知ったのはムックを読んだ時でした。其処にはソフトな言い回しでしたが、一部新規金型を起こし改修された事が不評だったと記載されていました。それを読み小生は素人ながら当然だろうと思いました。復刻を望む人は当時品に思い入れがあるのであり、現代風のライディーンが欲しい訳ではありません。そして当時品に思い入れが皆無な人間からすると、ぶっちゃけ改修で極端に格好良くなったとは思えません。意味不明です。しかしそれが安売りされていれば、思い入れが無い人間としては何の拘りも無く購入します。
 流石にオリジナルは初期の超合金です。亜鉛合金の使用比率が高くとても重いです。この重さが素晴らしいですね。武器として『ゴッドブレイカー』と『ゴッドゴーガン』を腕に装着出来ますが、その際にロケットパンチが外れ易いです。それだけでなく腕を動かすだけでも外れる事があり、ストレスが溜まると言う訳ではないのですが機構に影響が無いか心配になってしまいます。

GZ−004 ハウンドソルジャー(06.04.15)
 安かったので迷わずに買いました。普段はゾイドにシール(説明書の表記に従うならラベルか)は貼らないのですが、ハウンドの場合は一箇所だけ貼付しています。まさかコクピットのクリアパーツが無いとは想像しませんでしたよ。流石にメガそのままと言うのは見栄えが悪いのでシールを貼りました。特にこれと言って思うところもありませんが、風貌の開閉が程よくきついのが好印象です。これが緩いとそれだけで落胆しますからね。ちょっとした不満は電源スイッチの場所でしょうか。本体の下にあるので動かすのに面倒です。しかしカラーリングが与える印象というのは大きいのですなぁ。旧カラーに思い入れがある訳ではないので良いのですが全体的に地味でまるでハウンドには見えません。色合いが普通の犬みたいですね。

カスタム ブロックス(06.04.27)
 バラッツと違って中身が選べる商品と言う事で発売された六種類を購入しました。箱を開けると強引にアンケート葉書が入れられていて笑いました。カスタムブロックスは武器への変形と言うのが特徴の一つですが、その方法が説明書に記載されていません。パッケージを見れば簡単に理解るのですが不親切に感じられました。
CBZ−01メタルホッパー:飛蝗のフォルムがとてもよく再現されています。本体はメタルブーストへ変形、フィンの可動も作り込まれているのが好印象。関係がありませんが、昔SD仮面ライダーでこんな形状の玩具がありました。巨大な飛蝗を模していて中にデフォルメされたライダーバイクが収納できると言うものです。メタルホッパーを見ていて真っ先に思い出しました。
CBZ−02スピアウィング:羽が巧く形になっている点とコクピットの内装が凝られている点が高評価です。しかしボディが前後に分割されていて、その後部にコクピットがある飛行ゾイドと言うのは操縦が大変そうですなぁ。
CBZ−03ガーニナル:一つだけ生物よりも無機物的な印象が強く異彩を放っています。複座式のコクピットが珍しいので面白い反面、パイロットがちゃんと固定されないので遊んでいると中でシェイクされています。ゾイドに於いてコクピットがぞんざいなのは今に始まった事ではありませんが、特徴的なコクピットなのですからもう少し何とかして惜しかったです。もう一つの特徴がガーニナキャノンへの変形です。他の五種が一部を外して変形を謳う中で、ガーニナルは全体を使用しるので他よりも変形と言う傾向が強いですね。さて、ガーニナルの名前ですが、そのままずばり『蛾になる』と読めます。残念ながら自分では気付けなかったのですが、何と素晴らしいネーミングセンスでしょうか。少しだけ感動してしまいましたよ。この名前を考えた人が天才である事が理解りますね。
CBZ−04ハルパース:長く伸びた八本の脚が印象強い蜘蛛型ゾイドです。何を置いてもこの広がった脚が最高に素敵ですね。素晴らしい。ハラショー。
CBZ−05キラービー:私の好きな蜂です。尻にガトリング砲を装備していて、これを前方に向ける事が可能です。これは蜂メカとしては基本とも言えるポーズなので嬉しい点ですね。ハルパースと並んで最も気に入りました。また今回の六種では唯一、パイロットの体勢がうつ伏せです。ただ、カラーリングはもっと明るい黄色の方が好みでした。
CBZ−06デッドバスター:恐らく初めてであろう天道虫型ゾイドです。他の五種と同様にフォルムの再現性が高く、ちゃんと天道虫に見えました。羽を開く事も出来るのですが横へ広げると外れてしまうのが難点です。付け根がボールジョイントであれば良かったですね。

NBZ−08 ラプトイエーガー セット(06.04.27)
 ネオブロックスの発売日に購入しました。単品販売よりも惹かれるスターターセットです。
 取り扱い説明書には『ネオブロックスストーリー・4』と言うのが記載されていますが、所謂バトストですね。バトストの復活はとにかく嬉しいです。予想以上の時間と労力を要しましたが組み立ては問題無く完了しました。
 第一印象は細いと大きいです。全体的に非常の細身なのですが思っていた以上の大きさがあるのです。昨年のバイオラプターは値段と大きさが不釣合いだと思いましたがラプトイエーガーはそんな事はありません。此方の方が安くて大きいと言うのですからバイオラプターが如何に割高だったかを思い知らされます。大きさばかりを話題にしましたがその他も非常に優れています。全身の関節が動きますしとても格好良いです。コクピットは背部に装着されているのですが、パイロットフィギュアは銀鍍金でした。嬉しいですね。頭部のマルチアンテナを装着する事で隊長機が再現されますが、顔を一度分解しないと付け替えが出来ません。不満と言うほどではありませんが唯一残念な点でした。またスピアウィングと合体して『ラプトイエーガーウィングニードルカスタム』、通称『ラプトスラッシャー』が完成します。細身の印象が解消されるので意外に格好良いです。
 とにかく大満足、その一言に尽きます。一気にゾイドに対する熱意が高まりましたよ。最高でした。

NBZ−05 ステゴガンツァー(06.04.27)
 ラプトと同様にステゴもその大きさに驚かされました。横から見ると恐竜の骨骼を思わせる細さが目立つのですが、正面から見れば気にならず重厚にして迫力があります。二門のロングガンツァーキャノンが強そうです。金色と言うのも好みでした。
 ステゴを買った人が受けた一番の衝撃はパイロットでしょう。ネオブロックスでは共和国兵士が金鍍金、帝国軍兵士が銀鍍金とされています。しかし何故かステゴのパイロットは金鍍金なのです。これは間違い無く物語の伏線ですね。恐らくストームソーダーやライガーゼロの様に帝国から盗用した共和国ゾイドが出るのでしょう。そしてその時にステゴパイロットが実は密偵だったと言うのが明かされるのです。それとも裏切り者と言う設定で、共和国パイロットと激しい争いをするのも良いですね。さり気無く・・・実にさり気無く、或いはミスとも思われてしまいそう、そんな僅かな動作で今後の展開を匂わせる謎を用意しておき期待を持たせる。メーカーの優れた発想に驚かされます。

NBZ−06 ブラキオラケーテ(06.04.27)
 ラプトとステゴは同日に組み立てたのですが、それだけで疲れてしまったのでブラキオは翌日に回しました。組み立て前の高揚感と言うのは大きく嬉しいのですが、ブロックにジョイントを嵌める作業は力を使うので親指が痛くなってしまいます。Bランナーが二枚あって驚きつつも、代わりに他のランナーがちゃんとあるか確認しました。欠品は無い様子でBランナーを一枚得したと喜んでいたのですが、説明書に二枚入っていると明記されていましたわ(笑)。
 ラプトやステゴに比べると少し小さく思われました。実際の大きさも然る事ながら、モティーフの持つ印象が影響しています。パッケージのポーズは帝国で一番格好良いです。
 三体の組み立てが完了したので、説明書へ記載されたグランドラーゴを組み立てました。しかしこれは厄介です。説明書を開いてぎょっとしました。組み立てたばかりの機体を分解するのもうんざりしますが、それ以上にブロックに嵌めたジョイントまで外さなければならないと言うのが嫌でなりません。とにかく疲れます。まさか公式で明示されている合体がこんなにも面倒だとは思いませんでしたよ。しかも余剰パーツが出てしまうのですね。ジョイントなんて無くしてしまいそうです。店頭で配布されている小冊子『ZOIDS graphix』でマスクド・ライガーDが「こいつの組立はちょっと難しいぜ!」と言っていますがその通りでした。
 それだけ苦労した甲斐があってか、完成したグランドラーゴは格好良いです。その顔は間違い無くドラゴンですし、長く伸びた三本の尻尾が迫力を引き立てますね。正直何度も組み立てたいとは思いません――今から三体に分離する事を考えるのも嫌です――だからこそこの格好良さを堪能しないといけませんね。

BR−09 ナイトスクリーム(06.09.24)
 日本で発売されたビーストマシーンズ――ビーストウォーズリターンズ――の商品では一番気になっていたのがこのナイトスクリームでした。当初は何とも思っていなかったもののその大きさを知ってから魅力を感じる様になったのです。トイザラスでTFが投売りされている中で、これ幸いと千円で売られていたナイトスクリームを購入しました。
 TFの購入は久方振りなので、一瞬針金で雁字搦めにされた梱包に物怖じしました。 雁字搦めの罠を仕掛け 破滅を企むのは誰だ♪ この梱包方法は何時まで経っても好きになれませんね(苦笑)。それほど厳重でもなかったので程無くしてそれは解けます。
 梱包された状態から説明書に従いビーストモードへ変形させます。蝙蝠なのですが、その体勢から蝙蝠の死骸にしか見えません(ぉ ぐでーっと力尽きている様にも見え不思議な印象でした。巨大な翼を広げる事で中中の大きさ、面積を占めていますね。ギミックとしては背中からディスクを発射する事が出来、またこの際には内蔵されライトが光を放ちます。このライトは一定時間が過ぎると消えると思われますが、最初はそれが分からずどうやって電源を切れば良いのか理解りませんでした。大体説明書にはこれについて一言も触れられていないので驚きましたよ。
 次はアタックモードです。翼で躰を支え、脚を前方に投げ出した状態なのですが、何が“アタック”モードなのか理解りません。ディスク発射ギミックは上方にしか使えないのですが、防御の要として空から迫る敵を迎撃するのでしょうか?
 最後はロボットモードなのですが、説明書が簡素な事もあり少少難儀しました。改めて思いましたが変形の複雑なTFは性に合いませんなぁ。変形させている途中で不気味な顔が出て来た時には驚きました(笑)。ロボットモードは脚が長い上に細いのでバランスが悪く、立たせるのに困ります。実際、私は鳥の様に関節を逆に曲げてやっと立たせられました。
 念願であったナイトスクリームなのですが、いざ触ってみると満足とは言い難い商品でした。前述したバランスの悪さもそうですが、パーツの移動もきっちりとしないので触れるのが戸惑われます。これを購入する時には(スパリンの)オメガスプリームとどちらにするか迷いましたが、今から思えば其方にした方が良かったのかも知れません。尤もこれは結果論でしかなく、もしも此方を買っていなければそれはそれで「何であの時買わなかったのだろうか」と悔いた事でしょう。買ってはいけないのか、買わなくちゃいけないのか・・・難しいな。最後に予断ですが、従来のTF商品にあるスペックカードが無いので、映像作品を見ていない私にはナイトスクリームについて名前の他に何も知りません。

MP−2 サイバトロンシティコマンダーウルトラマグナス(06.09.24)
 ナイトスクリームと同様にトイザラスにて投売りを購入。二千円也。抑、マスターピースは第一弾のコンボイが出た時点で非常に興味をそそられたものの、コンテナとローラーが付かないので踏ん切りがつきませんでした。そんな中で発表された第二弾はウルトラマグナス(劇中のポジションのみならず、このマスターピースのナンバリングも2なのは何の因果でしょうか)。しかしコンボイと同じくキャブ部分だけで発売された事で、マグナスとして受け入れるのに難しい商品だったのです。店頭で見かけるたびに欲しいと言う誘惑に駆られるものの、キャリアー部分が付属した真のウルトラマグナスが出るのを待とう、そう自分を言い聞かせて我慢しておりました。が、二千円と言う破格の値段の前には、それも通用せずとうとう買ってしまったのです。しかしある種の念願が叶ったとも思えるのもまた事実です。
 箱を開けると中にロボットモードのマグナスが鎮座していました。ビークルモードで梱包されている方が好みなのですが、これはこれで何とも言えぬ高揚感が味わえます。高価な商品でありながら梱包は例によって小人に拘束されたガリヴァーの様な状態です。何だかなぁ。
 単なる白いコンボイと言ってしまえばそれまでですが、清潔感のある色合いが美しく見えます。亜鉛合金がふんだんに使われているので大きさに見合った重みが感じられるのが嬉しいですな。可動箇所は充分にあるもののボディの重さに関節が負けてしまい、また脚部の付け根にあるクリックの数が少なく丁度良いと思う位置に止まってくれないので、満足なポーズを取らせるのは難しいです。しかしシリンダーや通信機など、全身にギミックが搭載されていて楽しませてくれました。コンボイのリペイント商品と言う都合上、マトリクスがありますし付属する武器の形状は同一のものです。これは決して褒められた点ではありませんが説明書の『〜後に敵のメガトロン(変形時)と同型であることに驚いたものの、使い勝手の良さゆえ手放せずにいる。』と言う解説が妙に面白いので不問としましょう。
 ビークルモードへの変形は各部がカチカチと確実に嵌るので然程難しくはありません。ずっしりとしたトレーラーキャブが完成しました。キャリアトレーラーのペーパークラフトが付属しています。ペーパークラフトは苦手なので嫌なのですが、流石にキャブだけだと見栄えが悪いので組み立てました。案の定と言うべきか、間違う事もあり、完成したのは歪で今にも崩れそうな脆さで泣けて来ます。しかしそんなものでも牽引させてみると割りと満足しました。
 総合しての感想ですが、期待していたほどのものではない、と言うのが正直な所です。ウルトラマグナスと言う商品に対する是非はさておき、元となったコンボイに関しては絶賛されていました。しかしながら個人的な印象としては今一つ乗り切れませんでした。一つにはその凄さが理解出来ていないのでしょうね。それとパーツの精度が悪く綺麗に嵌らないのが不満でした。ただ期待していたほどではないと言っても購入価格を思えば十二分に満足が行くレベルではあります。暫くは遊べる事でしょう。

BR−03 ラットル(06.10.06)
 トイザラスの投売りを五百円で購入。
 ビーストモードはとても出来が良く、見事に鼠が再現されています。メタルスラットルは同じ鼠でも愛らしさがありましたが、此方は下水に住んでいそうな気持ちの悪い鼠です。ミュータンジェンを浴びたらスプリンター先生に変身しそうです。尻尾を動かすとそれに連動して頭部や耳が動くと言うギミックがあり、これがまた生き物らしさを強く演出しています。
 ロボットモードはボリュームのある上半身が目を惹きます。ちょっと俯いた異様な顔が不気味さを醸していますね。その不気味な顔には頭部を動かす事で歯を剥き出しにすると言うギミックがあります。ロボットモードのギミックにはもう一つ、タイヤから刃が展開すると言うのもありました。単純ではありますが格好良いです。また脚を畳む事で下半身が車輪の形態になりますが、どうやら劇中に近いのはこの姿だそうです。少年漫画の敵として出て来そうですな。説明書には玩具の写真が使われているのですが、これが妙に分かり辛いので最初は困りました(苦笑)。特にビーストモードに戻す時に車輪を仕舞う方法が分からず途方に暮れたほどです。

BR−05 メガトロン(06.10.06)
 同じく五百円で購入。
 ビーストモードはドラゴンなのですが何処と無く安っぽさがあり、チープトイに近い印象を受けました。しかし購入価格が安いのでそれは問題ではありません(ぉ 首には何らかのギミックが搭載されている様で、中中好きな角度に決められないのですが独特の動きに面白さがあります。細身のボディにはある種の可愛さが感じられました。
 ロボットモードへの変形では一箇所のみ理解に時間を要しましたが、その他は特に問題も無く行えました。その過程で気になったのが腰の構成です。両側から合わせて完成させるのですが、これがナイトスクリームやラットルでも同様のものでした。リターンズでは良く見られる変形なのでしょうかね? さて、ロボットモードは大きな翼がマントの様に広がっており、またドラゴンの首がそのままの左腕が迫力に満ちていてとても格好良いです。しかし右腕は十年以上前の玩具の様な造形、またその変形も非常に投げやりで決して好印象ではありません。だから私は拳を出さず鞭の様な腕として処理しています(BW最初のメガトロンやメタルスメガトロンに近いものがあります)。
 基本的に良い部分をここまで書いてきましたが、このメガトロンには致命的な欠点があります。それは、驚くほどに小さいのです。一応、このメガトロンはメガサイズ相当の商品とされています。しかし実際の商品はベーシックサイズ、贔屓目に見てもデラックスサイズ程度にしか見えません。同じリターンズで、同じメガサイズのラットルと並べてもその差は明白です。鼠よりも小さいドラゴンってどうよ?(苦笑) 仮にもデストロンを束ねる立場にありますがその風格は感じられません。商品の値段を考えると絶対に納得は出来ません。尤も、この点に関しては投売りで買っているので問題ではありませんが。
 蛇足ですが思わぬ効能もあります。メガトロンの背後にビーストモードのナイトスクリームを立たせましたが、何と格好良い事でしょうか! 悪の首領であるナイトスクリームと、その部下のメガトロンと言う感じです(ぉ いや〜、今一の印象を受けたナイトスクリームでしたが、まさかこんな形でその印象が向上するとは・・・正直、想像出来ませんでした。

超ドラゴン怪獣キングギドラ(06.11.16)
 箱がとても大きいのですが、中身はそれほど大きい訳ではないのですね。翼の装着が非常に大変で苦労させられたのですが、実は未だに左側はきちんと嵌っていません。とにかく形だけでも取り付けるのが限界でした(哀)。
 翼がやや小さい事と、左右の首が前方と後方で模様の繋がる位置が異なる点、それから頭部の角が不自然に上向いているのが気になりますが、迫力もあってとても格好良いです。グランドギドラは特別好きな怪獣と言う訳ではないのですが、バンダイから発売されたキングギドラのソフビの中では、このソフビが特に格好良い方ではないでしょうか。グランドギドラの首元が苦手なデザインなのですが、首の間着が不自然にならないのでソフビに向いていますね。

FIGUMATE おとぎ銃士赤ずきんVol.1(06.11.29)
 初めてフィギュメイトを買いました。Vol.1とあるので少なくとも第二弾は出るのでしょうね。その時はフェレナンド辺りが欲しいです。
いばら姫:見事に欲しかったのを引き当てる事が出来ました。分かり辛いのですが、一応は眠そうな目が再現されているのですね。でももっと極端に、それこそ完全に目を瞑った睡眠中でも良かった気がします。フィギュメイトとしての出来は理解りませんが、可愛らしくデフォルメされていて手頃な大きさのいばらとしては良いですね。ところで台座が付属していますが、無くても別に問題は無さそうに思えます。

