ドラゴンクエストW 導かれし者たち
プレイ日記


ファーストインプレッション

 先ず驚いたのですがAボタンがべんりボタンで、Xボタンでメニューが表示されている様になっているのですね。昔のドラクエはAボタンがメニューだったので変化に驚きました。昔は例えべんりボタンが用意されていても、Aでメニューを介さずに直で話し掛けたいと切に願っていました。その希望が十年以上の時を経て叶ったのですが、いざそうなると何だかドラクエらしくないと思ってしまいます。そして実際にプレイしてみますと、矢張り違和感が大きいです。何気無くAを押すと話し掛けたり、調べたりしてしまって戸惑いました。これは慣れるまでに相当の時間が掛かりそうです。
 そして必要性に疑問を抱いたのが、壷や樽を調べると割る事です。これはVIIで導入された持ち上げる動作を経て、何の意味も無かったその動作が削られた結果、割る部分だけが残ったのでしょう。しかしそれならば、従来のドラクエと同様に割らずに覗き込めば良いのではないでしょうか? 何の意味も無く割る事が必要だとは思えません。
 3Dで描写されたマップを自在に回転させる事が可能なのもVIIから受け継いでいますが、これも便利さよりそれを前提とした作りの町並みに不便さを覚えました。実際、バトランド城下町の構成はファミコンのオリジナル版と変わっていないのですが、屋根があるので回転させないと建物の入り口に気付かなかったりします。
 戦闘画面は特筆に値します。ドット絵で描かれた敵のモンスターが攻撃する時のみならず常に動いており、生き生きとしていてモンスターの鼓動が感じられます。嘗てSFC版ドラクエIIIのグラフィックも美麗だと感動しましたが、本作はそれを遙かに超越しました。最高の戦闘だと自信を持って言い張る事が出来ます。反面、不満もあります。攻撃をするとモンスターの上にダメージが表示されます。これはVIIIを踏襲したのでしょう。しかしVIIIとは状況が大きく異なります。VIIIの場合はドラクエでは初めて味方の姿も描写される様になりました。その為にこれまでよりもモーションが多くなる事で戦闘のテンポが損なわれる危険性があるので、それを回避する為にテキスト部分を簡略化し個別のダメージ数をモンスターの上に表示される様にしたのです。しかし本作の場合は基本は従来のドラクエと同じですから、テキストで詳細も語られるのでそれだけで事足ります。上部の数値表示が何ら意味を持っていません。些細な事と言われればその通りですが、どうしてもこの数値表示を見るとFFを思い出してしまうので、ドラクエらしい画面を大切にして頂きたかったです。更に言えばもっと細かい部分にも気になる箇所はあり、攻撃対象を選択する時にモンスターのグラフィックを直接選択する様になっています。慣れの問題なのでしょうがついこれまでのテキスト選択を想像してしまいます。グラフィックが進歩しても画面レイアウトは不変であって欲しかった、それが正直な意見です。
 戦闘のグラフィックは最高ですがフィールド画面では少し異なります。画面全体に比してキャラクターが大き過ぎる様に感じられ、それが生理的な不快感を催します。一回り小さい方が好みです。しかしこれはずっと前から分かっていましたから、何度も画面写真を見る内に多少は慣れました。ですがプレイしてみて、新たな問題も沸いたのです。それは頭身です。中途半端に高い頭身が馴染めません。もう少し頭身が低い方が良いと思いました。これもキャラが大きいから余計に気になるのかも知れません。そういう意味でももっと小さい方が良かったです。
 効果音が記憶の中にあるそれよりも軽い感じがしたのですが、DS版のクロトリでも同様の感想を抱きましたから、これはハード特性と言うかDSの限界なのでしょうか。気にならないと言えば嘘になりますがそうだとすれば仕方がありませんね。


第一回

 序章を手早く終わらせて第一章の始まりです。
 ライアンが王の前に他の兵士と共に集まる場面から始まるのですが、一人だけ酷く浮いています。何で他の兵士は皆、立派そうな鎧を着ているのにライアンだけどピンクの皮の鎧なのでしょうか。階級に差は無さそうなのにライアンだけ苛められているのですか。古から散散言い尽くされて来た事でしょうが改めて言いました。尤も、だからと言ってアモスよろしく固有のグラフィックが用意されず、汎用グラフィックで代用されたら嫌ですが。
 先ずはバトランド城下町で装備を整える事にします。銅の剣が好きなので武器は初期のままで良いとして、鱗の盾と木の帽子を買う事にしました。そうと決まれば付近のモンスターを斃してお金を稼ぎます。結果、装備を整える頃にはレベルが3になりました。ミオさんは基本的に石橋を叩いて渡るタイプで、レベルを上げて万全の状態で進むのが好きなのですが、FF1をやった時にレベルを上げすぎて大概のボスが相手にならず酷くつまらなくなった事がありました。だからこの時点でレベルが上がる事に若干の不安も感じてスタートです。
 一人旅なので余ったお金で薬草を大量に買い込んでからイムルの村を目指して出発したのですが、あっと言う間に到着してしまいました。一通り探索してからバトランド城下町へ戻りフレアを連れてとんぼ返りです。アレクスが記憶を取り戻す場面は、小説版だと何故かトンカチと木型と革靴が使われていました。あれには何の意味があったのか未だに理解りません。
 居なくなった子供の手掛かりを求めて遊び場だった古井戸へ行くとホイミンが仲間になりました。一人旅の過酷さを味わう間も無かったです。それに買い込んだ薬草が無駄になってしまいました。
 イムルの村はお店の品揃えが充実していたので、新たに装備を整える事にしました。迷いましたが鉄の鎧を購入です。武器もそろそろ買い換えたい頃合なのですが鉄の鎧を買う為にお金稼ぎで時間を費やしましたし、それも殆ど無くなってしまいました。今からまた同じだけの金額を貯めるのは大変なので未だ銅の剣のままでいたいと思います。理想を言えば鉄の槍と鉄の盾を買っておきたいのですがね。

レベル
ライアン:7 ホイミン:?
09.03.29


第二回

 塔に入ってこれまでよりも強力なモンスターが出現する様になりましたが、然程苦戦はしません。しかしリリパットがスカラを二回唱えると、攻撃が殆ど通りません。このままではやられないにせよ持久戦になりそうだと恐怖したのですが、何ターンか過ぎるとスカラの効果が消失しました。あれ? 助かったのですが、スカラに時間制限はありましたか? 初耳です。それに重ね掛けした場合も一気に消失するのでしょうか?
 途中で何と破邪の剣を入手しました! おぉ、武器を買い換えなくて良かったです。無駄になる所でした。しかし破邪の剣とは一気に凄い武器が手に入りましたなぁ。
 此処で少少破邪の剣に関する余談です。幼少の砌、破邪の剣に特別な印象を持っていました。昔の記憶を拾いつつ組み立てますと、実際に設定はどうあれ、お手軽な伝説の武器と言いますか、その伝承が民間にも広範囲に知れ渡ったドラクエの世界に於いて非常に高い知名度を誇る伝説の武器、と言う印象があったのです。勿論伝説の武器としての格はロトの剣や天空の剣から落ちますが、それらが知る人ぞ知る伝説の剣なのに対し、破邪の剣は村人でも知っていると言う感じです。それに戦闘中に道具として使うとギラの効果があると言うのも、振るうと火炎を巻き起こす感じで如何にも伝説の武器と言う感じがします。尤も、店売りされている時点で伝説でも何でも無く量産されている武器なのですが、それくらいの印象を持っていたと言う事です。時間が経って最近はすっかり忘れかけていましたが、破邪の剣を手に入れて嘗て思い描いていた想像が甦りました。
 閑話休題。
 そんな破邪の剣を手に入れて攻撃力が大幅に上昇です。単純な攻撃力のみならず呪文が使えないライアンにとってギラが使えるのも大きいです。
 そして慢心したままピサロの手先に戦闘を挑みました。ホイミンは勝手にホイミで回復するだろうと放っておいたらピサロの手先の攻撃に耐え切れずに死んでしまいました(ぉ しまった、回復はホイミンに任せるつもりだったので、ライアンには薬草を二つしか持たせていません(袋にはもっと入っている)。これは厳しいと覚悟しましたら、二つの薬草を使い切りギリギリで斃せました。冗談ではなくもう一発攻撃を受けたら死んでいました。ドラマティックダイスシステム発動です(謎)。
 子供を助け出した事でバトランド王から褒美に経験値を貰い、ライアンのレベルが一挙15にまで上がりました。これはそれまでのレベルと関係無く15固定なのですかね?
 こうして第一章が終わりました。随分と短いのですね、一時間半も掛かっていません。

 第二章です。最初からアリーナ、クリフト、ブライの三人旅で賑やかですが、装備が全体的に貧弱なのでサランの村を拠点にレベル上げを兼ねたお金稼ぎです。
 お〜、スライムベスだ〜! 可愛い〜! 何を隠そうミオさんはスライムベスが大好きなのです。このスライムほどの知名度が無く、スライムよりは強いけれど大差が無い、この微妙な存在感の無さがいとおしいです。しかも動きがまた可愛いのです。戦闘の動きが秀逸です。
 ブライがルカニを覚えたのですが、それよりもヒャドを覚えて欲しいなぁ。お、あばれこまいぬだ。こいつは強そうだ。早速ルカニを使おう。・・・あれ? ヒャドを覚えて、いる・・・? 何と、ブライは最初からヒャドを習得済みでしたか。間抜けな事にずっと気付きませんでした。もっと早く気付いていれば、ブライが足手纏いにならなかったのに、と悔しい思いをします。
 そんな風にお金を稼ぎましたが、どう装備を買い揃えれば良いか迷います。取り敢えず聖なるナイフを二振りアリーナとクリフトに、それから防御力の貧弱なブライに皮の盾を与えました。本当は鎧や兜も全員分揃えたいのですが、それをやろうとすると時間がまだまだ掛かりそうです。それにRPGでよくやるのが、装備を充実させたら直後のダンジョンでそれが落ちていたりするのですよね。レベルも不足していませんしそれを考えるとこれで旅に出ようかしら。

レベル
アリーナ:5 クリフト:4 ブライ:4
09.03.30


第三回

 テンペの村で怪物退治です。敵はカメレオンマンと二匹のあばれこまいぬでした。早早にあばれこまいぬを片付けてカメレオンマンに集中しようとしたのですが、あばれこまいぬが一発二発では斃れません。もしかして同じあばれこまいぬでも通常のエンカウントモンスターよりも強く設定されているのかしら。それでもそう強敵ではありませんから難無く撃破しました。
 道具屋でクロスボウを購入してブライに与え、ある程度の戦闘に耐え得る攻撃力を用意しました。
 フレノールの町でも何やら騒動が起きている様子ですが、ここは偽アリーナ一行が登場する場所でしたか。貯まっていたお金で鎖帷子をアリーナに買いました。そして黄金の腕輪を手に入れる為に南にある洞窟に入ります。敵も強いのですがその分、見返りも大きくお金が稼げたので一階を探索した時点で一度戻り、クリフトに青銅の鎧を買いました。やっとクリフトにも防具を買ってあげる事が出来ました。それから改めて洞窟に入り、途中でブライがリレミトを覚えました。これは便利な呪文を覚えてくれました。そして奥まで行って黄金の腕輪を手に入れて戻ります。
 黄金の腕輪と攫われた偽者の姫――メイ――を交換の場では、別にメイの命なんてどうでも良いので『いいえ』を選択するのですがループで『はい』を選ばないと進まないようになっています。ちぇっ(ぉ 黄金の腕輪をまんまと奪われてしまうのですが、此処、おかしくありませんか? 出口が一本しか無く其処にはアリーナ達が居るのに、誘拐犯は人質のメイを放置したままアリーナの横を通って逃げていきます。いあ、止めろよアリーナ! 人質も解放されているのですから止められるではありませんか。ゲームにこういう事を言うのは野暮ですが思わず突っ込んでしまいました。
 盗賊の鍵を貰ったのでこれまで閉まっていた扉を開ける為にサントハイム城に戻る事にしました。一一キメラの翼を買わないといけないのでルーラが無いのが不便ですよね。三人の中で誰かルーラを覚えないのかしら? キメラの翼で城に行きゴンじいに会ってからまたフレノールに戻り、今度は一路砂漠のバザーへ向かいました。すると其処で会った兵士にサントハイム王に異変が起きたので戻って来いと言われます。くぁ〜、こんな事ならバザーに来る前に戻る必要はありませんでした。キメラの翼を無駄にした気分です。そうは言っても戻らないわけには行かないのですがその前に買い物を済ませる事にします。奮発してクリフトにホーリーランスを購入、それから木の帽子と鱗の盾もクリフトに、そして鱗の盾をもう一つ、此方はブライに与えました。アリーナに毒蛾のナイフを買うお金が無くなってしまいましたが、アリーナはそのままでも攻撃力が高いので此処は我慢して貰いましょう。次の街でアリーナには武器を買う事にします。それからバザーを見て回り、珍しい壷を並べている場所がありました。その壷を尽く破壊するアリーナ一行(ぉ 売り物なのにこんな事をして良いのでしょうか。やっぱり従来の様に壷を破壊するのではなく中を覗き込む仕様の方が良かったのでは、と何も無いのに気にせず見るだけでも見ていけと行っている店員を見ながら思うのでした。
 用事を済ませたのでやっとサントハイム城に戻ります。すると王の声が出なくなっていると騒ぎになっており、その後ゴンじい、マローニと会話を辿りバザーで売っていた囀りの蜜があれば良いと言う事が理解りました。どうせ今は売っていないのだろうと内心では思いつつもバザーに行くしかありません。しかし此処で困った事が起きました。毎回必要な数しかキメラの翼を買っていなかったのですが、何とサランにはキメラの翼が売っていないではありませんか。態態テンペまで歩いてキメラの翼を買ってバザーに行きます。そして予想通り囀りの蜜が今では売っていないと知らされ、手に入れるにはエルフが居たと言う塔へ行かないといけなくなりました。
 時間の都合で本日は此処で終了、バザーには教会が無いのでまたもやキメラの翼を買ってフレノールまで戻ります。移動の手間を省いているからですがやたらとキメラの翼を買わされました。

