第22回(我輩の野望 其の四):はじめギャグギャグ、なかシリアス、さいごはカオスで「バトルゴルファー唯」

ロ ボ:「全宇宙のロボファンの皆様コンバンハ。我輩が宇
     宙の王、ヴァル=ロボ皇帝ダス!」
カレン:「ちょっ! なんかスケールが大きくなってません
     か?コーテイ?」
ロ ボ:「成ったのではなく、我輩は元からスケールが大きい
     のダス!さぁ僕共、始めるダスYO♪」
ヴァル:「(・・・くっ! 今にみてなさい・・・)」
ロ ボ:「ホワッツ?_? ナニか言ったダス?」
ヴァル:「ケホケホ・・・き、気のせいデスヨ。コーテイ♪」
ロ ボ:「ホホホダス! スケールの大きい我輩、細かい事
     は全く気にしないのダス。苦しゅーないダス。」
ヴァル:「(・・・・くっ この・・・・)」
ロ ボ:「ムム! ホコリはっけーん♪掃除が行き届いてない
     ダスね。そんな事では立派な下僕になれないダ
     ス。・・・!こっちには髪の毛一本落ちてるダス〜♪」
カレン:「こまかっ! 全然、スケールおっきくないような・・」
ヴァル:「それで? 今回はどんな姿にされちゃうのです?」
ロ ボ:「今回紹介するのはメガドラの“バトルゴルファー
     唯”
ダス! 前回の麻雀COP竜と同じく、キャラデ
     ザインはアノ清水氏♪ ゴルフゲームだす。」
カレン:「アノじゃなくて、ANO清水さんです。」
ロ ボ:「・・・ムム! 我輩に楯突くとは、覚悟はよいダス?」
カレン:「いやいやいや。只のツッコミに、何のカクゴが? ダ
      ンゴなら好きですが♪」
ロ ボ:「チェーンジ! バトルゴルファー♪」
カレン:「・・・わっ! こ、これ、短くない?なんか嫌だなー」
ロ ボ:「ホホホ。スタイルバツグンの貴様には、とても良く似
     合ってるダス!」
カレン:「そ、そう? ま、まぁ、当然デスネ♪」
ロ ボ:「支配者たる者、手下を上手にコントロールする術が
     必要なのダス!」
ヴァル:「それって、たんにカレンちゃんがノセ易いだけで
     は?」
ロ ボ:「ム! コスプレ二号決定!」
ヴァル:「あぁ、しまった・・・というか、今のがあってもなくて
     も、どうせ私にもコスプレさせる気だったのでは?」

ロ ボ:「その通りダス。適当なタイミングでチェンジさせるの
     ダス。」
カレン:「それで? 私は、ゴルフすればいいの?」
ロ ボ:「ゴルフのルール、理解してるのダス?」
カレン:「へへーん♪ 私、ハニカミ王子はチェックしてるの
     で、当然知ってますー。ゴルフってたしか、棒キレで
     球を打って、穴に入れれば勝ちでしたよね。エッヘ
     ン!」
ロ ボ:「・・・・・・・・・・・・」
ヴァル:「なんとも大雑把な・・・! ビリヤードにもなりそうだ
      し、子供の遊びぽくもあるような・・^^;」

ロ ボ:「本作は、マージャンCOP竜同様、パロディな敵との
     対決を繰り返して話が進んでいく、アドベンチャーゲ
     ームだす。」
カレン:「スポーツゲームじゃないんだ?」
ロ ボ:「パッケージ裏のジャンル表記に、しっかりとアドベン
     チャーと書いてある
のダス!」
ヴァル:「そう言えばそうでしたね。COP竜の敵は芸能人が
     元ネタでしたが本作は、アニメやドラマのキャラが元
     なのですね。」

