第11回:竜退治は、もう飽きた!? テンポの良さ抜群のRPG大作「セブンスドラゴン2020」
ヴァル:「アロハ〜。年の瀬を迎えて、すっかり寒くなってきま した。レトロ中心と言っておきながら、新作ゲーム も密かに紹介しているヴァル=ヴァラです。」 カレン:「ほえ? ヴァルさーん、表題↑のって昔どこかで 聞いたような・・・何だっけ?」 ヴァル:「ファミコンのRPG“メタルマックス”(MM)のTVコ マーシャルに使われていたキャッチコピーです。」 カレン:「ああ、そうそう。 えと確か、そのCMって声がジャイ アン(たてかべ和也)でしたので印象に残ってます。」 ヴァル:「私の世代ではジャイアン=たてかべサンでしたが、 現在は木村昴さんに交代してます。」 カレン:「そう言えば前に声優陣が一新されてましたね。もは や私は見てませんが、聞いた話では全体的に、声 のトーンが高くなったらしいデスね。」 ヴァル:「そのようですね。」 カレン:「でも、そのCMってジャイアン声に全部持っていかれ てる感がありますが、よくよく考えてみると結構凄い 事いっちゃってマセンカ?」 ヴァル:「はい、竜退治というのはアレです。当時、社会現象 まで引き起こした国民的RPG“ドラクエ”です。結 構、大胆不敵と思われそうですが、実はこれ、ライ バル関係というか、仲間でもあったのです。」 カレン:「ほへ?ドラクエと?」 ヴァル:「ドラクエといえば堀井雄二さんですが、当時の週刊 少年ジャンプでは、キャラクターデザインが鳥山 明さんだからか、表紙めくったところに小さい袋と じで“ファミコン神拳”という名前でファミコン特集 みたいのを時々やってまして、そのメインパーソナ リティが“みやおう”、“ゆうてい”、“きむこう”だ ったのです。」 カレン:「は、はぁ・・・ドナタですか?」 |
|
ヴァル:「紹介するゲームの評価を、当時大人気の連載作品 であった“北斗の拳”のパロディな感じの格好をした 三人が、始めは裏技紹介が中心でしたが、その 後、今でいうファミ通のクロスレビュー風のコーナ ーになってまして、ドラクエ特集とかもやってました ね。それでその三人のキャラというのが、“ゆうてい ⇒堀井雄二”、“みやおう⇒宮岡 寛”、“きむこ う⇒木村 初”さんでして、宮岡さん主導で木村さ んを伴い制作されたのがメタルマックスだったので す。ついでに言うと、ドラゴンクエスト25周年記念で Wiiで発売されたドラクエ1,2,3には、このファミコ ン神拳の復刻版が同梱されたので、懐かしんだ人 や、それで始めて目にした人も居たかと思います。」 カレン:「なるほろ〜、納得です。まさか無名で非力なソフト ハウスが大御所ドラクエに喧嘩売るなんて、ミサイ ル一基だけで一国を相手に戦争するみたいなマネ はしないと思ってましたが、そういう事でしたか。」 ヴァル:「ほほ。流石に、ねー。」 ロ カ:「じゃあ、今回はMMなのです?」 ヴァル:「惜しい! 今回は出来たてホヤホヤの新作から、 セガのPSP用RPG“セブンスドラゴン2020”です。」 ロ カ:「・・・惜しいの、デス、か? ^^;」 カレン:「竜つながりだったのですか〜。」 ヴァル:「本作は2020と付くように、続編です。シリーズ第二 弾にあたります。ロカしゃーん、お願い。」 ロ カ:「はいー。 コホン! 本作の前身であるセブンスドラ ゴンは2009年3月にニンテンドーDSソフトとして発売 されたフィールドタイプのRPGで、キャラクターメイ キングに力が入っており、職業や性別を選んでキ ャラクターを登録し、最大四人パーティを組んで冒 険するRPGでした。そのあたりはウィザードリィ的な 感じです。ミニクエストをこなしながら進んでゆくシナ リオ展開になっておりまして、イラストタッチでコミカ ルなキャラクターの世界観が特徴的でした。」 カレン:「DSからPSPに移ったという事は、ビジュアル的にも 期待出来そうですー。」 ヴァル:「それでは今回のゲストをお呼びしましょう。」 |
|
|
