第20回:魔王が道連れ?魔王の道連れ?21年前の驚愕の展開!?「デジタルデビル物語 女神転生2」

ロ ボ:「全国のロボファンの皆様コンバンハ。
      超々々々々々々々々々々々々々々々々々
      々々々々々高性能支援メカ、ヴァル=ロボだ
      す。」
カレン:「皆様コンバンハ。カレンですー。って、ちょっと待っ
     たー!」
ロ ボ:「ホワッツ?_? どーしたのダス?」
カレン:「何ですか、今回のタイトル↑は?早くもネタバレ発
     言寸前
ではっ! ついでに、なんですか超々うん
     たらって、イヤガラセみたいな文面は!掲示板荒
     らしか、アンタ!」
ロ ボ:「それならノープロブレムだす。いくら人気シリーズと
     いっても、21年前に発売したファミコンの、しかも
     RPGを今更遊ぶ需要は、殆どないダス。」
カレン:「フジテレビTWOで人気放送中の“ゲームセンター
     CX”
では、ファミコンソフト中心に取り扱ってるし、
     レトロゲーマーな人だって、いるんじゃないの?」
ロ ボ:「ジャンル的には大丈夫ダスよ。」
カレン:「と言うと?」
ロ ボ:「例えばアクションだと、最近のはフルポリゴンで3D
     視点だったり、操作体系の複雑化により、以前の
     ものとはする事自体が変わってきてるダスし、アド
     ベンチャーだと、システム的な新旧の違いはあって
     も、結局はシナリオが面白いかどうかダスし、パズ
     ルとかだと、画質云々よりもアイディア次第ダスか
     ら、古いソフトでも充分に楽しめると言えるのダス
     が、RPGって、実は今も昔もあまり変わってない
     のダス。」
カレン:「ぇ? そうなの?」
ロ ボ:「RPGで一番、変わった点といえば、なによりも見た
     目ダスよね。グラフィックがリアルに、演出が派手
     に、やり込み要素が充実はしたのダスが、基本的
     な流れ
(町で情報収集&武器防具アイテムの強
     化・補充し、フィールドやダンジョンを探索、これを繰
     り返し、ゲームが進行。)は大体おなじダスし、大概
     のRPGで全プレイ時間の6〜7割を占める戦闘シー
     ンも、一部を除いて、依然としてコマンド式(戦う、防
     御、魔法、アイテム、逃げる等)でターン制なのダ
     ス。」
カレン:「確かにそうだよね。」
ロ ボ:「そうなると、絵的にチープなレトロRPGって、ツライ
     のダス。」
カレン:「今更遊ぶ人はいないって事?でも、たった今入手し
     た情報によると、本作はケータイアプリでも遊べる
     みたいですよ。」
ロ ボ:「そうなのダス?本作って、内容的にみて、明らかに
     家でじっくり遊ぶのが丁度良くて、あまりケータイ向
     きとは言えないのでは・・・?サッと始めてサッと中
     断出来るのがケータイの強みだと思うのダスが、じ
     っくり派なソフトとケータイは相性が悪い様な感じダ
     スが・・・うーん、だとしても、むしろココで、21年前の
     ゲームだすが、実はこんなに凄かったのダスよ♪と
     宣伝しておけば、これから遊ぶ人が出てくるかもし
     れない、という勝手な言い訳スタンスで行きましょう
     ダス。ついでに言うと・・・」
カレン:「うんうん。」

ロ ボ:「イマドキって、ゲームの本数多すぎるので、普通は
     全部遊べる時間のある人なんて、なかなかいないと
     思うのダス、結果として、特にRPGは遊ぶのに時間
     のかかるジャンルだけに、数あるRPGの中から、
     になったソフトを遊ぶのではなく、気になった中
     から、特にコレというソフトを選んで遊ぶことに
     なる
のではないダショウか?」
カレン:「そういえば、今人気のオンラインゲームも、星の数
     ほど出てるし、全てを遊び尽くすというよりは、遊ぶ
     のを絞らないといけません
ね。」
=========フヒュン!!!=========
カレン:「え? な、何? 急に^^;」
ロ ボ:「どうやら、何処かの部屋へ強制的にワープさせられ
     たみたいダス。」
???:「・・・・ココハ、邪教ノ館・・・・」
カレン:「ヴァルさん! 今回はまた、えらく胡散臭い格好で
     すね。分厚いフードなんか被って、アレですか?西
     洋の黒魔術とかですか?」
ヴァル:「これより、二身合体を執り行います。」
ロ ボ:「というか、合成装置にはいってる鉄屑とハチミツ
     合体させて、どーするのダス?そもそも、そんな組
     み合わせで合体なんて可能ダス?生き物ですらな
     いダスよ。」
=====合体!ピシャゥウン、ドドドォン!=====
ロ カ:「・・・ワレハ クグツ ロカ・・・今後トモ ヨロシク・・」
カレン:「はは。今回は変則的な登場ですね ^^;」
ロ ボ:「・・・・・・・」
ヴァル:「という訳で、今回はファミコンの“デジタルデビル
     物語 女神転生2”
です。」