SF MOVIE SELECTION 小さき勇者たち−ガメラ−
 劇場映画『小さき勇者たち−ガメラ−』は見ていないのですが、ジーダスが欲しくて初めてSFムービーセレクションを買いました。知らなかったのですがこれは食玩だったのですね。お菓子がガムなのが嬉しいです。製品には台座が付属していますがこれは種類を問わず全て共用でした。商品に合わせて別別の台座だったら良かったのですがねぇ。全体的には申し分の無い出来ですがそれだけにブライドボックス製品と言うのが残念です。
#1 ガメラ(06.11.29):ジーダスではなかったので落胆しました。ジーダスほどではないにせよ格好良いとは思います(手足の皮膚がちょっとだぶついているのが気になるかな? 実際のガメラもこんな感じなのでしょうか)が、如何せん作品を見ていないので思い入れ皆無なのが辛いです。
#2 ジーダス(06.12.04):欲しいと願っていたジーダスを無事に手に入れる事が出来ました。これは・・・凄いですね! 箱の写真を見ても格好良いとは思っていましたが、実物の格好良さはそれ以上です。凄い凄い、本当に凄いとしか言葉がありません。少しだけ感動してしまいました。ボリュームもあるので満足度も非常に高いです。文句無しに最高です!! この商品は全部で四つ買ったのですが、そのうち最後の二つがジーダスでした。
#3 アヴァンガメラ(06.12.04):箱を開けた時は、一瞬またガメラなのかと思い慌てて説明書(?)の名前を確認しました。ガメラがダブらなかっただけ良かったのですが、正直に言ってこのアヴァンガメラは好みではありません。特に顔が少少グロテスクに見えてしまうのが苦手です。

KONAMI FIGURE COLLECTION おとぎ銃士赤ずきんVol.1
いばら姫(07.01.18):説明書が無いので組み立てが困難でした。例えば盾の上下を理解するのに時間を要しましたし、手首のリストバンドから生えている蔓を綺麗に捲く事が出来ません。また関係がありませんが、組み立ての最中に台座の突起が折れてしまいました。固定が出来ないわけではありませんし見た目には大きな影響が無いと言え、買った当日に、しかも二つある白雪ではなく一つしかないいばらでこれは落ち込みます・・・。本体はとてもアクティブなポージングです。表情も笑顔で全身に元気が漲っており、劇中のいばらとは印象が大きく異なっています。不満はありませんが眠そうないばらも見たいですね。
白雪姫(07.01.15):例によっていばらを目的に二つ買いましたが、そのどちらもが白雪でした。いばらが出なかったのはともかくとして、同じものが二つと言うのは残念でなりません。しかも白雪ですか。正直に言って、ラインナップの中では下から数えて二番目です。商品に出来に関して特に言う事はありませんが、もっと白雪らしいポーズだったら良かったとも思いました。

超轟轟合体DXスーパーダイボウケン(07.01.15)
 ダイボウケンに単品売りのゴーゴービークルをセットにした大箱です。ブラックバージョンや限定商品ではなく、通常ラインナップで合体セットが発売されるのは実にスーパーギャラクシーメガ以来の事ですね。大箱が好きなのでそれは嬉しいものの、既にダイボウケンを所有していたので発売当時は手を出しませんでした。しかしヨドバシカメラにて三千七百円で売られていたので喜んで買いました。一目見て思う事ですが、パッケージデザインがとても格好良いですね。
 ダイボウケンに関しては過去に述べているので割愛して、初めて触れるビークルを中心に語ります。単品販売の内箱は付属していないのですね。格納庫風のデザインが魅力的なので欲しかったのですがねぇ。
 ゴーゴードリルは大型ドリルと三連小型ドリルの同時回転が魅力ですが、転がしているとそれが分かり辛いです。どの程度の効果があるのかは不明ですが、三連小型ドリルを大型ドリルと逆方向に回転させれば分かり易かったのではないでしょうか。キャタピラー部分が動くので今から地面に潜る様なポーズが取れます。見る角度を変えると頭を上げている様で可愛いです。ダイボウケンの右腕に合体させてダイボウケンドリルが完成しますが、これが変形もせずただくっつくだけと言う酷いものでした。腕の細さが解消されるのは良いのですが、せめて車体が前後に伸びて肘関節が出て来て欲しかったです。それだけで印象はぐっと良くなった事でしょう。これが定価だと単品で2kと言うのは高く感じられます。しかしふと、同じく高く感じられるウルトラシリーズのメカが思い出されました。其方を基準に考えれば、ビークルとしてだけではなくロボットの右腕に合体させる事が出来るのだから充分に安いとも言えます。・・・無理がありました(ぉ
 劇中では『帝国の真珠』で見せた可愛い動きや活躍が印象的なゴーゴーショベル。肝心のアームが自由度が低くパワーショベルらしさが足りません。また安定脚(アウトリガー)が接地しないのも気になります。さてそれがダイボウケンショベルとしてはとても貧弱で、ドリルと同様に腕としては不自然でなりません。もっと内側に寄せられれば大分良かったのでしょうがねぇ。しかし先端が物を挟む構造なので、何かを掴ませるのには適しています。
 ゴーゴーミキサーは持った時の重さからして、ドリルやショベルとは違うと感じられました。最初にタンクを固定している透明なバンドを外すと言う指示を読んでいながらそれを忘れてしまい、タンクが開けなかった時はもしかして不良品ではないかと少少焦りました。冷静に考えると腕としては奇妙な形状のダイボウケンミキサーですが、それでもドリルやショベルより好印象です。展開したミキサーと広がった肩幅が強そうです。
 ミキサーと同じく重みがあって頼もしいゴーゴークレーンは、クレーンの伸縮やクレーンヘッドの巻き取りギミックが楽しいです。ただ伸縮するのは僅かなので、もっと長かったら良かったと思いました。ショベルと同様に安定脚がありますが、此方はちゃんと接地させる事が出来ます。こういう点だけを見てもドリル、ショベルとミキサー、クレーンの差が感じられました。ダイボウケンクレーンはミキサーよりも腕らしさがありますし格好良いです。ダイボウケンの腕としてはクレーンが一番ですね。
 最後は真打ちであるスーパーダイボウケンです。超轟轟合体にはMRRで多用されたプレックスお得意の両A面が用いられています。はっ! だからパッケージもリバーシブル仕様なのか!?(違) ぎっしりとパーツが詰まっていて相応の重量感が得られました。この迫力から生まれる満足度は格別でしょう。頭部そのものはダイボウケンと同じでメットのみを変更していますが、大きな角が勇ましくこれだけでも随分と印象が異なります。強化合体の定番と言える下駄を履いていますが、これが前後に長い上に、戦隊ロボ界の光GENJIと呼ばれるターボロボ宜しくタイヤがあるのが嬉しいです。キャノンボールヘッドだって再現出来ますよ。少少胸が寂しいデザインとも思いましたが、逆に足の長いすらりとした印象を醸し、顔の小ささと相俟ってスタイルの良さが映えます。さて、不満を挙げるとすれば、矢張り両腕でしょう。腕としての見栄えが良い上に下駄としても使えるミキサーとクレーン、使い道が腕しか無いのにそれも満足とは言い難いドリルとショベル。出来が良い故に腕以外の用途に使われると言うのがジレンマですね。

マシンロボムゲンバイン四龍伝(07.01.18)
 合体形態の格好良さに定評のある食玩ムゲンバイン。前作のムゲンエンペラーは欲しいと思いながらも縁がありませんでしたが、本商品は幸運にも見かけましたので迷わずに購入しました。同社同事業部のミニプラと違い組み立ての手間が不要なのを喜びましたが、シールが多くてそれを貼るのが予想以上に面倒です。開いた時間に一通り遊ぼうと最初に箱を開けた時は、結局シールの添付作業に時間を取られ三つの商品にシールを貼るだけで終わってしまいました。この手間が無ければ言う事はありません。組み換えに便利だろうと全種を二つずつ買いましたが、冷静に考えたら別に一つずつで充分だと思ったのは内緒です。
1.ムゲンエンリュウ:ドラゴンモードはオーソドックスな四足歩行のドラゴンで赤い躰が格好良いです。ムゲンロイドに付属しているムゲンウェポン炎尾を尻尾の先端に装着すると似合っています。ウェポンモードはムゲンランスだそうですが、正直槍と呼ぶのは無理がある様に見えました。ムゲンロイドに持たせた様は、大型火器に見えます。
2.ムゲンライリュウ:ドラゴンモードは巨大な翼を持った鳥の様なドラゴンです。ウェポンモードのムゲンボウガンは、写真を見た時は前後が逆だと思っていました。
3.ムゲンチリュウ:ドラゴンモードはどっしりと構えていて、防御力やパワーに長けていそうなドラゴンです。四龍の中では唯一口が開閉しません。ウェポンモードはムゲンシュリケン。苦しいです。
4.ムゲンスイリュウ:ドラゴンモードは海に住むドラゴンですね。ウェポンモードのムゲンメイスは、四種の中で最も武器らしさが感じられました。またロイドに装備させると、腕を動かす事で簡単に振り下ろす動きが再現出来ます。ウェポンモードに限っては一番気に入りました。
5.ムゲンロイド:食玩のムゲンロイドからは各部のクリックが失われましたが、逆に細かく動かすには向いています。また他には無い足の爪とムゲンウェポン炎尾が付属しているので、四龍伝特有のムゲンロイドと言う印象がありますね。

 何よりも目玉は全部を合体させたムゲンリュウオウでしょう。これが最高でした。中中の大きさを誇る上にとても格好良く、そして関節が良く動きます。合体に於いてはロイドが中核をなすので、中型ロボットとサポートメカが合体して大型ロボットになる、勇者シリーズの主役ロボを思わせました。武器の組み合わせも相俟って、アニメのスーパーロボット的なポーズがばっちり決まりました。肘の関節が嬉しいですね。腰が動かないのと首が回転だけで俯いたり出来ないのが難点ですが、満足度が高いので殆ど気になりません。その事に気付いたのも暫く遊んでからです。武器は剣と盾があり両手に持たせる様になっています。剣はライリュウの口から炎の刃が伸びており、アニメなら普段は何も無い場所に炎が噴出し刀身が形成されるでしょう。そんな場面が容易に想像出来るような格好良さです。しかし剣も盾も持たせる事が前提であり、持たせていないと一部が維持出来ません。この仕様で剣の長い持ち手や大きな盾が再現出来るのは事実ですが、武器だけで飾れないのが残念に感じられました。しかし総合的にはとにかく素晴らしいと言うより他無く、高い評判にも頷ける一品でした。次の食玩では、これと合体出来る二号ロボが欲しいですね。

轟轟合体シリーズ05 ゴーゴージェット(07.01.21)
 本当はスーパーダイボウケンと同時購入が望ましかったのですが、時期も遅いので何処にも売っておらず難儀しました。探し回って漸く見つける事が出来て良かったです。しかし店頭で箱を手に取った時は、大きさの割りに軽いので一瞬心配になりましたよ。
 購入目的はアルティメットダイボウケンだったのですが、ゴーゴージェットが思っていたよりも格好良かったです。初期のゴーゴービークルに見られた綿密なディテールが無いので安っぽさが無きにしも非ずですが、大きさから来る迫力は中中のもので望外に好印象でした。ボタンを押すと機首が射出されると言うギミックがあります。楽しいのですが意味が理解りません(笑)。その他にゴーゴービークルの運搬が出来ます。
 単独でダイボウケンと合体するとダイボウケンバスターモードとなります。この形態は頭部がアルティメットダイボウケンと同じなので、頭でっかちに見えてしまい余り格好良くありませんでした。
 ゴーゴードリル、ショベル、ミキサー、クレーンと合体してダイタンケンが誕生します。この合体の時はジェットとミキサー、クレーンのジョイントがきつく、嵌める時や外す時に壊れないかと不安になります。ダイボウケンよりも体格が大柄で強そうに見えます。サングラスをかけた妙に怪しい雰囲気の顔は、天雷旋風神に似ていると思いました。所謂二号ロボに相当する存在ですが劇中では飽く迄も、ダイボウケンからアルティメットダイボウケンへの強化に必要なビークルだけでもロボットになると言う扱われていました。しかし個人的にはこのダイタンケンの存在が非常に重要です。何故ならダイタンケンがある事でアルティメットダイボウケンは、二体のロボットが合体するスーパー合体ロボと位置付けられるからです。これが無ければアルティメットはスーパーと同様にダイボウケンの武装強化の域を出なかった事でしょう。
 そして何よりも楽しみにしていた究極轟轟合体ですが、これがスーパーダイボウケンを越えるボリュームがとても頼もしいです。大きさこそ大した事はありませんが密度が高く存在感がありました。両腕や下駄も含めて基本的な部分はスーパーダイボウケンと変わりませんが、誰もが先ず目にするであろう頭部、胸部が変化していて、背部には大きな翼がある事で印象の変化が大きいです。スパルタンなデザインだったスーパーとは打って変わって、これぞ主役ロボに相応しいヒロイックな姿を見せてくれます。しかしアルティメットで加わった部分の中にも少少気になる箇所がありました。それは頭部ヘルメットです。このゴーグルがクリアパーツで形成され、中にあるダイボウケンの目が見える様になっていればぐっと高級感が増したのではないでしょうか。それから劇中では空を飛ぶ姿が印象的なだけに、オオアバレンオーにあった頭部が少し上向き飛行体勢を取れるギミックが欲しかった所です。あとシールドパーツはぶっちゃけシールドに見えません(笑)。合体手順の最後に腕を少し動かす様に指示されています。単にポージングの為だと思ったのですが少し触ってその意味が理解りました。アルティメットダイボウケンを掴み易くする為だったのですね。腕を動かす事で本体が持ち易くなりました。
 アルティメットダイボウケンも然る事ながら、然して期待していなかったゴーゴージェット単体が予想以上に良い商品でした。余談ながら玩具にあるギミックの中で、ゴーゴービークルの運搬やダイボウケンバスターモードが本編では見られませんでしたね。尤も、ゴーゴートレーラーやメットランダーですら本編に出ていない現状では当然なのかも知れません。

BB戦士300 劉備ガンダム(07.06.15)
 コミックワールドの作者は知らない方でしたが悪くはありませんでした。理想は勿論MARSHIなのですが、何時までも描き続けられないでしょうから、別の方に交代するのは致し方無い所です。過去にも別の方が担当した事があり、中には正直受け入れ難いものもありましたので、及第点の内容であったのは幸いでした。しかしこの冊子は組み立て図と漫画『第1話 劉備、三璃紗に起つ!!』のみで占められており、武装等も含めた劉備ガンダムの紹介は箱にしか載っていません。全身図も含めた冊子での紹介が好きなので残念です。
 初回特典として組み立て説明書の他に、『BB戦士三国伝まるわかりマンガポスター』が付属しています。此方にも漫画が掲載されていますが作者はコミックワールドとは別で、何とときた洸一でした。正直この方は最近は余り好きではありませんが、この作品は割と良いと思います。ボンボン連載もこの方が担当するのですかね?
 さて本題であるキットです。ちゃっちゃと三十分ほどで組み立てました。普段にも増してシール貼付が雑で綺麗に貼れていませんが気にしません(ぉ 出来上がると中中に格好良いです。元元期待は疎か、興味すら弱かったので逆に不満も生まれません。以前よりずっと訴えている不満である脛の存在や、軽装形態が貧弱なのは不満と言えば不満ですが、これは買う前から理解っていたので今更どうこうは無いですからね。ただ、脚部の可動範囲が狭いので、ポーズを決めると接地性が悪く立たせるのが困難になります。正直今時この程度しか動かないのか、とは思いました。鍍金が一切使われていませんが、龍帝剣は金鍍金だったら良かったですなぁ。
 興味をそそられたのは変な所ばかりでして、例えば面が白龍大帝を彷彿させる形状だった事です。それに『龍帝を継ぐ者』と言われていますし、戦国伝との繋がりを期待してしまいますね(小生が知らないだけで龍帝と言う単語が三国志に由来するものでしたら話は別です)。それから双剣『牙龍刀』と『爪龍刀』に金色の剛剣『龍帝剣』が覇剣を想起させましたが、先ず間違い無くこれは関係が無いでしょうね。
 さて本商品は、記念すべき三百番目のBB戦士となりました。記念番号がノーマルSDに持っていかれず、記念すべき武者の新シリーズ開始に合わせられたのは嬉しいですね。bQ97〜299のBB戦士は発売時期が前後していますので、記念番号が意識されている事も確実です。

究極大怪獣第弐集(アルティメットモンスターズ2)
 アルティメットソリッドと同スケールでウルトラ怪獣を立体化する究極大怪獣の第二弾です。如何に出来が良かろうともソフビ・・・ウルトラ怪獣シリーズと同じ値段と言うのは手を出し難かったのですが、この第弐集にはブラックキングが入っているのです。なら買うしかないじゃないか!とアスラン張りに叫びつつ購入と相成ったのです。出来は文句ありませんが、中にはフィギュアだけしか入っていないのですね。初期のアルティメットソリッドにあった様な解説書が封入して欲しかったです。しかし、アルティメットソリッドと同スケール、同フォーマットでウルトラ怪獣を出そうとするとこれ程の値段になってしまうのですなぁ。
1.ゼットン(07.06.29):組み立ての最中に胸のクリアパーツが外れたので外れ易いのかと危惧しましたが、その後はそんな事も無く安心しました。ボリュームが余り無いので値段分の価値が感じ辛く、これならば四百円か五百円が適正価格ではと思ってしまいます。顔のクリアパーツは綺麗なのですが、胸のクリアパーツは一見して分かるほどに色が変に見えます。他は問題が無いのに、この点がどうしても気になります。それから同じラインナップにジャックが入っていますので、ゼットンはゼットンでも初代ではなく二代目の方が相応しいのではないでしょうか。立体化に恵まれる初代に対して、二代目の立体化は貴重なので、二代目でも嬉しかったかも知れません。
2.ブラックキング(07.06.29):これを目当てに買いました。極論を言えばこれさえあれば充分です。だからもう当たった時は嬉しくて嬉しくて、跳び上がるほどに喜びました。流石に叫びはしませんでしたが物凄く嬉しくて、テンションが急上昇、眺めてはニヤニヤしてしまいます。それまでの哀しみも一気に吹き飛び、心の中が喜びに充たされて行くのが感じられます。出来は文句無し! 凄い格好良いです!! 尻尾の途中にある接続部が少少緩いので気になるくらいでしょうか。まじまじと見る事が無かったので知りませんでしたが、レッドキングに似た本体に、まるで鎧の様な表皮が被さって構成されているのですねぇ。各部の刺と相俟って強そうです。
5.ブラックサタン(07.06.28):最初に買った箱に入っていたのがこれでした。箱の中にブラックの文字が見えた(箱の中の何処にも名前は書いていません)ので期待しましたが、出て来たのはブラックはブラックでもキングではなくサタンでした。無根拠にブラックキングが当たると信じていましたので、中身を確認した時は激しく落胆し、そしてある種呆然としました。このブラックサタンと言う怪獣(調べたら超獣だそうですね。暗黒超獣ブラックサタン、凶悪超獣ブラックサタン)の事を寡聞にして知りませんでしたので、この怪獣は何処の何方なのだろうと途方に暮れます。しかもこれがまた怖くて不気味なのです。特に顔の中央にある一つ目、あな怖ろしや。ブラックキングを得た今となっては落ち着きましたが、これが出て来た時は沈痛な気分になりましたよ。そのボリュームには圧倒されるものがありましたが、値段を考えれば妥当な大きさですね。ところで、ブラックサタンをお好きな方には悪いのですが、この怪獣がラインナップに入っている事が不思議に思えます。好悪は別にして知名度と言う点で他から大きく劣っている事は論を持たないでしょう。それだけに何故ブラックサタンが選ばれたのか疑問を感じました。