ロ ボ:「では、最初の相手は、○○○<ちょっと待ったー
     っ!>
 」
ヴァル:「???」
======シャキーン!“挑戦者現る!”======
ヴァル:「なんですか? 格闘ゲーム対戦台の乱入プレイみ
      たいな登場は・・・本作って、こんなゲームじゃなか
      ったような。 ^^;」
カレン:「貴方は、たしか・・・・・」
???:「ワイは、猿やっ! プロゴルファー猿やぁっ!」
ヴァル:「なんですか貴方? 本作とは関係ないのでは・・。
     何かのテコ入れ? 大コケしたWii版の腹いせ?」
ロ ボ:「つー訳で、猿の相手の女性ゴルファーといえば、当
     然、アノ人ダス。 チェーンジ♪ ヴァル(紅)蜂♪」
ヴァル:「・・・あぁ、あ? とりあえず普通みたい^^;」
ロ ボ:「ゴルフ的には、全く普通ではないのダス。」
ヴァル:「Wii版の猿は、某ファミ通のクロスレビューで、10
     点満点中、3点だったかで、久々の快挙(?)を達成
     してましたね。」
カレン:「あれれ?ソレ、何でなの? “ああ播磨灘”の回だ
     と、漫画が原作のプロゴルファー猿って、ゲームソフ
     ト向きなんじゃないの?」
ヴァル:「うーん、ところが題材がゴルフとなると、案外ツライ
     ですね。 と言うのも、ゴルフって、操作がデリケート
     なんです。加えて、大体ここら辺へ、という感じで打
     ちますよね。というか、それ以上の精度で打球をコ
     ントロールするのは無理っていうかー。」
カレン:「うんうん、確かにそうですね。」
ヴァル:「となると、漫画みたいに、ピンポイントで岩や旗を狙
     って当てなければ駄目、というのはほぼ不可能なの
     です。」
ロ ボ:「ゴルフゲームといえば、今では“みんなのゴルフ”
     が定番ダスが、スーファミとかの時代だと、T&Eソ
     フトの“遥かなるオーガスタ”シリーズだしたね。実
     在するコースをリアルに再現していたゴルフでした
     が、そのシリーズで1つだけ異色タイトルとして“デビ
     ルズコース”というのがあって、それは漫画的なムチ
     ャクチャなコースばかりだったのダス。とてつもなく
     難しくて、ゲームとしては駄目だった記憶があるの
     ダス。」
カレン:「じゃあ、本作もツライの?」
ヴァル:「それは大丈夫です。なにせ、本作はジャンルがアド
     ベンチャーであることと、ゴルフ部分は、インチキ技
     有りの、偽ゴルフですから。」
カレン:「スポーツゲーム、じゃなくてアドベンチャー(ADV)な
     んだ。」
ロ ボ:「本作の様なミックスジャンルのゲームって、実はセ
     ガが昔から出してきたスタイルなのダス。」
カレン:「MIXって、スポーツADVって事? ファミコンで“プロ
     野球殺人事件”というのがあったけど、ああいう
     の?」