レベル
アリーナ:9 クリフト:9 ブライ:9
09.04.01


第四回

 これまで一つずつしか買わなかったキメラの翼ですが、どうせこれから使う事も多いだろうと睨んで纏めて複数購入しました。準備万端で塔に登り始めましたが、途中でブライがルーラを覚えました。な、何と言うタイミングの悪さですか。ルーラは便利なので覚えてくれたのはありがたいのですが、キメラの翼を買ったのが完全に裏目に出ています。
 落ちない様に気を付けていたのに穴に落ちると言う間抜けをやりながらも順調に上り、囀りの蜜を無事に入手です。覚えたてのルーラを駆使してサントハイムに戻って王の声を治しました。
 旅の扉を通ってエンドール大陸に渡りましたが、一気にモンスターが強くなりましたね。戦闘中に不覚にもブライが死んでしまいました。初めての死者です。その後にBボタンを押して会話機能を試みますが、誰もブライの死に言及しないのが笑えます。偶偶なのですがクリフトがアリーナと一緒に旅を出来る喜びを語るので、ブライが死んで二人きりになったから喜んでいる様に見えます(笑)。
 エンドール城下町でアリーナに鎖鎌を、ブライに毒蛾のナイフ(勘違いしていましたがアリーナは装備出来ないのですね)を、クリフトに鉄の鎧と鉄の盾を買い、万全の装備を整えます。武術大会出場を決めたらコロシアム内で鉄の爪が売っていてアリーナに鎖鎌を買ったのが完全な無駄になりました(ぉ どうにもタイミングが合いませんなぁ。城下町には宿屋の地下にカジノがあるのですが、このドラクエ定番の施設がミオさんは興味が無いのです。ポーカーのルールが理解りませんからね。だから遊ぶ事無く後にしました。
 それ以外の準備を怠ったまま武術大会に出場したのですが、大会はアリーナ一人の参加でしたか。困った事に唯一の回復手段である薬草を二つしか持たせていません。こんな事ならばもっと持たせるべきだった、と自らの準備不足を悔いながら大会が開始です。
 鉄の爪のお陰で一回戦のミスターハンを撃破しますが、戦闘後に早くも薬草を一つ使ってしまいます。二回戦の相手ラゴスは戦闘中に薬草を使ってしまいながらも撃破、戦闘後に薬草を一つ手に入れられました。同様の流れをビビアン相手の三回戦でも繰り返し、四回戦の相手サイモンが出ました。サイモン! その名には聞き覚えがあります。そう、オルテガの盟友勇者サイモンでしょう。ボストロールに姦計に嵌められ命を落としたサイモンですが、無念の想いが成仏せずにこの世を彷徨っていたのですね。やがて後の時代ではモンスターと化してしまうでしょう。そう、さまようよろいです。薬草を使い切って後が無いままにベロリンマンとの戦闘に挑みます。戦闘が開始して即座に敵は四人に分身しました。一番右側のDに狙いをつけると何と一度目で本体に命中、しかも会心の一撃が出ました。この予め狙い済まされた様なタイミングは何ですか。まるで漫画の様な展開で呆気無く勝利を掴みます。しかし本当に偶然の勝利でした。多分、同じ状態でもう一度挑戦したら負けていたでしょう。運が良いです。これでアリーナはエンドールの姫と結婚出来るのですね?(ぇ
 こうしてアリーナはエンドールの姫と結婚して幸せに暮らしたのでした。めでたしめでたし。しかしそうは問屋が卸しません、幸せの後には不幸が待っているもので、サントハイム城から人が姿を消すと言う奇怪な出来事が待ち受けていました。多くの謎を孕みながら第二章が幕を閉じます。

レベル
アリーナ:12 クリフト:12 ブライ:12
09.04.05


第五回

 心機一転、一風変わった第三章の開幕です。
 親方の店でバイトをしていると色色な客が来るのですが、装備出来ないのに買おうとするとか、買おうとしたらお金が足りないとか、持ち物が一杯で買えないとか、棍棒をさも貴重な品の様に売りに来る客とか、変な客だらけです。しかも老若男女同じ口調です。装備出来ないのに買おうとする客はそれでも売ってくれるかいと確認を求めてくるのですが、そんな事は売り手の知った事ではないわけでして、何を言いたいのか理解りません。しかもその設問で売るのを拒むとやっぱりと言う反応をするのが余計に意味不明です。
 洞窟で鉄の金庫を手に入れてから南へ進みます。立ち寄った不思議な村で鋼の剣が10Gで売っていて一瞬「おっ!?」と思いますが、てやんでい、狐がどうのと言われたのに引っ掛かってたまるかい。
 その後はボンモールとエンドールとレイクナバを言ったり来たりの大忙しです。トムの息子を助けてからさぞや喜んでいるだろうとトムに会いに行ったら、毎日神に祈っていたお陰だとか頓珍漢な答えが帰ってきます。何を言っているのですか、息子さんが帰って来たのはトルネコのお陰ですよ。・・・あれ? でもトルネコがやったのは脱獄の手引きではありませんか? トムやその息子さんにとっては良い事なのでしょうが、客観的に見たら明らかに犯罪です。
 エンドールとボンモールの戦争を止めたところで終了です。

レベル
トルネコ:3
09.04.06


第六回

 エンドールの周辺で少し戦闘をしたのですが、トルネコ一人だと実にスリリングですね。防御や薬草を駆使しながら紙一重の戦いを繰り広げるのでとても楽しいです。全体的にモンスターのアイテムドロップ率が高い気がするのですが、これは第三章の仕様か、トルネコの特性でしょうか?
 楽しいと言いながらも長旅は危険なのでスコットとロレンスを雇う事にしました。しかしトーマスを連れたままだとスコットが「オレは犬が大キライなのだ」とのたまいます。ずっとトーマスを連れて行きたかったのに返さなくてはなりません。しかし犬を怖がる様な輩を用心棒として雇うのは不安ですなぁ。
 守備力の順に並び替えたらトルネコが一番後ろで誰が主役なのか分からなくなりそうですが、用心棒の役割としては理に叶っていますね。魔法を連発してMP切れを起こしているロレンスに呆れながらも銀の女神像を手に入れました。
 大変なのは此処からです。先ずは銀の女神像を売って得たお金を元手にお金を増やします。ボンモール城の大臣に鉄の鎧を売るのですが、防具が不足していると言いながら市価よりも安い金額を提示してくるのですから完全に舐められていますね。私を誰だと思っているのですか、こちとら天下のトルネコ様ですぞ。トルネコ様の鉄の鎧がそんなに安く買えると思ったら大間違いです。2000Gは用意しなさい。←纏め売りが出来ないから面倒なので、実際は1400Gを超えたら妥協しています(ぉ
 そして貯まったお金でエンドールに自分の店を持つ事が出来ました。この事を親方に自慢報告しようとレイクナバに戻ったのですが、親方と来たら働きに来たのかと間の抜けた発言をかましてくれます。おいおいおっさんよぉ? 何時まで立場が上のつもりで居るのかなぁ? トルネコ様はあのエンドール城下町に店を構えているのですよ? レイクナバの如き田舎で燻っているおっさんとは格が違うのですよ。いい加減、その事を理解して欲しいですね。ま、これからはトルネコさんと呼んで貰いましょうか。
 その後もエンドールとボンモールを行き来しながらお金を蓄えてから、エンドールの兵士長に頼まれた品を上納して60000Gを得ました。これを使ってブランカの洞窟を開通させて第三章が終わりです。

レベル
トルネコ:9
09.04.06


第七回

 デフォルトだとミネアが先頭なのが意外でした。ミネアが僧侶タイプ、マーニャが魔法使いタイプと考えれば至極当然なのですが、姉妹の姉ですし性格的にマーニャがぐいぐい引っ張っていくタイプなので自然にマーニャが前なのかと思っていました。
 この姉妹での二人旅と言うのが中中に面白く、マーニャとミネアの組み合わせが良い感じです。特に酒場の二階でBボタンを押してみると面白い会話が見られます。一見すると能天気で不真面目に見えるマーニャですが、ミネアよりも世知に長け常識を知っていると言うのが良い塩梅なのです。下手をすればマーニャを嫌悪する所ですが其処を巧く回避しています。
 モンバーバラとコーミズ村を往復しながらお金を貯めて装備を整えていきます。マーニャにクロスボウを与えて攻撃力を備えるのが先決、その後で二人に皮のドレスと羽帽子、そしてミネアに皮の盾を装備させました。慾を言えばミネアに鎖鎌を装備させたいのですがお金が足らないので其処は断念です。
 そしてオーリンを捜しに洞窟に潜りました。先に入っていた人が階段が無くて先に進めないと言うので、どんな難しい仕掛けの施されているのだろうと警戒したのですが、何の事は無い、乗ると上下するリフトがあるだけでした。先の階段を探していた人を指してマーニャが知恵や勇気が足りないと言っていましたが、これは確かに知恵が致命的なまでに足りないです(ぉ
 洞窟の途中でマーニャがギラを覚えたので戦闘がぐっと楽になりました。この時点でグループ魔法は重宝します。そんな風に二人で地道に強くなるのを楽しんでいたのですが、オーリンが加入してバランスが一気に崩れました。頼りになると言えば聞こえが良いのですがこれではつまらないです。以上、ドラクエは最初の村でお金を貯めて銅の剣を買おうとしている頃が一番面白い、が持論のミオさんでした。