SDガンダムBB戦士79 初代頑駄無大将軍(07.08.07)
 組み立ての最中に八紘の光輪を台座やボディに装着するパーツがありますが、その装着に使用する突起の小さい方が折れてしまいました(哀)。幼少の砌にBB戦士を組み立てていた時に良くやりました。全く成長していませんね(苦笑)。
 パーツがパール処理されていまして、軽装形態であっても大将軍に相応しく高貴な印象があります。
 本商品は鳳凰頑駄無も再現出来る様になっています。豪華な感じがして良いですね。実は鳳凰頑駄無は余り好きではなかったのですが、実際に目にして印象が変わりました。レッド鍍金が美しいですし天道翼にギミックがあって良いです。この大きく広がった天道翼は寧ろ大将軍としての形態よりも偉そうに見えました(設定を考えると強ち奇妙でもないかも知れません)。
 光の鎧は金鍍金が眩いです。兜飾りと八紘の光輪に使われており、その面積も大きいので実に煌びやかに映りました。ただ、バトルマスクの形状が好きになれません。昔から口が二つある様に見えて気持ち悪く思っていたのですよね。その原因がバトルマスクと理解って多少は気持ち悪さが軽減されましたが、未だに好きになれない事は変わりません。光の鎧を装備していない時に使う台座があり、それがあるだけでも充分に嬉しいのですが、光の鎧の代わりに天帝の神器を飾る事も出来て更に嬉しいです。
 全体的に息子よりも出来が良いです。雷に育てられて父親と遜色無い実力を持つまでに育ったと言われる雷凰・・・二代目大将軍ですが、BB戦士の出来で言えば劣っています。そんな報われない所が好きです、二代目(笑)。

4フォーム変形DX仮面ライダー電王(07.08.09)
 しまむらにて千二百円で購入。
 簡単に各形態の感想をば。ソードフォームは卒無く纏まっているのですが、電仮面の出来が悪く不細工な顔になっているのが難点です。一番割を食っているのがロッドフォームで、肩のアーマーが干渉するので腕を動かせません。また鎧の移動が少少分かり辛かったです。アックスフォームとガンフォームには特に問題が見当たりませんでした。
 四つの形態を再現出来ると言うのが面白い商品でして、ボディを回転させる事で前面と背面の両面を利用したり(これも両A面と言えるのでしょうか?)、バックルと腿の色がちゃんと変わる様になっているのには感心させられました。しかし致命的な問題があります。それは武器が付属していない事です。デンガッシャーは腰に下げた状態のみで、各形態の武器がありません。電王は徒手空拳で戦う事が無いのでこれは痛いです。それからDXと銘打たれているものの、全体的にチープ感が漂っており、飽く迄も四つの形態に変形出来ると言う一発ネタと言う印象を受けました。

BB戦士303 司馬懿サザビー(07.08.11)
 ノーマルSD以外のBB戦士では長らくご無沙汰であった、非ガンダムタイプの敵がとうとう発売されました。しかもサザビーです。ノーマルSDも含めてBB戦士でのリニューアルを熱望していたのでこの発売が嬉しくない筈がありません。パッケージのイラストがまた異様に格好良く期待が大きく膨れます。
 取扱説明書に掲載された漫画は『第4話 潜入 虎牢城!』が収録されています。これが実に面白い! 司馬懿サザビーが意外な性格をしており、「だまらっしゃい!」や「ええいっ! お約束か!!」と印象に残る台詞が早くも飛び出しました。落とし穴に落ちる兵士はかげやまいちこの絵を思い出しました。絵柄は確りしていますしシリアスとギャグの融合も巧みで傑作です。作者の下田竜彦に対する評価が急上昇しました。
 そろそろ話をキット本体に移しましょう。基本的な関節は三国伝共通の様で、脚部の可動範囲に対する不満が変わらずあるのですが、全体的には優れています。特筆すべき点は兜が外せる事でして、ガンダムタイプ意外では初めてではないでしょうか。とても嬉しいです。司馬懿サザビーは軍師モードと武将モード、二つの形態にする事が可能です。前線には赴かない軍師と、鎧で全身を固めた武将の差が巧く表現されています。お得感があります。『紅翼扇』と『銀の牙』を合体させた『牙翼の大剣』がMSサザビーのビームトマホークを思わせる形状で芸の細かさが感じられました。左手用に表情のついたパーツがあるのですが、何と通常の握り拳が付いていません。武器が二つあるのに同時に持たせる事が出来ないと言う、何とももどかしさすら感じられる仕様です。この握り拳が無いと言うのは嫌ですね。
 何はともあれ、満足度が高く嬉しい一品でした。久方振りとなる純粋な敵武者の発売も魅力的な点でしょう。最近買ったBB戦士では断トツに気に入りました。

タイタニウムフィギュア メガトロン(ウォー・ウィズインバージョン)(07.09.09)
 WWIメガトロンの格好良さに惚れて買いました。タイタニウムと言うのは色色と曰く付きのシリーズだったりするのですが、それでもこの格好良さの前には問題ありません。全てを覚悟した上での購入です。
 例によって雁字搦めの針金による梱包が最初に立ちはだかりますがどうにか切り抜けました。ロボットモードは只管に格好良い!! こんなメガトロンが欲しかったと言える大好きなデザインです。重厚なデザインにメロメロですよ。ビークルモードは戦車でして、メガトロンの変形モティーフでは戦車が一番好きなのでこれも嬉しいです。ただ寝かせただけの簡単な変形なので戦車と理解し辛い形なのが難点です。
 さて曰く付きと称しましたが、実はタイタニウムは評判が良くない・・・有り体に言ってしまえば悪いシリーズなのです。出来も優れているとは言えません。商品によるでしょうから一概には言えませんが、このメガトロンに関しては各部が外れ易いと言う欠点が目に付きます。それに前述した様に変形も単純で、十年くらい前の玩具と呼んでも違和感がありません。ですが出来の悪さに関しては重重承知しておりました。だから不思議と後悔はありません。偶にはこんなのも良いでしょう。
 最後に良い部分を挙げましょう。何と言ってもロボットモードの格好良さは覆りません。立たせたのを眺めている分には他の面で悪い部分も気になりませんからね。それだけで一定の価値があります。それからタイタニウムはダイキャストが使われているのでずっしりとした重みがあります。これは嬉しいですね。私はダイキャストが使われた玩具が好きなのでその点でも高評価をあげてしまいます。この二点は良い点でした。

BB戦士304 曹操ガンダム(07.10.10)
 マントを装備していてとても格好良いです。しかもマントは格好良いだけではありません。付け替える事でディフェンスモードやアタックモードが再現されるのです。特にアタックモードは取説マンガで迫力満点に描かれているのが印象的でした。左手は人差し指を指した形で矢張り通常の握り拳は付いていないのですが、武器は持たせられるようになっているのでそんなには気にはなりません。特筆すべきは口元にシールを貼る必要が無い事です。特殊な顔の構成を見て感心しました。
 パッケージイラストを見ていて思いましたが、各部の黄色い部分が金鍍金だったらより厳かな感じがして嬉しかったでしょう。武器の『炎骨刃』もそのままだと真っ白なのがちと寂しいです。
 それからこれは少し残念に思えた点です。先ずは接続が甘い箇所があった事、兜、拳、足が外れ易く、また武器を持たせても緩く感じられました。それと三国伝共通である肩鎧の装着方法ですが、一一組み合わせたり分解したりと手間が掛かるので好きになれません。今後の改善が待たれます。
 曹操ガンダムの演者はガンダムDXなのですが、DXの意匠は少ないのか余り感じられません。それよりも羽を広げた姿はフリーダムに似ていると思いました。DXの武者もこれまでは豪剣しか居なかったので貴重なのですが、あたしはSEEDシリーズが好きなのでフリーダムがモティーフに使われて欲しかったと思わないでもありません。

究極大怪獣第参集(アルティメットモンスターズ3)(07.10.25)
 掛け値無しに素晴らしい商品です。第弐集の様なあからさまな外れはありませんし、ボリュームのある怪獣が多数を占めていて値段に見合った価値が感じられました。究極を名乗るだけはありますね。最初は二つ買うつもりでしたが他も欲しくなって取り敢えず四つ、その後で一つ、合わせて五つ買いました。最終的には目当てであったペスター、エレキング、ベムスター、アストロモンスを何とか入手です。これからの展開が益益楽しみになる出来ですよ!
2.ペスター:他を圧倒するボリュームを誇る第参集最大の目玉です。ペスターは二人の人間で演じているので他の怪獣よりも大きく、ソフビでは他の怪獣よりも小さくなってしまいました。それがこの究極大怪獣では粗同じ縮尺で作られているのですからその大きさは推して知るべしです。箱に入ったままでも明らかに重いのが理解ります。そして箱から出してみますと、思わず笑ってしまうほどに大きいです。買った中では最後に開けたので、余計にその大きさが際立って感じられました。素晴らしいのは大きさだけではなく、顔こそ単調で今一ながら、その他は絶妙な塗装で、薄汚れた色合いまで完璧です。
3.エレキング:取り立てて欠点の見当たらない素晴らしい出来です。口にクリアパーツが使われているのがポイントですね。長い尻尾も再現されていますが、私の中ではエレキングの尻尾はもっと長い印象がありました。そういう意味では若干物足りないかも知れません。
4.ベムスター:最初に買った四つには入っておらず、泣く泣く追加で購入させられる羽目になりました。アストロモンスと並んで一番の購入目的です。さて本体の感想ですが、稍大人しい印象です。他の怪獣にボリュームで劣るのも一因でしょうが余り感動がありません。決して出来に不満がある訳ではありませんが、事前の期待を上回りませんでした。それから口の中を見ますと、上顎の内側が造形されておらず平坦な空間となっています。ちょっと気になってしまいます。
5.アストロモンス:今回の面子では一番好きな怪獣であり、当然ながら一番欲しかった怪獣です。その期待を裏切られる事は無く、文句の無い出来に大満足でした。胸部のチグリスフラワーは荘厳で、前後の厚みがあるのでずっしりとした重みが感じられます。流石にペスターと比べると霞みますが、充分なボリュームがあるでしょう。もう最高です。買った中で一つだけダブってしまったものがあり、それがこのアストロモンスなのですが、一番好きな怪獣がダブったのは不幸中の幸いと言えますね。一つだけ欠点があるとすれば、チグリスフラワーの塗装でしょうか。べちゃっとした塗りでリアルに感じられません。しかし全体の満足度に比べれば些細な事でして、個人的には別にこれでも構わないとすら思っています。

BB戦士305 孫権ガンダム(07.11.15)
 曹操ガンダムは口の赤い部分が別パーツ化されていましたが、孫権ガンダムではこれまでと同じくシールで色分けする方式なのですね。軽装姿は相変わらず脚の長さが目に付きました。まぁ、いきなり脛が無くなったとしたら、これまでとの統一感が失われるのでそれはそれで困りそうです。余りにも気が早くて鬼が爆笑する事必至な話ですが、三国伝の次回作では脛の無い昔のSDガンダムに近い体型が復活してほしいものです。
 鎧を纏った姿は高貴な空気を漂わせていて格好良いです。王者の風格や威厳を放っていた曹操ガンダムに対して、若きプリンス、華麗なる貴公子と言う感じですね。最大の特徴であるブルーのクリアパーツはとても綺麗です。今では鍍金はクリアパーツといった特殊素材が使われるのは貴重なので、数多くのクリアパーツで彩られている孫権ガンダムの華麗さは印象に残りました。組み立て中は上半身のボリュームに下半身が負けていると思いましたが実際にはそんなにも気にはなりませんでした。面白いと思ったのは兜です。庇の可動や顎当てが組み込まれており凝っています。尤も、庇を下げても見た目には大きな効果が無いのですが。それと黒い部分もクリアパーツで、目が透過されて見えたらもっと良かったと思います。
 武器の『牙王剣』にもギミックがあり、両刃の剣と長剣の二種が味わえて嬉しいです。牙王剣は鎧を組み合わせる事で『双虎破刃モード』にもなります。パーツ数の割には短くて少少不恰好ではありますが、こういう風にギミックが豊富なのは良いですね。
 孫権ガンダムの演者はGP03だそうです。主役ガンダムとしては地味な感のあるGP03ですが、武者ガンダムシリーズでは大光帝に孫権ガンダムと、大役に抜擢されていますね。

BB戦士306 呂布トールギス 赤兎馬・天玉鎧(07.11.22)
 三国伝に興味を持つ様になってから、ずっとずっと楽しみに待っていた一品です。天星大将軍以来となる二千円台でもありまして、非常に高い期待をしていたBB戦士でした。店頭に並んでいた大きな箱を見て更に心が躍るのです。箱の中には商品の他にキャラクターカードが入っていました。何種類かあるそうなのですが当たったのは張飛です。外れですか?(苦笑)
 第一部の完結篇となる特大取説マンガ(コミックワールド)は大ボリュームで、説明書の厚みからしてこれまでとは段違いです。
 最初に組みあがったのは呂布トールギスです。一見して目に付いたのは以前よりも懸念していたプロポーションの問題です。呂布トールギスは他の武将よりも大柄なのですが脚を長くしただけで表現されているので等身が違って見えてしまいました。細腕と相俟って奇異な姿で、最早この体型はSDガンダムとは認められません。しかも全高だけが上がったので前後の厚みが足りないのでまるでばちこさんの様に薄い上半身です。それでも格好良いのですが釈然としない思いが残ります。但し体型の件を除けば文句無しに素晴らしい出来です。顔はクリアパーツのゴーグルと鍍金が組み合わされた通常の仮面と、モティーフのトールギスを思わせる白いマスクの二種類から選択が可能となっています。現時点では後者の意図が不明なので豪華な前者を選びますね。軽装姿から武者形態への変化は、ご無沙汰していた胸鎧が使われました。それからこれまでの難点であった肩鎧の装着方法が変更され、より着脱が簡易なものになっているのに好感が持てます。拳は左右で握り拳と平手の両方が付いているので矢張りこれまでの難点であった左の握り拳不足の問題が改善されています。高額商品だからなのかも知れませんが嬉しいですね。武者形態で初の飾りと鎧の一部に鍍金が使われており見栄えが良いのですが、慾を言えば全身にもっとふんだんに鍍金を使用して欲しかった所でもあります。現状でも充分に格好良いのですがシールでの色分けは多少の安っぽさが拭えません。しかし全体的にはとても格好良くて、強大な悪役としての風格が醸し出されています。
 呂布と言えば赤兎馬が有名ですが、三国伝にもちゃんと存在しています。騎馬形態は脚部が外れ易いのと、呂布の騎乗方法が立たせるだけと言うのが少少残念ですが一応様になっています。戦輪形態への変形は首を回転させると前輪が小気味良い音と共に迫り出すのが心地良くて変形の面白さを体現していると言えるでしょう。騎馬形態と同様に呂布を乗せると呂布の迫力が更に増しますね。後述する天玉鎧と比べても負けてはいません。
 そして呂布トールギスに優るとも劣らない存在感を見せているのが天玉鎧です。四神に準えて青龍に相当する『蒼龍』、白虎の『弩虎』、玄武の『真武』、朱雀の『炎鳳』の四形態を持った実にBB戦士らしいプレイバリューに溢れています。しかも特筆に値するのが、其其の形態が対応するガンダムに合わせたモティーフとなっている事です。劉備ガンダムが乗る蒼龍はGファイターであり、龍と航空機のラインが巧く組み合わされています。劉備ガンダムは上に乗るだけなのですが収納したり下半身を交換してMA形態と言うのは難しいでしょうから致し方ありませんね。弩虎はオーキスで孫権ガンダムと合体させる事で勿論デンドロビウムとなります。箱の様な密度感があって孫権ガンダムの演者と相俟って実に巧みな連動と言えましょう。炎鳳はGファルコンであり曹操ガンダムと合体します。弩虎と並んで優れた連動ですし、大きく広がった翼や曹操ガンダムの胸に輝く金の顔が強化形態らしい格好良さです。唯、翼の色が地味にも思われるでしょうか。これが輝羅鋼仕様であればもっと格好良かったのでは、と思わずにはいられません。現時点でも値段に見合っているのでしょうが出来るならばもっと豪華に、煌びやかに、派手にして欲しかったと言うのが正直な所です。そして発売まで隠されていた最後の形態が真武で、呂布トールギスに対応した形態とされています。先ずは存在してくれた事が嬉しいです。本商品は敵方としては初の二千円台となる高額商品なわけですが、ある意味ではそれは呂布トールギスのみではなく天玉鎧も含めた価格である事も事実です。そしてもしも呂布トールギスと天玉鎧が全く関わらないのであれば、これは『敵武者と、味方用の強化武具のセット商品』であり、素直に敵方高額商品と受け取れない部分が出て来てしまいます。しかし呂布トールギスとの連動があれば、味方にも使えるとは言え『呂布トールギス』と言う商品の一部と考える事が出来ますからね。とても良かったです。さて話が逸れました真武ですが、呂布トールギスは上に乗るだけです。弩虎や炎鳳と比べると余りにも寂しい連動ですが、上記の様に連動があるだけでも御の字と我慢するしかないでしょう。しかしそれとは別にもう一点、気になってしまう事があります。そう、真武のモティーフとなった機体です。Gアーマー、オーキス、Gファルコンと来たからには、自然とこれにも何らかのモティーフがあるのだろうと考えてしまいますが、パッと思い浮かぶものがありません。同系統のメカとしてはミーティアが挙げられますが全く似ていない上にトールギスと繋がらないです。もしかしたら未だ秘密が隠されており、後後の展開でそれが明かされるのでは、と期待してしまいますが果たして・・・?
 総評としましては本当に素晴らしい一品であり、心の底から喜べました。BB戦士にまた一つ傑作が加わりましたね。呂布トールギス、赤兎馬、天玉鎧の全てが一つに合体する事は無いので、一点豪華主義を象徴する様な形態こそありませんが、プレイバリューが豊富でこれまでの商品と組み合わせると存分に遊び尽くす事が出来ます。最近では味わえなかったものが此処に凝縮されていますね。三国伝第一部風雲豪傑編の最後を飾るに相応しい良品でした。素晴らしい! まるでBB戦士の精神が形となった様な!

