第29回:宇宙、それは、完成された世界観の王道? 宇宙兄弟映画公開記念。「SDI」

  ヴァル:「全国の天体ファンの皆様、アロハ〜♪ 今宵は
     宇宙の神秘に触れましょう。案内役のヴァル=
     ヴァラです。」
カレン:「やっほ〜い♪ カレン・・・・というかヴァルさん、
     何ですかソノ強引なフリは? ゲームじゃなくて宇
     宙って、どういう事ー!?」
ヴァル:「ホホホ。勿論、ゲーム紹介ですよ。題材的に、宇
     宙関係の話を織り交ぜてみようかと思いまして。」
カレン:「そういえば最近、宇宙飛行士が題材の漫画増え
     てませんか? 絶賛上映中の実写映画と、先月か
     らTVアニメ放送中の“宇宙兄弟”、週刊少年ジャ
     ンプの“ST&RS”、週刊少年マガジンの“スターチ
     ルドレン”、後ろの二つは既に終わってしまいまし
     たが、宇宙ブーム?_?」
ロ カ:「やっぱり、日本人宇宙飛行士の活躍が背景に
     あるのでしょうカ?」
ヴァル:「日本人で初めて宇宙飛行したのが秋山豊寛さん
     で90年です。それから二十余年・・・現在では時々
     TVに出る様になりました。毛利 衛さんなんて有
     名でしたね。」
カレン:「スポーツ選手とかも最初の一人、ノモさんとかカズ
     さんとかは物凄く話題になったけど、何人も出て
     くると
ソレが普通になっちゃいますね。」
ヴァル:「カレンちゃん、ゲームばかりしてないでアナタも目
     指してみたら? 宇宙飛行士。」
カレン:「え〜! かけ算もロクに出来ないカレンじゃ無理
     だし〜、それに勉強なんてメンドクサいし…」
ヴァル:「く…この子は。」
カレン:「食べても美味しくなさそうだし〜。」
ロ カ:「ぃやぁの…そもそも食べれませんから ^^;」
ヴァル:「私が小さい頃…7〜8歳とかですと、クリスマスプ
     レゼントで欲しい物ランキング上位は地球儀・天
     体望遠鏡・顕微鏡
とかでした。最近はゲームや
     自転車とかが台頭してるらしいですが。うーん、カ
     レンにもそういうのが良かったみたいですね…
     少時に、お古のゲームギア
は無かったかな、と
     反省してます。」
ロ カ:「…はぅうっ! 運命の分かれ道デスカ?! ^^;」
カレン:「は〜、ヴァルさんにも子供の頃なんてあったの
     です?」
ヴァル:「そりゃあ、ありましたとも、当然です!」
カレン:「え〜と、 それって、半世紀くらい前のはなs…」
======ごちっ!(クリティカルヒット)======
カレン:「ふぎゃ! 痛い〜 ><」
ヴァル:「半世紀とは失敬なっ! …どうやらアナタには教
     育が必要の様です…。」
カレン:「…ひ〜ん (T_T)」
ロ カ:「ま、まぁまぁ ^^; ところで宇宙っていうと、ゲーム
     界のクラシックなタイトルは、宇宙が舞台のが多
     かった
と記憶してマス。」
ロ ボ:「往年の大ヒット作、あのインベーダーも正式名称
     は“スペースインベーダー”ダス。」
ロ カ:「取り敢えず宇宙で戦うのが基本だったのデショウ
     カ…。」
ヴァル:「当時のスペックでは、そのほうが都合が良かった
     のではないかと考えます。 画面に表示出来るモ
     ノ自体、かなり限られていたので、黒バックに色付
     きのドットを散りばめるだけで、宇宙は表現出来ま
     したから。 また、背景は無くて、おまけにバックが
     黒一色ゲームが殆どでしたので、何もしなくても宇
     宙ぽいイメージに映ったのかも知れません。」
カレン:「最近のってむしろ、タイトルに“スペース”入ってま
     せん。“スペースチャンネル”にしても、最初に出
     たのは随分前だしー。」
ロ ボ:「ファミコンでは、コトブキシステム(ケムコ♪)から
     “スペースハンター”というアクションRPGがあった
     ダス。」
カレン:「それ、ギャルゲーじゃん! このエロロボ!」
ロ ボ:「…ギャルと言っても、色気ゼロの小さなドット絵
                           ダスが…。」
ロ カ:「映画では色々あります。やっぱり
             “スターウォーズ”でしょうか。」
ヴァル:「もう予想していると思いますが、今回紹介するゲ
     −ムは、宇宙感タップリのソフトです。」
 
