第27回:月は、出ているかっ!?「LUNAR ザ・シルバースターストーリー」にみる世界観とシナリオの安心感
  ヴァル:「ゲームファンの皆様、アロハ〜! 今宵もまた、レ
     トロゲームの世界へ参りましょう。案内役のヴァル
     =ヴァラです。」
カレン:「カレンですっ♪ 今夜もヨロシクお願いしまーす。
     ・・・カレンは忙しいので、後はオマカセします。
                          それじゃっ!」
ヴァル:「って、コラァアアーッ! 職務怠慢は許しません!」
カレン:「え〜! だぁってぇえ、カレン、
        今やらなくちゃ死んぢゃいそうデシテ ^^;」
ヴァル:「あぁはい、はい、アレですね! 言わなくても分か
     ります、FF13-2の続きを遊びたいという事です
     ね。でもざぁんねん! このゲーム紹介が終わっ
     たら、好きなだけ遊んでてイイから。」
カレン:「今回ばかりは、このカレン、完璧に任務を遂行致
     します。 えと、今回紹介するのは●●●で、アレ
     がアレしてソレがコレで、ソウいうゲームなのです。
                        オススメで〜す♪」
ヴァル:「・・・・・・・・・・(-_-)ピクッ」
  ==ガシャコ!(ヴァルヴァラは愛銃を構えた)==
カレン:「ナレーションさん速くぅ〜! (嘘ナレ)それでは今
     回はこれで終了です。それではまた次回デ〜ス、
     ばいば・・
・ズギュゥゥゥン!(銃声)
ヴァル:「・・・チッ! 外しましたかっ!」
カレン:「あっぶなーい >< カレンを食べても美味しくな
     いデスヨ。 ^^;」
ヴァル:「働かない者、食うべからず! ここでエスケープ
      レたら夕食抜きですっ!」
カレン:「ぎゃふん >< カレンは、栄養摂らないとゲーム
     に集中出来ないのです。食事抜きは致命的です。」
ヴァル:「どうやらアナタは、オツムに栄養が届いていない
      みたいですネ。」
カレン:「ひぎゃん >< がっ、頑張りマース! さぁ始め
    ましょうさぁさぁさぁ、速くはやく〜!風よりも速く〜!」
ヴァル:「子供かっ!  ・・・観念しなさい。 ^^;」
カレン:「う〜〜〜。了解しました(ToT)」 
ヴァル:「では一応少しだけ触れておきますが、FF13-2っ
      てどんな感じですか?」
カレン:「まだ序盤ですが、今回はお楽しみ要素が大きい
                               です。」
ヴァル:「へえ、そうなんだ。例えばどんな事ですか?」
カレン:「仲間になるモンスターがいてイロイロと楽しめそう
     です。倒した敵が時折、モンスタークリスタルと言
     って、仲間になるのですが、前作の召喚獣は困っ
     た時の一撃必殺って感じでしたが今回は普段から
     連れ歩けて、モンスターも戦闘その他で入手した
     アイテムを使うと独自にレベルアップします。多分
     今回も強力な獣、バハムートとかオーディーン的な
     のは居るのかも知れませんが(未確定)、いつも
    一緒に戦えるというのは違った嬉しさがありますー。」
ヴァル:「するとやっぱりFFだしイマドキだし、入手がレアな
     敵とかもいたりして、フルコンプを目指すゲーマー
     には、楽しくも深い世界になりそうデスネ。 ^^;」
カレン:「そうそう、最初は弱かったのに育てると豹変する
     エネミーとかもいそうですよね、毎度お馴染みです。
     というかー、やり込み要素がないFFなんて、RPGな
     んて駄目です。」
ヴァル:「今でこそRPGは人気ジャンルになりましたが、
               初期の頃は賛否両論でしたよ。」
カレン:「ほぇ? そうだったの?」
ヴァル:「それまでのゲームって、アクションやシューティング
     が中心でしたので、自キャラを直接操作するのが
     普通でした。 ところがRPGやシミュレーションは、
     大雑把にいうとパラメータとのニラメッコでしたか
     ら、馴染めない人もいたようです。」
カレン:「そのへんのジャンルは、PC用ソフトとして誕生、
                   進化してきたのでしたね。」
ヴァル:「データ量が多いジャンルである、という感じで捉え
     ると、ファミコン時代は限られた少ない容量の中で
     表現されていましたから、コンシューマ(家庭用ゲ
     ーム機)よりも容量や性能に優れるPCで主流だ
     ったのは、考えてみると自然の流れです。」
 