BB戦士120 新世大将軍(08.02.01)
 人生の中で初めて手に入れたBB戦士の大将軍が新世大将軍でした。それで思い入れがあるからか、歴代の大将軍の中で新世大将軍が最も好きなのです。残念ながら『伝説の大将軍編』当時に入手した商品は無様な姿であり、新しく入手する日を心待ちにしていました。数年前に再販された折は何度か見掛けながらも購入を先延ばしにしていたら完全に機会を失ってしまいましたので、今回は直ぐに購入です。
 パッケージを見るだけでも懐かしさが込み上げて来ました。『伝説の大将軍編』には各人にパワーバランスが設定されているのですが、小生は心技体と言う言葉、概念をこれで知りました。そんな事も思い出してしまいます。
 組み上げると基本的には記憶にあるそのままが目の前に現れましたが、戦武面(バトルマスク)は全く覚えておりませんでした。だからまるで初めて目にしたかの様に新鮮な気分です。金色が荘厳で美しく、これを装着する事で大将軍らしい風格のある面構えとなりますね。
 幼かった頃は烈光が左利きと言う設定を知らなかったので、光鳳剣の鞘を右腰に下げると言うのがどうしても納得出来ませんでした。だから鞘を右腰に下げながらも刀は右手に持たせていました。今では素直に左手に持たせる事が出来ます。
 クリアパーツが美しい翼に、全身に散らばれた鍍金パーツ、心凰、体凰、技凰の首元に輝くジュエルパーツと、多様な特殊パーツで彩られているのが実に豪華で、これぞ大将軍と言える満足度です。BB戦士の極みですね。最近はこういう大将軍も久しく見ていません。現在の技術で新たに大将軍やそれに相当する豪華なBB戦士がまた見たいですね。
 それにしても本当に格好良いです。色合いと言い形状と言い、このデザインは最高でしょう。その素晴らしさは筆紙も及びません。

BB戦士307 夏侯惇ギロス(08.02.20)
 何と驚きました事にベルガ・ギロスが演者の武将がBB戦士で発売です。三国伝は非ガンダムが比較的商品化され易い様で、これまでにサザビーとトールギスが商品化されています。しかしサザビーやトールギスに比して、ベルガ・ギロスは知名度に大きく劣りますので先の二体以上に驚愕させられました。商品化を実現させたのはベルガ・ギロスではなく夏侯惇だからでしょうが、何れにせよ嬉しい話である事に相違ありません。
 組み立ての折にシールの貼付作業に苦戦するのは毎度の事ですが、腰部のシール『キ』、『ク』はこれまで以上の難関でした。シールが小さい上にパーツの形状が邪魔をして異常に貼り辛くて困ります。
 シールの件はさておきまして、三国伝ですから基本的な出来は改めて言うまでもありません。黒いボディにベルガ・ギロスと言う珍しい演者の新鮮さが合わさって実に格好良いです。その中でも武器の『邪骨剛剣(ウーラー兵の武器と似た名前ですね)』はお気に入りです。鎖を使って分離する刃が再現されていて大いに満足しました。これで遊んでいますと邪馬台幻想記の修羅が使う震蛇刀を思い出しました。また細かい点では左手が平手だけではなく握り拳が付属しているのも嬉しいです。孫権ガンダム以前はこの点が大きな不満でしたからね。
 ちょっと残念だったのは夏侯淵ダラスとのコンパチでは無い事です。夏侯惇ギロスと夏侯淵ダラスは二人揃えてこそ真価が発揮されるでしょうから、片方だけが商品化されるのではなくコンパチで両方を再現して欲しかったと強く思います。何となくコンパチになるのではないかと思っていたのですがねぇ。

サイバトロン/総司令官TM−SP DXコンボイ(08.02.22)
 ヨドバシカメラにて千五百八十円で購入。
 やたらと大きな箱を開けていたら、DVDが無造作に配置されているのにぶつかりました。玩具本体は必要以上に開け辛い梱包の癖にデリケートなDVDがこの扱いはどう言う事でしょうか。DVDケースも付属しているのですから最初からその中に仕舞ってくれれば良いではありませんか。度し難いです。
 玩具本体は古い商品でありますがその出来は折り紙付です。この頃のコンボイはロボみたいなゴリラからゴリラみたいなロボへの変形ではなく、リアルなゴリラから格好良いロボットへ変形です。サイバトロンの司令官だからか、ロボットモードは存外に素直なデザインでとても格好良いです。メガ・ブラスター、プラズマ・キャノン、サイバー・ブレード、デストロイ・ハンマーと全身にこれでもかと言わんばかりに武器を満載しており、並並ならぬ満足感がありました。紛れも無い傑作でしょう。

デストロン/破壊大帝TM−SP DXメガトロン(08.02.22)
 ヨドバシカメラにて千五百八十円で購入。
 がんじがらめの罠をしかけ♪ 相変わらずの針金で雁字搦めにされた梱包ではありますが、多少は針金の量が減って開封が容易になった気がします。ですが面倒な事に変わりありません。何か画期的な梱包方法が開発されないものでしょうか。
 ロボットモードの胴体と背中の固定が甘く、遊んでいると簡単に外れてしまうのが気になります。恐らくは最初期は問題が無かったのでしょうが、何度目かの登場であるテレもちゃだからこその難点なのでしょうね。その店を別にすれば全身にあるギミックに迫力に溢れたボリューム満点のフォルムは素晴らしいの一言です。レーザー・バスターが水鉄砲と言う形で再現されているのが微笑ましいと思うと同時に、最強武器であると言うのを他と一線を隠すギミックで表現されていて納得が出来ました。少し話が逸れてしまいますがビースト・マスクが特に嬉しかったりします。あたしはメガトロンの顔が余り好みではない上に、戦闘時に甲冑で顔を覆うと言うのが好きなのですよね。『帰ってきた最強ビースト対決』では新造形と引き換えにこのギミックが省かれてしまっていました。だからこのテレもちゃで復活しているのが嬉しいです。
 充分に素晴らしいメガトロンですが、間違い無く歴史に残る傑作であろうコンボイと比較すると、ワンランク落ちる感があります。メガトロンに大きな欠点があるわけではありませんがコンボイに並ぶ水準ではないかなぁ、と。

BB戦士308 孔明リ・ガズィ(08.04.18)
 第一印象として軽装形態では胴体と腰の占める割合が大きく見えました。しかし鎧を装着するとそれが一変、軍師とは思えないほどの力強さでとても格好良いのです。
 一番のお気に入りは爆凰扇です。軍師と言う事を強調するアイテムとして用意されている扇なのですが、爆凰機への変形ギミックもあって満足度の高い一品です。また変形があるので扇としても作りが豪華ですね。興味深いのが軟質プラ棒に爆凰機を接続するギミックでしょう。ユニークで面白いと思いました。
 用途は不明ですがマスクが二種類用意されており、パッケージでもお馴染みのリ・ガズィ風のつるりとしたマスクの他に、νガンダムを思わせるマスクがありました。諸葛孔明の演者にリ・ガズィは些か吊り合っていない様に思え後半ではνガンダムを演者とする孔明ガンダムにパワーアップすると踏んでいたのですが、この仕様ははてさて、その線を否定するものかより強めるものか、どちらでしょうか。
 半ば予想はしていましたが、右の握り拳が付属しないのですよね。夏侯惇ギロスでは解決していたのですがまた逆戻りですか。

BB戦士309 夏侯淵ダラス(08.05.24)
 夏侯惇ギロスの項目でも述べましたが、ギロスとダラスはコンパチキットとして発売してくれるのが理想でした。だから別別に発売された点は若干ながら残念に思います。尤も、だからと言ってダラスが発売されなかったりしたらもっと嫌ですから、これは贅沢な言い分ですよね。考えてみればベルガ・ダラスが演者の武者が発売されると言うだけでも充分に喜ぶべき事態なのですから。
 右手に表情の付いた拳とは別にちゃんと握り拳が付くのも、漸く当然の様になってくれました。此処はもう一息、拳の数だけポリキャップも用意して欲しい所です。
 組み換えで『鋭鐘』、『剛骨棍』、『剛鋭戟』、『剛鋭砲』、『剛鋭弓』、『鋭刃弓』と六種もの武器を再現出来るのが、BB戦士らしいギミックで嬉しい限りです。しかも鉄球とか弓矢とか、これまでには余り無かった特徴的な武器と言うのがまた良いではありませんか。

BB戦士310 関平ガンダム(08.06.20)
 関平の商品化に驚きました。仮に関平がBB戦士で出るとしても、もう少し先だろうと思っていました。
 軽装姿は三国伝らしい貧弱な体型が嫌なのですが、鎧を装備させますと幼さから鎧に着られている感じが良く出ていて味があります。
 武器で先ず目を惹くのが『輝鱗牙』でしょう。巨大な刃に輝くホログラムシールが素敵です。このホログラムシールでも充分に良いのですが、もしもこれが輝羅鋼だったらもっと良かったでしょうなぁ。鬼牙龍月刀と合体させると『双鬼両刃刀』になるそうですが関羽ガンダムを持っていないので出来ません(苦笑)。両手に装着する爪『鬼鋭爪』や右肩の『鬼鋭盾』と全身に鬼の面が並んでいて格好良いです。
 特筆すべきギミックはありませんが、単純に格好良いです。

月刊ゾイドグラフィックス増刊号ガンギャラド(08.06.26)
 キットと冊子を組み合わせた商品ゾイドグラフィックス、その増刊号としてガン・ギャラドが発売されました。ギャラドは小生が旧ゾイドの中で最も好きな機体であり、その再販を心待ちにしていたゾイドの筆頭です。これまでゾイドグラフィックスへの興味は薄かったのですが、ギャラドとなれば話は別でして迷わず購入決定と相成りました。発売前日にはギャラドを買いに行ったら無かったと言う夢まで見た始末で、これぞまさに“夢にまで見た”でしょう。現実では最後の一つながら何とか無事に購入です。ゾイドグラフィックスは入手困難と言う話も聞いていましたが、まさかこれほどとは思いませなんだ。
 増刊号は本の形態は取っておらず、説明書とは別に専用の冊子が付属しています。これが値上げ分かと思うと微妙なのですが、内容は決して悪くありません。ガンギャラドと言う機体に関して詳細な解説を読む事が出来ます。
 組み立てを始めてから間も無く、どうにも巧くいきません。全体的に綺麗に嵌らず何度もやり直しを強いられます。そしてある時、その原因に気が付きました。何と小生は、上下を逆に組み立てていたのです。そりゃ綺麗に嵌らない筈でした。慌てて分解してやり直します。今度こそ正しい向きで組み立てましたが、すると先程とは打って変わってスムースではありませんか。先刻までの苦労は何だったのかと思いつつ、本来は随分と快適なのだと感じ入ります。最後の方で説明書にて取り付けがかたいと注意されている翼の基部で注意された通りかたくて時間を要しましたが、何とか無事に組み立てを終える事が出来ました。
 完成したギャラドを眺めて見ますととても格好良いです。全身に配された銀鍍金のアイスメタル装甲は美しい輝きを放っており、レッドクリアの巨大な翼は迫力があって圧されます。どの角度から見ても格好良くて溜め息が出ます。実物を見るまでは背部のハイパー荷電粒子砲が取って付けた様な感じで浮いている様に見受けられましたが、実際は予想以上の存在感があって魅了されました。四足歩行形態から二足歩行形態への変形機構を持っているのが最大の特徴ですが、これが小気味良く決まるのでついつい何度でも変形させたくなります。
 ゾイドと言えば歩行ギミック。ギャラドの場合は両方の形態で歩行させる事が出来ます。四足歩行形態ですと全身を必死に動かして、よちよちと進むのが可愛らしさを感じさせます。これが二足歩行形態ですと一変、実に堂堂とした佇まいで迫力に満ちていました。二つの形態で全く異なる魅力を併せ持っていると言えるでしょう。
 迷わずに購入を決めながらも、購入前は然程気持ちが昂ぶっても居ませんでした。ギャラドが好きだから何となく惰性で買っている様な所があったのは否定しません。しかし組み立てて、完全に印象が変化しました。予想を上回る魅力的なゾイドに完全に惚れ込んでいます。改めてガンギャラドが大好きになりました。

BB戦士311 趙雲ガンダム・飛影閃 趙雲ガンダム単騎駆け(08.07.18)
 どういうわけだか目のシールが二種類あります。折角だから通常とは異なる方のシールを選択しました。あたしは轟天頑駄無の時にも、目がきらきら輝いているのが格好悪いと思いながらも轟天だけだからと輝いている方の目を選択しましたからね。
 趙雲は好きな武将であり、V2は好きなMSなので、好きなもの同士の組み合わせながら趙雲ガンダムには良い印象がありませんでした。それは全体的に細身で脛の長さが目立つ体型が苦手だったからに他なりません。全体的に脚の長さが目立つ三国伝ですが趙雲のそれは群を抜いています(ある種イレギュラーな呂布に匹敵すると言っても過言ではないでしょう)。そしてそれはプラモを組み立ててからも変わりませんでした。この脚の長さはどうしても馴染めませんなぁ。でも脚が長い点を目を瞑れば格好良いです。
 武器は『山』と『風』の二本の槍で、合体すると『無双戟・嵐』になります。山と風だから嵐なのですね。合体した状態ですと柄が凄く長いので、BB戦士でも両手持ちが出来て格好良いです。
 無双戟・嵐にも使われていますが、オーラの竜と言う特殊なパーツがあります。本体に取り付けた状態ですとV2アサルトバスターを彷彿させますが、もう少し派手で豪快だったら良かったですなぁ。鍍金が使われていればもっと格好良かったでしょうなぁ。この他にも色色と使い道があるのでしょうが、未だ遊び尽くしていないので有効的な利用法が思い付きません。
 また愛馬の飛影閃が付属しています。特筆すべきはリード線で再現された手綱でしょう。騎乗させた趙雲のポーズがそれによって決まります。ただ、呂布に付属した赤兎馬と同じく立たせるだけなのが不満として残りました。もう少し馬に跨っている雰囲気を醸し出したいですなぁ。

BB戦士312 呂蒙ディジェ・甘寧ケンプファー 轟強襲水軍(08.08.08)
 呂蒙ディジェと甘寧ケンプファーに戦闘艇と三人の水軍衆が付属する豪華なキットで、コミックワールド(取説マンガ)も大ボリュームの第13話『轟 強襲水軍!』となっています。単にボリュームがあるだけで無くとても完成度が高くあらゆる面で隙が無い、非常に満足度の高い内容でした。
 説明書に従って最初に組み立てたのは呂蒙ディジェです。演者がディジェですがどっしりとした体躯で格好良いです。脛がレッグアーマーで覆われているので貧弱に見えないのに好感が持てました。右肩にクリアパーツが使われているので孫権と共通する轟の特徴が見出せます。個人的に注目しているのが面を外すとリックディアスを思わせる素顔が覗く点でして、演者のディジェがリックディアスを基にした機体である事を想起させてくれる小粋な仕様です。武器は二振りの碧斬斧、右手が平手なので一つしか装備出来ないと言う変な仕様になっていますが、これまでに無かった斧と言う武器が嬉しいです。また――この為に二振りなのでしょう――連結させる事で碧斬双戟となって、これもまた格好良いですね。
 次が甘寧ケンプファーです。小顔で細身の体躯ですが、粗野ながら豪快な性格を思わせるデザインです。リード線を襷代わりにして鈴(形だけで実際に鈴としての機能はありませんが)をぶら下げているのが特徴的でしょうか。両腕に装備した烈鮫牙と蒼鮫盾、そして鎧を合体させる事で鮫を思わせる蒼烈鮫となります。差し詰め甘寧ケンプファーの守護獣と言った所でしょうか。鮫の目が小さいのでシールを貼るのに大変苦労させられました。早くシールを貼らなくても良い時代が来て欲しいですなぁ。
 水軍衆のハイゴッグ、ズゴックE、ザク改は前後にパーツの簡易キットですが、周囲を賑やかす為の雰囲気は出せます。
 そして目玉であろう戦闘艇は呂蒙専用強襲形態、甘寧専用強襲形態、戦船形態、楼船形態、強襲形態、前線基地形態の六形態に変形するBB戦士らしいプレイバリューに溢れた一品です。水軍衆を群がらせる事で基地遊びの様な楽しさが味わえますし、漫画でも色色な形態で背景に出ているのでとても絵になります。遊びの幅を広げてくれるでしょう。
 これまで孫権一人だった轟の軍勢を一気に豊かにしてくれるセット商品でした。

BB戦士314 張遼ゲルググ(08.09.19)
 張遼は好きな武将ですしゲルググは好きな機体なので、そしてそれだけではなく三国伝の張遼ゲルググも魅力に溢れた好漢でしたから、BB戦士として発売されるのを聞いて驚きつつ喜びました。呂布トールギスに匹敵するほど楽しみに待ち望んでいました。比較的知名度が高いゲルググですが意外にもBB戦士での商品化は過去に一度のみで、武者としてはこれが初めてなのですよね。
 完成した張遼ゲルググは実に格好良い! ゲルググの良さがこれでもかと言わんばかりに発揮された、最高に格好良い姿です。鳳凰天舞と言うマントがあるのですがマント好きとしてはこれも大満足です。マントと言えば曹操ガンダムにもありましたが、個人的には張遼ゲルググのマントの方がより好みです。しかもこのマントは変形して、これぞゲルググと言う形状の盾になります。武器は龍身刀と鳳鉤刀と呼ばれる長短の二振りで、連結させると巨大な青龍刀『鳳龍双刃刀』となります。長くて大きい武器は好きですしこれも格好良いのですが、三国伝はこういう武器が非常に多いので、とりあえず連結させとけ、みたいな印象を受けてしまいます。ちょっと似通った武器が続いてしまうのは難点ですね。別に張遼ゲルググ単体に問題があるわけではありませんが、もう少し違った武器も増やして欲しいです。
 特筆すべき点の無いオーソドックスな構成ですが、久方振りとなるスタンダードキットと言う事で基本的な良さが堪能出来る商品でした。好きな武者だからかも知れませんが好感度が高いです。

BB戦士315 周瑜ヒャクシキ(08.10.28)
 コミックワールドは郭嘉ヴァサーゴの安否が気になります。良い感じに狂人化していますし、復活しての再登場が楽しみですね。
 目のシールは選択式です。周瑜ヒャクシキに漠然とした違和感を抱いていたのですが、それは百式なのにデュアルアイだったからでした。でもゴーグルにするとサングラスをかけているみたいに見えて今一なので、結局はデュアルアイのシールを選びました。轟の特徴であるクリアパーツですが、どうせならゴーグルをクリアブラックにして欲しかったなぁ、と思います。
 白虎刀と白爪弓が刀に弓矢と三国伝に少ない武器で良いのですが、何よりも天雷火砲が魅力的です。虎を思わせる収納形態と派手な大型火砲、どちらも良いですな。

BB戦士317 周倉ドーベンウルフ(08.11.21)
 ドーベンウルフが商品化されたと言う驚きが大きい本商品です。劉備の流用キットみたいですが、脚部を前後逆にして肉抜き穴の部分に装甲を被せると言うアイディアに脱帽しました。面白い処理ですね。特筆すべきギミックはありませんががっしりとした体躯が魅力的です。武器は斧尽くしで、二振りの尖刃刀に見るからに物物しい頑硬斧が装備されています。それらは合体させて三爪戟にもなります。
 組み立てに際し困ったのが、目のシールが二種類用意されている事でした。単眼が正面を向いたものと左側を睨んだものが付属しています。迷いつつもオーソドックスに正面を向いたものにしましたが、表情の付いた方も捨て難いものがありました。このサイズや値段では難しいのでしょうが自由に単眼が動かせると嬉しいです。