カレン:「誰だれ〜?」 ロ カ:「どうぞコチラへ。本作に登場するお二人、ガトウさ んとアオイさんです。」 アオイ:「コンチワ〜! 第10班のアオイだよっ♪」 ガトウ:「・・・おい! なんだソノ自己紹介は! 第10班とか 突然言っても相手は分からないゾ。」 アオイ:「オッス、先輩!」 ガトウ:「そそっかしくてすまない。俺は対魔特殊部隊、ムラ クモ機関の第10班を任されているガトウと言う者 だ。こっちはウチの班の新米、雨瀬アオイと言う。よ ろしくたのむ。」 アオイ:「さっすが先輩! ただのオヂサンじゃなかったッス ね。」 ガトウ:「アオイ・・・・・。」 カレン:「なんですかコノ人達。登場するなり、いきなりオイシ イですねー。」 ヴァル:「ようこそいらっしゃいました。 ・・・しかし、これは・・・!」 カレン:「あれ? どったのヴァルさん?」 ヴァル:「カレンと似てる・・・ ^^;」 カレン:「え? そんなに似てる? ドコが? 可愛いトコロが?」 アオイ:「カレンちゃんの方がカワイイよっ♪」 カレン:「そういうアオイちゃんだってー♪」 カレン&アオイ:「キャッ キャッ ☆ ^_^」 ガトウ:「・・・・・・・・・・・・・・・・・(絶句)」 ヴァル:「・・・・ガトウ殿、心中お察しします。^^;」 ガトウ:「分かって貰えて助かる。君も大変そうだが。」 ヴァル:「そうなんですっ!(切実)」 ロ カ:「似た感じのコンビが二組も出来ちゃいましたネ。カ レンさん×アオイさん と、ヴァルさん×ガトウさん、 やっぱり、攻めがアノ人で受けがコノ人で ・・・うわぁ♪_♪(妄想加速中)」 ========この状況でロボ登場======== ロ ボ:「お客様ダスか、ようこそダス。 ・・・・・・・! なんダスか、この異様な空気は・・・・・。」 |
ヴァル:「本作の魅力は幾つもありますが、その一つはBGM です。あの古代祐三さんデス。オールドPCファンな 人にはイース1と2と言えばお分かりと思います。」 ロ ボ:「メガドライバーには御馴染み、“ザ・スーパー忍”や “ストーリー オブ トア”、それからなんと言っても ベアナックルシリーズだす。特にベアナ2が最高 ダス〜♪」 カレン:「カレンは〜、DSで世界樹の迷宮とか、当コーナー でも取り上げた悪魔城ドラキュラ ギャラリー オ ブ ラビリンスが好きー。 ^^♪」 ロ カ:「スーファミ初期作品“アクトレイザー”のあまりの音 色の凄さに、あのFFシリーズのBGM担当である植 松さんが衝撃を受け、FF4はソフト完成目前にし て、音源自体を作り直させたという伝説がある程に 影響力があるのデス。」 ヴァル:「ゲームにとって、BGMも大切な要素ですね。」 アオイ:「じゃんじゃ〜ん♪ そして本作のBGMは、かのプ ロジェクト ディーバ“初音ミク”ちゃんとのコラボ も実現してますっ!」 ガトウ:「む・・・・ミクか、分野は違えど、あの娘の方がお前よ りもプロだぞ、アオイ。」 アオイ:「オ、オッス、先輩!チョコバー食べてアオイ、頑張 りますっ!」 カレン:「アオイちゃん何それ〜? 美味しそ〜♪」 アオイ:「はーい、どうぞっ! 本作では第13班(主人公達) の先輩達にも沢山配りましたっ♪」 ガトウ:「・・・・・むむむ、無念。」 ヴァル:「どうされましたか、ガトウさん?」 ガトウ:「いつも謎なのだが、莫大な数のチョコバーを一体ド コに入れているのか、出す瞬間をまた見逃した! 四次元ポケット所持者説すら考えているの だが・・・。」 ヴァル:「ドラえもんかっ!」 |
|