カレン:「へっへ〜♪ カレン、分かっちゃった〜アレでしょ
     アレ? 君は、ショウウツーを感じた事はあるかっ!
     っていう、漫画が原作の。」
ヴァル:「いやソレ、聖闘士星矢ですからっ! 小宇宙
     書いてコスモと読むのです。」
カレン:「あれれ、違うの?」
ヴァル:「今回紹介するのは、セガの“SDI”です。」
ロ ボ:「久々のマーク3ソフトだす。」
ロ カ:「プレステ2のセガエイジズでも出てました。」
カレン:「えすでぃあい? 何ソレ? 知らな〜い。」
ロ カ:「ぁ、ハイ。SDIは87年にアーケード用タイトルとし
     て登場し同年、セガの家庭用ゲーム機であるセガ
     マーク3/マスターシステムに移植された、少し変
     わったシューティングゲームです。」
カレン:「あれ? 移植が早くない?」
ヴァル:「はい、アーケード発売からわずか半年のスピード
     移植です。 地味に気合はいっていた模様。 ^^;」
ロ カ:「かつて、米国アタリ社が製作した“ミサイルコマ
     ンド”
の流れを汲む、撃ち落し系(?)ゲームでし
     て、操作系統が個性的でした。アーケード版、いわ
     ゆるレバー+ボタンではなく、先端にボタンが付
     いたスティック+トラックボール
です。」
ロ ボ:「…! なんと、トラックボール(以下TB)とは、ゲー
     ム界のロストテクノロジーだす。」
カレン:「あの〜、ロボ、TBってなぁに?」
ロ ボ:「マーブルマッドネスやテクモのサッカー等、ごく一部
     のゲームにのみ採用されていた、ボール式インタ
     ーフェイス
で、玉を転がして操作するのダス。 
     PCのマウスって今では光学式で、赤外線やレーザ
     ー光、青色LED等を照射して位置を割り出す方式
     (トラッキング)ダスが、以前はボール式で、物理的
     にボールを転がすことで内部のローラーが摩擦で
     回転し、それでマウスカーソルを動かしていたの
     ダス。 丁度、そのボールマウスを逆さまにして、
     ボール部分を大きくしたものを指で転がす様な感
     じなのダス。」
ヴァル:「あまり一般的とは言えないですが、トラックボール
     式のマウス
、今でも販売してます。PCパーツ屋
     や大型電気店でないと取り扱っていないので、郊
     外型大型店舗、ナントカ電気にあるかどうか…。」 

ロ ボ:「一応、家庭用ではファミコンとマーク3用のTB、発
     売されていたダスが、対応ソフトは少なかった様
     な記憶が…」
ヴァル:「マーク3用のは、対応ソフトがたったの一本きり。
     事実上、スポーツパッドサッカー専用デバイスと化
     していて、全く流行りませんでした。 ファミコンと
     て数本きりで、両機のユーザーにさえ、その存在
     はあまり知られていませんでした。 ^^;」
カレン:「はぁ、“ツインスティック”とか“ガンコン3”も、そ
     んなんでしたネ。」
ロ カ:「アーケードで、特殊コントローラーのゲームって、
     最近は音楽やカーレース等の大型筐体モノしかア
     リマセンネ。 昔は、SNKの“怒”では“ループレ
     バー”
、ブロック崩し系では“パドル”、ナムコの
     ホッケーゲーム“フェイスオフ”では“ツインス
     ティック”等、イロイロありましたが…やっぱり、専
     用コンパネは大変だったのでしょうか。」
ヴァル:「そんな本作ですが、マーク3版は十字キーですか
     ら、難易度は上昇、しては、いるのですが、バラン
     ス調整に苦労したみたいで、プレイ感覚が変わっ
     てしまいました。」
カレン:「どんなゲームなの?」
ロ カ:「敵攻撃からの防衛を目的としてまして、敵機とミサ
     イルを全て撃ち落すゲームです。落とし損ねたミ
     サイルは防衛地域のダメージとなり、画面に表示
     されたメーターが防衛地域の耐久力で、これが
     無くなるか、自機が全滅するとゲームオーバー
     です。基本、飛来するミサイルと敵衛星を狙って
     撃つ、ガンシューティングゲームにやや近い
     
