| 「通勤電車で拾った会話 ・ その２ 」 |
２０００年８月３０日 水曜日 ・ 採集 |
夏休みもあと一日…
帰りの電車で比較的楽に席に座れて、自分の駅までの
僅かばかりの休息が得られるのも、あと一日。
「明後日からはまた学生サン達が大挙して…」
まぁ、別に今の車内が静かで快適とも思わないけど
それでもこうして日々は過ぎてゆくのねぇ… などと
らしくもない感慨に耽っていると、通路の向こうの席
でラブラブげなボーイ＆ガールの会話が聞こえてきた。
「でもさ、アッくんのカラオケ、サイコーだったよ 」
「 へへっ。そうぅ？ なぁ〜んてね。おれ、けっこう
カラオケにはジシンあるんだ。うまかったしょ？ 」
「 うんうん。めっちゃウマイよ〜 」
「 だけどさぁ、おれ、中学のころはぜんっぜんヘタ
だったんだよ、カラオケ 」
「 うそぉ〜、どこがぁ〜 」
「 音テー取れないしさぁ、マジでサイアクっていうか、
ホント、えれぇツラかったんだわ。でも、高校入って
めちゃキアイ入れてレンシューしたらさ、イマみたい
になったんだ 」
「 いやぁ〜ん、アッくんかっこいい〜！ （はぁと） 」
… 君ら、「変声期」って知らんのか？
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