『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』 − 2003/07/12


 え〜、
予告編のイカレっぷりに惹かれて妻とこの映画を観に行きましてな、
冒頭数分っかキャメロン・ディアスが出てきたシーンで私、
「ど、どうしよう? (汗) 」
 と途方に暮れましたがタイトルが出る頃には
「あぁ… こういう映画なんだ… 」
 と納得して最後まで楽しみました。


 TVなどでの予告では
「女の子達が主役のオシャレ〜なアクション映画」
 ってな宣伝してますが、
大嘘です。
「フルスロットル」ってのは映画のテンポとか爆発とかの大きさやBGMの
音量でもなく役者も監督も全てひっくるめた製作者全員のテンションの高さ
 ってのを指していた、
ってのですから、アレコレ言ってもしょうがねぇっす。


 わざとハレーションを起こすくらいに強調しまくった画面の色調調整やら、
何か取り憑かれたかのように尻のアップがあったり、出てくる車やBGMの
選曲などなど、
「コレってカッコイイっしょ!」
「俺、コレが好きなんだよ!」
「こういうのってセクシーじゃない?(笑)」
 っと、全編に妙なコダワリこそが優先されて、物語や話の辻褄や設定とか
 
そんなのどーでもいいじゃん♪
 と皆が言ってそうなくらに… もぅなんて言うんですか? クスリでもキメたか
のようなテンションの高いイカレぷりが最初っから最後まで続いていくんですよ。
「もぅ、それでいいじゃん」
 って観てる方も思ってしまうくらいに、兎に角ハッピーで楽しい映画でした。


 まぁ
「コレ、『映画』って言うかね?」
 と言われると私も疑問に思うんですけど… でも、
 
これも映画。
 って思う事にしましたね。
ツマンナイ御託とか愛とか正義とか夢とか努力とか、ウダウダ言ってるだけの
マスターベーションなんてゴミですよ、ゴミ。ハッピーで何が悪いっての♪


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