・『Bondage - Made in Japan』 (PAL) - Region 0

Studio: VZ-Handelsgesellschaft 　DVD Erscheinungstermin: 15. Oktober 2003 　FSK: Freigegeben ab 16 Jahren 　Laufzeit: 110 Minuten 　Sprachen:　Englisch, Deutsch (Stereo) 　Untertitel: Deutsch 　Bildformat: 4:3 　・DVD EXTRA 　　・Previews (8) 　　・Taleract 　　・Slide Show

・このｄｖｄをリリースしているVZ-Handelsgesellschaftってトコロは日本で言えば学研かＮＨＫ出版
みたいな真面目なドキュメンタリーも一杯出している一方でこのテのタイトルもリリースしているの
がなんか可笑しくて購入。で、視聴してみますと…

・冒頭２５分程度、みっちり日本式ボンデージについての講義から始まります（笑）。
　ドイツ製作のＤＶＤなのに何故かイギリスのオバサマの学者さんの解説によれば
「日本式ボンデージは元々は罪人への拷問にその起源はあるものの四季の豊かな日本の風土
と気候の中で芸術にまで昇華した性愛技法なんだそうです。あくまで趣味のものとして隠匿され
て伝承、継承し洗練されてきたものが大きく変化したのは１９５２年の『奇譚クラブ』の発行により
日本式ボンデージは単なる趣味のものから一般的な市民権を得て写真や絵画のエロティシズム
表現の１つとしても扱われるようになり、そして７０年代のアメリカに端を発する露骨な性表現や
性の商品化の世界的な侵略の中でもこの文化は壊れる事もなく、今日も親しまれている」
　…だそうな。ちょっと首を傾げたくもなりますが、それほど酷い間違いではないかな？　っとは
思いますが『奇譚クラブ』には私もビックリしましたな…　団鬼六とか伊藤晴雨とかが出たらどう
しようかと思いましたもん…　って余談はさておき、
「この日本式ボンデージの特色は相手を縄などで拘束する事によって自由を制限する事で、
その基礎となるのは互いの愛情と信頼によります。その縛りは縛る人の肉体を使ったアートで
あり、一方的に危害を与えたり苦痛を与える為ではないのです」
　ってのはどうかとは思いましたがまぁ私にはよぉ解りません。

　んで。

　長い長い説明が終わった後でいよいよ実践コーナーとなりますが、あくまでもカップル間での
ゲームとしての「縛り」なので自縛はありませんし、海老責めとか吊るしとかハードなのは無く、
後ろ手縛りや高手小手縛りといった簡易なものをメインにしております。縛り初心者でも簡単に
出来るよう、縄の通し方やポイントは丁寧に解説をしてくれますんで基本形はこれを観れば大体
マスター出来るんではないかな？　っと。
　最後にスペシャル技法としての亀甲縛りと精神的ボンデージとしてサランラップ拘束をも紹介し
ていますが、まぁオマケですな…　っと、実に解りやすいHow to物のＤＶＤでした。
　
　個人的にはそういう点も含めて楽しめましたが、あくまでも日本式ボンデージのHow to物で、
他の実用（笑）には向かないであろう事は付け加えておきます。

・画質、音質は普通。汚くはないんですが美麗だとは言い難いですか。
ただ音声のデフォルトが英語なのは取っ掛かり易いかな？　とは思いますし、実践コーナーの
丁寧さは実用的ではないかな？　っと。

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