・『Ouran High School Host Club Vol.1- Vol.8 (Taiwan Version) 』 - Region 3


 # 1「從今天起?就是男公關」
 # 2「高中生男公關的工作」

 # 3「當心身體檢査」
 # 4「女經理來襲」
 # 5「雙胞胎?架


 DVD Release Date: 10 November, 2006
 Studio: e-muse
 Run Time: 116 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 DVD Features:
 ・No-Subtitle Op
 ・No-Subtitle Ed
 ・封入特典:雙折小冊


 # 6「叛逆型小學生男公關」
 # 7「叢林泳池SOS」
 # 8「陽光大海男公關部


 DVD Release Date: 13 January, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 70 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 封入特典:雙折小冊


 # 9「羅貝莉亞女子學院的挑戰」
 #10「藤岡家的日常」
 #11「哥哥是王子」

 DVD Release Date: 12 February, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 70 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 封入特典:雙折小冊
 #12「埴埴學長一點都不甜蜜的三天
 #13「治斐夢遊仙境
 #14「採訪傳聞中的男公關部」

 DVD Release Date: 08 March, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 70 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 封入特典:雙折小冊
 #15「輕井澤清新度大作戰」
 #16「治斐和光的首次約會大作戰」
 #17「鏡夜出於無奈的假日」

 DVD Release Date: 03 April, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 70 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 封入特典:雙折小冊
 #18「小睦打倒埴埴宣言」
 #19「羅貝莉亞女子學院的反撃」
 #20話「雙胞胎推開的一扇門」

 DVD Release Date: 13 April, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 70 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 封入特典:雙折小冊
 #21「等到變成南瓜的那一天」
 #22「拜銛學長為師」
 #23「環的無自覺憂鬱」

 DVD Release Date: 15 May, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 70 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 封入特典:雙折小冊
 #24「與鏡夜的相遇」
 #25「男公關部解散宣言」
 #26「這才是我們的櫻蘭祭」

 DVD Release Date: 15 May, 2007
 Studio: e-muse
 Run Time: 72 minutes

 Aspect Ratio: Full Screen - 4 : 3

 Available Audio Tracks:
 Japanese - Dolby Digtial 2.0

 Available Subtitle: Traditional Chinese

 DVD Features:
 ・男公關部成員合唱「明天見」無字幕ED

 封入特典:雙折小冊

 ・超お金持ち高校・私立桜蘭学院高等部。奨学特待生として入学した庶民・藤岡ハルヒ(♀)は
 第三音楽室に迷い込む。そこは美麗男子6名が女子生徒をもてなす「ホスト部」だった! 彼らに
 は関心の無いハルヒだったが、部室内の花瓶(800万円!!)を割ってしまい、その借金返済の
 ためホスト部員になることになるのだが…


 ・初めてTVアニメを全話DVDで揃えてしまった本作、コメディと言っても所謂少女マンガの
 逆ハーレム系という作品を? っと言われても不思議ではないこれまでの購入履歴ではあり
 ますが、何故にこうまで肩入れする気になったかと言えば
 「本作はアニメでなければ出来ない先鋭的且つ緻密な演出でエンターテイメントをしてみせた
 稀有な作品」

  だと思ったから、なんですよ。
 映像としてのアニメーションの凄さで言えば今まで色々な歴史があって私が購入してきた作品
 ってのも、どちらかと言えば映像そのもの・動く絵としてのアニメーションとしての評価しか出来 ていなかったんですね。そりゃぁ色々な演出もあるのは解ってはいるんですが、得てしてそう
 いう作品は実験的過ぎたりハナから購買層を狙い絞り込みしまくってのマニア的過ぎるきらい
 があって、それはそれで嫌いではないものの(苦笑)、一方で
 「実写では普通にやっている事がアニメで出来たからどうなの?」
  って事はずっと引っ掛かっていたんですよ。最近の押井作品のようにデティールの密度を
 上げまくる事は1つの演出、世界観の構築ではあるものの、それってアニメーションとしての
 方法論の1つでしか無いんじゃないの? っか、実写により寄る事ってのはどうなのよ?とか。

  だから、アニメーションならではってのを私は長い事「実写では実現不可能な動き」って仮定
 していたんですわ。素材やらデティールは二の次で、アニメである意味ってのはそういうもの
 ではないかな、っと。

  ところが。

  本作の第1話を観た時、頭をぶん殴られたと言うか目から鱗落ちまくりと言うか、兎に角、
 凄い衝撃的だったんですよ。

  これまでマンガ原作のアニメの場合、フレーミングそのものは固定だからマンガのコマの絵
 の再現と、コマとコマの「間」を埋める事にかなりの苦労をしていたと思うんです。予算や納期
 の問題で全部は出来ないけれどもそのエピソードでの見せ場ではコマの狭間を動きや音で
 埋める、って事でやってきたと思うんですが本作はその逆、まさにコマ単位でやる事でマンガ
 を見ている時の感覚に近いものにしているんですよ。
  その上で動かすんですけども、デフォルメや線の強弱だけでなく大胆な省略と対を成す描き
 込みによる情況・心理描写や、比喩や隠喩といった映像演出は隙が無く、埋めない事での
 スピード・テンポ感が凄い事になってるんですよ。

