Studio: RIGHT BEYOND 　Sound: Thai Dolby digital 5.1 　Subtitle : Thai / English 　Runtime : 97 Min. 　EXTRA: 　・OTHER DVDs (2)

　・『Born To Fight (2004)』を購入する際、似たような商品としてサイトに表示出たんで調べて
　みると元ムエタイ４階級及び国際式ボクシング（WBCジュニアフェザー級）チャンピオンの
　サーマート・パヤッカルン主演のアクションコメディ、って事に興味を持って…　っても、氏に
　ついてはホント何も知らなかったんですが（笑）…　一緒にオーダーしたんですが…

　　昔、自分の強さを過信するあまり暴れまくって刑務所送りになった主人公。今は田舎で父
　と共にひっそりと暮らしていたのだが叔父に誘われ町に行く事に。しかし、出稼ぎの話は実は
　大地主の叔父の弟だかの為のボディガード役として誘われた事を知り、
　「もぅ二度と私事の為に暴力は振るわない。私は正義の為にしか戦わない」
　　っと断るものの、その土地を狙う悪漢がいて…
　　という、演出はコメディなんだけど展開はアクション、最後には銃撃戦まで展開される…
　って、さながらＴＶの２時間枠かＶシネといったモノで、ぶっちゃけフルスクリーンのボヤけた
　画面で展開されるヌルくタルいお話は
　「こういうのこそ本来のタイらしい作品、なのかもしれんけどなぁ…　」
　　っと思わないでもないんですが一緒に買った『Born To Fight (2004)』を観た後ではひたすら
　に辛く…　いや最後まで観ましたし、投げっ放しなエピソード一杯の出鱈目さも込みで腹が立
　たなかったんですけど、やはり映画に比べると画面、画質、スコア、演技、ストーリー、演出、
　アクション、っと何もかも一段落ちる出来のモノは性に合わないなぁ…　っと。

　　すったもんだあった挙句、叔父の弟の娘さんとメデタシメデタシ、って終わるのは嫌いじゃ
　ないんですが、折角のアクションシーンも殆どバストアップかロングのみでカット割りも無いん
　で片鱗は見えても凄くは見れないんでガッカリしたですよ…　あ！　でも、試合のシーンで主
　人公がミドルかハイにいくと見せかけた蹴りの軌道の一瞬、停止したかと思った次の瞬間に
　そこから打ち下ろすロー、ってのはスゲェと思いましたヨ。かけ蹴りとかじゃなくて本当に一瞬
　の静止の後で打ち下ろしのローで、ちゃんとブレてないんですよね…　って、こんなトコ褒める
　ぐらいしかありませんなぁ…

　・画質はＴＶ並…　っか、８０年代の『関西・三原順子』とかの裏ビデオを標準でダビング３回
　の孫並ってトコでしょうか。中身もそんなもんですけど。
　　一応英語字幕は付いてはいますが何せ翻訳と言うよりも香港映画によくある直訳式のせい
　で文量は多い上に表示時間が短いというモノな上に時々しか出ないんでストーリーの把握に
　はえれぇ疲れました（涙）。音質も特筆すべき程でもなく…　まぁギャグシーン、今時吉本でも
　使わないようなベタなジングル、キャッチには笑えましたが…　って事で、まぁ特典の同社が
　リリースしている他の作品紹介を見る限りこの会社のブツは余程興味が持てるブツでなけれ
　ば買いたくはないなぁ…　っと。

　　あまりにも、ひたすらに呑気＆出鱈目過ぎて腹は立たなかったんですけど、ね。