ジェノの系譜
〜3〜


 バーサークフューラーは、ライガーゼロと同様、CAS対応機種として登場した。
 そしてその、最初のCAがシュトゥルムフューラーである。シュトゥルムフューラーは、背部に巨大なシュトゥルムブースターを装備、肩部にはアクティブシールドユニットを装備し、最高速度、格闘能力を上昇させている。そのスタイル、コンセプトは、さながらジェノブレイカーの様である。

 シュトゥルムフューラーの最高速度は、時速450kmである。尋常ではない数値である。何故にかのような数値になったのか、全くの謎ではあるが、ひょっとすると最高速度が速ければ強い、と言う子供の様な考え(暴言)を持っているのではないであろうか。うむ、我ながら素晴らしい考えである。

 この機体の肩の盾は、紅い。他の部分が殆ど紫なのに、肩だけが紅い。一部では、統一性が無く、似合わない、と言った声もあるが、私はこれで良いと思っている。何故か、一部の方は察しがつくかもしれないが、レッドショルダーだからだ(謎)。

 因みに、本機はGBAソフト『ゾイドサーガ』にも登場している。その気は、恐らく試作段階であっただろうと思われるタイプで、頭部にはレーザーチャージングブレードが装備され、各部の形状も微妙に違う。最高速度も、360km/hに落ち着いている(それでもかなりアレな速度ではあるが)。
 同ソフトには他にも、商品化には至らなかった砲撃戦仕様『ヤクト・フューラー』、ゼネバスの名を冠し、最高速度700km/hと言う更に驚異的な機体『バーサークフューラーZ』も登場している。これらの機体も、是非とも商品化してほしいところではあるが、どうだろうか。

 最後に余談ではあるが、シュトゥルムフューラーのバトストでの大きな活躍は未だ無い。今後、本当に活躍してくれるのか疑問ではあるが、期待したいところである。


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