 

ロ ボ:「今でこそ、Windows搭載PCなんて、そこらじゅうに
     溢れてるダスが、PC−ハチハチやキュウハチの
     頃なんて、価格は高価で内容的にも難しくて、子供
     が持てる品ではなかったダスから。RPGはローグ
     やウィザードリィ、ブラックオニキス等が、シミュレ
     ーション
はシステムソフトの大戦略シリーズ、光栄
     の三国志、信長の野望あたりが人気ダシたが、い
     ずれも家庭用向きとはいい難く、コンシューマで
     受け入れられるまでは暫くかかったのダス。」
ヴァル:「でもそんな、とっつき難かったRPGを遊び易い内容
     で家庭用に広く普及させたタイトルといえば、やっ
    ぱりドラクエファイナルファンタジー(FF)です。」
ロ カ:「最近のソフト売り上げランキングで売れているソフト
     を例に挙げると、マリオやゼルダ、ポケモン、カー
     ビィ、無双シリーズ、グランツーリスモ、モンハン、
     そしてドラクエとFF等です。これらは本流のシリーズ
     のみならず、外伝的作品も多数あって、シリーズ全
     体の人気は絶大です。そんな定番モノの一角に
                        RPGがアリマス。」
カレン:「あのー、昔のRPGが駄目って訳ではありませんが、
     最近のって本当に凄いですね。カレンは軌跡シリ
    ーズ
が大好きですが、ゲームの中の世界が一つの
     世界と言うか、凄いです。スゴイです。」
ロ ボ:「・・・カレンさん、ただスゴイスゴイだけでは
              何をいってるのかサッパリだす。」
ヴァル:「ソコ、一番大事なトコなのにね。 ^^; カレンが言
     いたいのは多分、ゲームの世界観や設定が作り
     込まれてて、登場人物の1人1人が、生活感があっ
     て生き生きとしているという事では?」
カレン:「そうです、それが言いたかったのデス〜。」
ロ カ:「最近のRPGの特徴として、街が広く、歩いてる人が
     非常に多い事が挙げられマス。特に町の人全員
     に名前があったり、その人その人にドラマが用意
     されています。」
ヴァル:「以前の町の人って、1人に1つのセリフしかなかっ
     たので何回話しかけても同じ事しか言わなかった
     のね。丁度、本でも読むかの様に、一通り話した
     ら、もう何の用も無くなってました。 それ以前に、
     そもそも会話にすらなってないので、話をしている
     という実感が感じられなかったです。」
カレン:「た、確かに・・・^^; 考えてみれば、初対面でイキ
     ナリ“ドコドコの塔に入るにはナニナニのアイテム
     が必要だ!”とかでしたが、現実にはそんな会話
                        アリエナイよね。」 

ヴァル:「それと合わせて、以前のってストーリー部分が殆ど
     無くて、次はアソコの城、その次はムコウの塔、ア
     ッチの迷宮って感じで、基本的に戦闘やダンジョン
     探索がメインで、町自体が、単なる“つなぎ”
                         
でしたね。」
ロ ボ:「それが今では、深い世界観が当たり前になってし
     まったダス。ゲームをクリアするには全く関係のな
     い話がアッチコッチにあり、むしろ必要な会話がど
     れなのか分からなくなる程なのダス。良い意味で、
     ゲーム世界を堪能出来るのではあるダスが。」
ヴァル:「それで今回紹介するソフトとなる訳ですが、そうし
     た流れでRPGに世界観がシッカリ作られ始めた頃
     登場したソフトを代表して、
     「LUNAR〜シルバースター ストーリー」です。」
ロ ボ:「メガCDとは微妙ダス・・・。」
カレン:「あれ、ロボ知らないの〜? ルナ1って、結構なロ
     ングセラーで、メガCDで発売して以来、数々のリメ
     イク移植作が、いろいろなハードで出てるよ。 割
     と最近でもPSPに移植されてたしー。」
ヴァル:「そうですね。そして、ロングセラー、しっかりした設
     定、丁寧に作られた世界、そのあたりが軌跡シリ
     ーズと通じるものがありますよ。」
カレン:「そう言えばどっちも、それとなく世界観が優しい
     
