■ 弐拾肆日 火曜日
未だほんの触りだけで、ラインバックとやらを助けた所で止まっています。
タッチペンによる操作ですが、戸惑い稍苦慮する事もありました。シーワンに剣の基本操作を習う場面で回転切りを放つ際に、直前にスライド切りが出てしまって何度か怒られます。慣れるまでもう少し掛かるでしょう。それから前転がとても難しいです。何度か成功させられましたが、百発百中には程遠く、狙って出せる状態とは言い難いです。説明書に書かれている通りにやっているつもりなのですが中中出来ません。
それから対戦モードもやってみました。DSを買う前から全国、全世界のプレイヤーと対戦出来るニンテンドーWi−Fiコネクションに並並ならぬ興味を持っていたのですが、遂にそれが実現です。とは言え小生には難しく、ファントムで相手を捕まえる事が出来ても、リンクを操作してフォースを持ち帰れた験しがありません。三回行って一敗です(残りの二戦ですが一度目は対戦中に、二度目はステージ選択の折に切断されました)。先ずは目指せ一勝と言う事で腕を磨きたいです。
■ 弐日 水曜日
炎の神殿をクリアしました。
タッチペンで自在に操作出来るブーメランは、マジカルブーメランの操作を進歩させた様な形ですね。ですがタッチペンの本領が発揮され、操作性は確実に上がっています。
ゲームボーイのゼル伝で不満だったのが、ボタン少ないのでアイテムを二つしか装備出来ないので窮屈な事でした。ちょくちょくボタンに割り当てるアイテムを変更しないといけないのが面倒だったのです。DSではスーファミと同等までボタンが増えたのでそれから解放されると思っていましたが、抑抑が操作系統が完全に一新されたので関係が無くなりましたな。
そう言えばフィールドを歩いている時のBGMがこれまでのゼル伝と違いますね。やった事が無いのでもしかしたら風タクの時点でこの音楽だったのかも知れませんが、私は昔のゼル伝でよく流れていた音楽が聞けると思い込んでいましたので少少残念でした。私の中でゼル伝と言えばあの音楽だったのですよねぇ。あ、それから、宝箱の中身を入手した時に流れる音楽も違いますね。
そして音楽と同じく気になったのですが、画面の切り替わりも変化していますね。今のゼル伝は端から端へのスクロールではないのですねぇ。
対戦モードは一度だけ勝利する事が出来ましたが、それ以来は完全に負け込んでいます。難しいですねぇ。
■ 玖日 水曜日
風の神殿、勇気の神殿、幽霊船をクリアしました。
風の神殿は良いですね。風の神殿を攻略中にやっぱりゼル伝は面白いと沁沁実感しました。別に特筆すべき点もありませんし、特に最高のダンジョンとも思いません。しかし何故だか面白かったです。
戦闘中なのでじっくりと観察する余裕はありませんでしたが、竜巻魔空魚フーオクタとのボス戦は二画面で表示された背景が綺麗でした。
勇気の神殿で弓矢を入手しましたが、ブーメランに続いてタッチペンの恩恵を受けた優れた操作のアイテムでした。非常に狙いやすく、ブーメランと弓矢に限って言えばタッチペン方式を体験してしまいますと、従来の操作にはとてもではありませんが戻れません。
甲殻巨大種レヤード戦は二画面ならではの戦い方が見られました。
キュバス姉妹が鬱陶しかった幽霊船を経て、何度目かとなる海王の神殿ですが、あたしはこの神殿が苦手です。時間制限があるので気が休まりませんし、ファントムに見付からない様に行動するのがもどかしいです。しかも入り直す度に何度も何度も同じ事をさせられるのですから堪ったものではありません。南東の地図を入手する過程では、一度砂時計の時間が尽きたので攻略を断念しました。このまま挫けてしまいそうです。最終的には無事に地図が入手出来ましたが、未だ先があると分かってしまい心が折れそうになります。毎回、今回で最後である事を願って入っているのですがねぇ。
話が前後しますが、幽霊船をクリアしてからシーワンの正体が海王である事、黒幕がベラムーなる魔物である事が明かされました。