トランスフォーマーユニバースUSAエディション オンスロート(08.11.21)
 兵器から変形するデストロン兵士好きとしては好みに合致していたので興味を持っていた商品なのですが、ヨドバシにて九百八十円と言う特価で売られているのを見つけて喜んで買いました。安売りしてくれたら良いな、と思った事はあったのですが、まさか実現するとは思わず本当に吃驚しました。
 独特な形状をした箱で僅かに迷いつつ開封です。例によって雁字搦めの罠が仕掛けられた梱包ですが、これは比較的簡易な方でしょうか。然して時間は掛かりませんでした。アバウト・・・と言うか、文字が一切使われていないイラストのみの説明書なので変形に戸惑いましたが、そう複雑でもないので何とか変形させられました。ビークルモードの車体前部がロボットモードの胸部に変形する工程が好みです。
 ビークルモードはがっしりとした装甲車で兵器好きとしては実に満足度が高いです。サウンドギミックがあり射撃音とサイレンが交互になります。ロボットモードもビークルモードに劣らぬ格好良さで、無骨なボディに惚れ込みました。正義のロボとしても通用しそうな格好良さです。
 久し振りのTF購入でしたが良い買い物だったと言い切れます。

HRZ−005 ドスゴドス(08.11.27)
 ゾイドの新シリーズリバースセンチュリー、その中の一体であるドスゴドスは、久久となる完全新規ゾイドです。リバースセンチュリーが暗黒大戦直後と言う過去を描いているのは好みではありませんが、バトルストーリーを伴った新展開はまさに待ちに待っていました。同じくドスゴドスも待望のゾイドとなります。
 最初は『ネオゴドス』と言う名前で発表されました。初見時の第一印象は、ゴドスと言うよりもガンスナイパーに似ている、と言うものでしたが、その後の情報で従来のゴドスに近い直立形態も取れると分かり、ゴドスの名を冠するに相応しいゾイドと印象を改めました。ギミックが明らかになるに連れてどんどん楽しみになって言ったゾイドです。名前がドスゴドスに変更された際は、ネオゴドスの方が良かったと思いもしましたが、致命的な問題ではないでしょう。
 箱はこれまでのとは異なり、蓋が被せ式でプラモデルの箱に似たものとなりました。昔の箱にも愛着があったので若干の残念さはあります。小形ゾイドの割に箱が大きいのですが、開けて見ると中はスペースが多く中身そのものが占める容量は僅かでしかありません。それならば箱はもっと小さくても良かったのでは、と少し思います。
 組み立てはジョイントパーツの向きにのみ気を付ければ苦労する部分はありません。予想以上に時間こそ費やしましたが問題無く完成させる事が出来ました。愛嬌のある顔立ちながら全身にバランス良く火気を装備、加えて長い尻尾が非常に格好良いフォルムを形成しています。外見は充分に合格ラインでしょう。
 ドスゴドスの特徴は走行モードと格闘モードと二つの形態を持つ事ですが、先ずは走行モードで歩かせてみました。しかしこれが今一です。格闘モードとの兼ね合いもあって連動する箇所が少なく、従来のゾイドなら動いていたであろう腕に動きがありません。それだけなら未だ良いのですが、問題なのは動力のパワーが足りていないのか、何とも頼りの無い歩き方だと言う事です。些かテンションの下がるものがありました。本体にそれなりのボリュームがあるのですからHiパワーユニットを使ってくれれば良かったのに、通常のパワーユニットなのが原因でしょう。値段を考えればHiパワーユニットでも不足しています。よりよろとした足取りを見て寂しく感じました。
 もう一つの形態である格闘モードは、ブロックスの様に自在にポーズを取らせる事が出来ます。事前情報でこれを知った時は興奮しました。従来の歩行するゾイドに、ブロックスやネオブロックスで培われたポージングの機構が取り入れられる、これぞゾイドの進化を証明するものに他なりません。しかし実物は、脚の付け根が異常に緩くて満足のポーズを取らせられないと言う体たらくです。後に関節を引き出す事で固定する術を知りましたが、どういうわけだか説明書には記載されていないのですよね。この機構の有無は非常に大きく、知るまではとても低い評価を下していました。
 全体としてとても期待が大きかったので、組み立て直後は大いに幻滅させられました。冷静になれば悪い部分ばかりでもないのですが、当初は格闘モードで脚の関節を固定する方法を知らなかった事もあって印象は最悪でした。ですがこうして数日が経過してみますと、動力部のパワー不足は如何ともし難いながらも、中中に魅力的なゾイドだと思う事が出来ます。過度の期待を持っていたので期待通りとは言えないながらも概ね満足と言って良いでしょう。
 唯一点、絶対に見過ごせない点があります。それは定価が異常に高い事です。何とドスゴドスの価格は三千円、そう、ゴジュラスやアイアンコングと言った大型ゾイドに比肩する値段なのです。確かに概ね満足と言いましたが、実はそれは値段を無視した場合で、三千円分の価値があるかを問われると首を捻らざるを得ません。細かな不満がより大きく感じられますし、仮にそれらの不満が無くても三千円に足る存在ではないでしょう。久し振りの新規ゾイドと言うことで嬉しい気持ちもあって購入しましたが、この正気の沙汰とは思えない値段が今後も続く様ではとてもついていけません。度し難いです。

BB戦士318 翔烈帝劉備ガンダム 龍輝宝・的廬(08.12.18)
 シンプルで主役の割りに地味だった劉備ガンダムがパワーアップを果たしました。通常装備は言わば劉備ガンダムVer.2と言った趣で、年を経て一回り立派になった印象を受けます。
 龍帝の魂が具現化したと言う龍輝宝は金鍍金が多用されていて荘厳です。とても神神しいのですがオーラの龍の接続が緩く心許無いのが気になります。
 龍輝宝を装着する事で劉備が翔烈帝劉備ガンダムとして覚醒します。頭部と両肩に飾られる三頭の龍が白龍大帝を彷彿とさせ、まさに龍帝を継ぐ者と言った貫禄を感じました。鍍金の使い方が練りこまれていないと言うか、腰部のアーマーが全体から浮いている様に見えてしまいますが、その点を除けば実に強そうで格好良いです。また龍輝宝は他の武将に装着させる事も出来る様になっています。その中では趙雲のみ所有していますので装備させてみましたが、更にV2アサルトバスターに近付いて格好良くなりました。矢張りV2アサルトバスターには金鍍金が良く似合います。
 三国伝では三例目となる馬の的廬も付属しています。的廬は取り立てて特筆すべき点もありませんが、完全装備で劉備を乗せる(説明書では合体と記載)と迫力がありますね。
 ふんだんな金鍍金に目を奪われるのですが、総じて二千円と言う値段には物足りない感じでした。全体的に高額化しつつあるので現在ではこれが標準なのでしょうが、昔の二千円キットと比べると少少見劣りしてしまいます。これが千五百円だったら文句無しだったのですがね。これが劉備の最終形態とは思えませんから、最後には大将軍級の大型キットの発売を期待しています。

BB戦士319 陸遜ゼータプラス(09.01.17)
 新年の一発目を飾るの三国伝武将は陸遜です。
 組み立て中に足が独特な構成なのに気付きましたが、変形に備えてのギミックですね。
 武器の『燕戟・宝旋霞』、鎧が合体した支援機『跳燕機』、盾『飛燕盾』とこれまで同様に組み換えが豊富でどれも格好良いのですが、陸遜の真価が『燕迅形態』への変形である事は論を持たないでしょう。本体そのものが変形すると言うのは三国伝では初となります。尤も、その飛行形態は上から見ればそれらしく見えるけれども、他の角度だと厳しいのですが。

元祖SDガンダムミニコレクションMARK‐1(09.02.03)
 ワゴンセールで三つだけ残っていたので購入。目のシール部分が目玉が別になっているのですが、小さいので貼り辛いです。またパーツも全体的に小さいので組み立てに苦労する事も儘ありました。しかし小さいサイズにぎゅっと凝縮された感じで完成後の満足感は高いです。
ナイトガンダム(NORMAL Ver.):ラインナップの中で欲しかったものの一つです。電磁ランス、メガエクスカリバー、ナイトシールドと武装が豊富で、ファイティングゴーグルを下ろす事が出来、ケンタウロス形態への変形も可能と、ギミックが多いのが良いですな。
サタンガンダム〜恐怖の正体〜(SPECIAL Ver.):第一希望の商品でした。格好良さはぴか一ですが、ブラックドラゴンから、翼を閉じてサタンガンダムの姿に出来ないのが不満です。このサイズでの再現は難しいのでしょうか。
武者精太頑駄無(NORMAL Ver.):箱を開けて一部分だけ見て武者頑駄無と誤認してしまいました。取り立てて出来が劣るわけではありませんが、緒羅四恩と組み合わせないと魅力に欠けるな、と言うのが正直な感想です。

BB戦士320 張コウザクIII(09.02.20)
 コミックワールドは英雄激突編の完結であり、新章への序章と言った趣が強いです。続篇が決まっているからこそ出来る続く事が前提の内容でした。
 名前にはザクIIIとありますが演者はカラーリングから見てもザクIII・改でしょう。個人的には通常のザクIIIの方が好きです。
 軽装姿だとボディのボリュームがあるからか頭が小さく見えました。鎧を装着すると釣り合いが取れるのですが、それでも何か違和感が・・・等身が高いです。昔のSDとは完全に別の体型ですよね。ぎゅっと詰まったSD体型の魅力が失われていますなぁ。
 何だかマンネリ感が漂っていると言うか、三国伝はどれも多彩な武器を組み替えで再現ばかりですなぁ。どれも格好良いのですが毎回似た様なのが続いていて飽きが来つつあります。格闘家に近いフォルムが新鮮なのが救いでしょうか。曲鋭剣をトンファー状に持たせるのと、突殴拳が気に入っています。

BB戦士321 馬超ブルーディスティニー(09.03.12)
 三国伝の『戦神決闘編』の主役を務める馬超ブルーディスティニーがトップバッターとして登場です。風雲豪傑編と英雄激突編では主役が同じだったので、主役変更は心機一転と言う感じがします。それにしても仮に主役変更があるならば後半の主役は孔明だろうと踏んでいたので、馬超が主役と言うのは少少意外でした。
 最大の魅力となるギミックが瞳の色を変える事です。頭頂部のパーツをくるりと回す事で通常形態からEXAMシステム発動を思わせる紅いゴーグルに変わります。組み立て中は緩いのでくるくる回転してしまうのではないかと懸念しましたが、上からストッパーを被せるのでその心配もありません。また通常形態は瞳があると言う事で、全体的にブルーディスティニー一号機をモティーフにしながらも二号機の要素も混じっていると言えます。或いは白い鎧からするに三号機でしょうか。何れにせよブルーディスティニーでは一号機が一番好きな私にとっても満足のいく姿に仕上がっております。
 暴走形態への変形は瞳のほかに各部の鎧を展開させるのですが、これが強くなったと言うのが分かり易い変形で好感が持てます。三国伝には欠けているBB戦士らしい分かり易いギミックが嬉しいです。総じて新章の鏑矢に相応しい魅力を備えた好キットでした。
 合体武器の『獅龍極煉槍』は何時もの武器を組み合わせて巨大な武器に、と言うパターンなので正直どうでも良いです。しかも装飾が干渉するので持たせ辛いと言う問題付きで、分離させて各部に装着させた方が格好良い点と相俟って評価は低いです。

BB戦士323 黄忠ガンダム(09.04.16)
 久し振りに発売が待ち遠しかったBB戦士でしたが、それなのに発売日を把握していませんでした。しかし何の理由も無く偶偶ヨドバシに寄ったら、何とその日が発売日だったのです。これはもう運命と言うか、凄いぞミオさんです。
 原作の五虎大将軍が三国伝では五誇将とされているのですね。コミックワールドは密度があり、その中で一般兵の「そーれっ」「やー」とコミカルな描写もあって楽しめます。そして何と言いましても五誇将の誕生が盛り上がりました。そして最後に登場した司馬懿サザビーが赤くなっていましたが、大太府バージョンなのですね。
 ちょっと単なるパーツの寄せ集めにしか見えない感のある支援メカですが、合体して龍身鎧形態になります。黄忠ガンダムは演者がガンダムMk−IIですが、この形態はスーパーガンダムを彷彿とさせる形状です。更に組み替える事で連龍牙形態にもなります。これは背中にパーツが集中するのですがボリュームが半端ではありません。他のBB戦士三国伝キットと比べて同じ六百円とは思えない圧倒的な迫力でお得感が強いです。持った時にぐっと重みすらありますからね。個人的には最も好きな形態で、購入前から期待していましたが買って良かったと素直に思えました。そして最後に連射形態。パッケージにはバックパックがアンカー状に変形とありますが、騎士ガンダムのケンタウロス形態を連想しました。巨大な『龍鱗剛烈弓』で構える姿でして、巨大な武器には辟易しているところなのですがこれまでに無い弓と言う事で新鮮味があるので気になりません。バックパックのアンカーもそれだけ反動が大きい凄い武器なのだろうと言うのが伝わってきます。
 ボリュームがある上に形態変化も多くて期待を裏切られない出来でした。大満足です。この後には待望の徐晃サーペントも待ち受けていますし、ミオさんの中で三国伝が盛り上がりつつあります。

BB戦士325 徐晃サーペント(09.05.22)
 三国伝の第一部である風雲豪傑編の頃から商品化を夢見ていた念願の武将です。最初こそ夢物語でしたが段段と様様な武将が商品化される事で徐晃サーペントの商品化も現実味を帯び始め、これは遠からず出るだろうと確信した頃に商品化が決定しました。長い間願っていたので感慨無量です。
 それだけ待っていたのだからさぞや大満足だろうと言いたいところですが、組み立ててみたら不満に感じ始めてしまいました。頭部のゴーグル部分がシール処理ですが、これが仮に轟の武将だったらクリアパーツになったのでしょうか。顔面の大半を占め非常に目立つ箇所なのでクリアパーツだったら見栄えも良かったのだろうと思ってしまいます。そしてこれが特に大きいのですが、全体的に青いのです。デザインとの兼ね合いもあるのでしょうが色分けが殆どされておらず、些か極端な言い方になりますが全身真っ青です。これではとても寂しいです。昔のBB戦士は多くがこんな感じでしたが、同じ三国伝の武将は素組みでも割と色分けがされているので彼我の差が目立ちます。強そうなシルエットは格好良いだけに・・・って、おわぁっ!? これを書きながら商品と箱を見比べていたら、兜の前飾りを付け忘れている事に気付きました! こんな目立つパーツを忘れていたのも大概ですが、ランナーを塵芥として捨ててしまう前で助かりました。一歩間違えたらこのパーツが灰塵と化した頃に気付き、慌てふためいて激しく悔いながら落胆していた事でしょう。本当に安堵しました。で、話を戻しますが、この前飾りを装着しただけで見違えて見えて色分けが気にならなくなる、なんて事はありません(ぉ まぁ、とにかく、ホビヂャ掲載時から分かっていましたが、色分けが残念だったのです。それから武器にもギミックがありますが、代わり映えしない何時もの組み換えなので割愛、もう少し差別化して欲しいですね。曹操への装着が売りとされているだけあってバックパックはとても格好良いです。
 個人的に徐晃サーペントが好きなのは勿論として、それ以前に演者のサーペントと言うMSにも愛着を持っています。量産機でありながらガンダムに引けを取らない高性能に惚れ込んでおりました。そんなサーペントの現状では唯一無二となるBB戦士なので、サーペントの決定版と言える出来を期待していた部分があります。徐晃サーペントと言うだけでも前述の経緯で並並ならぬ期待がありましたが、それに加えてサーペント単独の期待があり、二重に期待していたのですよね。だからこそ余計に出来に対する問題が厳しくなり不満が出てしまいました。
 コミックワールドでは曹操の息子の曹丕ガンダムが存在感を発揮していましたが、その反面、馬超が翔に加入する流れが稍あっさり気味に感じました。新たな主人公が主役勢力に所属すると言うターニングポイントとなる一大イベントの筈なのですがね。

BB戦士327 曹丕ガンダム(09.06.07)
 曹操ガンダムの息子で演者はガンダムXです。
 曹操ガンダムは口元の赤い部分が別パーツになっていてシールを貼る必要が無かったのに、曹丕は一般的なタイプでシールでの色分けでした。曹操と親子なので同じタイプを期待していたのですがねぇ。
 黒翼刀、威天剣、星凰剣と三本も勇壮な剣を持ち、何ともヒロイックで格好良いです。しかも『光天七星戟』に合体させると一段と格好良くなりました。気付かなかったのですがこの武器の形状はディバイダーなのですよね。ガンダムXのディバイダーは好きな武器なので一層の魅力を感じる様になりました。
 特筆すべき点は見当たらず悪く言えば凡庸な出来のキットですが、とにかくストレートに格好良くてとても好きになりました。バックパックの形状も好みです。しかし兜の接続が緩くて脱ぎ易く、また武器の保持も甘いので巧くポーズを決める事が困難です。格好良いだけにこういう細かい甘さが気になりました。遊び辛くて大いに減点されます。

BB戦士330 天翔竜 孔明νガンダム(09.07.18)
 大型商品だけあってか、豪華に口元が別パーツでシールを貼る必要が無いのはありがたいです。完成した孔明νガンダムはνガンダムが演者と言う事もあってこれぞ主役と言うべき格好良さでした。存在感があります。
 更にHi−νガンダムの意匠を持った天翔竜孔明νガンダム形態になると背中に大きく広がった羽の迫力が凄まじいです。その時に使用したバックパックが単体で爆鳳扇と言う鳥に変形しますが、この尾羽の変形が見事でした。
 また孔明単体も伏龍飛翔形態と呼ばれる飛行形態に変形します。顔が隠れないので真上から見ると顔面と視線が合うのがきついのですが、本体にもこういうプレイバリューがあるのは嬉しいです。
 そして二種類の飛行メカを合体させると龍凰形態となるのです。この格好良さが絶品でした。ボリュームがあって大迫力です。これを持って『ブーン、ドドーン!』をやると物凄く楽しいです。しかも気の利いた事にディスプレイベースが付属しています。これは他の形態でもエフェクトパーツとして使え、例えばフィン・ファンネルを射出した状態も再現出来るのです。ファンネルは立体化と相性が悪くつまらなくなりがちですがその難点を見事に解消してくれました。
 総じて完成度が高く、他よりも高い価格に満足の出来る内容でした。隙がありません。

BB戦士335 阿修羅王 孟獲ガンダム 祝融ガンダム 巨神象セット(09.08.06)
 孟獲ガンダムと祝融ガンダムはデザインが演者のゴッドガンダムそのまんまで面白みがありません。
 三つの形態を持つ金剛阿修羅像は組み換えが面倒で何度も変形させる気になりません。しかも脆くて安定しませんでした。買う前から格好悪いと思っていた金剛阿修羅鎧はやっぱり格好良いです。脛を取れば等身だけは何とか落ち着きますが、それでも悪くないレベルであって格好良くはありません。同じ大型キットであっても孔明νに比して満足度は大きく下がります。

トランスフォーマーリベンジ RA−04サイドスワイプ(09.08.11)
 単純に格好良いデザインです。両腕のブレードが連動して動くのと、股関節にあるチューブ(でもゴムなので劣化しそうで怖いです)の動きがとても気に入りました。変形させる時は力加減とかパーツの移動が繊細で扱いが大変です。

SDX フルアーマーナイトガンダム(09.09.03)
 ダイキャストパーツが使用されていてずっしりとした重みが心地良いです。三種の神器と通常の無いと装備の二種類が再現出来るので、付属品も多く楽しいですし、スタンドパーツがあるのも嬉しいです。炎の剣にエフェクトパーツがあるのが良いですね。慾を言えば装備していない鎧を飾っておく台座がほしかった所です。