感じですー。」
ヴァル:「それでは今回のゲストをお呼びしましょう。
                      どうぞコチラへ。」
カレン:「わっ♪ レトロコーナー初ゲストだ〜。 ^ ^)☆」
アレス:「やあ、コンバンハ! ブルグの村から来た、アレス
     です。コチラはルーナ、僕と一緒に住んでます。」
ロ カ:「・・・・ま゛っ!」
ロ ボ:「我輩の嫁に手を出したダスかっ!」
ルーナ:「こらアレス、まぎらわしい言い方しないのっ! え
     っと、ルーナです。身寄りのなかった私を、アレスの
     御両親に引き取っていただいて、アレスとは兄弟同
     然に育てられました。」
ヴァル:「それはそれは、ヨウコソいらっしゃいました。」
ロ カ:「わぁ・・・血のつながりの無い、男女の兄弟・・・♪」
ルーナ:「・・・?」
ヴァル:「こらこら。 ^^;」 
 
  ロ ボ:「つまり我輩の嫁であることに違いないのダス。」
カレン:「何言ってんのアンタ!嫁だとかは当時の人は使わ
     ない表現だしー。」
アレス:「・・・・・・!」
ルーナ:「どうしたの?」
アレス:「それ、生き物? 作り物? どういう原理で動いて
    いるんだい? 不思議だ〜♪ もっとよく見せてっ!」
ロ ボ:「おりょ! 何ダスか、我輩、チャーミングな女性は
     365日ウエルカムだすが、男はいらんのダス! 
                           シッ シッ!」
カレン:「コラー! 御客様に向かって何ということを!」
ルーナ:「ホラホラ、アレスも落ち着いて! まずは座りま
      しょっ! ね♪」
ヴァル:「ぁあ・・・早くもグダグダな展開に ^^;」
ロ カ:「ホワァアアン ♪_♪ 」
ヴァル:「あれ、ロカどうしたの?」
ロ カ:「あのロボさんが受け・・・新鮮デス。ジーン・・・♪」
ヴァル:「コッチも訳わかんないし! ^^;」
アレス:「スゴイ! 一見ただの鉄の塊に見えるのに軽い! 
     これ、新素材? ワクワク♪ 少しだけ分けてねロ
     ボ君♪」
ロ ボ:「ぬォオオオオ〜! よすのダスー!」
ルーナ:「や、やだ、アレスの好奇心スイッチが入っちゃっ
      た! こうなると止められないのよネ。 ^^;」
カレン:「わーぃ、なんか楽しそう〜♪ カレンもカレンもー
        キャッ☆ キャッ☆」
ヴァル:「・・・・・びきっ  (- -メ)」
ロ カ:「あァ やめテ・・ アンな ソンな〜♪」
ヴァル:「お し ず か に !(規格外の大声)」
一 同:「 ビクッ Σ(--;)    しゅ・・・ しゅみまセン。」
ヴァル:「ホホホホホ。 それでは続けましょう♪」
一 同:「ハーイ 先生!」 
ヴァル:「本作を当コーナーで取り扱うに至ったのは、RPGの
     歴史を振り返ると、結構重要なキーワードを先取
     りしていた
からです。」
カレン:「と、言うと?_?」
ヴァル:「RPGは人気ジャンルです。では、人により楽しみ方
     は違いますが、RPGって何を楽しんでますか?」
カレン:「カレンは〜、綺麗なグラフィックやBGMと、アイテム
     集めが楽しいです〜。」
ロ ボ:「我輩は当然、ヨメ探し(極力、女性キャラを入れて)
     ダスよ、迷わず!」
カレン:「言いきったーっ Σ(-△-;) アンタ、そこだけは
                       ブレないのね・・・。」
ロ カ:「私は戦闘を楽しみマス。状態異常や順番、ポジショ
   ンを考慮して戦闘区域を支配する過程が楽しいデス。」
ヴァル:「と、まぁ色々ですが、私はソレラを一つの言葉に
     集約出来ると思います。」
ルーナ:「それで、まとめると?」
ヴァル:「アレスさんが今、一番したい事ですよ。」
ルーナ:「えっ! アレスが?」
アレス:「へ? 僕? -_-  ぇと、一番したいのはアレだけ
     ど・・・その・・・・もしかしたらルーナは嫌かも・・・?」
ルーナ:「・・・・・・な゛っ!? Σ(´д`ll) ナニを・・・?」
カレン:「わー♪」
ロ カ:「私達、お邪魔デシタカ?」
ロ ボ:「(盗撮用ビデオカメラを仕掛けて)アッチにいってる
      ダスね。」
ルーナ:「こ、こらアレス! 変な事いったらヒドイわよ!」
アレス:「えー、やっぱりヤなんだ・・・。」
ロ カ:「  あら、 まァ・・・ 」
アレス:「やっぱり、冒険に行くのに反対なんだ。」
ルーナ:「ぇえっ! そ、そうだったの。 (・。・;) そうだった
      んだ、アハ、アハ、アハハハハハッ♪」
アレス:「ボク、何かヘンな事言った?_?」
ルーナ:「オホホホホホホ。 い、いいわよイイワヨ、 冒険
     でも矢でも鉄砲でも持って行ってらっしゃい。」
ロ ボ:「・・チッ アレス殿は そういうキャラだしたね。」 
 