レベル
オーリン:? ミネア:7 マーニャ:7
09.04.07


第八回

 オーリンをお供にコーミズに戻ってきてミネアに鎖鎌を買いました。鎖鎌と言えば小説版でミネアが、鎌の方をぶんぶか振り回すと言う恐ろしい使い方をしていたのが印象的です。しかしこの勘違いは実は多く溢れていて、アニメや漫画でそれを見かけた時には引っ繰り返りそうになります。
 キングレオ城を経てハバリアへ行きましたが、何と武器屋に鎖鎌よりももっと強力な商品が並んでいるではありませんか。やっと買った鎖鎌なのに碌に使いませんでしたよ(苦笑)。悔しいのでミネアの装備はそのままに、マーニャに毒蛾のナイフと毛皮のコートを買います。それから探索をするのですが、牢が見当たりません。うむ? もっと離れた所にあるのかしら、とハバリアを後にしました。
 周辺を歩いていて大量のスライムが出現したので、「すわ、これはあの合体スライムか!?」と色めきたちながらミネアとマーニャに防御を指示します。しかしスライムは合体せずに逃走してしまいました。どうやら合体スライムではなく唯のスライムだった様です。へんじがない、ただのすらいむのようだ。そうですよね、合体スライムだったら名前もそう表記される筈ですよね。大量に出て来たので勘違いしました。それから数分後、再び大量のスライムが出現しましたが、今度は間違わずに攻撃を行いました。しかし豈図らんや、今度は、スライムが仲間を呼び始めるではありませんか。これは、と行動を防御に変更して見守ると期待通りに寄り集まってキングスライムの誕生です。おー。そして同時に、改めて戦闘画面が高い質である事を感じました。本当に良く動きますねぇ。
 閑話休題。
 そんな事をしている内に、ハバリアの西に小さな祠があるのを見つけました。これこそ牢獄に違いないと確信を持って入ったのですが、外れていて全く関係の無い建物でした。
 更に牢の場所を見失いながら歩いていると何やら街があります。入ってみたら其処はアッテムトでした。あ、あれー? 明らかに牢を飛ばしているぞー? 別に牢を飛ばしても支障は無いようでこのまま鉱山に入れば進行するのでしょうが、このままでは何か気持ち悪いです。アテッムトでピピンの父親が骸になっているのを見かけ心を痛めながらも、ハバリアに戻りました。
 う〜む・・・。昼夜を通して回ってみますがどうしても牢が見付からず苦労していたのですが、暫く立ってから漸くその入り口を発見致しました。こ、こんな所にあったのですか・・・。やっぱりこの回転させないと全貌が見渡せないのは不便ですなぁ。非常に分かり辛いです。そして苦労に見合う情報が得られず虚しい気分を抱えたまま、アッテムトの鉱山に入りました。しかし此処は存外に敵が強力だったので一度出ました。
 ハバリアの周辺でお金を貯めて装備を整える事にします。最初は金額を見て途方も無い道に見えましたが、意外に順調に貯まるので早期に目的の金額に達しました。そのお金でミネアにホーリーランスと鉄の鎧を装備です。アッテムトで拾った鱗の盾と合わせてこれで万全です。しかしマーニャよりも重装備が可能だとは思っていましたが、ミネアは鉄の鎧まで着られるのですか。大人しい性格と細い外見とは裏腹に屈強なのですねぇ。
 準備万端で鉱山に突入です。これまでよりも強力なモンスターが出ますが、ホーリーランスと鉄の鎧で武装したミネアの敵ではありません。また戦闘でレベルアップして、マーニャが全体に攻撃できるイオ、キメラの翼が不要になるルーラ、ダンジョンの帰りが楽になるリレミトと、便利な魔法を多数習得です。それらを駆使して目的の火薬を持ち帰りました。
 キングレオ城で大臣の部屋の前で火薬を使おうとしても使えず、所定の場所を探すのに若干の時間を要しながらも予定通りに爆破、大臣を追って見事に隠し部屋に辿り着きました。其処に居たのはにっくきバルザックです。オーリンが加入して邪魔に思いましたが、考えてみればバルザックはマーニャ、ミネア姉妹の父の仇であると同時に、オーリンにとっては師の仇です。立ち会う資格は充分でしょう。三人で力を合わせてバルザックを打倒しました。
 すると今度は何処に隠れていたのかと思うほどの巨体を持ったキングレオが現れました。負けが既定付けられたイベント戦闘と知りながらやれるだけやってみようと思ったのですが、予想以上の強さで全く相手にならず敗北を喫しました。
 先代のキングレオ王の助けを借りて城の牢から脱出、オーリンが兵士を食い止めている間に逃げ出します。一度出てから直ぐに戻ったのですが時既に遅く、オーリンは事切れていました。何と、オーリンは此処で死んでしまうのでしたか。生き残ると思っていたので意外です。どうにかハバリアまで辿り着いて取り敢えず本日は終了です。

レベル
ミネア:11 マーニャ:11
09.04.12


第九回

 オーリンの死体を見てから船に乗るとそのまま第四章が終了しました。此処で終わりだったのであれば、前回、ここまでやれば良かったですね。
 そして愈愈、第五章の開始で漸く主人公が顔を見せました。主人公の初登場がこんなに遅い作品も珍しいと思いましたが、良く考えれば序章で早早に出ていましたね。
 旅の詩人が宿屋に泊まっているとの事ですが、見てみればピサロその人ではありませんか。宿屋の主人が余所者を泊めた事が災いの種にならなければ良いがと危惧していますが、残念ながらその悪い予感は的中します(ぉ
 ピサロの「みなのもの ひきあげじゃあ!」と言う台詞が微妙に変更されています。オリジナルが発売されてから今日に至るまでに確立されたピサロのイメージと合わないからの配慮なのでしょうが、一般的に美形とされるピサロに似つかわしくないギャップが魅力の台詞だったので少し残念です。
 勇者の一人旅が始まりましたが妙にエンカウント率が低くありませんか? ブランカの周辺でレベル上げをしているのですが敵が全然出て来ないので挫けそうです。エンカウント率が高いと鬱陶しくて苛立ちますが、だからと言って極端に低くすれば良いと言うものではありますまい。その方が快適ではありますが何か違います。それはともかくレベル上げの最中、レベル1で二匹のメラゴーストに出くわした時はもうお終いかと思いましたよ。呪文を覚えていないので直接攻撃しか手段が無く、しかし攻撃が外れる事も多いので敵は分裂、その繰り返しで苦労しました。
 少しだけレベル上げを行ってからトルネコが掘った洞窟を通ってエンドールに行きました。すると其処で早くもマーニャ、ミネアと合流します。一人旅の期間が短いですねぇ。一人旅で苦労をしながら仲間が出来て一気に戦闘が楽になるのが醍醐味ですが、この場合はそれが早いので苦労が少ない上に彼我の戦力差が激しいので完全に主従が逆転しています。ミネアとマーニャに勇者ミオ(言うのが遅くなりましたが主人公の名前は他のゲームと同様にHNのミオを設定しております)が仲間になったと言う感じですよ。しかも守備力の高い順に並び替えたら、ミオが最後尾でした。レベルに差があるから仕方が無いとは言え、婦女子を前に立たせてその後ろに隠れる勇者と言う図はどうかと思います。まぁ、彼の名誉の為に殿を努めていると言い換えましょう(ぉ
 進路を東に来た道を戻り、更に進んで馬車を保有するホフマンに会いました。それからホフマンが人を信じなくなった理由を探りに洞窟に入ります。落とし穴によって戦力を分断され、ミオは一人でマーニャとミネアに化けていた敵との戦闘を余儀無くされます。何て事の無い二匹のベロベロも、現在のミオにとっては強敵でした。何とか打破するも落とし穴に落ちます。其処にはレッサーデーモンらしきモンスターに追われているマーニャとミネアの姿がありました。何一つ疑わずに合流を喜び話し掛けたらこの二人も先と同様にモンスターが化けていた姿です。裏切り小僧と吸血蝙蝠(レッサーデーモンに見えたモンスターの正体はこれでした)が二匹ずつ、かなりの強敵で非常に苦戦させられました。あっと言う間に危機に陥るので頻繁にベホイミを使用して回復、余裕が出来た時に偶に攻撃、と分の悪い展開で何時しかMPを使い切り、薬草を使い切って何とか斃せました。薄氷を踏む様な勝利です。しかしそれから先に進むと、またもやマーニャとミネアに化けたモンスターの姿が見えます。絶望的でしたが戻れないので話し掛けると、どうやら今度は本物でした。本気で安堵します。マーニャの(ミオは本物かと言う)問いかけに好奇心から『いいえ』と答えたくなりましたが、これで何か起きたら確実に死んでしまうので無難に『はい』と答えておきます(笑)。三人揃って奥へ進み『信じる心』を入手しました。本物を偽者と疑い、またマーニャからも疑われて何が信じる心かと言う気がしますが、その事は置いておきます(ぉ
 信じる心をホフマンに見せ付けたらどういう理屈なのか不明ですがホフマンの頑なな心が解けました。馬車をゲットです。
 ホフマンを仲間に加えて、強力なモンスターが出現する砂漠を必死に乗り越え(途中、メタルスライムと遭遇、見事に撃滅と言う幸運にも恵まれました)、アネイルの町に到着しました。

レベル
ミネア:13 ホフマン:? ミオ:10 マーニャ:11
09.04.13


第十回

 アネイルの教会に戦士リバストの鎧が飾られていますが、どうやら本物は盗まれてしまっているらしいです。どうせ偽物なら適当な鉄の鎧と摩り替えて我我が貰ってしまっても良いよね?(ぇー
 アネイルからコナンベリーへ移動しますが、フィールドマップでの移動速度が早く、キャラクターが大きく、エンカウント率が低い為に、あっと言う間に着いてしまいます。何とモンスターが一度しか出現しませんでした。これでは冒険している雰囲気が皆無ですなぁ。旅に出る前に宿屋で回復する意味もありませんし、こんなに簡単に次の街へ着いては、どのタイミングで武器を買い換えれば良いのか判断が難しいです。
 コナンベリーの武器屋に鋼鉄の剣が売っていました! 鋼鉄の剣と言えば非常に印象的な武器の一つであり、必死にお金を貯めて買うのがドラクエに於ける大きな楽しみです。そしてそれを装備すると一気に攻撃力が高くなりお金を貯めた甲斐があったと感動し、攻撃の演出がまた良くて如何にも鋭い切れ味の剣だと言うのが感じられる爽快な音を響かせながらそれまで強敵だったモンスターを難無く切り刻むのです。幸か不幸か鋼鉄の剣を買う為の2000Gは直ぐに貯まったので早速ミオに装備させました。いざ、実戦でその威力を見よ!
 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・
 あ、あれ? な、何か、期待していたのと違うぞ・・・? ミオさんが思い描く鋼鉄の剣は袈裟懸けに直線的な軌跡を描きますが、何か曲がっています。しかも効果音も微妙で、正直、特別な感慨が沸きません。こ、これは、相当がっかりしました。
 完全に不貞腐れながら灯台へ赴きましたよ。そこでトルネコと出会い(プレイヤー目線では再会)、マーニャ、ミネア、ホフマンから散散な言われ様の彼に同情しつつ、登頂します。聖なる種火を手に入れて、頂上ではボス戦になりましたが然して苦戦せずに戦闘を終えました。
 コナンベリーへ戻って来た所で本日は終了です。教会でお祈りしてからリセットボタンを押しながら電源をOFFにしました(ぇ

レベル
ミネア:15 ミオ:13 ホフマン:? マーニャ:15
09.04.13


第十一回

 船を手に入れて大きく世界が広がる・・・事も無く一直線に南下して、海上で一度もエンカウントせずにミントスに着きました。海は砂漠や山以上にエンカウント率が高いのかと思いきやそうでもありません。
 ミントスではホフマンがいきなりパーティから離れたいと言い出します。馬車さえくれればホフマンなんぞ居ようが居まいがどうでも良いのですが、彼の申し出を只管に拒んでみました。しかしローラ姫の求婚からの伝統で絶対に拒めず、最終的には根負けして『はい』を選びます。嬉しそうに去っていくホフマン。けっ! そんなに嫌だったのかよ! 勝手にしろ!
 ホなんとかの事は忘れて探索していると、何と宿の二回に見覚えのある老爺が居ります。そう、ブライです。病床に臥せっているのはクリフトではありませんか。彼らからの依頼を快諾し(最初は『いいえ』を選びましたが(ぉ )、パデキアの根とアリーナを追い求めて旅立つ事にします。すると早くもブライが仲間に加わりました。しかし会話システムが導入されてすっかり口と性格の悪い爺さんと言う悪印象がついているのでパーティには入れてあげません(ぉ
 ミントスの武器屋を覗くと此処には破邪の剣が売っています。鋼鉄の剣を買ったばかりなのにもう破邪の剣ですか。何か癪なので買いません。嘘です。正確には防具を優先したら破邪の剣を買うお金が無くなっただけです。トルネコには正義の算盤を買いました。バトルエンピツでトルネコに付属した装備が正義の算盤でしたから、個人的に彼の最高装備と認識していたのですが別に大して強くないのよね。然う然う、防具を強化した事で漸くミオの守備力がミネアのそれを越え、勇者らしく一番前に立つ事となりました。
 パデキアはソレッタの国にあるとの事ですが、その国の場所は理解りません。うん、冒険らしくなって来ました。自らの勘を頼りに進み、無事に辿り着きました。
 ソレッタは国なのでフィールドマップ上ではお城で表現されているのですが、中に入ってみるとみすぼらしくてその落差に驚愕しました。「へんじがない ただのカカシのようだ」に驚いてしまったのがちょっと悔しいです(笑)。一瞬立ったまま死んでいるのかと慌てましたよ。王自らが農作業をせざるを得ないほど貧困に喘いでいる国の城に忍び込んで、樽の中に隠してある僅か3Gをも奪っていく勇者ミオ一行。あんたらは鬼ですか(ぉ
 パデキアの種を手に入れる為に南にある洞窟に入ると、一足先に来ていたアリーナと遭遇します。しまった、ブライをパーティに入れていた方が面白い会話が聞けたかも知れません。それでも先に進むと矢張りアリーナが洞窟の中に居て、パデキアの種は貰っていくと宣言されました。これは急がないと警戒したのですが、彼女はぐるぐると同じ所を回っているだけで一行に先へ進みません。うん、これなら別に急ぐ必要は無さそうだ。と言うか何をやっているのですか、アリーナは。・・・頭が足りないのですね(哀)。奥まで行って無事にパデキアの種を見つけました。本来ならリレミトで即座に脱出するところですが、どうせなら帰りしなにアリーナに自慢していくとしましょう(ぉ だから徒歩で戻ったのですが何と既に彼女は居ません。ちっ。仕方が無いのでそのまま帰りました。
 ソレッタの王に種を渡して栽培された根を貰ってミントスに戻ると其処にはアリーナの姿もありました。彼女は自分が行った時には既に種が無かったとのたまいますが、嘘を仰い。勝手に諦めて先に帰ったでしょう。下らない見栄を張るのではありません。
 何はともあれクリフトは快復し、アリーナとクリフトも仲間に加わりました。何かトルネコが仲間になってから此処までが早くて、一人ひとりが加わった喜びをじっくりと味わう間もありませんなぁ。とにかく仲間が増えたので改めてパーティ編成をして、ミオ、クリフト、ミネア、アリーナのパーティにしました。何も考えずに好きなキャラを選んだのですが、これでは僧侶タイプが二人でバランスが良くありません。必ずしもセオリーに従う必要はありませんが、攻撃魔法が少ないと火力不足ですなぁ。それでも最初は戦闘で困るまではこのままで行こうと思ったのですが、次の目的地はキングレオ城だと言うではありませんか。マーニャとミネアにとって因縁のある土地ですから、矢張りマーニャを入れてあげましょう。そういう事で自然とクリフトが外されたのですが、期せずして勇者のハーレムパーティとなったのは見なかった事にします。
 キングレオならマーニャとミネアが行った事があるのですがルーラで行けません。どうやらミオの行った事がある場所・・・と言うかより正確には、第五章で行った事のある場所にしか飛べないみたいですね。よって先ずはエンドールへ飛んでから船で海を渡りハバリア、そしてキングレオへ到着しました。しかし鍵が無いので城へ忍び込む事が出来ません。すると其処には何時の間に人間になれたのかホイミンを名乗る若者が居ます。彼の言葉に従い今度はコーミズ村へ行きました。村人からオーリンが魔法の鍵を持っていたと言う話が聞けるのですが、ちょっと待て、するってぇと何ですか、オーリンは鍵を持っていたのにそれを使わず強引に扉を破っていたのですか? 理解に苦しむ行動に頭を悩ませていたらマーニャも同じ疑問を持っていました。しかも彼女にとって親しい相手だけにショックも大きそうです。オーリン・・・。
 コーミズには行商人が立ち寄っていて武器が買えるのですが、何とバトルアックスを肇とするこれまで以上に強力な武器が並んでおります。破邪の剣を買った意味が殆ど無かった事に虚しさを覚えますが、勇者には剣が似合うのでこのままにしておきましょう。
 今日は時間が無くなってきたので教会も無い不便など田舎から南下してモンバーバラでセーブしました。