ロ カ:「あの、私、本作の概要を聞いて、疑問に思った点が あるのデスガ・・。前作と比べて、職業は7⇒5種類 に、パーティー最大人数が4⇒3人に減ってます が、多すぎるのもナンですが、少々少ないのでは? と思うのデス。」 ガトウ:「どうやら開発サイドは、パーティ全員が臨機応変に 戦えるバランスを目指したらしく、人数は3人ながら 3人が3人とも主役と言えるのが本作の特徴だ。」 アオイ:「アオイは、数は多い程心強いと思いますがっ!」 ヴァル:「はぁ、成る程。 パーティ人数ってRPGによって異 なりますが、概ね3〜6人の間で、最もポピュラー なのは4人でしょうか。 そして4人パーティって普 通、4人が役割分担されますよね。」 カレン:「うーん、大体は、直接攻撃なファイター、特殊技能 を持つファイターもどき、攻撃魔法役、回復・補助役 って感じですかね〜。」 ヴァル:「そうですね、そして回復役って、ゲームにもよりま すが、絶対に必要な役どころではあっても、存在感 的には後回しというか、やっぱり攻撃能力が高いキ ャラの方が印象に残りますよね?」 アオイ:「回復メインじゃ、エースって呼ばれる事は多分、無 いですしねっ!」 ガトウ:「縁の下を支える役どころは組織には欠かせないの だが・・・最新の戦闘機でも、機体整備や燃料補給 がなければ只の鉄屑ではあるが、しかし残念なが ら、確かにカリスマ性には欠けるかもしれない。」 ヴァル:「ソコです。本作の職業には、前作のヒーラーに当た るポジションが無いのです。一応、補助に優れる職 業であるハッカーはいますが。」 ロ カ:「ハッキング能力が高いとは今風デスネ。直接攻撃 力は非力と思われそうですが、力は使い方次第、敵 を翻弄し戦闘エリアをコントロールする職業、素敵 デスネ。親近感を感じマス。」 |
|
カレン:「TVドラマ化も実現した週刊少年マガジン連載の人 |
|
アオイ:「シミュレーションRPGと言うと“ファイアーエムブレ ム”や“シャイニングフォース”、“ラングリッサー”あ たりから浸透しはじめたジャンルで、キャラの多さで は、やっぱり“スーパーロボット大戦”シリーズでし ょうかー。毎回、登場作品数がパネエっす。」 ヴァル:「そういうタイトルって、どうしても遊んでいるうちに1 軍と2軍に分かれてしまいますよね。勿論、プレイ ヤーにより、魅力がないとされたキャラクターは倉庫 番になってしまう訳ですから、そのプレイヤーにとっ ては居なくても問題ない、捨てキャラだと言えそうで すが、本作はそういうのをなくす為もあって、職業と 人数は絞ったみたいですね。」 ガトウ:「確かに、そういうコンセプトだと聞いた。」 ロ ボ:「それと、ヴァルさんもガトウさんも、本作最大の魅力 をまだ紹介してないのダス!」 カレン:「あれれ? まだそんなのあったの〜?」 ロ ボ:「コホン! 本作のウリはキャラメイキングにあるの は周知の通りダスが、前作と違い、外見と職業がバ ラバラに選べるのダス!(前作は職業と性別で外見 が決められてしまったので、見た目ではコノ子が良 いけど、職業が・・・という事態も発生したもよう。) そしてもう一つ、コレが最大の魅力ダスが、声(声 優)を選べるのダス♪男女各15人ずつ用意されて いるので、どの声を選ぶか迷ってまよって仕方ない のダス〜。わ、我輩は水樹奈々さん派ダスし・・・(頭 の中が向こうの世界へ)」 ヴァル:「コホン! ウォッホン! 妄想ロボコンビは置いとき ましょう!」 アオイ:「ソッチも二軍ですねっ♪」 カレン:「あー! ウマイ事言った〜♪ ^^」 カレン&アオイ:「キャッ☆ キャッ☆ キャッ☆(走り回る)」 ヴァル:「・・・・が、ガトウさん、続けましょう。 ^^;」 ガトウ:「りょ、了解した。 ^^;」 |
|
ヴァル:「今の、本作では職業、性別だけでなく外見と声優も 自由に組み合わせられるというシステムは、何気に 面白いです。」 ガトウ:「確かに、ひ弱そうな外見のキャラでパワー型にした り、見た目とかけ離れた声にするのも一興ではあ る。」 ヴァル:「歴戦のツワモノたるガトウさんが、実は軽い感じの 声だったりしたらビックリですしね。」 ガトウ:「そういうヴァルヴァラも、実はまだ可愛い少女でした 〜的な方向でキャラ作りするのも現実逃避・・でなく 意外な一面を見る感じで、楽しめそうではある。」 ヴァル:「おほほほほ。だぁれが現実逃避ですって〜?」 ガトウ:「フフフ、そういうソナタこそ、渋くてクールな俺を軽い とか言ったようだが?」 