ヴァル:「それは、スポーツに関わる舞台というだけで、普通
     のADVです。セガマーク3時代から出ていたのは、
     アクション+ADV
です。」
カレン:「ほぇ? つまり、アクションADV?
ヴァル:「その様にくっつけてしまうと、ゼルダの伝説やソニッ
      クアドベンチャーみたいになっちゃいます。正しく
     は、アクションADVではなく、アクション+ADVで
     す。 例えばアクション映画みたいな感じで、ドラマ
     部分は、いわゆるコマンド選択式テキストADVで表
     現し、敵と対決する場面はアクションゲームで遊ぶ
     という、場面や内容に応じて複数のジャンルを使い
     分ける形式のゲーム、という事です。」
カレン:「そう聞くと、上手く使い分けているんじゃないかって
     思いますね。」
ヴァル:「セガマーク3で“スケバン刑事2”“孔雀王”あた
     りがその典型で、似たような感じで他にも、“ハイス
     クール奇面組”、“あんみつ姫”、“天才バカボン”等
     がリリースされました。本作や前回のCOP竜もです
     が、大きく分類すると、あの“サクラ大戦”もMIXジ
     ャンルと呼べるかも知れません。」
カレン:「それとコレ、インチキなの? COP竜と同じパター
     ンなの?」
ヴァル:「多分、本作や猿、デビルズ等にあるような、ムチャ
     なコースを、漫画的な見せ場を演出しつつ、攻略す
     る為には、インチキ技の利用が、ひとつの答えだと
     思います。」
カレン:「目には目を、インチキコースにはインチキ技を?」
ヴァル:「おおむね、そんな感じですね ^^; と言うのも、ゴ
     ルフ漫画的な展開って、この小さなゴルフボール
     を、ある一点の座標を正確に通過出来ないと実現し
     なかったりするのですが、ソレって、難しさがハンパ
     なくて、ホールインワンどころじゃないんです。」
カレン:「そ、そんなに!?」
ヴァル:「ホールインワンって、パー3のショートホールを、第
     一打でカップインする事です。狙っても、そう簡単に
     はとれないながらも、一応、打って届く範囲内にカッ
     プがある訳で、確立は低くとも、プロでしたら誰でも
     獲れる見込みはあるのです。 でもそれって、大体
     こんな感じで打てば、イイトコロにいくかなー?という
     程度の話で、打球の弾道が、ある座標を狙って通
     過させろ、というのは無理ですよ。」
カレン:「普通に考えたら、クリア不可能になっちゃうの?」
ヴァル:「そうですね。例えばプロ野球の投手には、針の穴を
     通すピッチングとかいう表現がありますが、あれは
     まだ、手で球を直接投げるし、ゴール(ミット)までの
     距離も、ゴルフみたいに何百ヤードとかもないから
     可能なのです。野球でゴルフ漫画展開を例えるな
     ら、打った打球で、外野席に置いた空き缶に当て
     ろ、ぐらいの無謀な話になっちゃいます。」

カレン:「そういう意味では、本作はドラマ仕立てで、大袈裟
     な展開のゴルフで、インチキ技仕様というのは、相
     性良さそうですね♪ もしかして、名作?」
ヴァル:「・・・理屈だけで考えれば、ソウデスヨネ。」
ロ ボ:「・・・たしかに、ソウダスネ。」
カレン:「あれ?? どしたの二人とも? ドラマを楽しみつつ
     も、派手で格好良い、爽快感あふれるゴルフも出来
     るのですよね? 凄く面白そうデスヨ。」
ヴァル:「・・・実際にゴルフが楽しかったら、素敵デシタノニ
      ネ。」
ロ ボ:「・・・楽しかったら、ダスガネ。」
カレン:「もーぅ! なんなの?二人とも! 良く分かりません
     が、カレンがプレイするから、見てて下さい。パワー
     ヒッター・カレンにおまかせ♪」
ロ ボ:「ゲームに、本人の腕力は関係ないのダスが・・・」
カレン:「シュパーッ! ナイスショーット! ・・・って、あれ
     れ? さすがにメガドラのゴルフとプレステ3の“み
     んなのゴルフ5”を比べるのも
ナンですが、画面と
     いい、効果音といい、なんだか爽快感に欠けるよう
     な
気が・・?」
ヴァル:「欠けているのが、爽快感だけだったら、まだ良かっ
      たノニネー。」
カレン:「ムム・・! ・・・うーん。  それっ! ・・・うーん?  
      ・・・こ、これはっ! 隊長、大変です! ゴルフ部
     分が楽しくありません!
ヴァル:「これがゴルフゲームだったら致命的でしたが。」
ロ ボ:「なにせ、ADVダスから。ゴルフはオマケだす。」
カレン:「オマケというと、食玩みたいな?」
ヴァル:「食玩は、お菓子がオマケなのです!(断言)」
カレン:「言いきったーっ! Σ(−д−ll) しかし本作の敵っ
     て、なんでコノ元ネタ?って感じの、微妙なパロディ
     が多くないですか?」

ロ ボ:「ビミョーな敵と、ビミョーな会話、ビミョーなゴルフな
     のダスYO♪」
カレン:「なんか二人とも、さっきから本作の扱いがヒドくな
     い? 本作って、駄目?ダメゲームなの?」
ヴァル&ロボ:「(ダス)
カレン:「・・・ふにぃ。」
ヴァル:「おそらく、メガドライバーなら、本作、好きな人沢山
     いると思いますよ。独特の雰囲気だし、出だしはギ
     ャグっぽかったシナリオも、いつの間にかシリアスな
     展開になっていたり、結構盛り上がると思います。」