レベル
ミオ:15 ミネア:16 マーニャ:17 アリーナ:13
09.04.14


第十二回

 魔法の鍵を取りに行く途中でクリフトがスクルトを覚えました。これはキングレオ戦には必須な呪文かも知れません。一度は決めたパーティを変えようか迷い始めましたが、やっぱり有利不利よりも情を優先したいのでマーニャとミネアは入れ続ける事にしましょう。大体、ボス戦でバイキルト、スクルト、フバーハを使うのがすっかり定番の攻略法として定着していますが、何も考えずにそればかりと言うのもつまらないでしょう。
 魔法の鍵を取りに行った時もそうでしたが、どうも雑魚戦でサクサクとレベルが上がります。それはつまり、レベルが基準より少し低い事を表しているのでしょう。レベルを上げ過ぎてつまらなくなる事を怖れていますが、スクルトも使わない事ですし少しだけレベルを上げても良いのではないかと考えました。その時点で勇者ミオがレベル16なので、2だけ上げて18にする事にします。
 最初は魔法の鍵があった洞窟でレベル上げをするつもりだったのですが、それよりもメタルスライムを狩った方が早い事に気付き、大灯台に行きました。Bボタンで会話システムを試したらマーニャがまさにメタルスライムの話をしましたよ。それからミネアが遠回しにトルネコを批難していて笑いました。この時のみならずミネアは会話をすると頻繁にマーニャについて愚痴っていたりして楽しいです。会話システムで一番恩恵を受けたのが彼女ではないでしょうか? 正直に言いまして会話システムは、なるべく多くの会話パターンを見ておきたいので事ある毎にBボタンを押すので必要以上に時間を食うから好ましくないのですが、悔しいのですがやっぱり面白いです。尤も、面白くなかったら別に無視するので、何と言うか面白いからこそ時間を費やすので気に食わないと言う凄いジレンマです。
 大灯台ではメタルスライムが中中出現しなかったので場所を変更、馬車を手に入れて最初に足を踏み入れた砂漠でメタル狩りをしました。
 予定通りミオがレベル18になったのでキングレオ城へ向かいます。すると中にはライアンの姿が、彼に連れられて隠し部屋へ行ってキングレオと戦うのですが、言いだしっぺの彼は本気を出せば一瞬で吹き飛ばす兵士の相手をだらだらとしています(ぉ
 レベルが適正なのか不安でしたが、キングレオには程程に苦戦する丁度良い感じでした。易し過ぎず難し過ぎずです。この戦いではマーニャがメラミを覚えていたのが大きかったです。意外にもマーニャのメラミが攻撃の要となりました。
 そしてキングレオを斃すとライアンが仲間に加わりました。これと言った面白みの無い地味な専業戦士のライアンなのですが、これが小説版では非常に格好良く描かれています。まさに歴戦の勇士と言った趣で小説版を読んでからあたしの中でライアンの評価が上がり、選ばれし者たちの中でも一人頭抜けた実力者に見えました(件の小説版で武術大会でライアンを見かけたアリーナが、もしも彼が出たらとても敵わないと評していたのも一因です)。だからこれからはアリーナの代わりにライアンをパーティに入れましょう。実際にはアリーナの方が強かろうが関係がありません。抑、ミオさんはドラクエでは武闘家よりも戦士の方が好きなのです。例え武闘家の方が会心の一撃が出易く素早さも高く装備にお金が掛からず良い事尽くめであろうが、それでもミオさんは戦士の方が好きなのです。
 おぉ、ライアンを仲間に加えたらフィールドマップで流れる音楽が『馬車のマーチ』になりました! 勇ましい曲で盛り上がります。

レベル
ミオ:18 ミネア:19 マーニャ:20 アリーナ:18
09.04.19


第十三回

 岬のお告げ所に行ったら、シスターが地獄の帝王エスタークの事を話そうとして消されてしまいました。あ、あれ? も、もしかして、あたしの所為? あたしらが行かなければ死なずに済んだのでは、と罪悪感に苛まれます。
 我らが親愛なるホフマンが砂漠に移民の町を作っていました。町の名前を決めてくれといわれてホフマン考案の『ミオ横丁』も素敵でしたが、此処は勿論、『アーベント』にします。自分で決めたのですから当たり前なのですが、ルーラの目的地にアーベントと言う単語が表示されていて嬉しくなります。でも冒険の書では『ホフマンのところ』と素っ気無い表示のままなのですね。町の名前の後はすれ違い大使を決めましたが、流石に今の時期ではすれ違い通信は望めないでしょうなぁ。それでも駄目で元元で出かける時に試みれば偶にはすれ違うかも知れませんが、可能性が薄い時点で態態DSを持ち運ぶ気にはなれません。

レベル
ミオ:20 ミネア:20 ライアン:17 マーニャ:21
09.04.21


第十四回

 トルネコの里帰りを兼ねてレイクナバに行ったら、他の仲間から此処に用は無いとか酷い言われ様でした(笑)。君達に情は無いのか。辛うじてライアンだけが謝ってくれました。
 そしてトルネコに替わってトムの息子が武器屋で働いているのですが、彼との会話の後でトルネコがボンモールで脱獄に手を貸した事は良かったのだと思い直していました。いやいやいや、それは違いませんか? 例え心を入れ替えて真面目に働いたとしても脱獄は脱獄でしょう。また教会ではシスターがトルネコに感謝をして『ぽっ』と頬を赤らめました。トルネコがモテモテだなぁ、と思いながら直後に会話をするとミネアに勘違いするなと言われてやっと意味が理解りました。素でシスターがトルネコを好いているのかと思いましたよ(ぉ
 脱線も程程にしてサントハイムのバルザックに挑む事にしました。父親の仇なのでマーニャ、ミネア姉妹は当確として、本当はライアンを入れたいのですがサントハイムを取り戻す為なので渋渋ながらアリーナを入れる事にしました。これが最後だからね? この後は絶対ライアンに譲って貰うからね!?
 バルザックの強力な攻撃に翻弄され、ミオとミネアはベホイミばかりで攻撃に回れません。そんな中で今回も活躍するのがマーニャのメラミです。アリーナも攻撃していますがメラミの方がずっと役に立っています。そして強力な攻撃とは裏腹に意外にも早いターンで決着が着きました。
 前後しましたがバルザックの攻撃アニメーションは迫力がありましたねぇ。それからサブナックと言うモンスターのバギマが雑魚とは思えない格好良さでした。全身を回転させて竜巻を起こすのですよ。この戦闘画面の格好良さは随一です。

レベル
ミオ:21 ミネア:21 アリーナ:22 マーニャ:22
09.04.22


第十五回

 さて、バルザックへの復讐も果たした事で、これで心置きなくマーニャとミネアをパーティから外す事が出来ます。特にマーニャは元から好きではありませんし、ブライほどではないものの会話で悪い面が目立ちます。しかし、だからと言ってブライを使おうとはとてもではありませんが思えません。それにマーニャの使う高火力の魔法はボス戦では頼りになります。そういう風に考えるとマーニャを外すと言う線は無くなるのですよね。一方のミネアですが、此方は此方で難しいです。もう一人の僧侶であるクリフトも好きなのですがミネアも外したくはありません。すると結局は大きな変更は無いパーティとなります。第四章からこっち、マーニャとミネアが粗固定されたままで新鮮味が無くなってしまいますなぁ。魔法使いはどちらも好きではないから選び辛く、僧侶はどちらも好きなので選び辛い、両極端なのに同じ問題に直面しています憖じマーニャとミネアが異なるタイプでバランスが取れているから変化に乏しいのですよね。しかしそれも当たり前でしょう。二人とも僧侶とか二人とも魔法使いだったら、第四章をクリアするのが困難になります。仕方がありません。
 パーティ編成はこの辺にして物語を進めましょう。しかし確たる次の目的地が理解りません。良いですね、世界を回って自分で目的地を探し出すと言うのがRPGの醍醐味でしょう。面白いです。
 船でぷかぷか回っていたら、孤島に城がありました。どんな島国なのかと思いながら入ったらメダル王の城です。こんな所にありましたか。小さなメダルは十七枚持っていたので十五枚の景品を受け取りました。
 次に辿り着いたのはイムルです。第一章で立ち寄った場所は一切ルーラに記憶されていなかったので良かったです。此処で宿屋に泊まるとおかしな夢を見ると言うので泊まると、ピサロがロザリーに会いに行く場面が見られました。ピサロさんピサロさん、ロザリーとの逢瀬や、人間を滅ぼすと言う決意が多くの村人に駄駄漏れですよ! そしてイムルの村人も村人です。ピサロが人間を滅ぼすと言っているのですよ? 皆で同じ夢を見ているのですよね? それならばもっと深刻に考えなさいな。所詮は田舎と言う事でしょうか。

レベル
ミオ:22 ライアン:20 ミネア:22 マーニャ:23
09.04.24


第十六回

 ライアンの意外な一面がバトランドで散見されました。郷土愛が深いと言うか結構バトランドを自慢する発言が多いですね。
 バトランドで話を聞いてサントハイムの宝物庫にある宝箱を調べていない事に気が付きました。ルーラで行って調べてみるとマグマの杖だけではなくあやかしの笛も入手です。
 最初は東の山山にマグマの杖を使おうとしたのですが効果がありません。場所が違うのかと船で移動したらそれらしい所に着きました。無事に突破です。
 その先にあったのはガーデンブルグ城。ガーデンブルグと言うと小説版では完全に女人以外禁制で、ユーリルが女装して入国した場所ですね。
 中で吟遊詩人らしき姿の男に箪笥の中を調べてみろと指示されますが、はは〜ん、そんな手には引っ掛かりません事よ? 勇者たるこのミオさんが箪笥を探るとかそんな泥棒みたいなするとお思いですか。だからその箪笥は手を付けなかったのですが、それなのにシスターに見咎められ泥棒呼ばわりされてしまいました。くそう、城内で壷を破壊して中の物を盗っても何も言われないのに、何もしていないのに泥棒扱いをされるのは不本意です。

レベル
ミオ:22 ライアン:21 ミネア:23 マーニャ:24
09.04.25


第十七回

 許し難い泥棒を追って洞窟に潜りました。奥で犯人のバコタ(余談になりますが彼、日記の中で天空の盾を盗めば大盗賊カンダタ、ラゴスと並ぶと書いています。しかしIVのラゴスは武術大会の出場者であって盗賊ではないので違和感が残ります))と戦闘です。高が盗賊一人、然して苦戦すまいと舐めて掛かりましたが、予想以上の強敵でした。何とか勝利しましたが洞窟の攻略で消耗していた事もありミネアのMPが尽き、ミオとマーニャは何れもMPが一桁と言う有様です。ミオがリレミトを使うだけのMPも残っておらずギョッとしたのですが、マーニャもリレミトを覚えていたので助かりました。ところでバコタとの戦闘後、尾けていたと言うガーデンブルグの兵士が出て来て、女王からもしもの時には手を貸す様に言われていたと言うのですが、だったらバコタとの戦闘中に手を貸して下さいよ(ぉ
 ガーデンブルグで無実を証明すると最後の鍵と天空の盾を貰いました。おぉ、彼の天空シリーズの一つです。洞窟の中で拾ったドラゴンシールドはライアンに装備させていましたが、これでミオにも強力な盾が用意出来ました。
 ガーデンブルグでのトラブルを解決してから会話すると、ミネアが以下の様な事を仰ってくれます。
「この国で 学んだのは  むやみに 他人の家のタンスを  のぞかないということ……。
「……なんて言っても  ミオさんが そう簡単に  やめるワケないですよね。
「いいです。  もう あきらめてますから。