印象です。」
 
  カレン:「これ、自機と照準の両方を操作するんだー。成る
     程、それでゲームセンターではスティックとボール
     だったのですか。 じゃぁ、マーク3では
                       どうなるの?」
ヴァル:「十字キーだけと、ボタン押しながら十字キーとで自
     機移動と照準移動を切り替えるカタチで、もう一つ
     のボタンで弾を発射します。」 
カレン:「モトは両手操作だったのですか、そういうのって忙
     しくて大変なのでは?」
ロ ボ:「“イシターの復活”やシューティング等で一人で二
     人同時プレイするツワモノ
も居るダス。」
カレン:「クレイジークライマーだったら良いのですが、左右
     別々に操作するなんて、カレンには無理〜 >< 
      かと言って本作の切り替え式だと、敵への対処
     が遅れそうです。」
ヴァル:「本作は密かに、コントローラーパッドを二個つな
     いで、両方同時操作も可能ではあるので、変則
     的な二人協力プレイが可能
です。」
カレン:「へ〜、そーなんだ。 アクションゲームの協力プレ
     イと違って、なんか新鮮かも。」
ロ ボ:「新鮮とは凄いダス。25年近く前のゲームダスよ?」
ロ カ:「でも本作って、古いハズなのに、それとなく古さを
     感じさせない雰囲気がありませんか?」
ヴァル:「多分それ、他と競合していないからではないで
     しょうか。 ガンシューティングっぽくはあれど、自
     機の存在が良い感じでアクセントになっていて、
     似ている作品が他にありそうで意外と無い。 それ
     にキャラデザインや世界観がリアル系です。 ディ
     フォルメされた絵というのは案外、その時代そのジ
     ダイの流行に直結しがちですから、古くなるとダサ
     く見えたりします。そういうのが本作には無いので
     す。 今みてもグラフィックは綺麗(個人的主観w)
     ですし、BGM、SEもセンス良いです。」
ロ ボ:「本作、音質がイイ感じダス♪ …! ナルホド、
      公式FM対応ソフトだしたか。」
カレン:「公式FM対応… ?_?」
ロ カ:「マーク3はFM音源を追加するサウンドユニットが発
     売されましたが、対応第1弾である“アウトラン”の
     箱には、FMマークが付いてませんでした。」
カレン:「本当だ〜 SDIの箱にFMって書いてある。 イマド
     キのゲームの音に比べると、きっとかなり貧弱な
     んだろうけど、雰囲気は良いですコレ。」

ヴァル:「ファミコンやマーク3、いわゆる8ビット機の頃は
     性能が低かったので、アーケード移植する際、そ
     のままもってくるのは不可能でして、ドコを残してド
     コを切り捨てるか、どんな風にアレンジするかが
     鍵でして、無駄を極力省き合理化されて完成した
     プログラムは、完成したパズルの様に美しいみた
     いです。 開発者さん達の苦労が味付けされて生
     み出されたゲームの中には、古くとも今でも凄い
     ものも存在します。」
ロ カ:「ワタシは、性能や環境は優れていたほうが良いに
     決まっている、と考えてしまいますが。」
ロ ボ:「ふっふっふダス。 まだまだ甘いダス。 制約があ
     るからこそ燃えるのダス。 創意工夫が生まれる
     のダス。 チミは性能でこそ、我輩よりもチョビット
     だけ上みたいダスが、そんな事では立派なポン
     コツに
なれないのダス!」
カレン:「ちょっ! 自分でポンコツ言ってるよ、コレ ^^;」
ロ カ:「…はぁ。」
カレン:「それに、何でも出来るよ、何してもいいよって言
    われると、何していいか分からなくなっちゃうし〜♪」
ロ カ:「……………」
ロ ボ:「未成熟だからこその良さもあるのダス! 発育中
     のソレは、もう…なんとも…はぁはぁダス。」
カレン:「カレンは、頭自体が8ビット級って評判だよ〜♪」
ロ ボ:「 ダス! 」
カレン:「へへ〜♪」
ロ カ:「……何デスカ、この人達…。」
 