ロ ボ:「その辺りは少年漫画的とでもいうのダショウか、
     徐々に熱い展開に引き込まれるダス。そして物語も
     佳境に!王道パターンで、ライバルキャラも登場す
     るのダス。つー訳で、ヴァトルゴルファー・チェーンジ
     ♪」
ヴァル:「・・・ぁああ・・・またしてもこんな格好に (//▽//)」
カレン:「そもそも、バトルゴルファーって、何ですか?」
ロ ボ:「ゴルフで世界制服をするための、尖兵として造り
     出された、屈強のゴルファー達なのダス♪」
カレン:「・・・それとなくツッコミどころが満載な気が ^^;」
ヴァル:「気のせいでしょう!(きっぱり)」
カレン:「そ、そぉお? ^^;」
ヴァル:「そして物語は怒涛の展開へ! ラストは、メガドライ
     バー達を唖然とさせた程のエンディングが待ってま
     す。」

ロ ボ:「少し前に、CS放送で人気の“ゲームセンターCX”で
     やってたので、見た人もいるダショウが、何?コレ? 
     という凄い終わり方なのダス。これからプレイする人
     はお楽しみに♪」
ヴァル:「本作は、不思議な佳作です。でもそれ以上(異
     常?)
に、これぞメガドラのゲーム!と思えるよう
     な、独特の作品です。凄くゲームらしいゲームなの
     で、ゼヒ、遊んで見てください♪」
ロ カ:「・・・オホン、オッホン!」
ロ ボ:「あれ?」
ロ カ:「ソッチの話がまとまったトコロで、今度はコッチが、
     ロボさんにお話があるのデスガ・・・・」
ロ ボ:「あれれ? ロカしゃん? なんで元の姿に戻ってい
     るのダス?」
ロ カ:「・・・もう、効力が切れたミタイデスヨ。」
ロ ボ:「・・・! そ、そんな馬鹿なダス! ロカしゃん、コスプ
     レチェーンジ!」
=======  シーーーーーーン  =======
ロ ボ:「・・! ヴァルさん、コスチェーンジ♪」
ヴァル:「・・・・・・ピクッ!」
ロ ボ:「・! カレンさん、チェーンジ!」
カレン:「・・・・・・むーっ!」
ロ カ:「・・・ニヤリ」
ロ ボ:「こ、これはヤバイのダス! 前回、今回と調子に乗
     って、アンナ事やソンナ事をしちゃったの、ダス・・・
     ワ、ワハハハ。 そう、これは軽いジョークだすYO♪ 
     お茶目な我輩を許してチョーダイ♪ 永遠の忠誠を
     誓う我輩なのダス♪」
ヴァル:「永遠の忠誠、じゃなくて永遠に眠らせてあげましょう
      か?(♪_♪)」
ロ カ:「・・はぁ、同じサポートロボとして恥ずかしいデス。」
カレン:「オヤツちょーだい!」
ロ ボ:「ドサクサに紛れて、変なのが約一名いたダスが、こ
     こはっ! 三十六計・逃げるにシカズ!ダスー!」
ヴァルカレンロカ:「
ロ ボ:「トホホのホーダスー!」


ナレーション:「今回はこれで終了です。ロボさんの運命は如何に?などという事はどうでもよいですが、漫画やドラマの
         大袈裟な展開というのは、ゲームに向いていると思います。でもどうせなら、原作そのままではなく、元の
         良いところや世界観は活かしつつも、ゲーム的にアレンジして欲しいです。 さて次回は、ここ二回続けて
         微妙なタイトルが続いたためか、名作ソフトを扱う予定です。熱い夏には、熱いアレを!
                                        それではまた次回デ〜ス バイバーイ♪」

                             紹介TOPへ戻る

                             第23回目に進む