 ちょ、ちょっとちょっと、随分と失礼な物言いではありませんか? しかもこの発言から理解るのですが、他人の家の箪笥を覗くと言う行為は、決して推奨はされていないが完全な悪事ではなく主人公の悪癖と言う認識だと言う事です。RPGに於ける主人公が勝手に箪笥を開けると言う行為はよく泥棒ではないかとネタにされるのですが、そういう話に一石を投じる公式見解が成された事になります。さり気無いのですが興味深い台詞です。
 次はスタンシアラに来ました。スタンシアラには気球が無いと行けないと思い込んでいたのですが、よく見たら陸路を回れば行ける事に気付いたのです。模範的な順番としてはガーデンブルグよりも先に来るべきだったのでしょうね。モンバーバラでパノンを仲間にして本日は終了でございます。

レベル
ミオ:23 ライアン:22 ミネア:24 マーニャ:25
09.04.26


第十八回

 パノンの説得でスタンシアラの王様から天空の兜を貰いました。ふむ、天空の兜を貰う為に王を笑わせようとしていたのですか。
 どうやら現在の目的は天空シリーズを集める事らしいです。だからと言ってそれで何かが分かる訳でもなく、取り敢えずメダル王の城近くにある洞窟に入りました。しかしやっぱりレベルが足りていないのでしょうね。出て来る雑魚モンスターにも大苦戦です。特に嫌らしいのがガオンでした。甘く見て最後に残したのが運の尽き、次次に仲間を呼んで手が付けられません。トホホ、見事に製作者の思惑に嵌ってしまいました。少しずつ進みレベルを上げながら消耗したらリレミトで脱出、そうして、奥まで行きました。其処にあったのは何と天空の鎧です。嬉しいのですが些か唐突ですなぁ。そう思いながら脱出し、帰りにメダル王の城に寄ったら、何と宿屋に天空の鎧を探している御仁が居りました。以前にも会った事はありましたがすっかり失念していたのです。本来はこの男の言葉をヒントに前述の洞窟に行く筈だったのですね。
 天空の鎧があった洞窟は馬車に居る仲間も含めて全員で入れる仕様だったので全体的にレベルが上がりました。それによってブライがレミラーマを覚えてくれたのです。これはありがたいです。
 さて、次に行くべきはどちらでしょうか。最後の鍵があるのでリバーサイドの村近くの祠に行けますし、あやかしの笛があるのでロザリーヒルでロザリーに会う事も出来るでしょう。それにフィールドで会話をする度にミネアが王家の墓に行く事を勧めてきますし、海辺の村も何かイベントがあるのではないかと気になります。どういう順番で行こうがプレイヤーの自由でしょうが、登場するモンスターによって適正レベルも変わるでしょうから迷います。そんな風に迷いながら今日は終了しました。

レベル
ミオ:24 ライアン:24 ミネア:25 マーニャ:26
09.04.27


第十九回

 本題に入る前に、フレノールに行ったら何とオーリンが生きていました。第四章でキングレオから逃げる時は確かに死んでいた筈なのにどういう事ですか。しかもマーニャ、ミネアは感動の再会をしたのに反応が淡白です。オーリン、君が輝いていたのは第四章だけでしたよ。
 よし、決めました。先ずはロザリーヒルに行きます。夢で見たピサロと同じ場所であやかしの笛を吹いて音色を奏で、起動したエレベーターで隠し部屋へと進みました。そして其処には、ピサロナイトの姿が! ・・・・・・・・・帰ろう(ぉ うん、何も見なかった。いあ、雑魚に苦戦する様な状態ではピサロナイトに勝てるとは思えません。きっと此処はもっと後ですよ。
 次は海辺の村を探索する事にしました。海辺の村で夜になると明らかに一箇所、不自然な場所があるのですが、最初は全く気に留めていませんでした。しかし『ピカーン!』とミオさんの頭上で電球が光ったのです(古)。閃いたッ! ミオさんの灰色の脳細胞が冴え渡り渇きの石を見付けたのです。
 しかし渇きの石を使う場所が理解らないので船でまた世界を回る事にしました。そして気球が無いと入れないだろうと見過ごしていた右の大陸の内地に、東側から入れる事に今更ながら気付いたのです。行けないと決め付けて先入観を持つと駄目ですね。この途中の戦闘でミオがライデインを覚えました。勇者の呪文を覚えて気分が高揚しました。
 嘗て海賊が財宝を隠したと言う洞窟、渇きの石を使って階段を下りました。すると目の前に宝箱があります。あれ、これだけなの、と早合点しそうになりましたが奥に未だ道が続いています。その宝箱に入っていた時の砂は、直後の戦闘で早速活用しました。そして洞窟を奥へ奥へと進んで行き、一番の奥に辿り着きます。その宝箱にあったのは、はぐれメタルの剣! ・・・あれ? 海賊が隠した財宝にはぐれメタルの剣があるとは聞いていましたが、これで終わりですか? 天空の装備は無いの? いや、まぁ、見返りとしては十二分に大きいのですが。
 気を取り直してはぐれメタルの剣を装備させる事にします。戦士の憧れとまで語っていたライアンに装備させてあげたいのですが、ライアンには直前にドラゴンキラーを買い与えたのですよね。だからはぐれメタルの剣はトルネコが働いていた武器屋からがめてきた氷の刃を使っているミオに譲って下さいな。天空の剣を手に入れたらライアンにはぐれメタルの剣を持たせますから、お下がりとなってしまいますがそれまで我慢して下さい。
 そういうわけでミオの手に渡ったはぐれメタルの剣ですが、その切れ味は流石の一言でした。Vからはメタルキングの剣が登場してIV一作限りでリストラされるので、ドラクエ本編では存在感の薄いはぐれメタルの剣ですが、個人的には『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』で活躍していたのが印象強いです。
 次はミネアの言葉に従って王家の墓に向かいました。此処で登場するテラノバットにはドラゴンキラーが猛威を奮うのでライアンの気も少しは晴れるでしょう。
 また道中で手に入った魔封じの杖は、早速ビビンバー相手に大活躍です。
 そして此処でははぐれメタルが出現しました! 今こそはぐれメタルの剣や毒針の出番ぞ、と意気込んだものの一ターン目で仕留め切れず次のターンで逃げられてしまいました。こんちくしょう、フンババの急所を突いて一撃で仕留めても嬉しくないやい! しかし間も無くまたはぐれメタルが出現、しかも今度は六匹です。一ターン目で何かをする前に四匹には逃げられてしまいましたが、残りの二匹はどうにか斃せて大量の経験値をゲットです。六匹の内二匹、つまり三分の一を仕留めれば上上でしょう。マーニャなんぞ一度に2もレベルが上がりました。しかもベギラゴンを習得です。
 ルンルン気分で進むと最深部の宝箱から変化の杖が手に入りました。・・・ん? こ、これで、終わりなのですか? 別に変化の杖を必要とする状況でもありませんよ? ミネアは何でこんな所に来たがったの? 果たしてその疑問は直後に氷解しました。
「王家の墓……。 あんな理想的な場所 初めてだわ。
「地面の下 ひっそり静かで まわりには お墓がいっぱい!

 それが理由か! お前の個人的な好みの問題だったのか!!(笑) 収穫はあったので別に構いませんが巧くミネアに乗せられましたよ。それにしてもひっそり静かはともかくとして、お墓が一杯あるのを理想的な場所をと言うのはどうなんだ? 常識的な人間に分類されている筈のミネアですが、一気に非常識側に傾いた感があります。この会話に限らず凄ぇなミネア。
 あ、ひょっとして変化の杖でモンスターに変化すれば、ピサロナイトが通してくれるのか! そうに違いない! ミオさん、冴えってるぅ〜! 試してみたら駄目でした(ぉ 本当にミネアの慾を満たす為だけだったのですね。
 そして最後にリバーサイドの南にある魔神像に入りませう。
 初めて出会ったアームライオンは警戒した割に大した事がありませんでしたが、翻って存外に苦戦を強いられたのがカロンです。複数で出て来て全員で雷の杖を使われると厄介でした。
 ところでこれまで何度か使っていて思ったのですが、ザオラルの成功率が異様に高くありませんか? ザオラルと言うと戦闘中の肝心な時に限って成功しない苛立つ呪文ですが、移動中、戦闘中問わずこれまで一度も失敗した事がありません。しかも今日は特に凄かった。敵はブリザードマン、それまでにも交戦経験があったので舐めて掛かったらザラキでライアンとマーニャが死んでしまいました。慌ててミネアがザオラルを唱えて取り敢えずライアンを蘇生、しかし今度はザキでライアンがまた死んでしまいます。しかしその後ももう一度ライアンを蘇生、次のターンではマーニャを蘇生と、何と戦闘中でありながら三回連続成功ですよ。これには驚きました。そしてブリザードマンの恐ろしさを知り、それ以後は、マーニャのベギラゴンで問答無用に焼却です。
 そういう訳でとても重宝するザオラルですが、当のミネアが死んでは元も子もありません。うん、ミミックのザキでミネアが死んだんだぁ(ぉ パーティ内のレベル差が開いてしまうので放置はしたくありませんが、此処まで来て戻るのも癪なのでトヘロスを使って先に進む事にします。エンカウント率が低いのでトヘロスを使ったのは初めてです。そして慎重に歩を進めて、外からも見えた宝箱から魔神の金槌をゲットです。あれ? これだけ? てっきりガスを入手して気球が使える様になるのかと思っていましたが違いました。暫し立ち往生しましたが、別の道があるのに遅まきながら気付いて其方へ進みます。するとレバーがあり、それを動かすと魔神城が歩き出しました(この時のムービーで魔神の金槌が入っていた宝箱の蓋が閉まったままなのは気にしてはいけないですね)。そしてこれまで行けなかった新たな道が開きました。
 ミネアが死んだままなのでとにかく何処かに行ってセーブしたいです。すると何とも禍禍しい城がありました。中にはモンスターが徘徊していますし、ライアン曰く敵の本拠だと言うではありませんか。これは道を間違えました。そして城を出た所で、はたと気が付きました。そうですよ、クリフトもザオラルを使えるではありませんか。これでミネアを生き返らせる事にしましょう。
しかしミネアはいきかえらなかった
 クリフト・・・。もう一度です。
しかしミネアはいきかえらなかった
 ・・・・・・・・・。
 三度目の正直で漸く成功しました。少し前にザオラルの成功率が異様に高い、一度も失敗した事が無いと喜んでいたのに、思わぬ形で落ちが付きました。しかもこれが気持ち的に成功率が高そうな移動中ですよ。まるでネタの様な本当の話です。クリフト、君ってやつぁ・・・。
 とにもかくにもミネアが生き返り万全の状態になりましたが、どうやらこの辺りは先の城の他に行く所が無いようです。確認すると先の城――デスパレス――がルーラの目的地に登録されていたので、取り敢えず今日はこれで終わりにする事にしました。もう敵の本拠に侵入するのですねぇ。その前にピサロナイトと戦う必要があるのかしら?