ロ ボ:「・・・何故、ハチミツで・・・」
ヴァル:「本作は国産3DダンジョンRPGのメジャーシリーズで
     す。このジャンルって元は海外で誕生しており、古く
     は“ウィザードリィ”や“ブラックオニキス”等がありま
     した。一時期は4大RPG(“ドラクエ”、“FF”、“ウ
     ィザードリィ”、“女神転生(メガテン)”)の一角

     挙げられてました。本作の前にあたるメガテン1は、
     初めは1986年に発表されたSF伝記小説(西谷
     史)
を母体としたメディアミックス展開として、アニメ
     やらPC用ゲームやらの登場を受けて、ファミコンソ
     フト化されたものです。TV−CMには島田紳助さん
     を起用
し、開発はアトラス、発売はナムコでした。
     スーファミの“真・女神転生”シリーズからは、発売も
     アトラスに変更されました。」
カレン:「メガテンといえばアトラスって感じでしたが、最初は
     ナムコが販売してたのですね。」
ロ カ:「メガテン系列のソフトって、結構な数出てますよね。
     外伝的シリーズの“ペルソナ”はアニメ化もされるら
     しいですし、セガサターン“真・女神転生デビルサ
     マナー”
から登場する“葛葉(くずのは)一族”
     人気で、後にプレステ2で“デビルサマナー葛葉ラ
     イドウ 対 超力兵団”
“デビルサマナー葛葉
     ライドウ 対 アバドン王”
でタイトル名にも登場し
     たほどデス。」

ロ ボ:「そういえば真・女神転生って、メガCDにもなりまし
     たダスね。シムスが移植を手掛けたような記憶があ
     るダスが、オリジナルと比べて色々と追加要素があ
     り、28体ものオリジナル悪魔が追加されていて、
     その中には女神ウルズ、ヴェルザンディ、スクル
     ドの三姉妹
(某人気漫画のアノ姉妹ダスね。サクラ
     大戦のキャラデザインでお馴染みの漫画家の 
     ^^;)や、邪神アモン(どう見ても、永◎豪さんの人
     気漫画の悪魔な人では ^^;)とかもあったのダス。
     シムスといえば、メガドラのアクションで“デビルバ
     スター”
なるタイトルが開発中止になった暗い過
     去
があったダスね・・・・」
ヴァル:「最近はメガテンシリーズって、DSがメインになった
     のでしょうかね?正統派の真・女神系の久々の新
     作“真・女神転生STRANGE JOURNEY”や、新た
     な外伝的作品“女神異聞録デビルサバイバー”
     どが出てます。」

ロ ボ:「と、まあ、色々とシリーズ化されてきたダスが、本作
     は21年前のソフト、当時は盛り上がったダスよね。」
カレン:「2だしねー。」
ロ ボ:「ホワッツ?_? 2だとイイのダス?」
ロ カ:「絶対とは言えませんが、シリーズ第二弾って、盛り
     上がるのが多いデスヨ。内容的には1をパワーアッ
     プした感じだし、基本部分は一緒でも、まだ飽きてな
     いし、例えばPCエンジンの“改造町人シュビビンマ
     ン”
の1⇒2や、“サイバークロス”“クロスワイ
     バー”
等にみられるように、1から2へ、シュール路
     線からシリアス路線に、雰囲気が変わる傾向があり
     ます。個人的な感想ですが、“ロックマン”も“サクラ
     大戦”も“忍者龍剣伝”も“魔界村”も、2が一番良か
     ったです。」
ヴァル:「確かにそうかもしれません。一度、1から2への流
     れについて、をテーマにしてみたいですね。」
ロ カ:「本作を遊ぶには注意事項があります。セーブには
     内臓電池を使用してますが、電池の寿命は大体10
     年が目安です。中古店舗によっては電池交換サー
     ビスを実施している店もあるので、購入するには確
     認が必要です。もっとも、ケータイ版では不要です
     が、ケータイ版はオリジナルとバランスが一部変更
     されているので、攻略法が異なるとも聞きます。」
ヴァル:「そして、本シリーズの魅力は、悪魔との会話で仲
     魔に引き入れ、
仲魔同士を合成させて新たな仲
     魔を誕生させる
事ですね。」
ロ ボ:「メガテンが他のRPGと決定的に違う点ダス。」
ロ カ:「上位の種族はダンジョン内でザコ敵として遭遇する
     ことはなく、一部のイベントで仲魔になるものを除く
     と、合成するしか手段がありません。」
ヴァル:「合成には法則がありますが、一部、特殊な組み合
     わせでのみ誕生する個体もいます。また、
主人公
     よりもレベルの高い悪魔を合成することは出来
     ません
。」

