USA−P in Taiwan
 ・ プロローグ。


▼ 旅のはじまり。

 それは昼食後の後片付けを終えて、なにげなに新聞を眺めていたらばあった旅行会社の一面広告
をなんとなく眺めていたら台湾旅行三泊四日が29900円!でも燃料チャージ料とかは別よ、ってのが
あったんだけども
「まぁどうせ平日限定っしょ」
 と施行日を見てみたらばうまく土日がかかるのがチラホラと。とは言え金融業界の端くれに身を置く私
にはボーナス商戦の7月までは結構忙しくなるし月中以降はまず無理だしね… って更によく見てみると
ギリギリ6月上旬の施行日がポツンとある。2004年にパスポートを収得したけれどあのNY旅行の後は
何処の国にも行っていない。下手するとこのまま期限切れになるやもしれないのを思うと、手頃と言うか
手近な場所と値段でもあるし治安も物価も比較的安心の台湾、というのは悪くないかもしれないよなぁ…
 興味は以前からなんとなくはあったけれども特に文化的にも歴史的にも強い思い入れがあるワケでは
ないけれど、だからこそ気楽に気軽な旅行ってのもアリなんじゃね? ってコトで
「どう妻? 休みがとれるんだったら一緒に行く?」
 と問うてみるとなんか凄くハイになるの。

 「乗らねばならん!

 このビッグウェーブにッ!!」


 とか言うの。
そりゃ出不精ではあるけど全く出かけないワケじゃないし私から誘っての旅行とかもあった筈なんだが…
 納得いかない… と、私は思うんですけども、
「だって夫が、だよ? しかも海外旅行って!?」
 って勢いになって。
 
格安な分、どちらかと言えば御土産屋の合間に観光と食事って感じのツアー、沖縄旅行で強烈な紫外線と
高い湿度と気温にメゲてしまったけどアレはまだ11月、それより更に南の台湾でしかも6月ったら多分雨期
で紫外線や湿度はもっと酷いであろう事を思うと早まったかなぁ… と思わないでもないけれど妻が言うように
何となくの流れがあるような気がしなくもないと思ったのならば、確かに行くべき理由は特に無い反面行かない
理由はいくらでも挙げられるけれども、だからこそ気負いの無い旅を楽しめるんじゃぁないかなぁ… それにまぁ
有給休暇をちゃんと申請して使うのなんてこの3年くらいしてないケド私と妻がそれぞれ有給を獲得出来るとも
限らないワケだし行きたくても時っかタイミングが合わなければ駄目な時は駄目だし…

 と思っていたんですが、

アレヨアレヨと二人共に休暇が収得出来てwebでの阪急旅行社への申し込みもスンナリとオッケーの二日後には
ツアーはキャンセル待ちの状態になっていて。期限切れで再発行しなきゃならなかった妻のパスポートも申請日と
受け取り日両方共に妻が定時退社出来た御蔭でスムーズに済んで、とスルスルスルスル流れてゆく。何となくTVを
つければ週の楽しみの『東野・岡村の旅猿』でも旅行先が台湾だったりとTVや手にする雑誌やWebサイトなどで
なにやら台湾が取り上げられていて、どうやら本当に流れは台湾旅行っぽい。旅はしたかったしそのつもりでもいた
けど行き先や目的は決めてはいなかった。ただ何となく、ってのだったのがどんどん形を成していって…



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