・『Masters of the Ring』 − Region 1 ?


 Studio: Music Video Distribu
 DVD Release: July 13, 2004

 Run time: 147 min

 ASIN: B0002HOEO4

・OPにアメリカのプロレスのニュースサイト、WrestlingPlanet.comのロゴが出るとことから、
このDVDの映像はそこのスタッフが個人的に観戦した際に撮影したものかと思われます。
 言わば
「プロレスラーのお宝映像集!」ってトコなんですが…

・家庭用ビデオカメラでの撮影なんで
画質はガタガタのブレブレ音質はワンワンのザリザリ
編集はスカスカのザクザク
、と素人臭い上に、対戦レスラー名以外の主催団体、開催場所、
日時などのデータも無し
、って状態で全部で8つの試合と1つの風景が収録されてるんですが
ジャケで一番大きいエディさんなんか殆ど映ってない、ってのも含めてDVDソフトとしての品質
はAmazon価格でほぼ一緒の『Kaiju Big Battel: Terebi Sento』に遠く及ばない出来です。
 どうも昔VHSで出したものをそのままDVDにしたような…

・だから、
映像特典が無くて、DVDも一瞬「コレ、両面?」って思ったノーラベルででもチャプター
が切ってあってシーンセレクトが出来る
、ってのが嬉しく思えました。

・正直言えば最初の「Vampiro VS. Pirata Morgan with Super Crazy」や次のAAA時代のエディ
さんの髪切りマッチ、そしてケージマッチの内容と画像と音質と編集の酷さに
「あぁ、また金をドブに捨ててしまったか… 」
 と、落胆したものですが、以降は個人的に興味のあるアメリカのどインディの様子やら、暴動
シーンなどが観れたんで最終的にはチャラかとは思いますし、ブートレグだけあって臨場感だけ
はありますから、心の許容度があって、ちょっと昔のアメプロがお好きな方だったらオススメが
出来るかなぁ… と、いうのが偽らざる私の心境でございます。

・中でも個人的にグッときたのは「Chirs Benoit VS. Too Cold Scorpio」の一戦。
以前、『Hard Knocks: The Chris Benoit Story』の時にも書きましたが。私は彼の新日本時代は
ダイナマイト・キッドのコピーみたいで嫌いだったんですよ。当時はマレンコかブラック・タイガー
の方が好きでしたから。ECW時代は未見、WCWは興味が無く、WWFでの彼の試合を観てから…
特にカートとの名勝負の数々でグッと好きになったんですがあくまでもWWF、Eでのベノワが好き
なだけで、昔の試合に対してスピードや技やスポットの入り方ナド以外は特に思い入れも感じな
かったんですよ。でもね… 試合よりもレスラーを罵倒、野次りたおす為に来てるとしか見えない
馬鹿客らにイラつきながらも、腐ったり、投げ遣りになったりする事も無く、展開やスポットの難度
から言えばWCWん時よりもいい試合をしきったベノワらにはプロとしての矜持を見たようで、こぅ
なんか堪んなかったなぁ… と。で、その後で『Hard Knocks: The Chris Benoit Story』の最後の
tプロモを観たらもぅ駄目、なんか泣けてきてしまったですよ…

・ …ってのは、あくまでも私に限った話。人によっては相当に退屈な代物ではないかと。
 あと、やっぱりソフトとしてのクオリティが、ね…

もっと詳細を知りたい方は『道頓堀次郎のアメプロDVD徹底レビュー』へGO!
(↑ このDVDについてレビューを投稿させていただきました。)


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