  ヴァル:「という訳で、私が思うに、RPG最大のテーマは“冒
     険すること”
です。 皆さんは、そもそも冒険ってド
     ウイウ事だと考えますか?」
ロ カ:「大袈裟に表現すると、日常生活にはない、非日常
     の仮想体験でしょうか。」
アレス:「冒険、サイコー!!」
ヴァル:「私もそう考えます。 すると、冒険心を満たすのは、
     冒険している感は、どういう所で味わえるかと言う
     と、ゲーム世界に触れる事だと思います。世界観
     を彩る細かい設定とかも必要ではありますが、なに
     よりも、絵、音、BGM、セリフや表情などから、その
     世界の空気や間合いを感じられる
かどうかが大
     切だと思います。」
カレン:「そういう点では軌跡シリーズは凄いです。町やフィ
     ールドの一つ一つがキラキラと輝いて見えます。
                    生き生きしてるんです。」
ルーナ:「本作は92年6月発売です。その頃のRPGって、悪
     く言ってしまうと、とりあえず町が、人が、舞台があ
     れば良いかな?っていう感じでした。」
ロ ボ:「その時期に出た他社のっていうと・・・ぁあ、FFの4
     と5の間に発売したのダスか。 なるほろ。」
ルーナ:「・・・・・ う゛ぅ〜! >< 」
アレス:「どうしたのルーナ、落ちてた物でも食べちゃった?」
ルーナ:「違うわよっ! どうしてアレスっていつも・・・ほんっ
      と、失礼しちゃう!」
アレス:「あ・・ゴメン、ルーナ。」
ルーナ:「今、ロボさんが言ったように、RPGを語る時って大
      体、その時代のFFとかドラクエを基準にするじゃ
      ない。比較されちゃうじゃない!?」
ヴァル:「カレン、覚えてますか? 新作コーナーでFF13を扱
     った時に、最先端ビジュアル全開のFFシリーズにあ
     てられた同時期発売RPGのはなし。」
カレン:「もしかして、それが本作?」
ヴァル:「その通りです。 もっとも本作以外にも色々ありま
     したが、本作は内容的に、時代を先取りしたモノだ
     ったのにですよ、映像力でFFに差をつけられて
     