ヴァル:「・・・・・・・・・・・・・・・」 ガトウ:「・・・・・・・・・・・・・・・」 ヴァル&ガトウ:「・・・・ふぅ〜〜〜 ^^;」 ヴァル:「あはは、一つ言えるのは、本作のキャラメイクは、 凄く楽しいという事です。(//^ ^//)」 ガトウ:「その通りだ。ふふ。(^o^)」 カレン:「え〜! なになに、二人はそういう関係に?」 アオイ:「せっ先輩、流石っす! アオイ、応援しちゃいまー すっ! 取り敢えず景気づけに、チョコバー食べま す?」 ヴァル&ガトウ:「いらんっ!」 カレン:「ハハ・・ところでヴァルさんは、どういうキャラで本作 を遊んだのですか?」 ヴァル:「はい、リーダーは私で、職業はトリックスター(銃使 い)、外見はサムライ用(パッケージイラストで一番 目立っている、セーラー服の女の子)です。カレン はデストロイヤー(肉弾戦士)で、絵もそのまま、ロ ボは職業サイキックで見た目は男デストロイヤーで す、残念ながらメカ外見は居なかったので。 声は 大体、イメージ通りに合わせました。私はロボと違っ て声優さんにコダワリはないので、誰の声かは知り ませんが、実際に聞こえたセリフの感じで選びまし た。」 |
|
カレン:「なるほろ〜。 カレンは、三人ともサムライ |
|
ヴァル:「現在では内容テンコ盛り過ぎて、最低50時間はあ たりまえ、みたいな感じになってきたRPGですが、遊 ぶ時間が少ない人の為にも、短い時間で満足出来 る冒険モノ、というのもあると嬉しいですね。」 カレン:「勇者30とか?」 ヴァル:「それ、みじか過ぎっ! それに勇者30は意図的に 短時間で遊ぶ事をテーマに作られたので、それはソ レでアリかと思います。違うのです、普通にRPG作っ ておきながら、少なめのボリュームのって、なかなか 無いですから。」 ロ カ:「・・・あの、ヴァルさん? クラッシュローラーの回で 少しだけ話に上がった、セガのメガCD初ソフト“惑 星ウッドストック ファンキーホラーバンド”って確 か、RPGでしたっけ?」 ヴァル:「・・・・・・・・ぎくっ!」 アオイ:「あれあれ? どうしました、ヴァル姉さん?」 ヴァル:「ハード供給メーカーの第一弾ソフトって、良くも悪く も印象に強く残りますし、そのハードの今後の方向 性を決めるとも言っていい、大事な役どころのハズ なのですが、そう、メガCDはセガ自らヤッちゃった のです。それまではカートリッジのソフトしかなかっ たメガドラに、性能強化ユニットとして登場したメガC Dなのだから、そしてRPGをもってくるのだから、当 然、ビジュアル的にも音的にも優れたモノを持ってこ ないとイケナカッタのにですよ、それが、ファミコン級 のショボい絵、粗末な内容、RPGのクセに5時間程 度で終わる短さ、それでいて前述のドラスレ英雄伝 説1みたいな面白さは微塵もなかったのですよ・・・ ウッドストックと言うよりか、このスットコドッコイ!」 カレン:「ま、まぁまぁ ^^; 。 どうしてもハード初期のソフト って完成度に難がありますし、昔のハードって最初 の頃は良いソフトないのが伝統みたいなトコロもあ りますから。」 ロ ボ:「でもCDでパワーアップする前の、メガドラ単体で は、初期ソフトのスペハリ2やサンダーブレード、獣 王記と、内容的には賛否両論はあれども、絵と音 は、明らかに新ハードのパワー全開で別次元にあっ ただけに残念だったのダス。」 ガトウ:「それは、セガの黒歴史か・・・。」 アオイ:「あっ! でも、聞いた話だと、その後すぐに内容ピッ タリのお粗末なゲームもあったみたいでしたよね?」 ロ カ:「・・・・おそ松くん。^^;」 アオイ:「ぁあ〜! ウマイ事言っちゃった〜?」 ヴァル:「・・・ずぅぅぅぅん。 ピクッ ピクッ」 ロ カ:「ああ・・・お約束の。」 ガトウ:「なんだ、どうした?」 ロ ボ:「ホッホ。ゲストの御二方は初めて見る事になるダス が、これが当HPの定番なのダシて・・^^;。」 カレン:「ど、どうぞ〜。」 ヴァル:「トホホのホ〜 (T_T)」 ガトウ:「・・・・・・・・! (合掌)」 アオイ:「です〜っ! ^^;」 |
|