「多分、私の聞き違い」 2001年12月17日 月曜日 ・ 採集  

  なんのかんのともう年の瀬、っていうか
 
もぅ今年終わりじゃん(汗)
 「 … まぁ今年は年賀状も書かなくていいしのぅ」
  などとボケ〜っと呆けた気分も岐阜駅で乗り込んで
 きた制服の女の子たちの賑やかさに吹き飛ばされる。
  多分、高校生だろうとは思うがまぁ賑やかなこと。
 声の大きさが自己存在確認行為、というか主張なんだ
 ろうケド、いつの間にか私の口元がひきつってくる。
 「ま、まぁモメ事おこすのもタリィしな… 」
  早く駅に着いてくれよと思うのも彼女らの「会話」
 ってのに乱されて。
 
「ねぇねぇ、算数のテスト、どうだった?」
 「ダメーぇ〜。
国語社会は自信あるけどさ〜。ホラ
 アタシって文系だから〜、数字はわかんないもん」
 「じゃぁアタシは芸術系〜(笑)」
 「それってカラオケだろ(笑)」
  
きゃははきゃはははきゃきゃきゃはきゃららんきゃ
 と笑う黄色い声。きっと私の聞き違い、幻聴だろう…
 でなきゃ
算数、国語、社会だなんて…




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