  その上に音響演出が本当に素晴らしくて音の音量・位置と空間設定・効果の匙加減が絶妙
 だわ、同じスコアでも繋ぎやらを変える事で画面と音声のタイミングにドンピシャに合わせて
 いるわ…
 「アニメーションでしか出来ない事、ってのはこういう形もあったのか」
  っと。
 言ってしまえばこれまで多くは紙芝居の延長だったマンガ原作アニメを、マンガ・コマという枠
 組みを残しつつもアニメでしか出来ない事をやりまくりながらも、この作品の場合はそれがウリ
 やメインではなく、確かに原作が少女マンガではあるけれどもそれに逃げないであくまで万人
 向けのエンターテイメンにしてみせた、ってのがねぇ… 堪らんのですよ。

  毎週放送という形態だった為、必ずしも全話の出来が素晴らしいワケではありません。
 やり過ぎの話もあればちょっと…って時もあるんですが、しかしそれでも全話揃えようという気
 になったのは、企画当初から全26話と決まっていたからこそ出来たシリーズ構成の妙が…
 キチンとそれまでのお話でやった事が「あった事」として有機的に繋がり、積み重なってゆく
 素晴らしさがあればこそ。そうでなければ気に入った話がある回だけ購入するんですけど、
 本当にこのアニメに関しては全26話・監督と脚本家が同じだったからこそ出来た統一感と、
 様々な演出家の方による表現のバラエティ加減が凄いんですわ。

 ・この作品を制作したスタッフはかつて『少女革命ウテナ』に関わっていた方々も多く参加され
 ているのですが…

 「自分が思う理想の王子様なんかこの世にはいやしない。だから自分が王子様になる。
 たとえ少女だからこそ王子様になれないという世の中であっても、だからこそ誰かを救い、守る
 ”王子様”にボクはなりたい!」
  とウテナが戦ったのはまさに90年代という時代でありました。
 自分の弱さや情けなさやみっともなさを堪えたり痩せ我慢する事を褒める必要は無いにしても
 それを嘲笑し、他人の迷惑を顧みずにただただぶち撒け居直る事を男の子がエヴァで覚え、
 言い訳にし、そういうものだと消費する様に溢れてしまった中… エヴァがロボットアニメとして
 良く出来たミクスチャーであったにも関わらず… 、あえてそう高らかにそう告げたウテナから
 10年の後、こういう作品と出会えた事は感慨深かったです。しかもコレ、とびっきりのコメディ
 だったんだよ! 本当に、楽しかった!!

 ・え〜、参考までに、
 アメリカで日本のアニメの輸入、及び北米版の販売をしているANIME NATIONって会社のHP
 内にある人気コーナーで、アメリカ在住のアニメファンからの質問に同社のJohn氏が答える
 「Ask John」コーナーの「Why Hasn't Ouran High School Host Club Been Licensed?」ってのを
 ってのをお時間のある方は読んでみては如何でしょうか? 私の拙い文より完結にこの作品
 の素晴らしさを表現なされていると思いますよ〜…



 ・…っと、凄く気に入ってしまった作品なんですが、いざ1巻だけ2話、2巻以降は3話収録で
 の全9巻の日本版DVDで揃えようとすると4万以上かかるってのに凄くメゲて。業界的には
 そういう価格設定をしないと利益が出ないって事なんでしょうけども、流石にこの値段は…
 またウッカリ初回版なんて購入しようものならマスコット付、っていらねぇよそんなの… と、
 US版を待っていたけれど出る兆しも無し。
 「Youtubeとか海外でも人気なんだけどなぁ… 」
  日本版の定価はとても私の生活では無理目。と言って中古ではメーカーに利益が還元され
 ないし品物の程度も解らない。ネットで調べてみるとザクザクと海賊版は出てくるんだけどいく
 ら2枚組だかの省スペースであってもTVマスターな上に中古版以上にメーカーに利益になら
 ない海賊版の購入は、それしかソフトが無いワケじゃぁないからどうにも性分に合わないし…
  って時に出てきたのがこの台湾版。
 メーカーのHPを調べてみると、どうやら台湾で日本のアニメの放送とソフトの販売をしている
 メーカーでちゃんとライセンシーも取ってるっぽい。まぁ自称かもしんないしUS版などと違って
 台湾の物価から想像されるライセンシー料なんて微々たるもんだろうけどゼロじゃない、って
 事で注文した品でございます。

 ・1巻だけ2枚組ってお買い得版になってますが、このシリーズはアウターケースを外して初め
 て解る裏表紙もネタになってるだけに、それが省略されているのがちょっと残念ではあります
 が、2巻(日本オリジナル版では3巻)以降は再現されています。
  っか、家の近所で中古版が全巻あったんですけど、ちょっとケースが気持ち厚めになってる
 のとメニュー画面や封入パンフ等の文字が中文になってる以外は日本版まんまでしょう。OP、
 EDロールもまんま日本語のままで中文字幕をオフにしたらもぅまるっきり日本のアニメソフト、
 なんですが

  
いやぁ、綺麗でビックリした。

  ライセンシー物だから当然なんでしょうが、これほどの画面の密度があったとは。
 私はやや遅れてCS放送で観たんですがそん時でも充分綺麗だと思ったんですけどこのDVD
 版はTVで観るよりもよりシャープで発色もいい分デティールの細かさの具合もよく解り、だから
 こそその密度を場面によって濃淡の使い分けをする事での演出・比喩にもなってるのがより
 解ってもぅ何度目かの視聴なんですが音声のシャープ・クリアーさとも相まって新鮮な気持ちで
 感動してしまいましたよ。
  多分、海外版の常で日本オリジナル版の方がこれよりも若干綺麗なんでしょうけども、私は
 この台湾版で充分でありますわ… いやお金があったら日本版を購入しているんですけども
 貧乏な私にとってはこのクオリティの商品は本当に嬉しかったですわ…


輸入版 OTHER Index

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