「春は… 」 2003年 2月28日 金曜日 ・ 採集  

 てれてれと降り立つ駅のホーム。
春が近いのは気温だけでなく、この時間だというのにまだ
空が明るいコトでも感じられるんだが、そんな私の前を
歩く二人連れの女の子の一人が叫ぶ。
「あ、今日28日だっけ!?」
「あぁビックリしたぁ! そうだよ〜 月末の金曜じゃん」
「やっべーよ、家賃振り込むの忘れてた〜」
「それマズくない?」
「マズイ」
「う〜ん」
「う〜ん」
「だはははははははははははははははははははははっはは」
「あ〜はっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはは」
「マジ、どうしよう?」
「どうすんの?」
「う〜ん」
「う〜ん」
「だはははははははははははははははははははははっはは」
「あ〜はっはっはっはっはっはっはっはっははっはっはは」

 
 
 
 春はもぅここまで来ているようで…


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