第4回:伝説のドラ猫、再び大空へー!好調のダウンロード販売専用ソフト「アフターバーナークライマックス」

カレン:「ヴァルさーん。↑表題のドラ猫って何ですか?ファミ
     コンの“おにゃんこタウン”?それともゲームギアの
     “猫大好き”?」
ヴァル:「皆様コンニチハ。 ほほ。 これまたレトロなタイト
      ル連発ですね。その二本は、ある意味、伝説のタ
      イトルですが、残念ながら違います。猫といって
      も、戦闘機のF-14トムキャットの事です。 そうで
      す。今回紹介するのは“アフターバーナークライマ
      ックス”です。」
ロ ボ:「往年の名作“アフターバーナー”の進化系で、数年
     前にアーケードで登場。家庭用ハードに移植された
     のダス。以前紹介した“ドラキュラHD”同様、
     XBOX360のダウンロード専売タイトルです。今回
     は、PS3版も同時発売されまして、そちらもダウンロ
     ード専売ダス。」
ロ カ:「最近は、ダウンロード専売タイトルが増えてきました
     ね。お店に買いにいかなくても自宅で購入し、すぐに
     ダウンロードして遊べるというのは、便利な世の中
     になりました。インフラ整備の賜物ですね。」

ヴァル:「最近、好調のDLソフト、XBOX LIVEアーケードとい
     うコーナーで購入できます。特徴としては、このコー
     ナーで販売しているソフトは全てに無料体験版が用
     意されているので、試しに遊んでみて、気に入った
     ら本編を購入する、ということが出来るのです。PS3
     のほうは、PSストアというHPから購入するかたちで
     す。」
カレン:「へぇ、そうなんだ。ゲーム図書館のパクリなのです
     ねっ♪最初にそういう事したの、セガですよ。セガ偉
     い!」
ヴァル:「・・・・・・・・」
ロ ボ:「そういえば、昔はそんなのあったダス。着眼点は良
     かったのダスが、当時はブロードバンドなどという言
     葉もなく、データ転送容量の非力な電話回線で、軽
     めのゲームを少しだけ、ひっそりと配信されてたの
     ダス。ソフト数があまりに少なく、図書館というより
     は学級文庫レベル
だったのダス。」
ロ カ:「時代を先取りし過ぎちゃったのです。現在では、Wii
     のバーチャルコンソールが一般的かも知れません
     が、ハードウェアの関係上、データ量の少ない、軽
     めの内容のゲームが中心です。XBOXやPS3みた
     いにHDDが欲しいです。」
ヴァル:「さて、アフターバーナークライマックスですが、内容
     は基本的に、従来のアフターバーナーと同じく、
     次々と襲いかかる敵戦闘機の攻撃をかわして、進
     行します。途中、ルート分岐があるので、何度も遊
     べます。実績解除と呼ばれる、ある条件を満たすこ
     とでオプション設定項目が増えていく要素があるの
     で、全ての隠し要素をコンプリート目指して遊び尽く
     しましょう♪」
ロ カ:「・・・つまり、少々のオマケ要素が追加され、絵が綺
     麗になっただけのアフターバーナーなのですね。」
ヴァル:「いきなり核心を突きましたね。^^; うーん、そうな
     んです。見た目以外はあまり変わってないのです。」

カレン:「ほぇ? 戦闘機を操る3Dシューティングって昔から
     ありますし、現在でも続いている人気シリーズもあり
     ますよね。今回のは、何か問題でも?」

