・『WWF King of the Ring 2001』 - Region 1 ?


 Studio: Sony Wonder
 Theatrical Release Date: January 1, 2001
 DVD Release Date: August 28, 2001
 Run Time: 180 minutes

 ASIN: B00005NRO5

・かつてWWFでは年間5大PPV大会、って位置付けがされている大会がありましてな。
新年の『Royal Rumble』、年間総決算の『WrestleMania』、夏の祭典『Summer Slam』、
軍団抗争の総決算『Survivor Series』、そして次代のスーパースターズのプッシュ大会
である『King of the Ring』、でございまして私がWWFにハマってネットで色々調べて
いる時に『WrestleMania』よりも期待をしていた大会が『King of the Ring』でした。
 この大会で優勝した者こそ次世代を担う、と会社が判断した者なんですが、あまりにも
ブックが先に立ち過ぎればシラケるだけですし、と言って当日の会場の反応で勝者を決
めるなんて事はあり得ないし… トーナメント戦というのもさる事ながら結構ブック的には
難しいものですが、ガチではなくプロレスだからこそのモノが観られるのかも!? って
期待でしたが…

 この年はトーナメントの覇者エッジ、が実にどうでも良い… と言うか、
「デクのベビーを活かす為にテクニシャンなヒールが四苦八苦する様を観る」
 ってくらいにトーナメントの観賞価値は無いです。

 それよりもこの日3試合目にしてシェインと共に壮絶な、あまりにも壮絶なストリートファイ
トマッチをしてみせたカート・アングルの素晴らしさを堪能した後のメイン、この後、長期の
欠場となるベノワの負傷、っと、トーナメントそのものの価値が無いんですな。
 何せオープニングのプロモからして軽く扱われていますしなぁ…

・私的には兎に角セミでもぅ、それだけでお腹一杯でしたよ。
繰り返しになりますが、カート vs.シェインの一戦は、普段ハードコア戦やハードバンプが嫌い
な私でさえも挽き、もとい、引き込まれる壮絶なものでしてねぇ…

 何故に私が普段ハードコア戦やハードバンプが嫌いか? と言うと
「信頼関係と約束事が見え過ぎるから」
 なんですね。
プロレスそのものは信頼関係によって成立するものではありますが、あまりにもそれが先に
見え過ぎてしまうと振り付けと一緒じゃないですか。ライブの、暴力を題材にしたショウである
のに、それは嫌なんですよ。

 しかし… なんですよ。

 このカート vs.シェインはアクシデントもありながらも、最後までやりぬいた二人の意地と矜持
が感じれるから好きなんですよね…
 
・画質・音質、共に同年の他のPPVのDVDと比較して可もなく不可もなく。

アメプロのDVDを知りたいのならば『道頓堀次郎のアメプロDVD徹底レビュー』へGO!
(↑ このDVDについてレビューを投稿させていただきました。)


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