■ 壱拾捌日 火曜日
ペケジに会って置いて行くのどうのと言われましたが、コッパが「お前がついて来れないだけだろ」と言いたい事を言ってくれました。
お竜は以前と雰囲気が大幅に変わりましたねぇ。随分と真面目な性格に風変わりしており、前作の自由気ままな様子とはまるで別人です。しかし窮地を救ってくれた時は格好良かったですよ。
魔城東小天守で百鬼の剣やらバトルカウンターやら強力な武器が入手出来ました。それにもちかえりの巻物まで、これはトルネコで言うリレミトの巻物ですよね。これでいざとなれば道具を持ち帰れるので安心です。最上階ではザガンとの対決です。情けない話ですが、聖域の巻物に頼ったので苦も無く斃せました。その後は何と意外な展開です。見るからに黒幕と言う感じのザガンでしたが、あっさりと領主に切り捨てられてしまいました。てっきりザガンが領主を操っているとばかり思っていましたが違ったのですねぇ。キュラスと呼び捨てにしていた所からすると本来は同格の立場で、作戦の都合でキュラスが領主に、ザガンがその部下をしていたと言った所でしょうか。
次のダンジョンである魔城天守閣では、回復の壷があるのにそれに居れる様な要らないアイテムが無くて結構苦戦しながら進みました。そんな中で何と合成の壷にオオカブトの盾を拾いました! 早速装備、と行きたい所ですがその時点で装備していた鉄甲の盾が呪われていて外せないので断念です。仕方無しにそのまま進み、領主に勝利しました。
イベントを経て村に戻って知りましたが、オオカブトの盾も呪われていました。他にも呪われている道具が幾つかありましたが、万屋でおはらいの巻物を求めて纏めて祓いました。改めて合成の壷でオオカブトの盾を強化しようと企てたのですが、うぅん? 別にオオカブトの盾は強くないか? 初期数値と印数こそ高いものの、強化限界が低く特殊な能力も無いので他の盾に見劣りします。これだとオオカブトをベースにするのは考えた方が良いのかしら。でも一気に十も二十も強化されるわけではありませんから、現状ではオオカブトが一歩抜きん出ているのも事実です。
取り敢えず今はオオカブトを強化して後で別の盾に組み込んでしまえばいいのかも、ってミオさんはミオさんは煩悶しながらゲームを終えてみる。
■ 壱拾玖日 水曜日
ぎゃーす! ジャハンナムの扉を探索していて転び石の罠で転んだ拍子に、聖域の巻物が地面に張り付いちゃった、ってミオさんはミオさんは失ったものの大きさに打ちひしがれてみたり。ボス専用の切り札だったのに、モンスターハウスでも使わなかったのに、まさかこんな形で別れがやってくるなんて、ってミオさんはミオさんはぐすんとしょげてみる。
しまったッ、間違えたぁ!! って、ミオさんはミオさんはジャハンナムの扉の十三階で間違えてもちかえりの巻物を読んでしまった心情を叫びで表現してみたり。複数のバトルカウンターにオオカブトの盾、百鬼の剣と収穫はあったから必ずしも損をしたわけではないけれど未だ先へと進めたのに自分の手で強制的に諦めざるを得なくなった事に、ミオさんはミオさんはやり場の無い虚しさを抱えてぷくーっとほっぺを膨らましてみる。それに数の限られたもちかえりの巻物をこんなに浪費しては後で困ること請け合いだ、ってミオさんはミオさんは未来の心配までしてみたり。うぅ、僅かな操作ミスが招いた悲劇に過ぎ去った一瞬を悔やみつつ、ミオさんはミオさんはこれもシレンの醍醐味なんだなーって変な感慨を覚えてみる。