  ヴァル:「ゲーム内容が少し変わっていて操作も大変なだけ
     に、始めは敷居が高いと思われそうですが、慣れ
     てくると遊び応えが出てきます。敵の出現は完全
     に位置固定式
なので、ガンシューティング同様、
     位置を覚えて進むタイプの内容です。見てから反
     応するアドリブプレイではクリアは相当難しいです。
     自機が画面中にいるので、敵キラー衛星からの攻
     撃をかわすのが大変で、撃ってくる弾だけでなく
     接触死も回避しないといけません。」
ロ カ:「アイテムも出るのですか、コレ。 攻撃をかわすだ
     けでなく、アイテム回収に有利な位置取りも必要
     なのデスカ。」

ヴァル:「本作って、案外、安全地帯が存在します。」 
カレン:「…! それはイイ事聞いちゃった〜! 楽勝?」
ヴァル:「いぇ、高難度です。 というのも本作、普通のシュ
     ーティングと違って自機の攻撃、弾速が遅くて、弾
     自体に攻撃判定はありません。 攻撃ボタンを押
     すと自機から照準に向かって弾が発射されるので
     すが、着弾して爆発します。その爆発部分のみ
     が攻撃判定
ですので、敵が現れても、サッサと
     倒す事が出来ません。 攻撃だけでなく、自機と
     照準の移動速度も遅いですし。」
ロ カ:「イマドキの縦スクロールシューティングみたいに、
     無制限に弾を撃ちまくれるのではなく、敵の位置・
     軌道とコチラの位置・弾速から予想し、狙って撃
     たないといけないのですか、どことなくパズル要素
     も含んでいるみたいデス。」
ロ ボ:「特に全体的に速度が遅いだけに、自機と照準の
     位置関係で、発射⇒着弾する所要時間が大きく
     変化するのダスね。 コレはなかなか、テクニカル
     なゲームだす。」
カレン:「うあ…カレン、絶対苦手だコレ…。」
ヴァル:「ホホ。その辺りが本作の最大の魅力でして、敵が
     出たから撃つのではなく、弾を“置いておく”感じ
     になったら楽しくなります。」
カレン:「は、はぁ…アタマがプスンプスンです。 ^^;」
ヴァル:「本作、各ステージ二部構成で、前半は強制横スク
     ロールするオフェンス(攻撃面)、後半は一画面固
     定のディフェンス(防御面)からなります。」
ロ ボ:「アメフトみたいダス。」
ロ カ:「は〜…この時代のゲームって容量も少ないですし、
     ボリューム的に難有りと思ってばかりいましたが、
     本作、意外と言っては失礼ですが、かなり色々と
     詰め込んであるのデスネ。」
ヴァル:「私的に本作って、マーク3ソフトの中でも五本の
     指に入る名作だと思います。」

カレン:「うっわ! ベスト5入りって凄くない? だってマー
     ク3って、最近のハード程に沢山ソフトでなかった
     とはいえ、当レトロコーナーでも取り扱ったスペ
     ハリ、ファンタシースター、ファンタジーゾーン2、ア
     レックスキッドとかがあった訳じゃない! そのへ
     んと同格って事ですよ?! 知名度低いのに…。」
ヴァル:「ほほほ。 (^^)♪」
ロ ボ:「本作、移植の際に容量節約の為、BGMが削られ
     てたったの1曲になったのダスが、それでも決し
     て物足りなさを感じないあたり、良いセンスしてい
     るダス♪」
ヴァル:「というワケで本作は、ゲーム内容に独創性が高く、
     宇宙を舞台にした世界観は良くまとまっており、少
     ない容量のカセットで、よくぞここまで作り込んだ
     ものだと感心する位、遊びごたえ充分の名作です。
     今ならプレステ2のセガエイジズでマーク3版+ア
     ーケード版が両方遊べますし、マウス対応なので
     操作性向上、加えてゲームがもう一つ、アーケード
     版“カルテット”とそのマーク3移植版“ダブルター
     ゲット”も入っていてお得です。非常に地味で知名
     度は低いので知っている人はあまり居ないと思い
     ますが、オススメです。」
カレン:「当レトロコーナーではこれまでにも何本か、古い
     けど古臭いどころか新鮮、というゲームを紹介し
     てきましたが、本作も素敵です♪」
ヴァル:「本作ってもしかすると、操作体系的にみて、タッチ
     パネルと合うかも知れませんね。 3DSやVITAで
     リメイクしたらイケそうですが、如何でしょうか? 
     宇宙兄弟人気にのっかって、今のうちに…。」
 
