「客をナメるのもたいがいにしろ」 − 2002・12・07


 私が大好きな映画の1つ、『ナイトメア・ビフォァ・クリスマス』のDVDを
購入する時、実は一瞬躊躇した。
 VHS版には収録されてるティム・バートン監督の初期短編映画も、劇場
予告編も、映像特典も何も無い、本編と日本語音声だけで
 ¥4700
 ってのはチト高くないか?
 と。
しかし大ヒットした映画でもないし、ハッキリ言えば日本ではマイナーな作品、
である。リリースされているだけでも喜ぶべきだと思ったし、ここで躊躇した
結果、買い逃しして後で入手困難、ってのも… と思ったから、サッサと購入
したのだが
まさかその購入の半年後に
「劇場予告編」
「スタッフによる音声解説」
「ティム・バートン監督の初期短編映画」
「未公開シーン」
「メイキング」
「デザインスケッチ」

 という映像特典満載のコレクターズ・エディションってのが、
 いくら初回生産限定とはいえ、
 
¥3800(フィギュア無しの方)
 という値段でリリースされる知った時には殺意すら感じましたよ私は。


「じゃぁ、日本の今まで出していた本編だけのは?」
 というと、11月22日に通常版として
 
¥2500でリリース
と知ったらもぅねぇ… 日本版をわざわざ買うのってアホらしくなっちゃい
ましたよ。だって、先に出た版を買った人が馬鹿見てるのって今回に限ら
ず本当に多いけど、今回のはあまりにも酷すぎるよ… そりゃぁ早く観る、
って事をした差額かもしんないけど、でもアメリカでこんな短いサイクルで
廉価版をリリースするなんてまず無いし、そもそも日本のプロダクションの
人件費のせいかもしれんが初期価格が高過ぎだって!



 このDVDを出しているブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントという会社、
調べてみれば『スターシップ・トルーパーズ』等でもまず本編だけのを発売して
から1年後に特典ディスクをつけた「コレクターズ・エディション」ってのを出す
メーカーなんだよね…

『美女と野獣』だって好きな作品だけど、このメーカーが出している商品なんか
安心して買えんよ、もぅ。限定版っといて、どうせ再販するんでしょ? しかも、
廉価版にして。

 客をナメるのもたいがいにしろ。
 こんな客をナメた商売してたら、どんどん自分で自分の首を絞めてるだけだ!

▼ 追記 − 2004・06・14

 結局、『ナイトメア・ビフォァ・クリスマス』の通常版は¥1500になった。

 『千と千尋の神隠し』も、日本だけ赤い画面の版を売り続けている。

 DVDではないが、『マスター&コマンダー』で嘘の予告、宣伝、映画の改竄をした。

 ブエナ・ビスタとはそういう会社だった、っと。


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