・『Saturday Night Live - The Best of Will Ferrell - Volumes 1& 2 (2005)』 - Region 1


 Studio: Lions Gate Home Entertainment
 DVD Release Date: February 7, 2005

 Aspect Ratio(s): 1.33:1

 Available Audio Tracks:
 English (Dolby Digital 2.0 Mono)

 Number of discs: 2

 ASIN: B0002I84FI



 『Saturday Night Live - The Best of Will Ferrell』

 Studio: Lions Gate Home Entertainment
 DVD Release Date: August 12, 2003
 Run Time: 76 minutes

 DVD Features;
  ・AUDITION
  ・PHOTO GALLERY
  ・DRESS REHARSAL
  ・OUTTTAKES
  ・TV APPEARANCES (2)
  ・CREDITS



 『Saturday Night Live -
 The Best of Will Ferrell - Volume 2』

 Studio: Lions Gate Home Entertainment
 DVD Release Date: September 7, 2004
 Run Time: 76 minutes

 DVD Features;
  ・PHOTO GALLERY
  ・DRESS REHARSAL (2)
  ・TV APPEARANCES (2)
  ・CREDITS


 ・『elf (2003)』の大ヒットでアメリカでも映画出演が増えたウィル・フェレルの人気に当て込んで
 単品売りだったものを紙製の箱に入れてボックスセット売りにした、ってな感じの商品なんで
 「このボックスだけの限定商品!」
  でもなければ
 「このボックスのみのオマケが満載!」
  ってのも一切ありません。
 ただ、単品商品の1と2が入っているだけで、特にセットだからと割安にもなってない、そんな
 ブツを何故に買ったか? っと言えば、
 「1を観て、2が欲しくなった時にまた注文するのが面倒くさい」
  って実に怠惰な理由(苦笑)でございましたがさて…

 ・まず「1」ですが、
これがもぅ楽しいのなんのッ!
 SNLで一番物真似をやっている彼氏ですが、御得意のジョージ・W・ブッシュをはじめとした
 物真似ネタも豊富ながら、スケッチでのキャラの様々なバリエーションまでも収録していて彼
 の多才さが素直に楽しめる本編となっています。
  スケッチをちゃんと最後まで収録しているのを綺麗に繋いでいてネタ被りなどがしないよう
 にした編集も見事なら、流石はSNLらしくクリストファー・ウォーケン等の大物ゲスト(ホスト)
 とのモノも収録していて観ていて飽きません。
  個人的には『ロクスベリー・ナイト・フィーバー (1998)』の元ネタであるバカ兄弟スケッチで、
 彼らと共にジム・キャリーが入っての三バカ兄弟のネタが特にお気に入りで、三者三様の芸
 の披露は豪華でイカレててたまんねぇっす。
  また『ズーランダー (2001)』のムガトゥや「小さい携帯電話」の元ネタと思しきゲイげな傲慢
 デザイナーのスケッチ、『ACTOR's STUDIO』のパロディなどなど、最後まで笑わさせてもらい
 ましたですよ。
 
  加えて特典、SNLのスタジオでのオーディションのテープをはじめ、同じNBCだからでしょう、
 『Late Night with Conan O'Brien』出演時のビデオ、ウィル・フェレルの真面目さや優しさなど
 が良く出てる「OUTTAKES」、っと充実しているわで大満足、「1」でこれなら… っと、否が応
 でも「2」への期待は高まったのですが…

 … しかし、
「2」は、あきません。

 ・本編、「1」と構成的には変わりないのですが、キャラとしてシリーズ化しているものも入れて
 あるだけでなく、「1」ではサワリ程度に挿入したスケッチを丸々収録していたりして新鮮さに
 欠けるだけでなく、ネタとしてもキャラに頼ってのオーバーアクトで笑わせるだけのものが多く
 非常に退屈しました。
  ゲストホスト役とのスケッチは「1」より豪華でクリストファー・ウォーケン、チャーリー・シーン、
 トビー・マグワイヤ等などが出ているのですが、どのネタもウィル・フェレル頼みの上にテンシ
 ョン芸ばかりで私には退屈なんですよね… それこそ「1」でのバカ兄弟ネタのジム・キャリー
 の時と比べれば明白で、ネタとしての面白さや意外性は感じないんですよね。
  また、ウィル・フェレルが音感や自分の顔も含めた五体を意識して動かせる、っとか才能が
 あって器用で、勿論努力家なのは「1」で充分解っているのですが、根が多分シャイで優しい
 人であろう事から、バイオレンスな役とかあまり似合わない役、キャラのスケッチもあって…
 「あぁ、このスケッチならジョン・クリーズの方が似合ってたろうなぁ… 」
  っとか、要するにウィル・フェレルでなければ出せない、役・キャラにハマった面白さがあまり
 無いスケッチが大半で、個人的にはかなり退屈しました。

  また映像特典にしても貴重なもの、って言えば「1」と同じ『Late Night with Conan O'Brien』
 出演時のビデオくらいで、数も量も乏しいもので、ぶっちゃけ、
 「これで『1』と同じ値段を取るかね?」
  っと不満で一杯であります… って事で、

 
【ウィル・フェレル好きは『Vol.1』だけ買えば良し!】

  っと私は声を大にして言いたいです、ハイ。
 … そりゃまぁ何をして面白いのか? ってのは人それぞれだとは思いますが、しかし、ネタ
 の大半は「1」で披露済みですし特典の数も質も落ちる、テンション芸中心でバラエティーさに
 も欠けていますし、無理にボックスで買ったりしない方が本当にいいと思いますよ〜


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