・『チャーリーズ・エンジェルズ』 − 2003/07/13
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劇場で先に『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』を観て、ものすごく頭を
カラッポにして楽しんだんだけど一部解りにくい所があったんで、早速前作をレン
タルしてきましてね… って、普通は逆ですよね(苦笑)。
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まぁ、映画としてのまとまり、って言うか、バランス、テンションとしてはこの1作目
の方がマトモだと思います… っか2作目はイカレ過ぎなんですが(←褒め言葉)。
一応、謎解き(のようなもの)もあったりスリルとサスペンス(のようなもの)もある
しで、お膳立てとしては整っているんですよ。
でもね…
何て言うんでしょうか。
「まとまっているから? だから?」
って思ってしまうのも事実なんですよ。
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多分、続編を製作する事を前提にしていたとは思うんですよ、この映画の時点で。
でも、キャラクターや設定がどこかで『枠』というか『枷』になっていて、あまり活きた
キャラクターって印象が薄いんですよね、もぅ。
やろうとしている事をセーブしてるのも『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』
を先に観ているだけによく解るし… という点で、正直言って物足りなかったんですよ。
2作目でのお約束(痩せ男とか)が解ったのは収穫でしたが…
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だけどコレってすごく自分にとっては変な経験だったんですよ。
だって普通、1作目より面白い2作目って… 『スター・ウォーズ』しかり、『ジョーズ』、
『インディ・ジョーンズ』、『悪魔のいけにえ』等など、数多のシリーズ化となった映画は
いくらでもありますが、そうそう無いでしょう? どれも変に凝っての自滅とか、予算が
ついた分だけ無駄な部分に金をかけて空回り、とか、1作目の世界観や人物などの
設定にがんじがらめになって窮屈になって縮こまってしまったり… って。
そういう意味ではホント、変わった映画だと思います。
「コレ、『映画』かぁ?」
と言われると私も考え込む部分も結構あるんですが、それでも
これも映画
って思いたいですね、私は…