レベル
ミオ:26 ライアン:27 ミネア:27 マーニャ:27
09.04.28


第二十回

 そうだ! 考えたらはぐれメタルの剣をライアンに装備させて、ライアンが使っていたドラゴンキラーをミオに装備させれば良いのではありませんか! それにその方がミオが天空の剣を手に入れた時に強くなった気がします(はぐれメタルの剣と天空の剣では前者の方が攻撃力が高い)。何でもっと早くに気付かなかったのだろう。遅れてごめんね、ライアン。
「いやいやいやいや、はっはっは! 勇者殿がそうまで言うのであれば拒み続けるのも却って失礼、不肖このライアンめがはぐれメタルの剣を頂戴致しましょう。実を言えばドラゴンキラーなる珍妙極まりない形状の剣を使うのは不便だったのですよ」
 しかも間の悪い事にメダル王に小さなメダルを渡しに言ったら奇跡の剣を貰いました。ミオにドラゴンキラーを装備させる間も無く奇跡の剣に変更です。本当にはぐれメタルの剣を手に入れた時にライアンのドラゴンキラーをミオに渡すと言う方法を思い付くべきでしたなぁ。まぁ、ドラゴンキラーは状況によっては使う時もあるでしょうから、袋に入れずミオに持たせたままにしておきます。
 そんな訳でミオが奇跡の剣、ライアンがはぐれメタルの剣を装備して、ピサロナイトとの戦いに赴きました。彼には全く苦戦せず(静寂の玉でいきなりマーニャの魔法が封じられた時にはどうしようかと思いましたが)通常攻撃の連打で難無く勝利です。本当はもっと早くに来るべきだったのかも知れません。その思いはロザリーの部屋に居たスライムとの会話でより強くなりました。本来はこのスライムの言葉で変化の杖が王家の墓にあるのを知って取りに行く手筈だったのですね。ピサロナイトが弱く感じるのも宜なるかな。
 変化の杖は既に用意してあるのでルーラでデスパレスに行って敵の本拠地へ忍び込みます。一通り会話を聞いてアッテムトで地獄の帝王エスタークが復活したと言う情報を得ました。って、エスターク!? もうエスタークと戦う事になるのですか。今のレベルで勝てるかなぁ、と不安になります。
 不安な気持ちを抱えたままアッテムトに到着し、そのまま誘われる様にエスタークが居るであろう場所を目指します。途中のドラゴンライダーにすら苦戦していて不安は更に強まりました。ミネアの防具にブレス耐性が無いので高熱のガスでHPが減るのが早いです。
 そんな事を考えている内に巨大な威容が姿を現しました。そう、エスタークです。大迫力のお姿は格好良いです。そしてエスタークの体色は青、これが重要です。
 初登場であるIVではこの様にエスタークの体色は青でしたが、どういうわけだかVではデスピサロと同じ茶褐色に変色していました。しかもそれがエスタークの標準と認識されたみたいで、モンスターズの様な外伝作品やソフビモンスターの様なグッズでもエスタークは茶褐色で登場しているのです。違います! その色はデスピサロです!! エスタークがデスピサロの色を奪った所為で、デスピサロは他のボスと違ってモンスターズとかで変身後の一形態しか出られないのですよ! しかも概してエスタークの方がデスピサロより上位の存在とされています。違いますよ! エスタークの進化の秘法を使ってデスピサロはエスタークを超えたではありませんか!? モンスターズではデスピサロと別のモンスターを配合してエスタークを生み出しますが、順序を考えれば逆でしょう!? この理不尽な仕打ちにデスピサロが大好きなミオさんは我慢がなりません。Vでどうしてエスタークの色をデスピサロと同色にしてしまったのか、如何なる意図があっての事なのか、未だに疑問です。小生は!飽く迄も!!茶褐色の個体は!!!デスピサロであると!!!!主張し続けるッ!!!!!
 ぜー、はー、ぜー、はー・・・失礼、興奮し過ぎました。とにもかくにもエスタークとの戦闘開始です。此処までの道程でミネアがフバーハを覚えていたのが僥倖でした。そしてエスタークもそれに負けじといてつく波動を使ってきます。これぞドラクエのボス戦と言う感じですね。負けも覚悟で挑んだ戦いでしたが激闘の末に勝利を掴みました。大苦戦と言う訳ではありませんが程程に緊張感があって良い戦いでした。途中で引き返してレベルを上げて来ようと考えたりもしたのですがそうしなくて良かったです。現状で良い勝負と言う事はレベル上げをしたら楽勝になってしまった事でしょう。本当に良かったです。
 エスタークを斃したと言う満足感に浸ったまま本日は終わりに致しましょう。リセットボタンを押さずに電源スイッチをお切り下さい。

レベル
ミオ:29 ライアン:29 ミネア:30 マーニャ:30
09.04.29


第二十一回

 特殊なガス壷を入手したのでリバーサイドで気球を研究している人に会いに行きます。会うなりガス壷を譲ってくれと言われました。どうでも良いのですがこういう最終的にどちらか一方を選ばないと話が進まない二択に見せかけた実質的な一択の場合、最初は必ず『いいえ』を選んで反応を見るのが好きです。しかし中にはそのまま会話が進むパターンも多いので見極めが難しいです(ドラクエは少ないですがね)。
 空を飛ぶ気球を手に入れました。前作IIIのラーミアと比べると見劣りするなんて間違っても言いませんよ(ぉ
 空を飛べる様になり行動範囲が広がったので、先ずは宝の地図に記された印の場所に行く事にしました。するといきなりビンゴで次なる目的地であろう世界樹です。誰かが助けを呼んでいて三人で来る事を指定していますが、最初は敢えて四人のままで行きました(ぉ ところでミネアさんや、「……今の うらめしそうで 疲れ切った 弱々しい声は!」「きっと この木にとりついた 浮かばれぬ女の霊の声です! わたしには わかります!」とは何ですか。何が「わたしには わかります!」ですか、何も分かっていませんよ。ミネアの発言はどれもぶっ飛んでいて一一取り上げると限が無いですね。凄いなぁ、ミネア。良くも悪くもリメイクで化けましたねぇ。
 遭遇するのは初めてではありませんが、アンクルホーンが格好良いと沁沁思いました。ガタイが良いので目立ちますし動きも格好良く、何度も言う様に本作の戦闘場面が素晴らしい事を実感出来ます。この分だと某地獄の執事にも期待出来そうですね。逆にグリーンドラゴンは横幅が無い分小さく見えてしまいますなぁ。アンドレアルには不安が募ります。
 ルーシアを助けて彼女が天空に戻る為に天空の剣を手に入れました。勇者ミオは何の疑問も無く自分の物にしていますが、良いのかなぁ・・・。
 これで天空シリーズが勢揃いです。何を隠そう小生はドラクエに登場する装備ではこの天空シリーズが一番好きなのです。芸術品と見紛うばかりの美しいデザインは特筆に値します。しかし天空シリーズは決してゲーム内に於いて最高性能と言う訳でもありませんし、ドラクエ全体を見渡した時に何となくロトシリーズに後塵を拝す様な扱いを受けているのが残念でなりません。必ずしも伝説の装備が最強でなければ嫌だとは言いませんし、はぐれメタル装備やメタルキング装備の様に伝説の武器よりも強いと言うのを売りしている存在があっても良いでしょうが、天空シリーズを軽んじる事だけはして欲しくありません。IVだと未だ良いのですがVだとメタルキングシリーズの他に主人公専用の装備も天空シリーズより高性能ですからなぁ。しかも数値の差が大きいのです。何だかなぁ。
 話が逸れましたが脱線序でにもう一つ、小説版だとルーシアの存在が何か気球に乗っている内にわけのわからないまま天空の剣をゲットしていました。ゲームとは全然印象が違いますね。
 次回はルーシアを送りに行きましょう。最初に天空の塔と言われた時には何処だろうと思いましたが見当はついています。恐らくは船では入れないあの場所ですね?

レベル
ミオ:30 ライアン:31 ミネア:31 ルーシア:?
09.05.02


第二十二回

 謎の不思議な島に足を踏み入れて暫時、二匹のメタルキングが出現しました。興奮を抑えながらパーティをメタル狩り対策メンバーに変更し戦闘です。一匹には逃げられましたがもう一匹は撃破し莫大な経験値が得られました。全員レベルアップは当然として二軍連中は一度に2レベルの上昇です。このレベルアップでミネアがバギクロス、ブライがヒャダインを習得しました。
 天空の塔を登頂する際の戦闘でミオがレベルアップしてベホマズンを覚えました。消費MPを確認する為に使おうとして、はて? おかしい、見当たりません。ベホマズンを覚えたと言うのが見間違いだったのか何らかのバグなのか、と不安になりましたが発見して驚きました。何とIVでベホマズンは移動中には使えないのですね。実際、戦闘以外で使う事は無いでしょうから困らないのですが知らなんだ。
 ベルザブルなるモンスターが出でました。名前からミオさんが大好きなあの偉大なる蠅の王ベルゼブブをモティーフにしているのは明らかでしょう。そんな凄そうなオーラを発した名前を有していますがそれに似つかわしくない弱いモンスターでした(ぉ 完全に名前負けしております。
 ルーシアを連れて天空の塔を上り、天空城に到着しました。探索しているとミオの事を知る天空人の女性が居ましたが、まさか彼女が主人公の母親なのでしょうか? 常に見守って来た、そして見守るだけしか出来なかった息子を前に、彼女の心境が慮られます。
 ルーシアに再び会いますと彼女が世話をしていたと言うドラゴンの子供ドランを押し付けられ預けられました。
 そしてお前は、憎きマスタードラゴン! 此処であったが百年目! 父親の仇ぞ!! くそえらそーな態度でデスピサロの退治を命じますがその前に言う事があるのではないかな? また天空の剣の力を引き出してくれたのは良いとして、ミオにだけ経験値もくれますがその数字を見る限りマスタードラゴンの力はメタルキングにも劣ると見て良いですね?(ぉ

レベル
ミオ:32 ライアン:33 ミネア:33 マーニャ:32
09.05.03


第二十三回

 天空城で話を聞いてバロンの角笛を持っていない事を知らされたので取りに行きました。凶悪なダンジョンを覚悟していたらモンスターも出現せず思いの外簡単に目的の物を入手です。
 序でに島を探索していたらまたもやメタルキングが出現、一気に斃そうとしたのですが何とメタルキングが刃の鎧を装備したライアンに攻撃し、その反撃を受けて勝手におっ死んでしまいました。こういうパターンもあるのですねぇ。僥倖でした。
 移民の町でイムルの牢屋に足が沢山の怪物が囚われたと話を聞きました。以前から噂になっていたのでどんな魔物だろうと見に行ったらベホイミスライムで拍子抜けです。確かに足が沢山ですが期待外れも甚だしいです。しかもこのベホイミスライムのベホイミン、割と勢いのある喋り方でまたもや印象を覆してくれます。順調に発展していく移民の町ですが、嘗てこの地にあった王国を滅ぼしたと言う壷のモンスターですが、もしかしてブオーンでしょうか? 偶さか壷に封印されただけのブオーンを壷の魔物と呼ぶのは些か強引ですが、しかし他に適当なモンスターも知りません。まさか壷のモンスターと言ってもあくまのツボではあるまい(笑)。あくまのツボに滅ぼされた王国があったらお笑いです。
 メダル王から小さなメダルと引き換えにはぐれメタルの盾を貰ったのでライアンに装備させます。これで準備万端、天空に開いた穴から下降しました。
 出現するモンスターがどれも強力で苦労しながら進みます。中でも苦戦させられたのがデーモンスピリットでした。最初に魔法を封じられてその後も麻痺させて此方の動きを封じてきます。一匹に引き倒しても残った個体が仲間を呼んで限がありません。全滅は免れながらも戦いが長引き、何と個体数を示すアルファベットが一巡して二度目のAやBまで出て来る始末です。そしてその頃まで天空の剣の凍てつく波動に思い至らなかったお莫迦なミオさん(死)。もっと早くに気付いていれば疾うに戦闘は終わっていた事でしょう。結果、戦闘終了後に得られた経験値は優に一万五千を越えていました。しかしそれでミオがレベルアップしギガデインを覚えてくれたので良しとしましょう。その他のモンスターではバアラックも厄介で、デーモンスピリットと言い仲間を呼ぶモンスターは難儀ですね。
 強力なモンスターとして有名な大魔道にも出会いましたがデーモンスピリットに比べれば敵ではありませんね。また一度だけながら印象的だったのはブルデビルと鬼棍棒の組み合わせです。どちらも巨体で強そうでした。それに個人的にこのブルデビルの体色こそアンクルホーンとして思い浮かべます。
 斯様に苦戦しながら進んでいたのですがどういうわけだか途中で迷い、気が付いたら完全に来た道を逆行していました。精神的に消耗して時間も無くなったので今回はそのまま断念する事にします。次の機会に再び挑みましょう。

