・『Super Banzai Video Show (2002)』 (PAL) − Region 2


 Studio: Universal Pictures Video
 DVD Release Date: November 11, 2002
 Run Time: 70 minutes

 Main Language: English

 ASIN: B00006LSIA

  

・NY旅行の時にコメディチャンネルにて
「日本から古来伝わる由緒正しいゲームショウ番組、それがSuper Banzai Video Show!」
 っとモロにピジン・イングリッシュでのナレーションと眼鏡&出っ歯のサラリーマンが
「Banza〜i!」
 ってのたまうクリップになんか興味を持ったのがキッカケ。
好き嫌いはあっても『SouthPark』や『Cripper's Show』を放送している局で… ってのもあり
ますが、それがどうもイギリス製作のモノと解り、いやが上にも期待は高まり注文をしてみた
んですな。んで、届いた実物、わざわざ3D加工した特殊ジャケットを使用してるのには感心
をしたし、アメリカでも観たオープニングクリップには期待したんですが…

・感想としては
「あんまり面白くない」
 ってトコでしょうか。
ジャケットの謎のハゲ等が「Super Banzai Video Show!」と叫んだり、ナレーションがピジン・
イングリッシュだったり、漢字とカナとハングルを合わせたような画面に被るはTVゲームの
電子音、ってのは既に『Kaiju Big Battel: Terebi Sento』でも観ているので特に感慨も無い、と
言うか、リスペクトしているのでもなければ馬鹿にしているとも言い難いもので、えらく中途半端
なんですな。

・んで、内容っても変なゲームっかクイズ…
「3人の中で誰が一番早くコップに出せるか?」
「電動車椅子のお婆さん同士のチキンレースに勝つのはどっち?」
「生物学者が公園で栗鼠釣りをして釣れるのは、どっちの栗鼠?」

 とか、クダラナイのは好きなんですが、『トリビアの種』のようにクダラナくても手間とお金
をかけていないし編集もカッタルイのでショボイ上に、結局そのゲームの状況設定が笑える
以外は最後に正解が出る時点で設定も仮定も収束しちゃって繰り返し観るモノになってない
んですよ。

・例えば「フレディぶら下がり競争」(ボヘミアンラプソディん時、ライブん時、晩年でのレザー、
ってそれぞれフレディ・マーキュリーのコスプレをしたオッサンらがするぶら下がり競争)っての
も、普通に「最後まで頑張った勝者はボヘミアン・フレディ!」って出されたってどうよ? って
パターンがずぅ〜っと続くんですな。
 なにせ「Ganbring Japanese Game Show」ですんで。

・じゃぁナレーションが面白いか? っ〜と、まぁ馬鹿な日本人が無理してアメリカのTV番組の
ゲームものっぽい実況をピジン・イングリッシュでしてみせる、ってカンジなんですが、それ自体
の面白さって最初だけで充分、っか、飽きる。

・まぁ考えてみれば第二シーズンとか製作されなかったし、コレ自体も総集編でしかない、っての
からすればそれだけの番組だった、としか言えんなぁ… っと。
 イギリスのコメディ番組で、dvdソフト化されているからと期待し過ぎた私も悪いんでしょうけど
ね… まぁ安かったから我慢は出来る範疇、ですかね。

・でも、どうせならもっとフッ切れて相撲と忍者と侍と芸者が青龍刀でバトルするとか、間違っ
てようが捻くれ歪曲捏造しまくってようがアジアンテイストを炸裂させる、とか、なんかハジけ
て欲しかったですな。これでは別に「Super Banzai Video Show」ってタイトルの必然性も無く、
それこそ単に「Silly Gambeing Show」とすりゃぁいいワケで、そんな程度ではねぇ… っと。
(その安っぽさこそがアジアン、なのかもしれませんけどねぇ… )

・一応DVD EXTRAMも揃え、DVD−ROMとしてもスクリーンセイバーを収録していて低価格、と
褒めたい部分もあるんですが、なんっ〜か、それらも全部蛇足に近いんですよね…

画質、音質、共にまぁいいんじゃぁないんでしょうか?
 元がTVってのもありますし、わざと荒くしている部分もあるんで。


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