USA−P in 大阪
 ・ エピローグ。



 朝、4時半に空腹で目覚める(笑)。
そりゃまぁ昨日はまともなもん食ってないしなぁ… しかし、出歩いてもコンビニくらいしか開いて
ないだろうしなぁ… と思いつつも、空腹には勝てないので起床。サプリメントのお陰もあるが、
昨夜寝る前にやってもらったマッサージも効果があったようで、かなりの距離を歩き続けた割に
身体が軽いのでホテルを出て近所のコンビニでお茶とオニギリを買ってブラブラと歩く事にする。

 しっかしまぁ、朝5時というのに何気に賑やかな事!
既にパチンコ屋の店員が開店前の呼び込みをしてるわ(こんな時間から整理券って…)、まだ
やってるお店もあれば、閉店してはいるんだけどネオンは消してない店も結構ある。酔っ払い
のサラリーマンの徒党が奇声をあげていたり(お前ら金曜日だぞ(笑))、お店の前で多分、お店の
オネーチャン同士が喧嘩をしていたり… エネルギッシュと言うか賑やかと言うか…

道頓堀さんと飲んだトコ。 NGK。
ワッハ吉本、でしたかな。笑いの博物館、だそうな… ここのお寺も行きたかったなぁ…

 行こうと思っていたけど行けなかったトコやらポテポテと散歩する。
薄曇りで、湿度はあるものの歩く分には大丈夫な天候の下、既に忙しく働く人やゴミ収集車などが
走り回る一方でベンチで眠ってる若者といい、平日だからかもしれんが平和なんだろうなぁ… っと
思う。お勤め帰りのオネーチャンの集団にしても、すごく呑気そうだし。殺伐とした、人が石コロ程度
にしか意味の無い都会の方が好きなのは変わらないんだけどそれはそれとして、こういう街も好き
なのかもしれんなぁ… っと思う。

 ただ、今日はもぅ金曜日、である。

どうも海遊館で減った気力ゲージが回復したとは思えない状態で、まだ大阪にいるというのもチョイ
とシンドイ感じがするし、帰り道の事を思うと残念ながらイグニッションレコードさん来訪でデスマッチ
のDVD−R購入は諦める事にする。そういえばナイフショップ探しもしたかったしなぁ… っと後ろ髪
どころか足を掴まれているかのような名残惜しさとやり残した事だらけに今更ながら計画性の無さ
と忍耐力の無さには自分でも困ったものだと思うけれど…
「でもまぁ、大阪は逃げんし」
 っと思う事にする。
惚れた、とは違うが、この旅行で私は大阪が嫌いではなくなっていた。今まで避けていたのが勿体
無いと思えるくらいに。いつかまた来よう、っと思う。確かに人の縁が濃い分だけ、気疲れする部分
もあるのは事実だが、別に旅先での出会いや交流をしたいワケでもない私にとっては、綺麗で、
文明化されている街だったらオッケーだし、ちょっと歩くとすぐ次の盛り場に辿り着くスケール感って
本当に歩いていて面白かったし、本当に路地と路地とを繋いで巡る面白さがずっと味わえるなんて、
なんて歩き甲斐のある楽しい街なんだろう! それだけ古い、歴史がある街で、人がこれだけいる
街だからこそ、だろうし、それは私にとって素敵な、楽しい、ワクワクする事で。

 ぶっちゃけ、
「あぁ、独身時代にこれに気がついていたのなら、私の人生は変わっていたのかもしれんなぁ… 」
 っと思わないでもないが、もぅ後の祭りではあるが(笑)、それをさっ引いても全然、大阪って街の
魅力は私にとっては下がらない。
「いつか、いつかまたブラブラしに来よう… 」
 そう心に決めて私はホテルに戻る事にした。

早朝の道頓堀。

END。


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