シーワンは正体を明かす時に「もう気付いているだろうが」と言っていましたが、正直全く気が付いていませんでした(ぉ 抑抑シーワンを重要人物とすら思っていなかっただけにこの展開には驚いています。あ、でも、海王を『かいおう』ではなく『うみおう』と読む事は言われる前から知っていましたよ。何度かタッチペンで選択して振り仮名を表示させていましたからね。
ベラムーの名前を聞いて、「すわ、ふしぎの木の実時空の章に出て来た魔女か!?」と反応しましたが、調べたらそれはベランでした(ぉ 名前が似ているので間違えてしまいましたよ。
冒険を進める最中に様様なミニゲームが遊べる様になりますが、アクションやプレイヤーの技術を問われる類のものが苦手なミオさんにはこれがきついです。挑戦してみるも相手にされない点数しか取れません。どうやっても高得点が取れそうに無いですよ。
■ 壱拾陸日 水曜日
力のみなもとが十個溜まったら攻撃力が上昇しました。こういう強化要素があると思っていなかったので嬉しいです。夢島DXで赤い服を選んだミオさんとしましては、他の精霊が強化されても力の精霊に頼り続ける事になりそうです。しかしイベントの場面では強制的に勇気の精霊が出て来るのが少し寂しいですね。
ゴロン島!? 南東の海域に出てから最初に着いた島は、ゴロン島です。今作にもゴロンが出るのですか! 木の実のゴロンが可愛いのでゴロンに出会えるのが楽しみです。
・・・・・・・・・。木の実と違って余り可愛くありませんなぁ(ぉ 楽しみにしていたゴロンですが、今作のゴロンは可愛くなかったです。
村長に全てのゴロンに挨拶をしろと言われますが、果たして挨拶とは如何すればいいのか考え込まされます。実際は単に話しかければ良いだけでしたが、マイクに声を吹き込むのか、それとも一人ひとりの歩き方に何か秘密が・・・と悩んでしまいました。
そう言えば今作にはライクライクが登場しないなぁ、と思っていた矢先の事です。噂をすれば影と言いますが、出会ってしまいました。しかもタッチペンの操作による都合上、剣で斃そうとするとこれまでの作品よりも厄介な相手です。頻繁に出会いたい相手ではないですね。
ゴロンの神殿はゴロミオとマイゴロンを切り替えながら二人で進んで行くと言うのが新鮮で面白いです。しかもボス戦もその方式なのですね。
ゴロンの神殿をクリアしゴロン島を後にして、次はユキワロシとユキザルが対立している氷の島にと着きました。氷の神殿も順調に攻略しましたが、ボスの氷炎双頭竜グリオークを斃すのに膠着してしまいました。謎解きを楽しむゼル伝で攻略情報を見るのは邪道と承知しながら、どうしても理解らないのでインターネットに頼ってしまいます。成程、相手の攻撃を利用するのだろうとは思いましたが、ロープを斜めに張るのは思い付きませなんだ。杭が四本なのはその為でしたか。
しかしユキワロシとユキザルの対立がもっと話を大きくするのかと思いきや、別にそれが関係する事もありませんでしたなぁ。
緋色のハガネ、紺碧のハガネを手に入れ、残るハガネは一つです。
■ 弐拾弐日 火曜日
氷の神殿を出た後は、あの嫌な海王の神殿です。これで最後だと良いですなぁ。
ムトーの神殿で入手したハンマーですが、これは威力が高い上に使い易くて良いですね。ライクライクの様なこれまで苦戦させられたモンスターとの戦いが楽になりそうです。
そしてムトーの神殿をクリアした辺りで、勇気のみなもとの数が十個になり、勇気の精霊の力が解放されました。何と、それにより剣を振ると衝撃波を発せられる様になります。これはまさに、過去のゼル伝で剣がLV2になった時に会得していた切っ先からのビームではありませんか! 以前に力の精霊を使い続けると申しましたが、これは迷います。(知恵の精霊は論外として)力の精霊と勇気の精霊のどちらを使うべきか、どちらも魅力的なので悩まされますわ。
最初の頃はラインバックから駄賃が貰えるので重宝していたジョリーンの襲撃ですが、何度も行われる内に報酬が無くなり、単に鬱陶しいだけとなりました。時間も浪費するのでジョリーンを見かけたら逃げ回る日日でしたが、決闘のイベントが発生したのでこれからは会わなくて済みそうで安堵しています。
人が目の前に居るのにいきなり剣の刃を振り回すわ、此方がポーズを決めて夢幻の砂時計を取り出そうとしているのに即座に奪うわ、海王の行動に笑わされました。特に後者は砂時計を奪われた側の表情が良いですな。
