第10回:伊達直人現象で義賊に追い風?「ボナンザ ブラザーズ」手際は鮮やかに、体型はマロヤカに

ヴァル:「皆様コンバンハ。インフルエンザが流行ってます
     ね。帰ったら、うがい、手洗いを忘れずに♪ 少し
     調子がオカシイと思ったら、早めのパブロン♪」
カレン:「どこの回し者ですか!」
ヴァル:「ホホ、私達はこれから帰路につくのですが、深夜
     列車の中では、素直に寝る・・・はずはなく、“A列
     車で行こうDS”でも遊びましょう。」
カレン:「あ、じゃあ私はゲームギアでも・・・・」
ヴァル:「ゲームギアって、単三電池6本も使って、3時間く
     らいで切れちゃいませんでしたっけ?」
カレン:「・・・うくっ。そ、そんなこともアルヨウデスネ。」
ヴァル:「エコロジーな現代には厳しい、燃費の悪さですね。
     充電池でも動くの?」
カレン:「たぶん大丈夫では・・」
ヴァル:「そんなカレンにオススメ♪三洋電機のエネループ
     (充電池)です。最新マシンみたいな派手さはあり
     ませんが、高性能な充電池です。ついでに、
     eneloop
はエコポイント交換可能商品です。お買
     い求めは全国のスーパー、電気店まで〜♪」
カレン:「どこの回し者ですか!!」
ヴァル:「冗談はさておき、今回の紹介ゲームは・・・」
カレン:「なになにー ワクワク ^。^♪」
ヴァル:「今回は特別に、留守番してる二人(二台)に任せ
     てみましょう。」
カレン:「・・・・・・・・・・・ヴァルさん・・・・」
カレン:「単に、面倒臭いだけだったり、しません、よね?」
ヴァル:「・・・ぎクッ Σ(´д`ll) ソンナコトハアリマセンヨ」
カレン:「ふぅ〜〜〜〜〜ん (б_б)」
ヴァル:「あの二人の力量を確認してオキタカッタノデス。」
カレン:「了解、訳すと、丸投げですね。電話、電話っと」
・・・・・・・・・・プルルルルルルルルルルルルル・・・・・・・・・・
ロ ボ:「こちらロボだす。お客様がおかけになった電話番号は、現在・・・・ほひょ? な、なんと・・・・」
ロ カ:「あら、電話デスカ」
ロ ボ:「ヘイ・・・・・ヘイ・・・OK、ボス」
ロ カ:「どちら様からデスカ?」
ロ ボ:「さぁ 参るぜっ 相棒!」
ロ カ:「とりあえず了解・・・って、何ですか私達の格好。ロボ
     サンの話し方もオカシイし、まぁでも、アル意味、もと
     からオカシイですが・・」
ロ ボ:「Hey、ロカ!今日は△△邸に忍び込んで、お宝をゲットするぜっ! 準備オーケー?」
ロ カ:「それって、立派な泥棒では?・・・はっ つ、遂に我
     が家は物取りにまで身を落とさないと生活出来なく
     なってきたのですね。 そういえば私の自給も安い
     ですし。」
ロ ボ:「コラコラ、気分を盛り上げる為に下手な芝居うって
     たのに、ドサクサに紛れて日常の不平不満イワナ
     イ!」