侍合体DXシンケンオー(09.09.12)
 シンケンオーは『侍戦隊シンケンジャー』に登場する所謂一号ロボと呼ばれる主役ロボです。
 シンケンオーを構成する五体のメカは折神獣と呼ばれ、動物を模したアニマルモードと図形の様なエンブレムモードの二形態に変形させられます。他社の勇者シリーズやTFでは乗り物から小型ロボットに変形し、複数で大型ロボットに合体すると言うのが多いのですが、意外な事に戦隊シリーズでは単体で変形し尚且つ合体すると言う例がこれまでは『激走戦隊カーレンジャー』の三号ロボVRVロボしかありませんでした。つまりこのシンケンオーが稀少な二例目であり、一号ロボとしては初めての事となります。
 エンブレムモードは劇中でも各個人が携帯しており、巨大戦の折には懐から取り出して巨大化させると言う描写が見られました。前年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』で炎神キャストに炎神ソウルとセットするのと同じで、玩具を使って劇中の動作を再現出来る秀逸なギミックと言えるでしょう。筆者の好みで言えば昔の様に基地や移動要塞から重厚に発進する方が堪らなく好きなのですがこれが時流なのでしょうね。
 但しこのエンブレムモードは後発の折神には踏襲されませんでした。多くのギミックがあるのでその上にエンブレムモードを盛り込むのは不可能だったのかも知れませんが、設定上は同じ折神である事を考えると統一性を欠いています。逆に後発の折神はエンブレムモードとは異なる統一されたギミックがあるので、シンケンオーを構成する五体の方が異質なのかも知れません。
 獅子折神のエンブレムモードは将棋の駒を思わせる五角形です。合体の都合でジョイントが飛び出しているので完全な五角形ではありませんが、筆者はエンブレムモードに強い拘りがあるわけではないので然程気になりませんでした。
 アニマルモードへの変形は手足に腰を展開し、顔を出す事で完了です。言われなければライオンには見えない独特のスタイリングですが、前傾姿勢で中中に格好良いです。ところで浅学なので何の迷いも無く獅子とはライオンの事だと判断していましたが、獅子について調べてみたら同名の伝説上の生物を知りました。狛犬と呼ばれる内の一方がその獅子だそうです。もしかしたら獅子折神のモティーフはライオンではなくその伝説の生物である獅子なのでしょうか。それならばライオンとは似ていない事にも得心します。
 龍折神のエンブレムモードは正六角形です。パタパタと伸ばす事でバンダイの十八番である長い龍のアニマルモードになります。塊から長い物体への変化は大きいので、単純ながら印象の違いは大きいです。
 熊折神のエンブレムモードは生四角形です。変形させるとずんぐりとした熊のアニマルモードになります。この変形がまるでパズルを弄っている様な、一つひとつの工程がしっくりと嵌っていく感覚で悪くありません。熊らしいのは顔だけですがそれだけで意外と熊に見えるものです。この状態でギミックはありませんが、劇中で見せた様な相手に襲い掛かる様に手で動かすだけで楽しめました。
 猿折神のエンブレムモードは正三角形です。小型のメカですがアニマルモードへは前脚の変形が面白くて感心させられました。ナックルウォークが基本なのですが後脚だけで立つ事も出来て、何とも絶妙です。
 余談になりますが猿折神と言うと、『のら犬のギョーカイ時事放談』でUPLIFTが可愛いと言っていた事が先ず思い出されます。
 亀折神のエンブレムモードは正円です。アニマルモードへの変形は至極単純で、一度ボディを半分に展開し中に収納された顔を出して再びボディを閉じ、最後に鰭を広げるだけで終わってしまいます。最もギミックに乏しいのですがモティーフ選択の妙か、それだけでも亀に見えるのが巧いです。亀というと知名度の高い動物なので意外ですが、実は戦隊ロボの変形メカで亀モティーフはこの亀折神が初めてとなりました(『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場したカラクリウェポンのトータスハンマーが亀モティーフですが、あれは飽く迄も武器であって合体ロボを構成するわけではないので除外します)。これまで意識していなかったので少少驚きました。
 愈愈肝となるシンケンオーへの五体合体です。
 各折神をアニマルモードからロボ合体モードへ変形させて合体させます。単体で変形ギミックがある分合体の構成は、『胴+腕+腕+脚+脚』の単純明快なパターンで、其処に面白味はありません。この部分に限った話ではありませんが殆どの変形で各部にクラッチが利いていて、カチカチと小気味良くパーツが移動するので気持ちが良く、迷わずに済みました。複雑な変形が苦手な人間には嬉しい仕様です。但し顔の固定が甘く、少し変に力を加えると分離してしまうのが難点です。最後に兜を被せる様になっていますが、兜を取り付けるジョイントが丁髷を模しているのは芸が細かいですね。
 完成したシンケンオーの全高は約二十八センチで、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』から三年間の標準サイズとなりました。『特捜戦隊デカレンジャーロボ』のデカレンジャーロボや『轟轟戦隊ボウケンジャー』のダイボウケンが二十四センチ程度で物足りないサイズでしたから、このくらいの大きさがあると嬉しいですね。非常に残念な事にこの数年はダイキャストを一切使用しないオールプラが主流であり、シンケンオーもその例に漏れませんでした。それだけでダイキャストの魅力を購えるわけではありませんが、せめてオールプラならば最低限大きさで満足させて欲しいものです。
 シンケンオーはウエストの部分がキュッと締まっていて胸や腰との差が際立ち、腕には肘関節こそありませんが相応の長さと立派な拳があってプロポーションは良好です。しかし実はそれは正面と稍斜めから見た場合に限定され、真横や背面から見るとその限りではありません。デザインの都合か兜を付けると顔が薄く見えますし、何と背中に至っては大きな空洞が覗いておりスカスカでした。極端に見る角度が限定されるわけですが、一番重要な正面がちゃんとしているからか不思議とこれでも先のプロポーションが良好と言う印象が覆される事がありません。問題点が気にならないのです。
 最後に付属品に目を向けましょう。ダイシンケンは取り立ててギミックの無い日本刀で、見栄えが悪くない程度の長さがあって格好良いです。刀身は軟質プラですが柄や唾が色分けされており極力安っぽさを感じさせない様になっています。ここ数年は一号ロボの必殺剣に変形や合体ギミックを持たせた上で、収納させる事を優先している節が見受けられました。その反動で純粋な剣としての見た目に影響を及ぼしていましたが、今回はそれこそ昔の様に完全に余剰パーツと割り切り単純な剣として処理しています。個人的にはこの傾向は大歓迎です。またダイシンケンは劇中宜しく腰に帯びる事が出来ますが、折角の日本刀なのですから鞘も用意して欲しかったと言うのが正直な所です。刀を鞘から抜く動作は何物にも代え難い格好良さなのでシンケンオーでも是非とも見たかったです。また秘伝ディスクを使用した秘伝シールドと言う盾があり、手に持たせる他に肩に装備させたり、背中に装着する事が出来ます。背中に装着すると巧い具合に背中のスカスカ具合を隠せますが、個人的には肩に接続するのが一番気に入りました。こういうしっかりした盾が付属するのも近年では珍しいだけに嬉しいです。
 大きな不満も無く総じて満足度の高い理想的な一号ロボでした。

侍武装シリーズ01 兜折神(09.09.12)
 シンケンオーを強化する武装メカの第一弾で、角の形状からするとヘラクレスオオカブトがモティーフと思われます。蟲と言う事で小型と言う先入観を持ちますと思いの外大きくて驚かされました。シンケンオーを構成する五体を除いた折神に共通する要素として、ボディに秘伝ディスクを内蔵しております。その秘伝ディスクを回転させると連動してカブトホーンがくるくる回転するギミックがありますが、甲虫の角が回転する事にもう一つ喜びを見出せません。同様のギミックならドリルやガトリング砲を模したメカに実装して欲しいところでしょう。
 侍武装シリーズの真骨頂がシンケンオーとの合体で、兜折神をシンケンオーに合体させる事でカブトシンケンオーの完成です。主に巨大な兜のみの追加となっており、吹き返しには砲門が並んでいます。因みに正面からだと普通に見えますが、後方には兜折神のボディが大きく突き出している一種独特のフォルムでした。この状態でもカブトホーン回転ギミックは健在であり、吹き返しを閉じて回転させる事で劇中の必殺技の再現が可能です。しかしこうするとシンケンオーの顔が完全に隠れてしまい、最早本当に兜折神がシンケンオーの頭上に乗っかっているだけになってしまい見た目は良くありません。
 余談になりますが侍武装シリーズの第一印象は、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の獣拳合体シリーズを髣髴させるものでした。同シリーズは最初のゲキエレファントージャこそ、単なる武装強化でありながらまるでスーパー合体の様な豪奢な見た目で武装強化の新たな方向性が垣間見えましたが、三つ目となったゲキシャークトージャが名前への拘りが無くなり見た目も厳しい事で暗雲が立ちこみ始め、最終形態ではゲキエレファント、ゲキバット、ゲキシャークの三つが仲良く余ってしまうと言う残念な結果となりました。だから類似した商品傾向の侍武装シリーズがどうなるのか期待半分不安半分と言ったところです。

侍武装シリーズ02 舵木折神(09.09.12)
 侍武装シリーズの第二弾は、青系統の魚類と言う事で何処と無くゲキシャークを思い出させる舵木折神です。秘伝ディスクを回転させると鼻っ面のフィッシュソードが上下に動きますが、動きが乏しく遊び応えはありません。それからミサイルの発射ギミックを搭載していますがこの勢いが非常に弱いので飛距離が僅かのみです。お陰でミサイルが何処かに飛んでいってしまって無くすと言う心配は先ずありませんが、昔の玩具が飛ばしていたミサイルを思い出すと寂しいものがあります。
 シンケンオーと合体してカジキシンケンオーが出来ます。兜を被っただけなので見た目の変化が小さくて何とも面白味にかけますが、実はシンケンオーのすかすかだった背面を舵木折神のボディが覆い隠して欠点を補っていたりします。ダイシンケンを兜の先端に差し込んで必殺モードとなりますが、頭の上から刀を生やした姿はシュールとしか言い様が無く、お世辞にも格好良くはありません。また劇中ではダイシンケン長刀モードを振るっていた姿が印象的ですが、残念ながら本商品にその様な武器は付いていないので当然ながら再現は不可能となります。これは完全な憶測ですが、カジキシンケンオーの売りや特色に乏しい事から本編で作り出されたのが長刀だったのではないでしょうか。

侍武装シリーズ03 虎折神(09.09.12)
 虎折神は兜折神、舵木折神と同じくシンケンオーを武装強化する折神ですが、先の二種よりも若干高価格に設定されており商品にもそれに見合ったボリュームがあります。本編初登場時はヒトミダマに操られシンケンジャーと敵対、獅子折神との交戦する様子が見られましたが、確かにこの大きさならば或いはライバルに相応しいものがあります。四肢がドリルと言う特異な形状ですが銀鍍金で見栄えが良く、秘伝ディスクを回転させると連動してこのドリルも回転します。また四肢を投げ出すと秘伝ディスクが接地し、そのまま転がし装甲で遊べます。この変形は『グラビティゾイド』のグラビティウルフを連想させました。
 シンケンオーに侍武装した姿はトラシンケンオーです。そのボリュームのある体躯がそのままシンケンオーの後頭部に集中するので著しくバランスが悪いのですが迫力は感じられました。それにしてもドリルが全部上方を向いていて、何とも説得力に欠けると言うか何の意味があるのか理解らない合体です。
 そしてこの虎折神が加わる事で先の二種にも新たな合体バリエーションが加わり、プレイバリューが大きく広がる事となります。それが兜折神、舵木折神、虎折神を合体させて誕生するダイテンクウです。これが俗に呼ばれる二号ロボに位置しますが人型ではないのに二号ロボと言う点に個人的には違和感がありますが、別に正式名称でも何でも無く単なる呼称の問題ですから気にしないべきでしょう。ダイテンクウは両翼の先端に妙な物体が付いているわ左右非対称だわで鳥としても飛行物体としても言い張るには辛いデザインなのですが、それでも不思議と鳥に見えてしまうのですから凄いです。それに巨大な空中移動要塞と思えば悪くはありません。ところでこのダイテンクウですが、実際に目の前にあると異様な大きさに驚かされました。それも前後左右に広がるとにかく面積を取る大きさなので実際の大きさ以上の衝撃があります。こればかりはどんなに言葉を尽くしても、実物を見ないと伝わらないでしょう。事実、筆者も購入前にレビューを読んで大きいと言う文面は目にしていましたが、それでも実際に合体させて驚愕しました。それだけの有無を言わせぬ迫力があります。劇中では主にCGで処理されていて動きが軽いので、この重厚さが全く表現されていません。但しこの大きさが災いして強度の問題で持ち上げるのが困難になってしまい、気軽に手で持って遊ぶと言うのが難しくなってしまいました。残念な点です。ダイテンクウの状態でも各機の回転ギミックは生きており、虎折神のレバーを回すと連動してドリル、フィッシュソード、カブトホーンが回転する事になります。各各のギミックが単体で完結してしまうのではなく、合体により拡張されると言う理想的な展開でしょう。
 またダイテンクウはこれのみに終わりません。ダイテンクウとシンケンオーの合体でテンクウシンケンオーとなるのです。所謂スーパー合体です。ダイテンクウを巨大な翼としてシンケンオーの背後に接続するのですが、ダイテンクウの大きさが大きさですからテンクウシンケンオーの迫力も並みのものではありません。シンケンオーに比して段違いにボリュームが増しました。しかしながらダイテンクウの状態でも持ち上げ辛かったのが、此処に来て更に影響を及ぼしました。合体強度の不安は増し容易に持ち上げる事が不安と言う段階にまでなってしまいました。下手に持ち上げずに置いておくのが無難でしょう。
 兜折神の項で触れた獣拳合体シリーズとの類似性とそれに伴う不安ですが、侍武装シリーズのみで二号ロボを構成出来る上に一号ロボとの超合体もあり、獣拳合体シリーズからの進歩と改善は見られました。

侍武装シリーズ04 烏賊折神(09.09.12)
 虎折神と同価格に設定されており、目の前に置くと予想以上の大きさが感じられます。そのままではこれと言ったギミックが無いので存在感のある物体が目の前に鎮座しているのは奇妙な光景でした。
 これまでの侍武装シリーズと同様に烏賊折神もシンケンオーに合体させられる事が出来、イカシンケンオーとなります。イカシンケンオーは烏賊折神を大きく三つに分離し、其其が武器、盾、バックパックとなります。飽く迄も武器を持っただけと言った印象が拭えないのですが、バックパックが左右に張り出しているのでシルエットが大きく変化しているのは好感が持てました。但し盾が重いので左腕には負担が掛かっています。
 烏賊折神をダイテンクウと合体させるとイカテンクウバスターとなりますが、バスターとは名ばかりで取り敢えずパーツを纏めただけの物体でしかありません。せめて烏賊折神の突き出した部分が砲門に変形すれば大きく評価が違ったでしょう。劇中ではこれぞ必殺バズーカと言う魅力的な描写なので惜しいです。ダイテンクウを見た時は獣拳合体シリーズの反省が活かされていると感心しましたが、それを発展させた筈のイカテンクウバスターには余らせない為に取り敢えずくっ付けただけの様なおざなりな感じがしました。また構成する折神が一体増えているので確実にボリュームが増している筈なのですが、ダイテンクウを見た時ほどのインパクトがありません。
 烏賊折神は後発商品のダイカイオーとの合体ギミックもあるので、シンケンオーやダイテンクウも含めると、全てのロボと合体が可能な折神となります。そういう表現ですと非常にプレイバリューが高い様に思えるのですが、どうも全体的に大味でプレイバリューの割りに満足感は低いです。他の商品に比して劣るわけではないのですが評価は低くなってしまいました。

侍合体DXダイカイオー(09.09.12)
 シンケンオーに続くシンケンジャーでは二体目となるロボット商品ですが、ダイテンクウが二号ロボなので三号ロボに相当します。
 箱に入った状態から最初は海老折神に変形させます。この海老折神が非常に大きく、ダイテンクウと同様の衝撃を味わいました。劇中でも随分と大きく見えたものですが玩具のインパクトはそれ以上です。この商品には音声ギミックが内蔵されており、海老折神の状態では鳴き声を発します。この不思議な鳴き声が昔のウルトラシリーズに出て来そうな音で自然と懐かしい気分になりました。
 海老折神を変形させるとダイカイオーが完成します。上半身がマッシブなのに対して脚が細く、一昔前の戦隊ロボなら先ず見られなかったプロポーションでしょうが、近年では珍しくもなくなった感があります。ダイカイオーはボディに内蔵した秘伝ディスクを回転させ、各部を変形させる事で四つの形態になります。番組本編で見た時は変化に乏しい変形と思いましたが、この秘伝ディスクの回転ギミックありきと言う事で得心が行きました。秘伝ディスクを回転させる度に音が鳴りこの手応えが心地良いです。
 基本形態が『ダイカイオーヒガシ』と呼称される形態です。両腕に鋏を下ろし、岩石怪獣や宇宙忍者を思わせる姿となります。『ダイカイオーニシ』は兜飾りを下げる事で印象が変化します。武器は扇子なのですが持ち方の都合で劇中とは随分と違ってしまいます。『ダイカイオーミナミ』は二刀流です。
 そして烏賊折神と合体させると『ダイカイオーキタ』とも呼ばれる、『イカダイカイオー』の完成です。非常に凶悪な顔付きが印象的なこの形態は、烏賊折神を二つに分離し、胸部の飾りと武器にします。
 更に真骨頂はこれからで、ダイカイオーとシンケンオーを合体させる事で『ダイカイシンケンオー』が完成するのです。これは所謂スーパー合体と呼ばれるもので、理屈としてはテンクウシンケンオーもこれに相当しましたが、矢張り人型ロボ同士の合体は興奮の度合いが異なります。ダイカイシンケンオーの合体方式はスーパーターボロボに近く、ヘルメットを二号ロボの頭部が被ると言う非常に珍しい方式なのです。ダイテンクウや烏賊折神が大きかったのでダイカイシンケンオーの大きさにも期待が高まりましたが、実際に見てみるとそう特別に大きいとは感じられませんでした。概ね満足はしましたが、上半身に比して下半身の変化が乏しいのが不満です。矢張り下駄を履かせて欲しいと思いました。また猿折神と亀折神の扱いがぞんざいで、腰にぶら下がっている姿は持て余している感が強いです。合体ロボなのですからちゃんと合体して欲しいと思いました。それから若干ながら顔が大きい感じがしますが許容範囲でしょう。全体的にはとても格好良いです。二刀流が非常に似合っていますね。
 ダイカイオーの最大の売りは意外にも音声ギミックが豊富と言う事にあると思いました。攻撃音や変形した時の発声と、実に様様な音が用意されていて楽しめます。また多くの形態で共通している必殺技音がピンと来ませんが、これはダイカイシンケンオーがイカテンクウバスターを構えた時の為に用意されていると思って良いでしょう。ダイカイシンケンオーとイカテンクウバスターの一体感が少ないので僅かながら嬉しい要素でした。