しまい、見た目的にはパッとしない、ハッキリ言うと
     駄目な印象をユーザーに与えてしまったみたいで、
     そこが残念でした。」
ロ カ:「FFって、他社からすると罪なソフトなのかも知れな
     いデスネ。」 
ヴァル:「本作の優れた点の一つに、アニメムービーシー
     ン
があります。」
カレン:「ゲームにアニメシーンって言うと、先行して発売さ
    れたPCエンジンのCD-ROMロムがありましたね。」
ヴァル:「ロムロムに多かったアニメって、一枚絵や、それ
     に近い感じでして、アニメと呼ぶには厳しいクオリ
     ティだったのです。」
ルーナ:「えっへん♪ 本作のサターン/プレステ1版が、
   日本発の長編フルデジタルアニメーションですっ。」
アレス:「僕らのキャラクターデザインは窪岡俊之さんと言
     って、かつてNHKで放送されて大人気だった“ふし
     ぎの海のナディア”
にも携わってました。最近で
      は“アイドルマスター”が有名だよ。」
カレン:「今ではゲームの演出の中にムービーシーンが入
     るのは普通になりましたね。RPGでアニメっていう
     と“テイルズシリーズ”が人気ですね。その路線の
     ルーツは本作だったのかも知れませんね。」
ヴァル:「そして、本や映画みたいに物語を楽しむ事、スト
     ーリー重視
で作られるようになったのも、本作の
     頃からです。シナリオのみならず、ゲーム世界を
     丁寧に作りこまれた結果、キラキラと輝く世界観
     が実現したと言えると思います。」
カレン:「本作って失礼ながら、セガユーザーにとっては至
     宝級ですが、ゲーム界の中では、そんなにビッグ
     タイトルではないですよね? 当時の国産RPGの
     大御所というと、FFドラクエ以外では、ウィザードリ
     ィや女神転生、天外魔境等がありましたが、残念
     ながら、そこまでの扱いはうけてなかったと記憶し
     てます。にも関わらず、メガCDに始まり、サターン、
     プレステ1、PC、ゲームギア(外伝作品のみ)、ゲ
     ームボーイアドバンス、DS(3のみ)、PSPと、これ
     だけ多くのハードに登場したのって、なかなか無い
     です。」
ヴァル:「特にPSP版は2009年11月発売と比較的新しく、初
     登場から17年を経てもリメイクされるという事は、今
    でも十分に通用する“ウリ”を備えていたといえます。」
ロ カ:「少し、ゲーム内容にも触れてみませんか?」 
 