ロ ボ:「何といっても、会話が楽しいのダス。仲魔にする為
     だけの過程などと考えては勿体無いのダス。」
カレン:「画面の上のほうに、三日月みたいのが表示されて
     るけど、これは?」
ロ ボ:「一定の歩数あるく度に、月の満ち欠けが1/8単位
     で変わる
のダスが、新月の時は敵がおとなしくて、
     仲魔にしやすく、満月だと凶暴で、話しかけても一方
     的に攻撃してくるのダス。」
カレン:「じゃあ、敵が強い場所を探索してる時に満月だった
     りしたら、危険な時間帯なのですか。」
ロ ボ:「そうダス。3DダンジョンRPGって、フィールド見下ろし
     型みたいに、何歩かあるくと敵に遭遇するのではな
     く、扉の向こう(新しい区画?)で出会う事が多いの
     で、我輩、満月の時は、敢えて扉を開けずに、同じ
     場所を不審者の様にウロウロしてやり過ごすのダ
     ス。」
ロ カ:「相変わらず、男らしくないのデスネ。」
ロ ボ:「戦略的進撃と言って欲しいのダス。」
カレン:「はは・・・・・^^;」
カレン:「あれ? 歩くと、月だけでなくお金が減ってるような
     気がするのですが、もしかして呪われちゃった?
     私!」
ヴァル:「仲魔を連れ歩くと、契約金?みたいな感じで、マグ
     ネタイトっていう鉱物が減る仕様でして。パーティに
     入れてる仲魔のぶんだけ、消耗しちゃうんですね。
     マグネタイトは敵を倒した時に、経験値やお金と一
     緒に手に入りますが、強い仲魔をゾロゾロと連れ歩
     いてると、減りが速くて厳しいです。無くなると、パー
     ティに呼べなくなったり、HPが減ったりと、イイ事あり
     ません。」
ロ カ:「という事は、ボスとの対決や、敵の強いエリアでの
     み戦力100%でのぞみ、
普段は必要最低限の戦
     力に抑える
か、マグネタイト燃費の良い(!)仲魔
     を優先的に連れていくのが良さそうデスネ。」
カレン:「うーん、それだと、基本的な戦力は主人公とヒロイ
     ンの二人、という事になりますよね。主人公って、案
     外、弱いのでツライかも^^;」
ロ ボ:「それは主人公が弱いのではなく、プレイヤーである
     カレンさんがショボいのダス!」
カレン:「・・・! ひ、酷い>< というかRPGって、同じレベ
     ルなら誰がやっても強さは、あまり変わらないんじ
     ゃ?」
ヴァル:「ほっほっほ。カレンちゃん。大切なのは戦い方です
      よ。」
カレン:「戦い方?常に最大戦力投入でイイんじゃないの?
     ドラクエでいう所の"ガンガン逝こうぜっ!"ってや
     つ?」
ロ ボ:「逝ってどうするダス!正しくは"イク"ダスYO♪」
ヴァル:「貴方達、当コーナーを何処にもっていく気です
       か・・・」
カレン&ロボ:「ジョ・ジョー(ダ)すよ。・・・^^;」