ヴァル:「あーーー・・・。 実はですね。アフターバーナーは
     大好きです♪ その上で、あえて言いますが、登場
     したのは20年くらい前ですよね。その頃の内容と大
     差ないものを現代に出してきたのでは、駄目なので
     す。」
ロ ボ:「このジャンルのゲームは、年々、進化しており、今
     では、様々な戦場を駆け巡る、いわゆるミッション遂
     行型と、離着陸を含んだ、飛ぶこと自体が中心なフ
     ライトシュミレーター型に、二分されてるのダス。で、
     アフターバーナーコンプリートはというと、どちらでも
     ない中途半端な印象があるのダス。」
ロ カ:「最近の傾向としては、NPCや、通信機能を駆使した
     集団戦がトレンドです。敵味方が入り乱れた戦場が
     舞台なのです。 また、搭載する武装や機体のカス
     タマイズが楽しめるものが増えておりまして、いわゆ
     る“やり込み要素”が充実して来てます。そういう点
     でも、本ソフトは厳しいです。」
ヴァル:「また、戦闘機の空中戦というのは本来、レーダーや
     マップを見て、敵の位置を確認しながら、攻撃に有
     利な“後ろ”を取り合って戦うものですが、本作は、
     レースゲームの敵車のように、一度すれ違ったら、
     それっきりなのです。」
ロ カ:「昔は、その迫力に驚き、ゲームセンターでは人だか
     りが絶えない程の人気ゲームでしたが、見た目以外
     は殆ど当時のままというのでは、正直、物足りない
     です。本作品がゲームセンターであまり見かけな
     い、あっても短命で消えてしまった原因は、おそらく
     現在進行形の内容では無かったためではないとか
     思います。」
ロ ボ:「同様のことが、他でも言えるダスね。 かつてはゲ
     ームセンターで“体感ゲーム”との呼び名で、“アフタ
     ーバーナー”と並んで称された、“スペースハリア
     ー”、“アウトラン”の三大ゲームだすが、数年前に、
     みっつともアーケードでリメイクされてるダス。 “ア
     フターバーナークライマックス”、“アウトラン2”、“プ
     ラネットハリアーズ”がそれで、残念ながら、揃って、
     短命に終わったのダス。」
カレン:「あららら・・・・。残念です ^^;」
ヴァル:「圧倒的な迫力、オシャレな雰囲気で一世を風靡し
     た体感ゲームでしたが、現在では、とりわけ、映像
     の綺麗さに関して言うと、もうこれ以上はどうしようも
     ない、というレベルまできちゃいましたからね。」
ロ カ:「いわゆる“リッジレーサー”や“グランツーリスモ”シリ
     ーズに牽引されて、最早、実写さながらの映像に到
     達しております。この先は、“F-ZERO”みたいに、架
     空の世界を表現するしかないのでしょうか・・・。」
ヴァル:「映像だけでなく、コースも、実在する身近な道路を
     対象にしたものが人気ですよね。今、ゲームセンタ
     ーにおいてある車ゲームは、首都高速や湾岸を舞
     台にした、いわゆる“走り屋系”くらいしかないです
     ね。」
カレン:「“アウトラン2”はPS2でも発売してますし、私、好きで
     すよ。今でも、時々引っ張り出して遊んでます。 で
     も、今回の皆の反応からすると、本作、駄目だった
     の? つまらなかった? 物足りなかった?」
ヴァル&ロボ&ロカ:「いいえ!満足。面白かったです。」
カレン:「・・ほぇえ! 散々、駄目だししておきながら、実は
     気に入ってたの?」
ヴァル&ロボ&ロカ:「だって、好きなんだもん♪」
カレン:「・・・・・・ふにぃ。」
ロ ボ:「つまり、そういうことなのダス。」
ロ カ:「好きな人には、好き、という事です♪ファン向けアイ
     テムとでも言っておきましょうか。」
ヴァル:「昔は所持しているソフトの数も少なくて、1つ買った
     ら、飽きるまで遊んだものですが、現在では、遊び
     たいソフトが多すぎて、時間が足りないので、どうし
     ても買い溜め状態になっちゃってましてね。^^; ま
     た、“FF14”みたいに壮大なゲームは、確かに感動
     するし、大満足には違いないのですが、大作ソフト
     ばかりだと、疲れちゃうのです。」
ロ ボ:「値段も安いので、オススメなのダス♪ 超大作、や
     り込み要素全開ソフトに遊び疲れたら、シンプルな
     ゲームで頭をカラッポにして楽しむのダス。」
ロ カ:「狙って出した訳ではないのでしょうけども、たまに
     は、本作みたいなシンプルな内容のゲームが恋しく
     なるのです。そういう意味では、案外、需要はある
     のかも知れませんね。」
カレン:「わ、分かりました。 つまり、冒頭で私が言った“猫
     大好き”をいまでも大好きでも、オカシクないのです
     ね♪ ほーっ良かったヨカッタ。猫ちゃんを愛でるの
     です♪」
ヴァル:「あー、カレン。ペット育成ゲームというと、今では、ア
     レがあるよねー。」
ロ カ:「アレですね。アレ。」
カレン:「ぇ? な、何?アレって?」
ヴァル:「DSソフト“ニンテンドッグス”です。タッチペンで撫で
     る事が出来て、本体内蔵の時計とリンクして、まさし
     くペットを飼っているのです。表情や仕草もバリエー
     ション豊富で、このあたりは、性能が進化している最
     新マシンのおかげ、と言えるのでしょう。」

ロ ボ:「他にも、ペットとは題材が違いますが、“ラブプラス”
     という良作もあるダス。ゲーム内容に、タッチペン使
     用を上手に昇華した、といえるのダス。」
カレン:「オールドゲーマーって、時々せつなくなります・・。
     というか、今回、私、それとなくイジメられてません
     か?酷い皆!そういうのはロボの訳なのに・・・。」
ロ ボ:「・・・・・・・・・・・ォィ」
カレン:「世間の風当たりは冷たくでも、それでも、ゲームギ
     アは今でも好きなのです。 そんな私って、トホホの
     ホ〜!」

ナレーション:「オールドゲーマーに幸あれ・・・・・。 今回はこれにて終了です。次回は、遂に来ました。日本の文化、とも言
         える有名ロボット物の予定です。それではまたー。」

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