レベル
ミオ:34 ライアン:35 ミネア:35 マーニャ:35
09.05.04


第二十四回

 昨日は断念した長い洞窟を改めて進みました。粗方道筋は頭に入っているしデーモンスピリットにも出会わなかったので昨日よりもスムースに突破です。
 今度はデスピサロを取り囲む四つの結界を壊すのが次の目的です。
 最初は南西の塔に向かいましたらギガデーモンが待ち構えていました。最初に相応しい小者です(笑)。こういう敵の集団では力が取り柄の巨漢が最初にやられがちなのですが図らずともその通りとなりました。実際に大した相手ではなく簡単に撃退です。
 次に南東で待ち構えていたのがアンドレアルです。一度に三体が登場すると言うボスらしからぬ相手で仲間を呼ぶのを見る間も無く纏めて粉砕しましたが、何よりも注目すべきはこの後に吐く台詞でしょう。
「うぐぐ……。ロザリーさまをうしなって ピサロさまが どれほど なげいたことか。にんげんなど ほろびてしまうがいい……。デスピサロさま ばんざい!ぐふっ!
 何と天晴れな忠臣でしょうか! 恥ずかしながら少少感動してしまいました。戦闘中とのギャップが激しいですねぇ。文句無しに格好良いです。
 三番目は北東に向かうとこれまでよりも入り組んだダンジョンで、その奥にはエビルプリーストが待っています。エビルプリーストが三匹のスモールグールを引き連れていたので一気に蹴散らそうとギガデインを放ったら酷い目にあいました。何とエビルプリーストは最初からマホカンタがかかっていたのです。最初のターンからボロボロになりました。しかも流石にこれまでの二人よりも強くて苦戦しました。結果的には斃せたのですが、問題はこの後の台詞です。リメイクでオリジナルのファミコン版とは台詞が変更されているのですよね。ロザリー殺害を指示したと言う点ではオリジナルも変わりませんが、オリジナルだと自らがピサロに取って代わろうとする様な醜い野望は抱いていません。ピサロを魔界の王にする為にロザリーを殺したと言うニュアンスです。しかしリメイク版では明らかにピサロを軽んじております。これがあたしは大嫌いなのです。ドラクエVのゲマと言いドラクエのリメイクは改悪ばかりですなぁ。オリジナルの解釈から広げてるろ剣の方治みたいなキャラだったらもっと格好良いですよね。参考までに如何に方治の台詞を引用します。
どんな卑劣で卑怯な手段を使ってでも、完全勝利を志々雄様に捧げる!そのためには、人に同胞に、そして志々雄様にさえ寺羝の如く忌み嫌われようと私は一向に構わないと!
 うわ、格好良い! こんなエビルプリーストだったら最高ですよ!!
 そんな不満を燻らせながら最後の塔でヘルバトラーとの戦いに挑みました。ヘルバトラーも中中の強さですし見た目が格好良いです。しかし台詞、性格の方はと言うとアンドレアルに比べると平凡な印象です。この二者の台詞を入れ替えてくれればより格好良くなりますが、そうするとアンドレアルの存在感が減少してしまいますからこれくらいが良いのかも知れませんね。この戦闘を終えるとマーニャがイオナズンを覚えましたが少し遅かったですなぁ。使う機会が余りありません。
 三者三様ならぬ四者四様の各各が確固たる個性を持ったデスピサロの配下エビルプリースト、ヘルバトラー、アンドレアル、ギガデーモンの四人ですが、小説版だとエビプリーストを除いて全て存在が抹消されているのですよね。エビルプリーストやデスピサロを中心に魔界の権力争いの様子を深く描写するのも大変に結構な事ですが、僅か数行のテキストから多くの背景に想像を膨らませられる他の三人を扱って欲しかったです。卑怯で姑息なギガデーモン、只管に自らの任を全うするヘルバトラー、誰よりも忠誠心が篤くピサロの心中を思うアンドレアルと、何と個性的な人材が揃っているのでしょうか。単なる中ボスの域を超えています。
 結界が解けてデスピサロとの戦いに赴くのみとなりましたが、ラストダンジョンですから十中八九これまでで一番長いでしょう。時間も無くなって来たので今日はこの辺で終わらせたいと思います。明日にはクリア出来そうですね。
 最後の準備としてエンドールの隠し防具屋ではぐれメタルの鎧を買う事にしました。しかもはぐれメタルの鎧は装備出来るキャラが多いのですね。お金も貯まっていたので一着をライアンに、そしてもう一着ミネアに買う事にしました。これまでミネアは光のドレスを装備していましたが、これが偶に魔法を弾くので甚だ使い勝手が悪いのですよね。ヘルバトラー戦でミネアが死んだ時にミオのザオラルで蘇生させようとして何度も何度も跳ね返されてすっかり閉口しました。しかしはぐれメタルの鎧を装備したミネアを想像すると何か凄いですね。それとそういえば、はぐれメタルヘルムを持っていませんなぁ。何処で手に入るのかしら?
 今更なのですが本作では『ぼうけんのしょをうつす』と言う機能が無いのですね。これまで冒険の書1しか使っていなかったので気付きませなんだ。

レベル
ミオ:35 ライアン:36 ミネア:36 マーニャ:36
09.05.05


第二十五回

 再開したら何故かエンドールから始まって愕然としました。またあの長い魔界への洞窟を抜けなければならないのかと心が折れそうになりましたが、ルーラで希望の祠まで行けると分かって本気で安堵しました。ところで今更なのですが、希望の祠で回復とセーブをしてくれるご婦人は何者でしょうか? 近付くまで人魂なので此岸の住人とは思えません。
 かなり長くなる事を覚悟して臨んだ最後のダンジョンですが、サクサクと進んであっと言う間に抜けてしまいました。あれ? いやいや、これでは早過ぎます。何処か見落としがあるに違いないと希望の祠までルーラで戻って再挑戦しました。すると案の定、入っていない通路が部屋がありました。しかしながらそれでも然して長いダンジョンではないのですね。途中でマネマネにエンカウントしたのですが感激しました。敵がモシャスを使ったのですがこれがちゃんとした人物に変身して、しかも本作の戦闘画面ですから動いているのですよ! VIのモシャスだと移動画面のグラフィックをそのまま拡大と言う泣きたくなる様な酷い有様だったので隔絶の感があります。
 バロンの角笛を使うタイミングがよく理解らなかったので、ラストダンジョンのお城を抜けた所で使ってみました。その先にある火山らしき地点に入るといきなりデスピサロが待ち構えていて驚愕しました。
 デスピサロとの最終決戦が始まります。進化の秘法で魔界の王へと進化したデスピサロ、その初期形態は以前にも話したエスタークの色違いです。この茶褐色の個体はデスピサロ(変身前)だと主張していますが、邪なる悪意の刷り込みでついエスタークの名前を想起してしまう自分に自己嫌悪です。この姿をエスタークと呼ばないでたもれ。
 ドラクエのラスボスは変身するのが恒例ですが、これがデスピサロだと更に凝っています。攻撃を受ける度に腕が千切れたり生え変わったりして段段と最終形態へと近付いていくのです。これが進化の秘法の特徴を巧くゲームで再現していますし、全部で七形態、これだけ多くの形態を持つラスボスはドラクエでは他に無くデスピサロの強力な個性でしょう。しかもハイクオリティの戦闘画面でデスピサロの変身も凄いものになっています。戦いながら至福の時が過ごせました。それまでの戦いでミネアとマーニャのMPが尽きている事もあって最終形態は流石に強いです。念の為に二人に祈りの指輪を使わせてMPを回復したのですが、何と直後に決まったライアンの一撃でデスピサロが死んでしまいました! うわ勿体ね!! 別に祈りの指輪が壊れたわけではなかったのですがこうなると分かっていたら使いませんでしたよ。喜ぶべき場面の筈なのに微妙に悔しいです。
 デスピサロを斃すとマスタードラゴンがやって来てそのまま天空城へ連れて行かれました。そしてあろう事かこのメタルキング以下の存在価値しかないのに偉そうなドラゴン、勇者ミオに天空で暮らせと戯けた事を言ってくれちゃったりします。はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!? ミオの父親を殺しておいてどの面下げてそれを言いますかぁ? けっ、絶対にごめんだね!
 帰る前に天空城で人人の話を聞いていると口口に褒めてくれるのですが、その中で羽も無いのにデスピサロを斃すなんて凄いと言ってくれる人が居ました。天空人の感覚が理解りませんが、羽と言うのはそんなに凄いのですか?
 地上に戻って仲間が其其の場所へと帰っていきます。サントハイムの人人も無事に戻って来たのですね。しかしミオには帰る場所も無く、廃墟となった村で佇むのでした。すると不思議な事にシンシアが現れたではありませんか。これは生き返ったと言う事で良いのですか? シンシアと再会し、別れた筈の仲間もやって来た所で終了、エンディングが流れました。
 と言うわけで本日を以ってドラクエIVをクリアしました。プレイ時間は二十六時間四十一分です。これが平均と比べて短いのか長いのかは存じませんが、二十五時間以上もプレイしたとは思えないくらいあっと言う間でした。それだけ面白かった証左でしょう。よし、次からはあの悪名高い第六章に入りましょう。

レベル
ミオ:35 ライアン:37 ミネア:37 マーニャ:36
09.05.06


第二十六回

 アーベントに居るデイジーと言う移民ですが、退屈な暮らしから抜け出したいと言っておきながら、ゴージャスな部屋とお付きの兵士が欲しいとか戯言を抜かしてくれました。何つう我が侭娘ですか。
 ハバリアで王になりたいと言う人を、モンバーバラで兵士志願者を移民の町に勧誘しました。するとアーベントが巨大な城へと変貌しているではありませんか。少しずつ地道に発展していく様子を見守っていたのに、一気にこんなになっては興醒めです。これではそれまでに建てられた建物も無関係ではありませんか。
 そんな事を言っていても仕方が無いので中に入ってみました。ハバリアから来た人が玉座に座れて満足していますが、あの、それ、ど〜見ても王様の場所ではありませんよ? まぁ、本人が良いなら良いのですが。そしてデイジーは今度は格好良い王子様が欲しいとか言い出しました。先は読めますが、まぁ、勝手にしてくれい。
 お城の中にある壷からレオンの魂は解放したのですがもう一つ、レオンの体がどうしても見付かりません。レオンは城内の何処かにある筈だと言いますが隈なく探索したつもりです。もしかしたらアーベントを次の段階に進めないと駄目なのかしら?
 取り敢えず移民の町から離れて、天空城に行ってみました。デスピサロは討伐した筈なのに話の内容は進行していません。それは他の場所も一緒でEDで人人が戻ったサントハイムには一切の人気が無く、勇者が育った村も廃墟のままでした。当然ながらシンシアの姿はありません。デスピサロを斃して平和な世界から始まるのではないのですね。どうやらまた魔界へと旅立つ必要があるようです。

レベル
ミオ:35 ライアン:37 ミネア:37 マーニャ:36
09.05.07


第二十七回

 取り敢えずもう一度デスピサロの元に行ってみました。此処から枝分かれするのかなと思って話しかけてみたら戦闘になってしまいます。疑問に思いながらも勝利した後の展開が変わるのだろうと信じて戦い続けました。前回とレベルに変化が無いので楽にもならずに多様な流れで戦闘勝利です。するとエンディングが流れ・・・あれ? むむむ、これは違うみたいです。別に最後まで見ても良かったのですが時間が勿体無いのでリセット。
 はてさて、冒険の書の表記は第6章になっていますが、一体どうすれば良いのかしら。沈思黙考しても答えは浮かばないので歩き回るしかありません。
 そして暫くの後・・・成程、ゴットサイドの祭壇に行けば良かったのですか。理解るか、んなもん! はぁ、此処までで豪い消耗しましたよ。がっくし久し振りのプレイなのに進展が無かったの、ってミオさんはミオさんはしょぼーんとしょ気てみたり。

レベル
ミオ:35 ライアン:37 ミネア:37 マーニャ:36
09.05.10」


第二十八回

 新たな地へいざ進まん! ゴットサイドに空いた大穴にえいやと飛び込みました。その先に広がるのは所謂隠しダンジョンです。
 隠しダンジョンだけあって登場するモンスターも強力で中中の苦戦を強いられました。印象的なモンスターが多数なのでその感想は後述します。途中で小さなメダルを拾ったので一度帰還してグリンガムの鞭を貰いました。これはミネアに装備させます。火力が増して多少は戦闘が楽になりそうです。そして攻撃の効果が痛そうで良いですね。
 それから戻って来て進んでいるともうメダル王から景品は貰えないのに小さなメダルが手に入ります。景品の枚数きっかりしか用意されていない訳ではないのですね。まぁ、それだったら一枚でも取りこぼしたら最後の景品が手に入らなくなってしまうから救済処置と言う事でしょうか。
 何度も何度もリレミトで戻りながら少しずつ攻略していきます。途中で中の家具がやたらと巨大に作られた、擬似的に主人公が小さくなった様な感覚の宿屋がありました。そっくりな形状のマップが続くのと相俟って意図の不明な構成です。果たして如何なる意味があるのかしらん?
 何処だったかで幸せな靴を拾いました。最初はレベルアップが遅いミオに装備させようかとも思ったのですが、何か余りにも便利なアイテムなのでちょっとずるい気がしますなぁ。それに一人だけぐんぐんレベルが上がって差が出ても嫌なので袋行きになりました。でも実際のところ、幸せの靴をこの辺りのレベルで装備していると、目に見えて他と差が生まれるものなのかしら?
 更に先に進んでいくと外に出られ、教会でセーブする事が出来ます。しかもこの場所が『なぞの教会』としてルーラの目的地に登録されたので、一息吐く事が出来ました。限が良いのでこの辺りで終わりとしましょう。ダンジョンの長さは大騒ぎするほどのものではないのでしょうが、敵が強いので実際以上に長く感じられますね。最後に以下はこのダンジョンで出会ったモンスターの雑感です。
パンドラボックス:単なるトラップモンスターと警戒せずに戦ったのですがこれが異常に強かった。油断も原因でありますがあっと言う間に全滅させられました。油断さえせず最初から全力で戦えば勝てない相手ではありませんがそのタフさには驚かされます。
サンダーサタン:レッサーデーモンの色違い。他の幾つかのモンスターにも言えますが、この隠しダンジョンに登場するモンスターデザインは多くがオリジナルのIVよりも後に生み出されたものです。だからか旧来のモンスターから浮いていますね。何となくデザインされた時代が透けて見えます。
じごくのばんけん:猛烈な攻撃力に手間取りました。見た目が中型なので舐めて掛かったら痛い目に遭います。
ランガー:動きが格好良いです。特にマホカンタを放つ際の動きはヒーローもかくやです。
にじくじゃく:見るからに強そうです。激しい炎はフバーハで軽減が出来ますがベギラゴンには対処が出来ません。
オーガキング:こごえる吹雪が予想外でした。直接攻撃による画面の振動が他よりも長いので重たい攻撃に思えます。
ギガントドラゴン:中中の強さですが、見た目や動きが格好良いので恐怖よりも嬉しさを感じ、ついつい斃すのは後回しになります(笑)。