ヴァル:「戦い方というもの、本作の戦闘って、基本的に長丁
     場なんですよ。例えば、前述の"ウィザードリィ"は対
     称的に、速攻型でして、敵を倒すにしろコッチが負
     けるにしろ、最初の2〜3ターンで大体、決着がつい
     てしまうのです。つまり、ゴリ押しが可能なんです。と
     ころが本作は、特にボス戦は、かなり長いターンに
     渡って戦うことになります。」
ロ カ:「そうなると、所持数の少ない強力な武器を使う、とか
     ではなく、長い間、安定して敵と渡り合える実力が必
     要なのですね。」
ヴァル:「ひらたく言えば、時間掛けてレベルさえ高くすれば
     イケルのですが、どうせならもっと、テクニカルに遊
     びましょうよ。」
カレン:「と言うと?」
ヴァル:「これは本作における、私の戦法でしたが、主人公
     は力を優先的に上げて、ヒロインは知力と素早さを
     主に上げます。そしてヒロインはジオ系(雷)魔法を
     覚えます。この属性の魔法は、威力うんぬんより
     も、追加効果で敵をショック状態(感電)に出来ま
     す。他にも、高確立で敵の行動を封じる効果のある
     武器もあります。本作の戦闘は、各ターン、敵味方
     混在して、素早い順に番が回ってくるので、ヒロイン
     が常に最初に動ける程のスピードを身につけてい
     れば、毎回、高確立で敵を封じる事が出来ます。」
ロ カ:「成る程、そして行動不能になった敵に、馬鹿力仕様
     にした主人公の一撃が決まる、という事ですね。」
ヴァル:「そういう事です。もっとも本作、ケータイアプリ版は
     少し変わってるらしいので、また別の戦法が必要か
     もしれません。あと本作、武器防具は良く見て選定
     しましょう。と言うのも、武器はそれぞれ攻撃回数が
     設定されてるので、単純に攻撃力が高いものを選
     べば良い訳ではありません。同様に防具は、防御
     力だけでなく、ボーナス特性値も含めて選びましょ
     う。ボーナス特性値というのは、その防具を着けて
     いる間だけ、装備者のパラメータが上がるもの(例
     えば、力が+3になる等)というもので、これは一時
     的に、レベルが少し上がった様な強さになるので、
     結構大事です。」
ロ カ:「そして本作って、表題でも触れてますが、マルチエ
     ンディング
なのですね。」
ヴァル:「そうです。イマドキは普通かも知れませんが、当時
     は画期的でした。なにせ、ラスボス級の魔王に
     然
"共に、唯一神と戦ってくれるか?人の子
      よ・・・"
ですよ。」
カレン:「ほほ。表題の通り、魔王が私達の仲間になったの
     か、私達が魔王の付き人になったのか、分からなく
     なりそうですね^^;」
ロ カ:「途中、何回か選択肢がありまして、その選び方でシ
     ナリオが分岐して、魔王が仲間にもなります。また、
     後にスーファミで発売された"旧約 女神転生"
     入っているメガテン2では更にシナリオが追加され、
     さきの魔王と同等の戦力を持つ、別の仲魔がい
     たりします。興味がありましたら、そちらも是非!」

ヴァル:「という訳で本作は21年も前に発売されたRPGとは
     思えない程の内容です。
現在のメガテン系列ソフ
     トのルーツとも言える傑作
、今遊ぶと、色々とツラ
     イ部分はありますが、ケータイアプリでも登場してる
     ので、良かったら遊んでみて下さい。」
カレン:「ところでロボ、さっきから奥でカチャカチャやってる
     けど、なにしてるの?」
ロ ボ:「フッフッフダス。」
ヴァル:「・・・合成装置に何かしてる! ま、待ちなさい!何
      を企んでるの?」
ロ ボ:「もう遅いダス! ほい、ポチっとな♪」
======バリバリバリ、ドーーーン!======
ヴァル:「フゴモゴモガガガ(訳:いたた、一体、何が・・)」
カレン:「・・・・!モガガガ、モガモガ(訳:私達!)」
ロ カ:「フガフゴモゴゴ(訳:スライムになりましたね^^;)」
ヴァルカレンロカ:「!(訳:!)」
ロ ボ:「いやぁ災難ダス♪ 合成装置の故障ダス。事故ダ
     スよ。ほほほ、困ったダス♪」
ヴァルカレンロカ:「モガガァ、ガー!
                  (訳:トホホのホ〜)」


ナレーション:「今回はこれで終了です。人気シリーズって、長いものでは何十年も続いているのですね。たまには昔の
         名作に触れてみるのも良いのではないでしょうか。 さてさて、次回はどうなりますやら・・・ロボの悪事で
         スライム化してしまったヴァルさん面々、久々にアノ企画が復活するかもしれません。
                                           それでは次回デース バイバーイ♪」


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