BB戦士340 太史慈ドム(09.09.28)
 久し振りに発売された轟の武将がこの太史慈ドムです。
 ヴァル・ヴァロがモティーフの鋼甲機が附属していてテンションが上がります。ヴァル・ヴァロとしては小さいのですが、蟹みたいで面白いです。
 通常の太史慈ドムはドムトローペン風ですが、鋼甲機の一部を装着した鋼甲形態はドライセンみたいで一気に好みになりました。更に合体させて鋼鎧装形態の完成です。宇宙忍者か岩石怪獣かダイカイオーを思わせる両腕が鋏になっている異形の姿がとても良いです。兜を前後逆にして顔を変化させるのが面白いと思いました。この形態から変形させると撃鋼形態と豊富な形態を持つキットでした。

侍合体DXモウギュウダイオー(09.10.24)
 年末商戦用の大型商品で、売り場で箱の大きさと重さに驚かされ、購入してから持ち帰るのに難儀しました。
 最初の形態は牛車を思わせる牛折神です。当然ながら他のどの折神と比較しても最も巨大でした。しかし箱の時点で大きいだろう事は分かっていましたので、衝撃と言う意味では海老折神には劣ります。牛折神は電動走行ギミックを内蔵しており、低速ですが悠然と進みます。牛車の車体部分にシンケンオーを立たせる事が出来ますが、実はダイカイシンケンオーでも問題無くそれが可能で、しかもダイカイシンケンオーの大きさでも自然です。
 牛折神は単体でロボット形態のモウギュウダイオーに変形しますが、この変形ギミックは(若干のする脱着パーツはあるものの)殆どそのまま立たせただけに近く、変形と呼ぶには些かお粗末な感があります。本編で見たモウギュウダイオーは左右シンプルなボディラインとカラーリングにノスタルジーを大いに感じましたが、玩具だと両脚が繋がっているので少少趣が異なります。電動ギミックは大好きですが両脚が繋がって見栄えが悪くなるのが難点ですね。モウギュウダイオーはシンケンオーやダイカイオー、否、ダイカイシンケンオーと比較しても相当な大きさを誇り、かなりの迫力がありました。これは逆に本編では味わえません。その威風堂堂とした姿が持つ魅力は筆舌も及びません。またこの状態でも電動走行が可能となっており、同時に必殺技の『猛牛大回転砲』が再現可能となっております。
 そして本商品が持つ最大の真価はこれからでしょう。モウギュウダイオーとダイカイシンケンオーとイカテンクウバスター・・・即ち全ての折神を合体させるとサムライハオーが完成致します。大雑把に言いますとモウギュウダイオーが台座となり全部にダイカイシンケンオー、そして背部にイカテンクウバスターと言う構成で、正面から見ると大差がありませんが真横から見ると凄まじいボリュームになっています。これは単純に人型ロボットと言う言葉では表現が出来ないでしょう。大迫力の何かとしか言い様がありません。比例して重量も上がっており、封入された注意書きには『持ち上げない!』と書かれているほどです。この状態でも電動走行ギミックが生きているのが嬉しいですね。大きくて重い玩具が大好きな小生としましては、先ずは大満足と言った所です。しかし決して手放しで褒め称えられません。細かい部分では不満に思う点が散見されるのです。何よりも気になるのは正面から見ると、ダイカイシンケンオーと見た目に余り変化が無い事です。細かい差異は見られますし両腕をボリュームアップさせ、しかもそれがちゃんとした腕なのは評価が出来ます(アルティメットダイボウケンとかエンジンオーG12とか、合体を繰り返すに従い腕が腕でなくなってしまうのを嫌と言うほど見せ付けられていました)が、全体的な印象がダイカイシンケンオーなのは相違ありません。ダイカイシンケンオーの時に下半身の変化が少ないのが不満でしたがそれがそのままサムライハオーにも継承されてしまっています。シンケンオーの状態から見慣れた緑と青の足が変わらないのは明らかに新鮮さを損ねています。それに頭部も、頭飾りこそ増えましたが肝心の顔はそのままでした。顔は胸と並んで重要な部位であり、新たな合体の折には必ず変化させて欲しい部分です。顔が違ってこそ合体して別のロボになったと言う気持ちになるでしょう。また亀折神と猿折神の二体は、所在無げに車輪にくっ付いているだけで、あからさまに余ってしまっている印象です。余剰パーツを絶対に許さないとは言いませんが、全ての折神が合体した事が重要なのに、折神が丸丸二体居なくても良い様な状態にされているのは問題と言って良いでしょう。合体ロボとしての一体感が欠如しております。
 サムライハオー形態に若干の不満がありますが、全ての折神が合体した満足度の高さは素晴らしいものがあります。侍武装シリーズもこれで大きな価値があったと言えるでしょう。

RD−01 メガトロン(09.11.16)
 トランスフォーマーリベンジのメガトロンです。
 前作(実写映画第一弾)のメガトロンはビークルモードがエイリアンジェットと称された実在しない飛行機でした。他の商品がリアルなビークルからロボットに変形しており、同じ路線をメガトロンに期待していたので、エイリアンジェットには大いに落胆させられたのです。
 次回作ではリアルな戦車に変形するメガトロンが見たいと思い続けていましたが、最初の頃に実写映画第二弾ではメガトロンが出ないと言う噂が流れリアルな戦車から変形するメガトロンは三作目までお預けかと思わされた事もありました。しかしその後どうやらメガトロンはちゃんと登場するらしく、しかもビークルモードは戦車だと言う情報が得られ、まさに願いが成就すると喜んだものです。ですが実際に公開された姿を見てその喜びも失せました。確かに戦車ではありました。戦車ではありますが凡そリアルとは言い難く、前作のエイリアンジェットと同様の実在しない戦車だったのです。此処で一度、メガトロンへの想いは潰えました。
 それから数ヵ月後、故あって当該商品を購入する機会がありました。購入前の期待値が低かったので触ってみての感想は悪くはありません。
 リアルとは程遠いビークルモードの形状はどうしようもありませんが格好良い事は格好良いですし、購入前に気になっていた左腕の細さが意外に気になりません。ロボットモードの背中のブースターやら何やらこれでもかと言わんばかりに強そうな意匠を集めたスタイリングは好みと言っても良いでしょう。但し灰色の成型色丸出しで安っぽいのは難点です。これが銀色に塗装されれば一気に化けるでしょう。
 事見た目に関しては悪くない評価なのですが、何ともし難い問題がありました。それは、変形が難しいのです。どうにもこのデリケートな扱いを要求されるのが小生には合いません。手軽に遊ぶ気になれないのです。

BB戦士345 姜維ガンダムF91(09.11.21)
 迂闊にも発売日を失念すると言う失態を晒し、二日後に急いで買いに行くも時既に遅く売り切れと言う憂き目にあった因縁の商品です。
 姜維の演者はF91です。F91と言えばSDガンダム好きにとっては印象深い期待でしょう。SDガンダムが広い展開を見せていた頃に最新の主役ガンダムだったと言う事で、SDのF91は各方面で非常に厚遇されていました。そういう意味で感慨深いです。
 組み立ててから一見して思うのはとにかく格好良い事です。主役に比肩する正統派の格好良さでした。三国伝ではなく戦国伝に似合いそうな格好良さに嬉しくなりました。両肩の翼を肇とするクリアパーツの使い方が華を添えてくれます。またヴェスバーを想起させるギミックの焔琉刀やバックパックの形状などが演者のF91に忠実な作りでした。また姜維には顔がザクの軍師形態が用意されています。武将形態とは印象を大きく異にするので全く違った二つの形態を持つ楽しさがありました。しかしガンダムとザク、二つの顔を持つと言うこの上なく興味深いギミックでありながら、それ以上の意味を持っていないのは残念なところです。軍師形態では余ったパーツが焔麒麟の台座を構成するのですが、麒麟と呼ぶにはちょっと苦しいですね。どちらかと言うとシーサーです。

BB戦士349 孫策サイサリスガンダム(09.11.28)
 孫権の兄である孫策がBB戦士で発売されました。原作の孫策は序盤で死んでおりますので三国伝でも発売される事は無いのだろうと思っていたので嬉しい誤算です。三国伝のコミックワールドでは存命しており、本商品附属分では立派に活躍していました。私は孫権よりも孫策や孫堅の方が好きです。またこれを書いている時点でコンパチですが孫堅の立体化も決定していて嬉しいです。サイサリスガンダムと言うのは珍しい表記ですね。
 演者がサイサイリス・・・即ちGP−02で、そのボリュームのある体型がキットでも再現されております。GP−02のアトミックバズーカを『双虎旋棍』と言うトンファーに見立てているのが面白く、他には無い珍しい武器なので好印象です。その他に轟の宝剣であり、劉備が持つ龍帝剣と並ぶ『虎錠刀』が付いています。基本的なデザインはGP−02なのですが、兜飾りは孫一族の共通意匠である虎を思わせ、兜の吹き返しには父親である孫堅の面影が見られました。変形した強襲形態だと兜飾りの位置を変える事で、がらりと印象を変えています。
 適度な大きさとギミックで概ね満足していますが、足が少し外れ易い気がしました。

BB戦士351 轟大帝 孫権ガンダム・虎燐魄(09.12.18)
 先月の孫策に続き、今度は孫権がパワーアップして発売です。コミックワールドは郭嘉たんが復活して面白くなりました。見るからに悪そうな司馬師と司馬昭なのに利用されて終わりなのですね。また曹丕を久久に見た気がしますが、もしかして曹丕のコミックワールド以来でしょうか?
 孫権の顔を付け替える事で孫堅が再現出来ますが、この城と黒の新しい鎧は孫権も共用しているのですね。この新しい鎧は孫堅専用だと思っていたのでこの姿を孫権と言われても馴染めません。孫堅の方が好きなのでずっと孫堅のままにしています。
 虎燐魄を全身に纏ったのが轟大帝孫権ガンダムです。下駄を履かせる方式がスーパー合体みたいで格好良いです。変形させて獣神形態になりますが、全体的に接続が緩く安定しません。何度も遊ぶ気にはなれないです。
 先月、孫策に虎錠刀が附属したのを喜んでいたのですが、此方にはよりパワーアップした『真虎錠刀』が用意されていました(苦笑)。孫策の天下は短かったです。

BB戦士352 戦神合身 蚩尤ガンダム(09.12.18)
 限定商品やセット販売を除いたレギュラー商品では、BB戦士最高額となる商品です。しかもそれが悪役で実現したのが凄いですね。しかも蚩尤とは、これまた大型商品に相応しい大物のご登場です。ところで三国伝は、どんな大型商品でもコミックワールド(説明書)を小さく折り畳むのですよね。箱が大きいのですからもっと大判でも良いのではありますまいか。
 本商品は司馬炎ザクII、司馬師ペーネロペー、司馬昭クスィー、暗黒玉璽サイコガンダム、蚩尤ノイエ・ジールの四体で構成されています。
 司馬炎は原作とは異なり、三国伝では三兄弟の末っ子と言う設定になっており、キットも一際小柄でシンプルです。演者はシャア専用ザクでサザビーとシャア繋がりなのでしょうが、サザビーの子供がザクと言うのに違和感があります。
 ペーネロペーにクスィーと非常に珍しい演者の二体は、粗同じ様な作りで独特の体型をしています。
 最も大きなボリュームなのが暗黒玉璽サイコガンダムで中中の迫力を醸していました。この大きさでノーマルSDにもサイコガンダムを出して欲しいですね。
 蚩尤ノイエ・ジールはノイエ・ジールと言うには小さいのですがそれが逆にミニチュアみたいで可愛いです。孫策サイサリスと合体して蚩尤魔装形態になります。演者の設定を巧く落とし込んでいますね。
 そして最大の目玉となるのが、五体の合体です。サイコを核に内部に司馬炎を収納、司馬師が右腕、司馬昭が左腕に其其変形し、蚩尤がバックアップに装着される事で戦神合身蚩尤の完成です。ボディの大部分を占めるのがサイコなのですが、脚部を展開して脚の長さを変え体系を変化させて見た目を違えているのが注目でしょう。また内部への収納や腕の変形など端端からガンジェネシスを想起させてなりません。これを流用してガンジェネシスをリメイクして欲しいと思わされました。
 合体形態は中中の大きさで強大な敵に相応しいのですが、危惧していた通りに(特に右腕が顕著ですが)パーツの接続が緩く変に力が入ると簡単に外れてしまうのが難点です。流石に金剛阿修羅像ほどではありませんがそれでもストレスは溜まりました。飽く迄も組み立てキットであって純粋な玩具ではないと言う事でしょうか。また高額キットでありながら鍍金が一つも使われていないのは寂しいです。合体形態の角飾りが大将軍のそれを彷彿させる形状をしているので、見る度に金鍍金で豪華に飾り立てて欲しいと思ってしまいました。

ヴァリアブルアクション リューナイト・ゼファー(09.12.26)
 DXリューナイトゼファーが欲しくても買えなかったあの頃から幾星霜、新たにリューナイトの玩具が発売される幸運な出来事がありました。今の時代にゼファーの玩具が出ると言うだけでも嬉しいです。そして商品の出来も悪くありません。必要充分な可動が備わっており様様なポーズを取らせて遊ぶ事が出来て満足度が高いです。リューパラディンロードゼファーの発売が楽しみですね。

BB戦士356 郭嘉ヴァサーゴ(10.01.28)
 武者のモティーフに使われる事が無く、BB戦士として商品化されていなかったヴァサーゴが演者でとても楽しみにしていました。また郭嘉としても魅力的で目立っています。
 基本形が軍師形態で、幼さの残る顔立ちと落ち着いた佇まいがシンプルで良い感じです。
 それが武将形態では前線で戦えそうな勇ましい姿となりました。『極星・氷嵐剣』と言う武器を持っていますが、それよりも両腕に装着された鉄爪が印象深いです。ボリュームもあってとても強そうですね。
 そして更に闇の力で魔装形態に変形します。目つきががらりと変化しますがそれは頭部の前後を入れ替える事で再現が出来ます。この魔装形態はヴァサーゴチェストブレイクがモティーフでしょう、禍禍しい姿形がとても格好良いです。胸部の蜘蛛を思わせる飾りがまた似合っているのです。しかもおまけ程度ではありますが、蚩尤と組み合わせて蚩尤・魔装形態もあり、全部で四つの形態を持つ事になります。
 手頃で扱い易く、ヴァサーゴで、格好良く、ギミックにも溢れた非常に満足度の高い商品でした。郭嘉たん大好きです。

BB戦士357 玄武装 呂布トールギス(10.01.28)
 何故かこの時期に呂布トールギスが再商品化されました。しかし最初のキットよりも更に異形度が増していて好みではありません。前回のキットにあった鍍金が無くなっていますし、個人的には見るべき点が無いです。
 しかもこの呂布ですが、復活した割に見せ場が無いままシリーズが終了してしまい、何とも存在意義が不明瞭です。呂布が復活するのなら演者をエピオンにして欲しかったと思いました。

BB戦士362 天熾鵬 司馬懿サザビー(10.02.20)
 BB戦士三国伝戦神決闘編のラストを飾るBB戦士として満を持して発売されました。あの司馬懿サザビーの強化形態です。司馬懿サザビーは不満もあれど非常に気に入りましたキットでして、その強化形態となれば楽しみにしない筈がありません。
 基本となりますのが司馬懿らしく軍師形態です。以前の司馬懿サザビーはサザビーらしからぬ白色が清潔で新鮮だったのですが、天熾鵬となってサザビーの原点に立ち戻った赤になりました。どちらが良いかはさて置き此方の方が落ち着きますね。煉獄扇と冥黒の牙が武器ですが、後者はとにかくごつくて強そうだと言う一点に絞った武器で迫力満点でした。
 この形態から変形させると獄凰形態です。物物しい名前に相応しく邪悪で格好良いです。この形態の特筆すべきはナイチンゲールの意匠が込められている事でしょう。頭部や背部、腰部を筆頭に見れば見るほどナイチンゲールで、飛び切りの格好良さでした。また胸部には黒魔神を彷彿とさせるデザインの装飾が目立ちます。これこそまさに戦国伝シリーズのボスの証左でしょう。大満足です。黒金の牙翼も最高でした。
 それから蚩尤と組み合わせて蚩尤・魔装形態が再現出来ますが、これは使用するパーツが少なくてちょっと物足りないですね。それと、うん、蚩尤を引っ張り出すのが面倒なので一度も組み立てていません(ぉ
 概ねは満足のいくのですが、接続が緩いので首の座りが悪いと言う致命的な欠点があります。これは遊び辛いです。それから六百円と通常サイズなのも残念と言えば残念でしょう。もう少し高価格帯で更に充実させた、名実共に最高のラスボスとなって欲しかったです。

TA‐13 ディセプティコン空陸参謀ブリッツウィング(10.04.24)
 トランスフォーマーアニメイテッドの商品群から、トリプルチェンジャーのブリッツウィングを選び購入しました。ブリッツウィングと言えば同名のキャラがいわば初代トリプルチェンジャーでして、それはもう見事にロボット、戦車、戦闘機の三形態に変形したものでした。では同じ名を継ぐこやつはどうでしょうか?
 抑抑が話は遡り、アニメイテッドの存在が世に知られた頃に戻ります。如何にもアメリカンなカートゥーンテイストの色濃いデザインに衝撃を受けながらも、それを忠実に再現、立体化した玩具の出来には唸らされました。取り分けブリッツウィングを見た時の衝撃は大きく、遂に初代のトリプルチェンジャーに匹敵する、真にトリプルチェンジャーを名乗る資格を持ったTFが登場するか、と感激しました。長い歴史の中で複数の形態を持つTFは多数登場しましたが、最初期のトリプルチェンジャーの様にどの形態も優れていると言うものはありませんでした。しかし方向性は違えどアニメイテッドのブリッツウィングはとうとうその域に達したと主観ではありますが思います。
 実際の商品を触ってみると流石に慣れや時間の流れが合わさって、試作品を見た時の感動は消え失せてしまいました。しかしそれでも良い玩具である事に相違ありません。TFムービーの商品は変形が難しくて遊ぶのに難儀しましたが、打って変わってこれは遊び易くて非常に好感触です。

ヴァリアブルアクション リューパラディン・ロードゼファー(10.09.23)
 ファンにとっては非常に因縁のあるリューパラディン・ロードゼファーの玩具がとうとう発売されました。番組放送当時に玩具が発売されなかった事に端を発するので、実に十六年越しの悲願達成となります。斯く言う小生も発売を心待ちにしていた一人です。
 雨風の激しい中で買いに行き、店頭で見て箱の大きさに驚愕させられました。先般発売された同シリーズのリューナイトゼファーと同じ大きさを想像していたのです。
 商品そのものはリューナイトゼファーと同じ仕様ですから、特筆すべき点はありません。ただただ、ゼファーより一回り大きくなった姿の格好良さに打ち震えるだけでしょう。今の目で見ても全く色褪せないデザインは痺れるほどの格好良さです。一つだけ残念だったのは、背部のウィングが肩アーマーに固定されていて動かせない事です。アニメでクラスチェンジした時の、がしゃんと言う動きが再現出来ないのが致命的でした。またヴァリアブルアクションシリーズ自体が子供向けの玩具ではないので、正直、遊び辛いです。発売された事自体が快挙で贅沢は言えませんが、理想的とは言い難いですね。