  ヴァル:「そうですね。 ・・・と言っても実は、割とフツーだ
     った
りするのです。」
アレス:「あれ? そうなの?」
ヴァル:「シナリオも内容もいわゆる王道系です。
                       フツーですから!
     システムに特に新しさはありません。
                       フツーですから!
     クリアまでに掛かる時間は長くも短くもないです。
                       フツーですから!
     今時な追加シナリオのネット配信はないです。
            不通(メガモデム非対応)ですから!
     カップル多いですがラムスさんは一人です。
                       フリーですから!」
ルーナ:「あの・・・最後のほう、何かオカシかったような・・」
ヴァル:「気のせいでしょう!(キッパリ)」
ルーナ:「そ・・そぉかな〜 ^^;」
ヴァル:「という訳で本作、誕生は古いながら、シナリオ重
     視、キャラクターや世界観が丁寧に作りこまれ、
     演出としてのアニメシーン挿入など、現在のRPG
     のパイオニアとも呼べそうな名作です。今でも色
     あせない世界に、一度触れてみては
                     いかかでしょうか。」
アレス:「じゃぁ、メガCD版がオススメって事なのかな?」
ヴァル:「いいえ! それでは駄目です。」
アレス:「あ、あらら ^^;」
ヴァル:「本作に限らず、15年も20年も前のRPGって、オリ
     ジナル版を今遊ぶのは、なにかとツライです。」
カレン:「だよねー。 特にRPGって見た目の進化は凄いジ
     ャンルだから、イマドキのに慣れた人には、どうし
     ても比較されちゃうしー。」
ヴァル:「私、本作は数々の機種で遊んできて、もちろん初
     代のメガCD版も大好きです。その上で敢えて言わ
     せていただくと・・・。」
ルーナ:「はい。」
ヴァル:「メガCD版は、発売当時ですら、お世辞にもキレイ
      とは言えないレベルだったのです。FFシリーズに
      は3歩も4歩も先行されてました。なので、PSP版
      かプレステ1版をオススメします。」
ルーナ:「はいっ! 私もそう思います♪」
アレス:「中身は同じなんだから、ボクはどれでも構わ・・・」
ルーナ:「アレスっ!!!」
アレス:「 ・・・Σ(-д-ll)」 
ルーナ:「サターン/プレステ1でリメイクされた私達って、
      かなり綺麗になったのよ。 やっぱり、キレイな
      私達で遊んで欲しいー♪_♪」
ロ カ:「PSP版は新しいだけに、戦闘シーンにゲージが導
     入されていたり、元のよりもシナリオがボリューム
     アップしたいたりと、今風仕様デス。」
ロ ボ:「本作には2があるのダスが、そちらも名作ダス。特
     に1に続けて遊ぶと感動必至なので両方オススメ
     したいのダスが、1は色々リメイクされたのに何故
     か2はサターン/プレステ1リメイクだけなのダス。
     PS2とPS3で1のソフトは遊べる
ので、PS1版を
     1,2両方遊ぶのもアリだと思うのダス。」 
アレス:「あの、ひとつ気になったんだけど。」
ヴァル:「ホワッツ?_?」
アレス:「ロングセラーは凄く嬉しいんだけど、やっぱり第一
     弾であるメガCD版がちゃんと売れないと、その後
     のリメイクとかは普通ないよね? 僕等、遊んでも
     らえれば満足して頂けるとは思ってるけど、見た目
     的にFFとかに差がつけられていたから、正直、いく
     らキャラデザインが人気の窪岡さんでも、ここまで
     人気になるとは僕等も思ってなかったんだけど、ど
     うしてだろう?」
カレン:「本作を作った会社、ゲームアーツって、当時大人
     気だったスーファミでではなく、あえてセガハードで
     熱烈にソフトを供給してくれた、セガファンにとって
     は嬉しいサポーターだったですね。実際、本作に
     限らずともゲームアーツは高い技術力とクオリ
    ティ
で、結構な支持を得てました。だから、かなぁ?」
ヴァル:「それもありますが、多分、一番の理由は・・。」
アレス:「なんだろう、ワクワク♪」
ヴァル:「セガハードだったから・・・。」
アレス:「ナゼに?_?」
ヴァル:「セガハードって昔から、アクションやシューティング
     が得意で名作は沢山ありましたが、RPGって殆ど
     出なかった上に、レベルが低かったのデス!」
アレス:「ありゃ」
ルーナ:「まぁ」
ヴァル:「一応、看板RPGのファンタシースターシリーズはあ
     りますよ、シャイニング・・・はメガドラでは最初の
     以外はジャンルが違いましたし、その、つまりセガ
     市場はスーファミみたいにRPGザックザクではなか
     ったのです。」
アレス:「ジャンルの市場規模がショボかったから、僕等み
     たいな平凡な絵でも売れちゃった、と?」
ルーナ:「ついでにメガCDのRPGに限ると、記念すべき第一
     弾が、あのウッドストックでしたし、ほかにもアレと
     かソレとかでしたね。 ^^;」
ヴァル:「・・・つまりソノ・・・いぇ多分、メガドラだからこそ成功
    (通用)して、ここまで大きく育ったのデス! (T_T)」
アレス:「   (・・;)   」
ルーナ:「   (・・;)   」
カレン:「やっぱりコレって、今回も? ^^;」
ロ ボ:「お二人も御一緒に、どうぞダス。」
ヴァル:「やっぱり、セガファンな私達って・・・」
アレス:「       セガハードの僕等って・・・」
ルーナ:「               私達って・・・」
ヴァルアレスルーナ:「
 

ナレーション:「今回はこれで終了です。売れるモノって、内容が良いだけでなく、状況やタイミングも大切なのですね。
         さて次回ですが、前後編という訳ではないのですが、本作の続編であるLUNAR2エターナルブルー
         をお送りします。             それではまた次回デ〜ス、バイバ〜イ!」

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