「受話器の向こうで… 」 2000年8月28日 月曜日 ・ 採集  

  
会社宛の郵便物を仕分けてると「ニ●セン」のカタログが。
 宛名に書かれているのは職場にもウチの支社の管轄の
 営業所にも無い名前で、どうやらとうの昔に
 転勤していった人の名前、らしい。
  本社便を使っての回送をするのも馬鹿馬鹿しいのと
 メンドクサイので、「●ッセン」に電話する事にした。
  しかし…
 繋がったのだが妙なノイズ、 というか話声がする。
 ( アレ? 番号間違えちゃったかなぁ? )
  などと思ってよく聞いてみると、
 「
シクシクシク…
  何ですか、コレは?《汗)
 「もしもし? もしもし?」
 「
シクシクシク…
  なんだか泣き声みたいなんですけど(涙)。
 思わず電話を切ろうとしたら、何やら話し声に…
 
「あっ! まったく何やってんのよ〜!
   
アンタさぁ、いつまで泣いてるワケぇ?」
  
「だ、だってぇ…」
  
「電話に出てるのに『だって…』じゃないでしょうが!
   
ホラぁ、 しっかりしなさいってば!
  
「でも… でも… ワタシ、もう出来ません!」(ど  たどたどた)
  
「あ、ちょっと待ちなさいってば! んもぅ! いいわ、コレ、
   
私やるからちょっと、あのコ何とかしといてよね!」
 「あ、あのぉ〜… 」
 「ハイ! なんでございましょう?」
  そんな明るい声、出せれるんですね。
 「あの『ニッ●ン』さんですよね?」
 
「 え… あ、ハイハイそうです! 申し訳ありません。
  
ちょっとコチラで手違いがありまして… 」
 「はぁ、そうですか… 」
  と、後は普通に会員登録の抹消をしたんだけど、



  一体、どんな「手違い」なんだよ…

 

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