遂に聖剣『夢幻の剣』を手に入れました。しかしどうやら、ベラムーを斃す為のイベントアイテム以上の意味は無く、普段の威力はシーワンの剣と変わらないみたいで残念です。マスターソードを手に入れて攻撃力が上昇するみたいな状況を期待していたのですがねぇ。
■ 弐拾伍日 金曜日
わらしべイベントをこなして『大回転斬り』を習得しました。今作のわらしべイベントは短いですね。中中わらしべイベントが始まらなかったので無いのかと思いましたが、開始が遅いだけでした(最初はジョリーンの手紙がわらしべイベントに使うアイテムだと勘違いしました)。個人的にはもう少し早くから始まり、幾つもの交換を経ていった方が好みです。それはさておき大回転斬りなのですが、これは良いですねぇ。こういう風に剣技が強化されるのが嬉しいですし、使用中に移動する事が出来るので使っていて楽しいです。調子に乗って何度も使ってふらふらになっていますよ。
序盤は手も足も出なかったミニゲーム各種ですが、今では何とかそれなりの点数を出せる様になりました。但し、的当てを除いて。的当てだけはどうしてもデフォルトに設定されている最高記録の1700ポイントにすら遠く及びません。悔しいのですが何度やっても駄目なので挫折気味です。
メインのストーリーは後はベラムーを斃して終わりなのでしょうが、未だやり残した事がありますなぁ。ミニゲームの件もそうですが、他に船の黄金パーツを揃えていませんし、ハートの器も一つ足りませんし、みなもとも集まっていません。心残りなのですが全てをこなすのには時間が掛かりそうですなぁ。それに的当ては時間をかけても出来そうにありませんし、この辺で見切りをつけて先に進めるべきでしょうか。
■ 弐拾陸日 土曜日
ハートの器もみなもとも的当て屋も船のパーツも断念して、本編を進める事を選びました。
二度の交戦の後に、ベラムーが幽霊船に取り付きましたが、この船に取り付いて巨大な躰を得ると言うのは良いですねぇ。好みです。しかし海戦は苦手なので二度ほどゲームオーバーに陥りました。
やっとこさ幽霊船に取り付いたベラムーを斃すと、今度はラインバックに取り付くと言う意外な展開です。此処でラインバックがこういう風に使われるとは予想外でした。
EDを見終えて一応はクリアをしたので、総評めいた雑感を述べさせて頂きましょう。
全体的に難度は低く、易しかったですね。ダンジョンで謎解きが分からずに詰まる事がありませんでした。でもこれくらいの方がサクサクと遊べて良いかも知れません。
総じて流石はゼル伝、流石は任天堂と言える、見事な出来栄えでした。とても楽しいです。唯何度も言っている様に、海王の神殿だけがどうしても、どうしても好きになれませんでした。他が楽しいので全体の評価に影響を及ぼす事はありませんが、海王の神殿が無ければもっと良かったでしょう。海王の神殿は面倒でもう二度とやりたくないダンジョン・オブ・ジ・イヤーです。
タッチペンによる操作は快適の一言で、またDSでこの操作法に準じた新作がやりたいですね。海上の移動が好きではないのでその時はハイラルの大地を舞台にした作品が良いです。船の移動は時間が掛かってまだるっこしいので余り好きではありません。せめてパーツのカスタマイズで、耐久力だけでは無く他の要素――移動速度や大砲の性能――にも変化があれば、もう少し面白さを見出せたかも知れませんが、それでも大地を歩く方が好みです。それと猫目リンクも好きではありませんから、次は神トラリンクを主役にして欲しいですなぁ。神トラ、夢島、木の実に続く活躍が見たいです。そういえば、猫目リンクに対する好み云云とは別に、単にふと気になっただけなのですが、今回のリンクは妙に眉毛が太くありませんでしたか? 最初の頃はイベントの場面でアップになったのを見て気になっていました。
続編への希望を言いましたが、正直、ゼル伝は乱発して欲しくないので、当分は出して欲しくないとも思っています。やりたいのですが出して欲しくない、微妙な気持ちです。
何はともあれ、とても楽しいゲームでした。さて、明日からはカードヒーローでもやるとしませう。