ロ カ:「ホホホ。 ところでこの格好、泥棒というよりは強盗
     っぽいですよね。ギャングですよね。次元大介です
     よね。」
ロ ボ:「という訳(?)で、今回紹介するのは、メガドライブの
     “ボナンザ ブラザーズ”ダス。もともとはアーケー
     ド用タイトルだったのが、メガドラに移植されたのダ
     ス。たしかPCエンジンにも移植されてたダス。」
ロ カ:「それでは早速、ゲームスタート!  ・・・へぇ、これ
     は面白い絵柄ですねー。脚が無くて、足首の上に胴
     体から上が浮かんでいるみたいな、漫画的表現と
     いうのでしょうか、ダイナミックなディフォルメです
     ね。」
ロ ボ:「丁度、ファミコンの“ジョイメカファイト”がこんな感じ
     の表現だったダス。コケシ的なデザインなのダス
     が、少ない色数でも、妙にツヤツヤした質感で綺麗
     な絵。プレステ1の初期ソフトには、ポリゴンの3Dモ
     デリングで、こういう単純な形状のキャラクターがい
     ましたが、あくまで平面画で、立体CGっぽい絵柄を
     表現したあたり、センスの良さを感じるダス。」
ロ カ:「ややアメリカンナイズされている様な気がしますね。
     NHK教育TVでしたっけね?人形劇のアメリカ製教
     育番組で“セサミ ストリート”という、日本人の感
     覚では絶対に誕生しないであろう独特のキャラクタ
     ーが異色の番組がありましたが、イメージ的には通
     じるものがあります。」
ロ ボ:「ゲーム中の仕掛けもそんな感じダス。ドアを開けて
     向こう側にいる相手を、壁に激突させたり、何故か
     部屋の真ん中にあるプレス機(危険!)で潰してペ
     シャンコにしたりと、オーバーアクションなイタズラ系
     が目に付くダスね。これって、現実に起こったら、
     かなりの惨劇
だったりするのダスが・・・・無邪気な
     悪戯っぽく、微笑ましく表現されてるのダス。」
ロ カ:「ゲームは面クリア式ですね。全10ステージあり、各
     面の始まりは、アジトでブリーフィング、ルパンみた
     いです。ターゲットとなるのは、悪徳商社やにせ札
     造幣所で、金塊や機密書類を奪うのですか。機密
     書類って言うと“エレベーターアクション”もそうでした
     ね、産業スパイゲーム?だったような。 ところで本
     作は潜入する対象が社会悪が多いような気がする
     のですが、これは?」

ロ ボ:「実は本作の主人公であるチビとノッポのコンビは、
     義賊でして、正義の泥棒(既に矛盾?)なのダス。」
ロ カ:「石川五右衛門みたいですね。あ、斬鉄剣持った人
     ではなく、日本で実際に安土桃山時代に出没した盗
     賊のほうですよ。 そういえば、あの“がんばれゴエ
     モン”では面クリア時のデモで、盗んだ小判を民家
     にばら撒く、というのがありましたね。バラマキ政策
     の元祖?_?」
ロ ボ:「ホホ、そして、狙う建物に忍び込み、警備員をかわ
     したり気絶させたりしながら、目的のブツを頂戴し
     て、屋上から気球船で華麗に逃走する、という流れ
     ダス。」
ロ カ:「携帯しているのは麻酔銃ですか。実弾は使わない
     のですね。義賊だからと聞くと納得しますが、脱出を
     考えたら、始末したほうが良い気がしますが〜♪」
ロ ボ:「物騒な発言はよすのダス! それだと、ボナンザブ
     ラザーズでなくザンサツブラザーズになっちゃうダ
     ス ^^;」
ロ カ:「ゲーム画面は上下ニ分割で、二人協力プレイが出
     来るのですね。レースゲームだと分割画面のものを
     時々見掛けますが、アクションでは珍しいです。」
ロ ボ:「メガドラのゲームって、一人で引きこもやり込むの
     が多いので、二人で協力して遊べるのって貴重ダ
     ス。」
ロ カ:「二人で分かれて素早く盗品を集めるもよし、陽動役
     と回収役に役割分担するもよし、相棒ごと敵をプレ
     ス機で潰すのもよ・・し?
 色々と遊べますね。」
ロ ボ:「難を言えば、同じようなステージばかりなのと、敵
     (どちらかと言うとコッチが悪者なので、むしろ敵は
     自分のほうかも?)の種類が少ない事ダスね。折
     角、インチキカジノや大富豪の邸宅などに潜入する
     のダスから、背景やステージ中の仕掛けもバリエー
     ションがあったほうが更に楽しめたと思うのダス。」