  ロ カ:「ところで、あの…本作で一つだけ気になったの
     デスガ…。」
ヴァル:「ホワッツ?_? 何かしら?」
ロ カ:「本作の約一年後とはいえ、折角TBコントローラー
     を出したのですから、何で対応させなかったので
     しょうか?」

ヴァル:「は、あはは。 何ででしょうか〜 ^^;」
ロ カ:「当時は今みたいに、ネットワーク経由でアップデー
     トとかではなかったデスガ、存在的にあまりにも
     勿体無いと言うか…」
ヴァル:「…ぁ、う、うん。 そうです…ね。」
ロ カ:「マーク3って、3Dメガネやパドルコントローラーも
     対応ソフトが異様に少なかったデスヨ? TBなん
     て、スポーツパッドサッカー対応、ではなく専用
     
って、どういう事デスカ?」
ヴァル:「…ぁ、アレですよ! 初代XBOX用ソフトで“鉄騎”
     
という、高価で巨大な専用コントローラーを使うソ
     フトもありましたし…そう、あんな感じです。」
ロ ボ:「ノーーー! 鉄騎は漢(オトコと読むw)の魂ダ
     ス! コダワリの象徴ダス! マーク3のTBみた
     いな、唐突で安直に発売しちゃったシロモノと一緒
     にしてはいけないのダス! おっきな御友達に怒
     られるダスよ!?」
カレン:「ほぇ? おっきな御友達って何? ドナタ?」
ロ ボ:「ギクッ! き、気にしてはいかんのダスw」
ロ カ:「つまりその、良くも悪くもセガって昔から…。」
ヴァル:「…う〜ん、確かにその通りなんだケド… ^^; も、
     もしもレトロゲーム店でスポーツパッドサッカーを
     見かけたら、記念に保護して、あげて下さいな。
      …うぅっ… セガの武勇伝はまだまだありまし
     て、ツインスティックとかフライトスティックとか釣り
     コンとか、先がないものばかり延々と…はぁ…。」
カレン:「わ〜っ! 二人ともストップ! ヴァルさんがネガ
     ティブモードに  ^^; …! そうそう、ハンドル
     のは良かったじゃないですか! デイトナUSA
     楽しかったYO〜♪」
ヴァル:「…ぁ…確かに、それはマトモなほうでしたね。へ、
     下手な鉄砲も数うちゃ当たるのですか。」 

カレン:「そうですヨ〜、ヴァルさん! セガの数少な…ゲ
     ホン!よ、良かった頃のセガを懐かしみましょ〜!
    さぁさぁ♪ このハンドルコントローラーを使って♪」
ヴァル:「…うん…そうね。   …あ”! それは!」
ロ ボ:「わ〜! カレンさんソレは、セガサターン用のでは
     なく、間違えて全機種版(SG-1000〜マーク3共用)
     のハンドルコントローラーだす!」
ロ カ:「で、伝説の。」
カレン:「あれれ? このハンドル壊れてるヨ! 振動し
     ない
し、操作感覚がぎこちないし。」
ロ ボ:「カ、カレンさん。 その時代はフォースフィード
     バック
なんて高度な機能は実装されていなかっ
     たのダス!」
カレン:「これ〜、硬くて動き悪い〜〜。 なんだかなー。 
      ヴァルさん、これって…」
ヴァル:「…は、はい、な、何でしょう。」
カレン:「車のハンドルを動かしているという感じが全くしな
     くて、その、配管とかのバルブを閉めてるみたい
     
なんですが…やっぱりコレ、壊れているんじゃ?」
ヴァル:「……! (がーーーーーーーーーん)」
ロ ボ:「ああっ! 言うにことかいてバルブとは…
                     もう手遅れダス。」
ロ カ:「や、やっぱり最後は… ^^;」
ヴァル:「トホホのホ〜 (T_T)」 
 

ナレーション:「今回はこれで終了です。当HPでは何回も触れてますが、音はゲームを構成する大切な要素の一つ。
         BGM自体の出来もさることながら、音質、音使いのセンス、音の演出は重要です。という事で次回は、
         耳に残る音に焦点を当てる予定です。 それではまた次回デ〜ス! バイバ〜イ♪」


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