レベル
ミオ:37 ライアン:38 ミネア:38 マーニャ:37
09.05.11


第二十九回

 昨日は書き忘れてしまったのですがミオがレベル37になった時にミナデインを覚えました。そう、勇者専用の呪文であるデイン系の最高位に位置するあの呪文です。戦闘に参加しているメンバー全員のMPとターンを要して放つのですが、ばらで攻撃した方が明らかに多くのダメージを与えられると言う事で使う人の先ず居ないあの微妙なミナデインです。その不人気なところがミオさんは大好きです(ぉ しかし仮にも勇者最後の呪文なのにどうしてこんな使い勝手の悪い性能にして、しかも作品を重ねても改善されないのでしょうか。これでは割に合いません。単純に威力を上げろとは言いませんが、例えば勇者の呪文なので魔王が相手だと通常よりも効果が高くなるとか、もう少し使いたくなる様な要素が欲しいものです。とにかく覚えたので一度雑魚相手に使ってみようと思ったのですが、何故か使えないと言われました。はて、と首を傾げて、ライアンのMPが0なのが原因だと言う事に気付きました。これでもミナデインの使い辛い点ですよね。MPが0の仲間が主力だと使えません。とにかくその場限りメンバーを変更して使ってみました。うん? いあ、別に感想はありません。特別格好良くも悪くも無い普通の演出でした。
 偶然に移民の町――今は移民の城と言うべきか――の地下に行く隠し階段を見つけて、レオンの体を解放しました。こんな所に隠してあったのか。復活したレオンに会うとお礼と称して小さなメダルをくれました。うわ、要らねぇ。レオンもこんなものと言っていたので期待してはいけなかったのかもしれませんが、それにしてもがっかりです。もう景品が貰えない状態だと小さなメダルほど要らないものはありませんね。しかも手に入る機会がそれなりにあるのが余計に腹が立ちます。ところで移民の町のイベントは、レオンを復活してこれで終わりですか? 壷の魔物も甦って戦ったりしないのですか? うん、きっと第六章をクリアしたら進行するのですよね。そうに違いありません。
 謎の教会に行くのはきょうかい?
 雑魚モンスターに苦戦しながらぷっぷくぷーと進んでいます。途中で超が付くほど白白しくエビルプリーストがロザリー殺害を企んだ事をばらすスライムが居ました。
 そして奥では言い争っているエッグラとチキーラが確認出来ます。しかしギャオース如きに死を覚悟する現状ではとてもではありませんが勝てるとは思えません。火山の奥に飛び込むと元の世界に戻れると言われたのでその言葉に従って帰りました。適正レベルが理解りませんが少しレベル上げしてからまた来るとしましょう。

レベル
ミオ:38 ライアン:39 ミネア:39 マーニャ:38
09.05.12


第三十回

 レベル上げに邁進してミオ、ライアン、ミネア、マーニャの順に41,44,42,42まで上げました。これなら大丈夫だろうとエッグラとチキーラに挑戦です。
 それにしてもエグチキは、『鶏が先か、卵が先か』をモンスターに仕立てたと言う意味では面白いのですが、これまでの隠しボスと比べると随分と風変わりですよね。これまでの隠しボスはシリアスな恐ろしい魔物でした(VIIの神様はシリアスとは言い難いかも知れませんが、ストーリーに密接に関わっています)が、エグチキコンビはそれらとは一線を画しています。どういう経緯で生み出されたのか気になりました。
 肝心の戦いですが快勝とはいきませんがどうにか勝てました。クリフトを入れていないのでベホマラーとスクルトが無いのが痛かったのですが、レベルが高いからか撃破成功です。
 エグチキをやっつけると褒美と称して世界樹の花を咲かせてくれましたが、別にこれは千年に一度咲くのですからこの二人は関係がありませんよね? それとも先頃を教えてくれたと言う事でしょう。
 世界樹の花を手に入れてこれで誰かを生き返らせるかと言う話になりましたが、よし、マスタードラゴンに殺されたミオの父親を生き返らせよう(ぉ お墓の前に供えれば良いのですよね?
 そんな勇者の純粋な願いも虚しく、世界樹の花はロザリーを生き返らせるのに使われてしまいました。勇者の何と可哀相な事でしょうか。
 生き返ったロザリーがついてくる事になったのですが、どういうわけだかそれと入れ替わる様にドランが天空に帰ってしまいました。戦闘で使う事もありませんでしたが勝手に居なくなられるとそれはそれで何か嫌です。
 ロザリーを連れてデスピサロの元に赴くと、ルビーの涙の効果で進化の秘法が解除されました。そしてピサロが仲間になります。
 PS版IVが発売される前にピサロが仲間になると知った時はそれはそれは喜んだものです。クロトリの魔王然り、こういう格好良い敵を自分の手で操れると嬉しいものです。しかしそれから数年の後、即ち今なのですが、少し気持ちが変化しました。何と言うか、ピサロは救われてしまうと台無しな気がします。それか仲間になったら、モンスターズ2に登場したオリジナルモンスターのサイコピサロに変身して欲しかったです。あれは全ての記憶を取り戻した姿だそうですから、現在の展開に巧く合致しているでしょう。モンスターズで新たなモンスターを生み出すのならそれきりではなく本編にも活かして欲しいものです。

レベル
ミオ:42 ライアン:44 ミネア:43 ピサロ:35
09.05.13


第三十一回

 ピーちゃんのステータスを見たら最初から幾つも呪文を覚えていました。しかも中には渇望していたベホマラーまであります。これは嬉しい。更にはIVには無かった特技のムーンサルト、ドラゴンぎり、まじんぎりまで覚えていて、攻守共に完璧です。しかも初期装備がゾンビメイルである事からも理解る様に、呪われた武器や防具をノーリスクで装備可能と言う反則振りを見せ付けてくれました。これは、と袋から皆殺しの剣と魔神の鎧を取り出して装備させます。皆殺しの剣は見た目が格好良いのですが呪われていて使用機会がありませんでしたからね。
 ピーちゃんを連れて世界を回っていると、時たまロザリーが出て来ます。ロザリー昼に行くと言っていましたが、実はずっとついて来ていたのですね。
 一通り見回してからデスパレスに行きました。エビルプリーストが居るとしたら此処でしょう。変化の杖を使って魔物に変身すれば色色な話が聞け、どうやら魔物も変わらずデスピサロに忠誠を誓っている者と、クーデターに成功したエビルプリーストに従う不届き者とに別れるみたいです。こうやって話を聞くとエビルプリーストに如何に人望が無いか、そしてデスピサロが今でもどれだけ慕われているかが分かって気持ちが良いですね。
 待ち構えているのはエビルプリースト、そう第六章のラスボスです。しかしこれは納得が出来ません。エビルプリーストはロザリーを殺すだけでは飽き足らず、デスピサロからラスボスの座まで奪う気か! これではデスピサロの立場と言うものがありませんよ。ピサロが仲間になり自分で使える様になるのが嬉しい反面、ストーリーが改悪されピサロがラスボスにすらなれず、エビルプリーストが器の小さな魔物に成り下がってしまう、認め難いです。
エビルプリースト「見せてやろう。究極の進化を極めた このわたしの 新たなる姿を!
 ダサ。言い放ち進化の秘法を使ったエビルプリーストの姿はデスピサロ第四形態の色違いです。緑一色のデスピサロに対して白と紫の組み合わせは綺麗ですが、腕が無く腹部に不気味な顔が蠢いている姿で嘯かれても反応に困ります。デスピサロが第四形態になった時はこの顔のきょとんとした表情が寧ろ可愛く見えたのですが、最初からこんな姿で来られてもそういう好印象は持てませんね。ピーちゃんの加入で戦闘は大分楽になり、体感的には苦戦したと思わないままエビルプリーストが変身しました。今度は巨大な腕が生え脚が生え変わる、デスピサロで言う第六形態の色違いです。それでも攻撃続けダメージを重ねると、更なる変身を始めます。デスピサロと同じモーションで変身するので神神しい光が降り注ぐ中で、宙に浮かび・・・って、ぶつかるぶつかる! 天井が低いのでぶつかりそうですよ!? これで頭が生えたら確実に変身した瞬間に頭ごっつんしてしまいます。そんな心配を余所にエビルプリーストは強引に変身を遂げました。白いデスピサロ最終形態です。デスピサロならこれで終わりなのですが何とエビルプリーストはもう一段階の変身があり、その白い最終形態から更に色が変わり今度は黒くなりました。これもまた格好良いです。何か白も黒もデスピサロより格好良くてずるいです。デスピサロがこの姿に変身して欲しかったです。
 最終形態も斃すとエンディングなのですが、台詞の一部が異なるだけで基本的には第五章のエンディングと変わらないのですね。ロザリーヒルでピーちゃんとロザリーが平和に暮らしている描写は嬉しいのですが、その他に変化は無いので些か退屈です。そして多くのゲームがそうである様に、ドラクエも全クリ後にセーブが出来ないのですね。諸悪の根源が滅され、平和になった世界を堪能したいので、この方式は余り好きではありません。クリアしても再びデータを開くと未だボスが生きていると言うのが少し虚しいです。

レベル
ミオ:44 ライアン:46 ピサロ:37 ミネア:45
09.05.17


第三十二回

 エグチキコンビを斃す度に褒美が貰えます。間にステテコパンツやら世界樹の葉やら妙なものが混じっていますが、最終的にピサロ最強装備の魔界の剣、魔界の鎧、魔界の兜、魔界の盾が揃いました。リメイク版で追加されたこれらですが、その性能はずば抜けております。益益天空装備の影が薄くなりました。
 ミオがレベル50になった時にギガソードを覚えました。見慣れぬ呪文(特技)ですがリメイクでの追加でしょう。使ってみましたが驚くほど強いと言うわけではありませんね。何でこんな中途半端な特技を追加したのでしょうか。同じリメイクで追加するにしても、既に存在しているギガスラッシュにすれば良かったのに、と思ってしまいます。まぁ、エグチキコンビとの戦闘で多少は所要時間が短くなるでしょうから、全くの無意味ではありませんね。
 エグチキから褒美を搾り取れるだけ搾り取ったら、最終的に絵の中から裸体のおっさんが出て来ました。エグチキコンビも驚いていますがあんたらも知らなかったのですかい。絵の中にある物を取り出すと言う摩訶不思議な能力を持つ二人なのに、絵の中に居た人の事を知らないとは不思議な話です。そしてもう一つの驚愕すべき点は、その絵の中から出て来た人物の名前です。何とG・ピサロを名乗っております。それ以外の情報が全く無いので正体は不明ですが、名前からするとデスピサロの血縁者――しかも単純に考えれば父親――とするのが妥当でしょうか? その父親と言う推測を前提にして言いますが、彼が魔界の王としての役割を全うしてくれればピサロがロザリーと死別したり、エビルプリーストに裏切られたりする事も無かったのではないかと思います。そう考えると何やら怒りが沸沸と湧いてきますね。
 G・ピサロに移民の町を教えると其処に向かったので、此方も彼を探しに行きました。マーリブ城は無駄に広いのでこういう時に面倒ですが、探し回って漸く見つけました。そして話しかけると今度はクインローザを名乗っていて益益理解が追い付きません。別人だとすると・・・彼、いえ彼女は、デスピサロの母親?(ぇ ・・・ピサロ、可愛そう。
 これで一通りのイベントはこなしたと思うのですが、移民の町に変化はありません。もしかして、もしかしなくても、これで終わりなのですか? 壷の魔物は? 過去の存在したと言うだけで戦ったりはしないのですか? 拍子抜けと言うか何の為の設定だったのか、と唖然とします。もしかしてDS版のVやVIに連なるのでしょうか。
 ライアンが「さて行き場を失いましたな・・・・・・。」と言っていたので本プレイ日記もこれで幕とさせて頂きます。此処までご覧頂きありがとうございました。

レベル
ピサロ:46 ミオ:52 ライアン:57 ミネア:46
09.05.24