ロ カ:「遊んでて気付いたのですが、一人プレイだと、敵が
     自分だけに集中するので、後半の面は厳しいです
     ね。これはむしろ、二人協力プレイが基本なのかも
     知れません。実際、本作は二人で遊んだ方が楽し
     い気がします。」
ロ ボ:「確かにそうダスね。本作は、メガドラでは貴重な二
     人協力プレイが楽しい作品ダス、他には“ゴールデ
     ンアックスシリーズ”や“ベアナックルシリーズ”も協
     力が楽しいタイトルだすが、なかなか楽しいのでオ
     ススメだす。現在では、Wiiのバーチャルコンソール
     で配信およびプレステ2のセガエイジズでも発売さ
     れているので、是非おためしあれーダス。」
ロ カ:「ところで本作って、少し視点を変えると、遊びの幅が
     広がりそうな気がするのですが。」
ロ ボ:「ホワッツ?」
ロ カ:「主人公を動かさないゲームにしても、面白そうです
     よ。」
ロ ボ:「動かさない?なんダスそれ?」
ロ カ:「これは単なる私の妄想なのですが、例えば“ぐっす
     ん およよ”や“ハロー!パックマン”他には“レミン
     グス”や“ポピュラス”みたいな、主人公自体は勝手
     に動いていて、直接操作するのではなく指令を出し
     たり、障害物を配置して進行方向を変えたり、敵の
     注意をコッチで引き付けて危険を回避したり、と言っ
     た内容のゲームがありますよね。本作のキャラクタ
     ーや世界観には案外マッチしそうな気がします。」
ロ ボ:「ついでに、キャラクターも、見た目が違うだけのチビ
     とノッポだけでなく数を増やし、特徴や特技なども搭
     載したら良さげダス。追加キャラをダウンロード配
     信、なんてのも良いダスね。アソビン教授を使用キ
     ャラにするとか。」
ロ カ:「その、ナントカ教授って、ドナタデスカ。」
ロ ボ:「セガマーク3時代のソフトのマニュアル中にちょこっ
     とだけ、アソビン教授のコーナーがあって、裏技紹
     介や攻略アドバイスを教えてくれた人なのダス。
     マも含まれていた
ような・・・・」
ロ カ:「今は見かけませんが、需要が無くなったデスカ?」

ロ ボ:「現在はネットの普及で、大雑把なレベルでは大概の
     ものを簡単に調べられますが、セガマーク3当時っ
     て、ゲーム雑誌にはセガ関係は殆ど掲載されてなく
     (βeepに少し載っていた程度)、セガソフトの情報が
     少なかったのダス。発売日すらろくに載ってないの
     で、お店にいったら知らないソフトがいきなり売っ
    ていた
、という現象さえあったのダス。 あ、でもJO
    YJOYテレホン
は割りと役立ちましたダス。」
ロ カ:「JOYJOYテレホン?ナンデスカソレ?」
ロ ボ:「現在では信じられないかも知れないダスが、そこに
     電話かけるとゲーム情報が聞けた(テープ録音した
     内容)のダス。当時はネットなんてアリマセン。新聞
     になんてノッテマセン。TV−CMは、たまには流して
     たようダス。雑誌は、先程の話の通りで、電話でも
     貴重だったのダスよ。」
ロ カ:「口コミで広がったりは、しなかったのデスカ?」
ロ ボ:「口こみ??? 人気のあったファミコンと違って、セ
     ガマーク3持っている友達を作る(探す)事は、魔界
    村をクリアするよりも難しかった
のダス!(涙目)」
ロ カ:「・・・ぁ、どうやら古傷に触れてしまった模様です^^;
     でも大丈夫ですよロボサン、そういう厳しい状況に
     あったのはセガユーザーだけではありませんよ♪」
ロ ボ:「そ、そうダスか? ぐっすんT_T」
ロ カ:「そうですっ♪ 私の友達でも、いましたよ。所持して
     る仲間がいなくて嘆いていたのが。」
ロ ボ:「それって、どんな品物だったのダス?」
ロ カ:「ベータのビデオデッキですっ♪ 持ってる人いない
     から貸し借り出来ないって話でしたよ、確か。」
ロ ボ:「・・・・・・ベータMAX・・・・・・マックス・・・クス・・クスク
     スクス♪(壊)」
ロ カ:「ああっロボサン! これってやっぱり、例によって、
      トホホのホ〜 ^^;」
=======ガラッ======
ヴァル:「ただいまー。」
カレン:「ただいまっ♪ゲーム紹介は無事終わったみたい
     ね。 あれ?ロボ、どうしちゃたの?」

ロ カ:「オカエリナサイマセ。 あ、ロボサンはトラウマに触
     れてしまいまして・・・。」
ヴァル:「セガユーザーには、よくある事なのでホットキましょ
     う。明日になったらギャクマンガみたいに元に戻って
     ますよ。」
カレン:「おみやげ買ってきたよ〜♪」
===ロボは、不鮮明な意識の中でおみやげ品を受け取った。その品は、な、なんと(次回へ続く)=====


ナレーション:「今回はこれで終了です。映像技術は日進月歩。現在は映画さながらなゲーム映像も普通になりましたが、
         一昔前のゲームでも、センスの光る表現や演出は今でも通用すると思います。かつては“ドット絵職人”と
         いう言葉もありました。立体的CGは今では標準化してますが、私個人は、味があるのは2D絵だと思って
         ます。 さて、次回は、文中にあるように、おみやげソフトを取り扱う予定です。
          それではまた〜 バイバーイ♪ (^_^)ノシ」

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