海賊合体DXゴーカイオー&マジドラゴン(11.02.11)
 ゴーカイオーとゴーカイマシンシリーズマジドラゴンのセット商品で、単品と同時に発売されました。近年の戦隊シリーズでは少なくなりましたがセット商品が好きなので迷わずに此方を購入です。
 ゴーカイオーはゴーカイガレオン、ゴーカイジェット、ゴーカイレーサー、ゴーカイトレーラー、ゴーカイマリンの五機で構成されています。中核を成すゴーカイガレオンは戦隊シリーズでは類を見ないガレオン船がモティーフであり海賊と言うテーマに最も合致したイメージビジュアルのマシンです。ゴーカイジェットは戦闘機なのですが見た目は単なる箱でして、これが航空機と言われても無理があるのは否めません。それに比べるとゴーカイレーサーはレーシングカーと言うのはともかく、自動車としては受け入れられるフォルムです。トレーラートラックのゴーカイトレーラーですが、ガレオン船を除く四機は全て大きさが同じなのでトレーラートラックと言い張るのに説得力が無いサイズとなってしまいます。デカレンジャーロボのパトレーラーでも同様の感想を抱いたのを思い出しました。ターボロボのターボトラックはターボマシンの中で一番大きい上にキャブのみで荷台を牽引していませんでした。それくらいで初めて自然に見えます(余談になりますがターボトラックは現在の目で見ても優れた完成度と言えます)。ゴーカイマリンは潜水艦なのですが海に関連しているので多少は海賊に近いでしょうか。
 五機を合体させてゴーカイオーを完成させるのですが、この変形合体は非常に単純で面白味が全くありませんでした。ギミックの都合もありますが構成が胴体、右腕、左腕、右脚、左脚と単純なのも一例でしょう。ゴーカイガレオンはまだ変形らしいのですが他の四機は殆ど変わりません。就中ゴーカイトレーラーが差し替え変形であった事には唖然としました。差し替え変形を全て否定するつもりはありませんがゴーカイトレーラーの単純な変形くらいは完全変形を実現して欲しいものです。
 完成したゴーカイオーは一号ロボとしては大きめのサイズで迫力は中中のものがあります。デザインも胴体や頭部だけ見ればとても格好良いのですが左右で統一感の欠片も無い腕と脚に幻滅しました。左右対称に近付け様と言う工夫が見えませんし、腕は辛うじて拳があるだけで腕に見えないのです。拳すら用意されていない戦隊ロボが存在するのでそれよりは幾分か良いのですが決して褒められた出来ではないでしょう。
 さて他の面を犠牲にして搭載されている最大の特徴がオープンギミックです。背中のダイヤルを回転させるとハッチがオープンして中身が飛び出すと言う仕掛けでして、この為に合体前後のプロポーションやボディ構成に制限が出来ています。初期状態では大砲を胴体に収納しまして、オープンと同時に大砲が発射状態に展開する様になっています。ハッチを開く瞬間は豪快で楽しいですね。但しそれ以上の面白さは無く今後の拡張性に期待する事となります。
 ゴーカイオーの総評になりますが正直高い評価はつけ辛いです。毎年の事となりますが超合金ではないのが非常に残念なのですが、それに加えて内部が空洞なので大きさの割りに重量感がありません。デザイン、プロポーション、変形合体と多くの面が及第点に届いておらず、そして売りのゴーカイオープンはそれらを帳消しにするほど魅力に溢れているのかと言えばそれも言い難いです。技術の向上があるのに戦隊ロボに関しては十年前、二十年前、三十年前の方が凝った変形をし、ロボットとして優れたプロポーションをしていた様に見えます。この事実が寂しくてなりません。
 次にゴーカイマシンシリーズの第一弾となるマジドラゴンですが、これもゴーカイオーに負けず劣らずお粗末な出来栄えでした。悪い意味で統一されています。単体ではオリジナルのマジドラゴンとは比べると無残な姿ですし、ゴーカイオーと合体させたマジゴーカイオーに関しても微妙な状態です。ゴーカイオープンでドラゴンの首、翼、爪が展開するのですが内部に収納する都合上ゴーカイオーに見合わない小ささで、第一腕や脚の中から爪や翼が生えても格好良く見えませんでした。またオープン後に主導でドラゴンの頭部を調整しないといけないのがオープンギミックの魅力を殺いでいます。
 購入しなかったグランドゴセイグレートやハイパーゴセイグレートを横目で見て、気合の入った今年はそれ以上のものが生まれるだろうと期待を込めて購入したのですが不安になる出来栄えでした。
 ところでこの商品は番組の放映開始よりも早く発売されました。一号ロボの発売日が以前より早い傾向にある最近ですが、とうとう番組開始よりも早くなってしまったと驚いています。

ゴーカイマシンシリーズ02 パトストライカー(11.03.12)
 デカレンジャーに登場した同名のメカをモティーフにしたゴーカイマシンです。ライト&サウンドギミックを搭載していますがこれはオリジナルのデカレンジャーロボを意識しているのですね。同じメカと言う事で相性が良いのかデカゴーカイオーはマジゴーカイオーよりはデザインが自然な印象です。ボタンの押し方で四種類のサウンドがなりますが、ゴーカイオープンギミックと組み合わせると自然に必殺技サウンドがなる様に考慮されています。また分解したパトストライカーに合体させる際、どの部分に収納させれば良いのか理解る様に色付きの印があって細かい配慮が行き届いていました。そういった良い点はありましたがさて総合的に満足出来るか、面白い玩具かと言えば疑問しか浮かびません。次のゴーカイマシンはこれを覆してくれる事を望みます。

トランスフォーマーアニメイテッド TA−27 エリートガード総司令官/ウルトラマグナス(11.03.18)
 永遠のナンバー2と揶揄されたウルトラマグナスですが、何とアニメイテッドでは最高司令官でありコンボイより上となっています。マグナス好きとしてはこれは見逃せず、アニメイテッドの日本展開前より密かに欲しいと思っていました。その後待望の国内展開が行われ容易に手に入るようになったものの密かにだったので買わなかったのですが、定価よりもずっと安価で買う機会があったので購入しました。
 ウルトラマグナスがコンボイより高い階級なのは嬉しいのですが、同時にコンボイと同型のロボが更に強化されるのがウルトラマグナスの好きな点だったりします。このマグナスはマグナスで格好良いのですがその点では理想とは違いました。階級の点で理想に近付きましたがそれでも理想のマグナスには中中出会えませんなぁ。
 アニメイテッドのウルトラマグナスはビークルモードが大型装甲車でして、これが重厚で存在感があって格好良いのです。武器を展開したアタックモードだと更に強そうです。
 ロボットモードは顔を中心に旧来の面影を残しながらもアニメイテッドらしくカートゥーン風にアレンジされています。マッシブな体型が玩具でも再現されました。胸部のエンブレムを押すとライト&サウンドギミックが発動しますが連動して口が開いて喋っている様な表情に変化するのが面白いです。ロボットモードでもビークルモードと同じく武器を展開するアタックモードがあります。
 最初に触った際はロボットモードからビークルモードへの変形に手間取りました。変形工程が複雑と言うわけではありませんがTFは総じて説明書が分かり辛いです。TFを買う度にこの手順で気力が失せて自分には合わないからもうTFは買わない方が良いのかもと反省するのですよね。何れにせよアニメイテッドで欲しかったブリッツウィングとウルトラマグナスを買ったのでもう良いです。

トランスフォーマーマスターピースムービーシリーズ MPM−1 スタースクリーム(11.04.01)
 従来のTFとは一線を画したデザインラインの実写映画シリーズですが、取り分けスタースクリームは旧来のスマートな印象からかけ離れた異形の姿でした。ですから小生に取り、ある意味では実写映画TFの象徴とも言える存在だったのです。正直に申し上げますと第一印象は非常に悪いものでした。言葉を選ばずに端的に言ってしまえば化け物然とした姿に絶望した記憶が現在も頭の片隅に残っています。しかし時を経るに連れ、慣れたのかこれが実写映画と割り切れたのか或いはその両方か、何れにせよそのデザインを受け入れられる様になっていました。特にスタースクリームはこの見た目とクールなキャラクタ性のギャップが魅力的でとても好きになったのです。
 本商品はそんなスタースクリームの映画二作目リベンジ展開中に作られたリーダークラスの商品です。それ以前にボイジャークラスで発売されていましたがサイズが大きくなり更にブラッシュアップされました。日本での発売も待ち望まれていましたが予想外となるマスターピースブランドでの発売です。その事には不満が無きにしも非ずですがそれは脇に置いておいて素直に玩具を楽しむとしましょう。
 完成度の高さは改めて言うまでも無く、ビークルモード、ロボットモード共に纏まったプロポーションで見栄えが良いです。ふんだんなディテールはこのレベルの完成品が手に入るのかと溜め息すら漏れるでしょう。独特なスタイリングながら可動範囲の広さと相俟って自由なポージングも決まります。実写映画のスタースクリームとしては決定版と言える秀作でしょう。
 サウンドギミック、ライトギミックが搭載されていますが海外版から変更されていません。台詞は英語なので何を言っているのか理解らないのが珠に瑕です。それよりも攻撃音なんかを充実させて欲しかったと言うのが数少ない、唯一に近い不満点でした。尤も決定的なものではなく商品の価値を損なうものではないことを附記しておきます。

トランスフォーマーアニメイテッド TA−07 ディセプティコン航空参謀/スタースクリーム(11.04.16)
 上記のムービーリーダークラススタースクリーム購入を機に、TFに対する興味が強くなりましてその勢いに乗じて購入しました。アニメイテッド商品はこれで三つ目となりますが、抑抑アニメ本編のスタースクリームがとても好きなのです。初代からの由緒正しき伝統に則って裏切り者として描かれていましたが常にハイテンションでこれまでとは違った魅力の新しいスタースクリームが生まれました。余談になりますが声を演じたのはマイクロン伝説のスタースクリームと同じ方でして、同じ名前でありながら対照的な二人を演じたと言うのが興味深いです。
 本題に入りますが現物を見て最初はカラーリングに些かの違和感を持ちました。青味の強い体色に果たしてアニメ本編ではこんな色だったかしらと首を傾げます。特に鮮やかなメタリックブルーに彩られた翼はスタースクリームと言うよりもサンダークラッカーと呼んだ方が相応しいです。ややこしい事に本編にもサンダークラッカーが登場している訳で、単に色が違うと言う異常に重大ではないかと思う次第です。
 カラーリングが気になりましたが例によってアニメイテッド特有の個性的なスタイリングを再現しているのが見事ですし、下半身を動かすと連動して上半身も動く変形ギミックが小気味良く弄っていて楽しいです。僅か三つしか持っていませんがアニメイテッドの玩具では一番気に入りました。実写映画とは正反対の方向性で度肝を抜いたアニメイテッドのデザインですがこれが素直に格好良いのですから感心するよりありません。

ゴーカイマシンシリーズ03 ガオライオン(11.04.16)
 ゴーカイマシンシリーズの第三弾はこれまでの二種よりも大型の商品となりました。これまでの二種に快い印象が無かったのですがたったこれだけの事で俄然期待が高まります。
 箱から出したガオライオンは中中の巨体で迫力がありますが前足が不恰好に大きくバランスの悪さが目に付きました。音声ギミックの電源を入れるとパワーアニマルを召喚する音が流れてきて懐かしい気分になります。それから額を押し込む事で鬣が展開し、複数のサウンドが鳴る様になっています。更に二十回に一回程度の割合でシークレットサウンドが鳴るのですが、最初はそれを聞く為に何回も鳴らしたのですが中中鳴りませんでした。そして苦労の末に聞いたシークレットサウンドは、そんなに頑張って聞くほどだったのかと言う感じです(ぉ 嫌いではありませんが聞く為には何回も鳴らし続けないといけないのが厄介です。
 ゴーカイオーと合体させるとガオケンタウロスを髣髴とさせる四足歩行のガオゴーカイオーとなります。上半身が下半身よりも大きめでアンバランスですが変化が少なく面白味に欠けたマジゴーカイオー、デカゴーカイオーよりずっと満足度が上です。
 更にもう一つの合体ギミックがあり、ガオゴーカイオーとは別のパターンで合体させるとシンケンゴーカイオーとなるのです。パッケージの写真で脚部が大胆に変化しているのを見て、ゴーカイオーの各部に収めないといけない制約のあるゴーカイオープンギミックでどうやったらこれを再現出来るのか、想像を巡らせました。マジゴーカイオーでの問題点が解決されていると期待に胸を膨らませたのですが、果たして説明書を開いて合体させてみて激しく拍子抜けです。どういう事かと言えば単に脚部を丸丸取り替えると言う回答だったのです。確かにそうでもしなければ出来なかったのですが、それは反則ではないかと唖然としました。但しその潔さのおかげで格好良くなっているのでゴーカイオープンギミックに拘らなければ問題はありません。最初からゴーカイオープンのコンセプトに問題があったのではなかろうか。そしてガオライオンの前足が不自然に大きかった理由が分かり得心しました。ナギナタと烈火大斬刀がシンケンジャーらしさを感じさせますが、烈火大斬刀が小さくなってしまっているのが残念です。シンケンジャーの烈火大斬刀は大きい事が特徴でしたから再現するのでしたら其処も含めて欲しかったです。
 一見するとガオレンジャーなのですが一つの商品でシンケンジャー要素も兼ねておりプレイバリューが高かったです。これまでよりも高額な商品なので当然と言えば当然なのですがこれまでのゴーカイマシンシリーズよりも満足感があります。

トランスフォーマーユナイテッド UN−12 オートボット将校/オートボットジャズ(11.06.02)
 興味を持っていなかった為にラインナップを知らなかったユナイテッドなのですが、調べてみたら好きなTFであるマイスターがあったので探し出して買いました。ジャズと言う名前の知名度も高いのですが私は矢張りマイスターと言う方が馴染み深いです。特筆すべきギミックはありませんが過不足が無く満足の行く出来です.

海賊合体DX豪獣神(11.07.09)
 三種類の形態に変形するゴーカイジャーの二号ロボです。玩具の説明書に従い豪獣神、豪獣レックス、豪獣ドリルの順番で見ていきましょう。
 商品名にもなっている豪獣神はロボット形態です。作中設定ではアバレンジャーの大いなる力とされており右腕がドリルとなっている辺りはアバレンオーを彷彿とさせますが、頭部のデザインは大獣神、脚部はVレックスロボを思わせます。一号ロボとしては非常に大柄な部類であるゴーカイオーと比べると稍小振りな体躯です。青を主体としたカラーリングと力強いフォルムの組み合わせが格好良いのですが、脚部が恐竜の意匠をそのまま残しており豪獣レックスからの変形が少なく手抜きに見えてしまうのが気になりました。ただ右腕のドリルはともかくとして、左腕は恐竜の頭部にちゃんと拳が内蔵されているのに好感が持てました。動物の頭をそのままで済ませようとする傾向のある近年の戦隊ロボにしては、きちんと拳を用意してくれる事は大きいです。両腕に発条が内蔵されておりゴーカイオープンで右腕のドリルと、恐竜の頭部を象った左腕を回転させます。当初は発条と言うのが貧相に感じられましたがいざ回転させてみるとそれなりに勢いがあり、安全基準の問題でゆっくりとしか回転しない戦隊シリーズの電動ギミックに迫るものがありました。脚のみを豪獣レックスの状態に変形させるとカタパルトから発進するガンダムの様な体勢になります。
 豪獣レックスはジュウレンジャーの大いなる力である恐竜形態です。作中では尻尾のドリルでドラゴンシーザーを思わせる攻撃を行っていました。荒荒しい姿で非常に格好良いのですが、後述する豪獣ドリルからの変形が完全変形ではなく一部差し替えが存在するのに落胆しました。豪獣レックスから豪獣神は最初から差し替え変形であると諦めが付いていましたが、豪獣ドリルから豪獣レックスは劇中で完全変形の様に描写されていたので期待を持っていたのです。複雑な変形をするわけではないのですからせめてこれくらいは頑張って完全変形を成し遂げて欲しかったです。
 最後が豪獣ドリルで平たく言うと艦首にドリルが付いた戦艦と言った趣です。タイムレンジャーの大いなる力なのですがタイムレンジャーがこんなメカを有していたと言う記憶はありません。強引な印象は否めませんが先端のドリルを回転させながら突き進む姿は格好良いと言って良いでしょう。垂直に立てるとロケットにも見えます。
 触ってみると満足度は低くないのですが、ゴーカイオーとの連動が両腕の交換しかありません。これには大きく落胆させられました。記念作品なのですからゴーカイオーとの合体があるに違いないと確信し、唯でさえ巨体を誇ったゴーカイオーがどれだけ大きくなるのだろうかと想像を巡らせていたものでした。ゴセイジャーのグランドゴセイグレートの様な目を見張る強化合体を期待していただけに残念に思う気持ちが大きいです。

ゴーカイマシンシリーズ04 風雷丸(11.11.27)
 基準が不明ですがハリケンジャーから風雷丸がゴーカイマシンシリーズに抜擢されました。しかし顔の雰囲気のみを残して全体のデザインは大幅にアレンジされており印象を異にしています。
 ゴーカイオーと合体する事でハリケンゴーカイオーになります。これまでのゴーカイマシンシリーズが合体したゴーカイオーは顔が不変だったのですがハリケンゴーカイオーは旋風神を思わせるマスクが装着されます。しかしゴーカイオープンではマスクが装着されません。これが綺麗に装着されれば気持ちが良かったのでしょうなぁ。他にも胸部がすかすかなきらいがありますが上半身ががらりと変わるのが格好良いです。

SDX 聖機兵ガンレックス(11.10.27)
 一般販売されず限定的な形ではありますがSDXにて何とガンレックスが商品化されました。SDXの展開が開始された頃から夢に見ていた製品の一つで念願が部分的にではありますが叶った形になります。部分的と表現したのは他のSDXと同スケールではないからです。かなり大型に作られており迫力は満ちているのですがスケールが異なる事で魅力が半減している事は否めません。しかしこれくらい大きなガンレックスが発売される事が元祖SD以来なので不満は大きいものの喜びも大きいのですよね。存在感が凄いのでその場にあるだけで堪りません。

ゴーカイマシンシリーズ05 マッハルコン(11.10.29)
 ゴーカイマシンシリーズの最後を飾る大型商品です。箱の大きさも然る事ながら中身を取り出して更に驚かされます。これほど巨大なフォーミュラーカーを模した玩具もそうは無いでしょう。存在感も中中のものがあります。また戦隊ロボを構成する巨大メカでフォーミュラーカーがモティーフは珍しいですよね。パッと思いついたのはゴーゴーフォーミュラーとゴーカイフォーミュラーくらいです。ゴーカイソウルが附属しておりギミックの面できちんと炎神を踏襲しているのが特筆すべき点でしょう。炎神のファンには堪らない仕様です。
 ゴーカイオーの取り外した両脚の代わりに合体してゴーオンゴーカイオーが完成するのですが、これが車体の上部にロボットの上半身が何の工夫も無くくっついているだけと言う奇妙極まりない姿です。最初に目にした時は目を疑いました。
 ゴーオンゴーカイオーで終わっていたら評価は最悪だったのですが、真価を発揮するのはこれからです。ゴーカイガレオン、豪獣神の両腕と合体する事で最強形態であるカンゼンゴーカイオーが完成します。一部のパーツのみでゴーカイオー、豪獣神と合体するわけではないところが物足りないのですが、最大の魅力は素直に格好良い事です。ゴーカイサーベルで見立てた角飾り、胸部エンブレム、右腕のドリル、巨大な左拳と左右格好良いです。最終形態に相応しい迫力に満ち溢れている一品でした。


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